この規格ページの目次
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S 2019 : 2009
表1−品質性能
項目 品質性能 JIS S 3031の
適用箇条番号
燃 a) つまみなど手をかける部測定温度と室温との差が, 6.1及び6.2 a)
焼 分の表面温度a) 金属,陶磁器では25 ℃以下
性 プラスチックでは35 ℃以下
能 b) 手を触れるおそれがある150 ℃以下 6.1及び6.2 b)
部分の表面温度b)
c) 油タンクの表面温度 測定温度と室温との差が25 ℃以下 6.1及び6.2 e)
d) ストーブ下面の木台の表45 ℃以下 6.1及び6.2 f)
面温度
e) ストーブ周辺の木台の表測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
面温度
f) ストーブ上面の木壁の表測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
面温度
g) ストーブ側面(背面を含測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
む。)の木壁の表面温度
h) ストーブ前面の木壁の表測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
面温度
i) 油温 測定温度と室温との差が25 ℃以下 6.1及び6.2 i)
j) 燃焼状態及び使用性能 6.3及び31.1
燃焼中,火炎が大きくなったり,逆火したり,目に見える
煙が生じたり,油漏れ,破損などの異常がなく,4.1の規
定による。
k) 熱気温度 150 ℃以下 6.5
l) 燃焼排ガス中の一酸化炭0.001以下 6.7及び
素の二酸化炭素に対する 9.1 a) )
比 (CO/CO2)
m) 臭気 5名中4名まで臭気を感じてはならない。 6.10
n) 消火時間 300秒以内 6.14及び
9.1 a) )
o) 燃料消費量(最大) 定格表示と実測値との差が±10 %以内 6.15.1
しん調節器の最大燃焼 a) すすを伴う煙が生じてはならない。 8
b) ストーブの外,燃焼筒下部及びしん案内筒内部に出炎
してはならない。
傾斜 傾斜燃焼 11.1
火炎が大きくなったり,著しい煙が生じてはならない。
10度傾斜 11.2
10度傾けたとき,油漏れがあってはならない。ただし,
多連式d) の左右方向は,7度とする。
30度傾斜 30度傾けたとき,主要な部分e) が脱落するような変化が
11.3
なく,ストーブ本体が倒れてはならない。ただし,引張転
倒値が14 N・m以上で,ストーブに燃料を入れないとき
の質量が20 kgを超えるものは25度,引張転倒値が18 N・
m以上のものは20度とする。
転倒 引張転倒値 6 N・m以上 13.1
転倒油漏れ 50 g以下。 13.2
ただし,引張転倒値が16 N・m以上の転倒しにくいも
のは,300 g以下。
転倒消火 10秒以内で消火しなければならない。 13.3
密閉性 室内ガス中の一酸化炭素室内の酸素濃度が18 %のとき0.005以下 46及び
の二酸化炭素に対する比 9.1 c) )
(CO/CO2)
――――― [JIS S 2019 pdf 6] ―――――
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S 2019 : 2009
表1−品質性能(続き)
項目 品質性能 JIS S 3031の
適用箇条番号
耐風性 20
風速2 m/s,3 m/s及び5 m/sのそれぞれにおいて,風を当
てている間及び風を止めてから5分間以内で消火するか
又はストーブ及びガードの外に出炎してはならない。ただ
し,ストーブの前方又はガードの外への出炎に限り,次の
いずれかに該当するものは除く。
a) 約10 cm以下の火炎
b) 火炎の出ている時間が2秒以内で,1分間当たり10
回以下の断続的な長さ約30 cm以下の火炎
電気点火 円滑,確実に点火しなければならない。 24
絶 絶縁抵抗 1 MΩ以上 28.1
縁 [乾電池を用いた電気点火装
置付のストーブf) に限る。]
振動 周期0.3秒,0.5秒及び0.7秒のそれぞれにおいて, 29.1,29.2,30,
9.1 b) ) 及び
a) 100 cm/s2で加振したとき,10秒以内で消火装置が作
動してはならない。 9.2 c)
b) 195 cm/s2で加振したとき,1) 又は2) の規定による。
なお,いずれの場合も,消火するまでの間に異常燃
焼してはならない。また,各部に破損,変形などが生
じてはならない。
1) 10秒以内で消火装置が作動し,消火装置の作動後
10秒以内で消火しなければならない。
2) 10秒以内で消火装置が作動し,消火装置の作動後瞬
時に燃料を遮断し,20秒以内で消火し,かつ,落下
可燃物の着火性試験によって,発炎着火してはなら
ない。
油タンクの耐圧 32.1
150 kPaの水圧を2分間加えたとき,漏れがあってはなら
ない。
耐熱性 異常があってはならない。 34
(通常の使用中に熱的影響を受ける
おそれがある部分に使用するゴム,
プラスチックの構成材に限る。)
耐低温 低温燃焼 35.1及び35.2
−20 ℃±2 ℃で点火し,+20 ℃±2 ℃に至るまで油のあ
性 (気密油タンクを用いた ふれや異常燃焼を起こしてはならない。
ストーブに限る。)
耐油性 質量変化率が±20 %以内 36
(通常の使用中に油の触れるおそ
れがある部分に使用するゴム,プ
ラスチックの構成材に限る。)
注水 火炎がストーブの外に出てはならない。 38.1
耐 塩 油タンク 40.2
連続48時間の塩水噴霧によって著しい腐食があってはな
食 水 らない。 [試験片の条
性 噴 件は,40.2.2 a)
霧 による。]
気密油タンクの口金 40.2
対震自動消火装置 [試験片の条
消火装置を50回作動させた後,連続96時間の塩水噴霧に
件は,40.2.2 b)
よって,著しい腐食がなく,機能に異常があってはならな
い。 による。]
――――― [JIS S 2019 pdf 7] ―――――
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S 2019 : 2009
表1−品質性能(続き)
項目 品質性能 JIS S 3031の
適用箇条番号
落下 油タンク 41.1
50 kPaの空気圧を1分間加えたとき,漏れがあってはなら
ない。
気密油タンクの口金 41.2
連続5 000回で,機能上の欠点がなく,油漏れがあっては
ならない。
油漏れがあってはならない。
気密油タンクの給油口ふ 41.3
た
繰返し つまみなどの操作部分 連続5 000回で,機能に異常があってはならない。 42.1
作動 点火装置の接点
対震自動消火装置
42.2
連続5 000回開閉させたとき,灯油の垂れ,にじみがあっ
気密油タンクの給油口ふ
た てはならない。
放射効率(放射形に限る。) 14 %以上 43
90秒以内で消火しなければならない。
気密油タンクの給油時消火装置作 59
動g)
注a) つまみなど手をかける部分とは,使用中燃焼状態を調節するために手を触れるところをいう。ただし,
ジグ又は調節用工具を用いる場合は,この限りでない。
b) 手を触れるおそれがある部分とは,ストーブの表面で,燃焼筒,燃焼筒上部ケーシング又は天板,反射
板及びガード以外の部分をいう。
c) この規格の中の適用箇条番号を示す。
d) 傾斜における多連式とは,ストーブに2個以上の燃焼筒又は火口があるものをいう。
e) 傾斜における主要な部分とは,燃焼筒,油タンクなどをいう。
f) 乾電池を用いた電気点火装置付のストーブは,IC,トランジスタなどの制御回路を除く。
g) 気密油タンクの給油時消火装置作動の適用時期は,附属書Aによる。
5 構造
5.1 一般構造
ストーブの一般構造は,JIS S 3030の5.1(一般構造)及び5.3.1(開放式機器の構造)の規定によるほか,
次による。
a) 給油,保守などのときに,こぼれた油が使用中室温より25 ℃以上高くなるおそれがある部分にかか
り,伝わり,又はたまるような構造であってはならない。
b) ストーブには置台を取り付けるものとし,置台は,ストーブに確実に固定できなければならない。
なお,ストーブに固定する置台は,水平移動の際,周縁部が突起物に引っ掛かりにくい構造とする。
c) 燃焼筒(温度350 ℃以下のものは除く。)又は火炎が露出しているストーブには,使用中他のものが
炎に触れにくく,かつ,危険のないガードを付けなければならない。また,火炎が露出しているスト
ーブのガードにあっては,ガードの目及びストーブとガードとのすき間は,直径70 mmの球が通過し
てはならない。
d) 地震などの衝撃によって容易に燃焼筒がストーブの外に飛び出さない構造でなければならない。
e) ストーブは,外部から内部の燃焼状態が常時見やすい構造でなければならない。
なお,ストーブにのぞき窓を設ける場合は,掃除及び交換が容易で,破損しにくいものとする。
5.2 燃焼方式別のストーブの構造
燃焼方式別のストーブの構造は,JIS S 3030の5.2(燃焼方式別の構造)の規定による。
――――― [JIS S 2019 pdf 8] ―――――
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S 2019 : 2009
5.3 給排気方式別のストーブの構造
給排気方式別のストーブの構造は,JIS S 3030の5.3(給排気方式別の構造)の規定による。
5.4 用途別方式のストーブの構造
放射形は,反射板などによって,暖房効果を高める構造とする。
5.5 油タンクの構造
ストーブと一体の油タンクの構造は,JIS S 3030の5.4.2(機器本体と一体の油タンクの構造)の規定に
よるほか,次による。
a) 油タンク容量は,10 L以下でなければならない。
b) 燃焼継続時間は,8時間以上でなければならない。
c) 給油口は,使用中室温より25 ℃以上高くなるおそれがある部分に設けてはならない。
d) 使用中,室温より25 ℃以上高くなるおそれがある油タンク表面に気孔を設けてはならない。
e) 気密油タンクの給油口ふたは,開閉状況が判別でき,閉まったことが音,目視又は感触で確認できな
ければならない。
5.6 安全装置の構造
ストーブには,対震自動消火装置及び気密油タンクの給油時消火装置を取り付けるものとし,その構造
は,JIS S 3030の5.6(安全装置の構造)の規定による。
なお,気密油タンクの給油時消火装置の適用時期は,附属書Aによる。
6 材料
ストーブの材料は,JIS S 3030の箇条6(材料)の規定によるほか,表2及び表3に示すもの,又はこれ
らと同等以上の品質をもつものでなければならない。ただし,油量計の浮子,つまみ,その他使用上,性
能,安全性,耐久性などに問題がない部分には,プラスチック,ロックウール,木材,その他これに類す
る他の材料を用いてもよい。
なお,ニトロセルロース系セルロイド,その他これに類する可燃性材料は,用いてはならない。
7 加工方法
ストーブの加工方法は,JIS S 3030の箇条7(加工方法)の規定による。
8 外観
8.1 外観
ストーブの外観は,塗装,めっき,ほうろうなどの仕上げは良好で,使用上有害な欠点,きず,むらな
どの著しい欠点があってはならない。
8.2 さび止め
ストーブには,使用中著しい変色,き裂,軟化,はく脱などが生じないよう,付着性が良好で,耐熱性,
耐油性のある塗装又はめっきなどによって,さび止めを施さなければならない。ただし,耐火材,耐熱鋼,
耐食材料及び耐食処理材料を用いたものは除く。
9 試験方法
ストーブの試験方法は,JIS S 3031の規定によるほか,次による。
――――― [JIS S 2019 pdf 9] ―――――
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S 2019 : 2009
9.1 最小燃焼状態における試験
最小燃焼状態における試験は,正常な燃焼状態で,次に示す項目について試験を行う。
a) 燃焼性能[表1の燃焼性能のl) 燃焼排ガス中の一酸化炭素の二酸化炭素に対する比 (CO/CO2) 及び
n) 消火時間]
b) 振動(消火時間)
c) 密閉性
9.2 振動試験
振動試験における試験室の温度は,20 ℃±5 ℃とする。
10 検査
10.1 型式検査
10.1.1 型式検査の実施
ストーブは,設計,改造又は生産技術条件の変更があったときには,10.1.210.1.5によって型式検査を
行う。
10.1.2 試料の採り方及び大きさ
型式検査に供する試料は,最初の製造ロットからランダムに2個以上の試料を採る。
10.1.3 検査項目
型式検査は,この規格で規定する箇条4箇条8,箇条11及び箇条12の項目について行う。
10.1.4 合否の判定
合否の判定は,10.1.3で規定するすべての項目を満足するものは合格,1項目でも満足しないものは不合
格とする。
10.1.5 検査記録
検査記録は,検査するごとに,次の事項を含めて記録を取り保管する。
a) 試験を実施した者の名称
b) 試験年月日
c) 試験担当者名
d) 試験条件
e) 試験結果
f) 表示事項及び取扱説明書
10.2 製品検査
10.2.1 製品検査の実施
ストーブは,10.2.210.2.4によって製品検査を行う。この場合,試料数は,合理的な抜取検査方式によ
ってもよい。
10.2.2 検査項目
製品検査は,次の項目について行う。
a) 燃焼性能
b) 外観
c) その他必要な事項
10.2.3 合否の判定
合否の判定は,10.2.2で規定するすべての項目を満足するものは合格,1項目でも満足しないものは不合
――――― [JIS S 2019 pdf 10] ―――――
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JIS S 2019:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.100 : 家庭用,商業用及び産業用暖房機具 > 97.100.40 : 液体燃料ヒータ
JIS S 2019:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA9504:2017
- 人造鉱物繊維保温材
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3505:2017
- 軟鋼線材
- JISG3521:2018
- 硬鋼線
- JISG3522:2014
- ピアノ線
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4309:2013
- ステンレス鋼線
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3260:2018
- 銅及び銅合金の線
- JISH3270:2018
- ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線
- JISK6380:2014
- ゴムパッキン材料―性能区分
- JISR3414:2012
- ガラスクロス
- JISS0011:2013
- 高齢者・障害者配慮設計指針―消費生活用製品における凸点及び凸バー
- JISS0012:2018
- アクセシブルデザイン―消費生活用製品のアクセシビリティ一般要求事項
- JISS2038:2007
- 石油燃焼機器用しん
- JISS3030:2009
- 石油燃焼機器の構造通則
- JISS3031:2009
- 石油燃焼機器の試験方法通則
- JIST0921:2017
- アクセシブルデザイン―標識,設備及び機器への点字の適用方法
- JISZ8305:1962
- 活字の基準寸法