JIS A 5011-3:2016 コンクリート用スラグ骨材―第3部:銅スラグ骨材 | ページ 3

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6.5.2.1 環境安全形式試験
銅スラグ細骨材の環境安全形式試験は,附属書Bによる。
6.5.2.2 環境安全受渡試験
銅スラグ細骨材の環境安全受渡試験は,附属書Cによる。

7 検査方法

7.1 化学成分,物理的・化学的性質,粒度,微粒分量及びアルカリシリカ反応性の検査方法

  銅スラグ細骨材の化学成分,物理的・化学的性質,粒度,微粒分量及びアルカリシリカ反応性の検査は,
合理的な抜取検査方式によって検査ロットの大きさ及び抜取り数を決定し,6.16.4によって試験を行い,
5.15.4の規定に適合したものを合格とする。
なお,受渡当事者間の協定によって,検査項目の一部を省略することができる。

7.2 環境安全品質の検査方法

7.2.1  検査の種類
銅スラグ細骨材の環境安全品質の検査は,環境安全形式検査と環境安全受渡検査とに区分する。
7.2.2 検査項目
銅スラグ細骨材の環境安全品質の検査は,銅スラグ細骨材を用いるコンクリート構造物等の用途に応じ
て,次のいずれかによる。
a) 一般用途の場合 一般用途の場合は,表11の○印に示す項目について行う。
表11−環境安全品質の検査項目(一般用途)
項目 環境安全形式検査 環境安全受渡検査
溶出量 含有量 溶出量 含有量
カドミウム ○ ○ ○ ○
鉛 ○ ○ ○ ○
六価クロム ○ ○ − −
ひ素 ○ ○ ○ ○
水銀 ○ ○ − −
セレン ○ ○ − −
ふっ素 ○ ○ − −
ほう素 ○ ○ − −
b) 港湾用途の場合 港湾用途の場合は,表12の○印に示す項目について検査を行う。
表12−環境安全品質の検査項目(港湾用途)
項目 環境安全形式検査 環境安全受渡検査
溶出量 溶出量
カドミウム ○ ○
鉛 ○ ○
六価クロム ○ −
ひ素 ○ ○
水銀 ○ −
セレン ○ −
ふっ素 ○ −
ほう素 ○ −

――――― [JIS A 5011-3 pdf 11] ―――――

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7.2.3 検査方法
銅スラグ細骨材の環境安全品質の検査方法は,次による。
a) 環境安全形式検査 銅スラグ細骨材の環境安全形式検査は,6.5.1及び6.5.2.1によって試験を行い,
5.5.1に適合した試料の製造ロットを合格とする。
b) 環境安全受渡検査 銅スラグ細骨材の環境安全受渡検査は,6.5.1及び6.5.2.2によって試験を行い,
5.5.2によって定めた環境安全受渡検査判定値に適合した試料の製造ロットを合格とする。
これに適合しなかった場合,同一の製造ロットから同一の方法で採取した試料を用いて2回の再試
験を行い,2回とも環境安全受渡検査判定値に適合した場合は,その製造ロットを合格とすることが
できる。ただし,2回の再試験のうち,1回でも不適合となった場合は,その製造ロットは不合格とす
る。
7.2.4 検査の頻度
銅スラグ細骨材の環境安全品質の検査頻度は,次による。
a) 環境安全形式検査 銅スラグ細骨材の環境安全形式検査は,合否判定を行った日から3年後の同月末
までを有効とし,3年を超えない期間ごとに実施する。
ただし,次の場合は有効期間によらず,新たに環境安全形式検査を行わなければならない。
1) 製造設備の改良,製造プロセス,原料又は添加物の変更などの要因に伴って,環境安全品質に規定
する項目の値が大きく増加する可能性がある場合。
2) 利用模擬試料による方法を選択する場合,コンクリートの配合条件を新たに定める都度実施する。
ただし,銅スラグ細骨材の単位量を少なくする場合又は同一の配合条件とみなされる場合は,これ
までの環境安全形式検査の結果を引き続き利用でき,新たな環境安全形式検査の実施は省略できる。
b) 環境安全受渡検査 銅スラグ細骨材の環境安全受渡検査の頻度は,製造ロット単位とする。

7.3 製造ロットの管理

  銅スラグ細骨材の品質を確保するために,検査の結果と対応させて,製造ロットごとに管理できるよう
にしなければならない。
なお,検査の結果不合格となった製造ロットは,合格したロットとは明確に区分し,混在させてはなら
ない。

7.4 検査データの保管

  銅スラグ細骨材の製造業者は,試験によって得られた品質試験結果及び判定結果の記録を,製造ロット
ごとに所定の期間保管しなければならない。

8 表示

  銅スラグ細骨材の送り状に記載する事項は,次による。
a) 製品の名称及び呼び方[例 銅スラグ細骨材 CUS 2.5 A(一般用途)]
b) 製品の質量
c) 製造業者名又はその略号
d) 製造工場名又はその略号
e) 製造年月日,製造年月,製造期間,製造番号若しくは製造ロット番号,又はこれらの略号のいずれか
一つ以上
f) 製品の出荷年月日
g) 検査成績書に関する次の注意事項

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− 検査成績書に示す単位量を超えて銅スラグ細骨材を配合してはならない旨の記載。

9 報告

  銅スラグ細骨材の製造業者は,購入者から要求があった場合には,試験成績書を提出しなければならな
い。試験成績書の標準様式は,用途及び種類に応じて表13表17に示すものとする。
試験成績書に記載する事項は次による。
なお,環境安全品質検査の結果については,i)若しくはj) のいずれか又は両方を,受渡当事者間の協議
によって選択することができる。
a) 製品の名称及び呼び方[例 銅スラグ細骨材 CUS 2.5 A(一般用途)]
b) 規格番号及び規格値
c) 製造業者名又はその略号
d) 製造工場名又はその略号
e) 銅スラグ細骨材の製造年月日,製造年月,製造期間,製造番号若しくはロット番号,又はこれらの略
号のいずれか一つ以上
f) 化学成分,物理的・化学的性質,粒度,微粒分量及びアルカリシリカ反応性の試験結果
g) 検査成績書の発行年月日
h) 発行責任者
i) 環境安全形式検査に関する事項 環境安全形式検査に関する事項は,次による。
1) 試験事業者名
2) 環境安全形式試験の条件 環境安全形式試験の条件は,利用模擬試料又は銅スラグ細骨材試料の別,
環境安全形式試験に利用模擬試料を用いた場合の銅スラグ細骨材の配合条件,及び各粒度区分の混
合割合を記載する。
3) 銅スラグ細骨材の環境安全形式試験の結果
4) 検査結果の判定
j) 環境安全受渡試験に関する事項 環境安全受渡試験に関する事項は,次による。
1) 試験事業者名
2) 環境安全受渡検査判定値
3) 環境安全受渡試験の結果
4) 検査結果の判定
5) 環境安全形式検査の有効期限

――――― [JIS A 5011-3 pdf 13] ―――――

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A 5011-3 : 2016
A5
2
表13−コンクリート用銅スラグ細骨材試験成績書(一般用途・港湾用途)(JIS A 5011-3)
011
平成 年 月 日 製造業者 会社 工場
-
3 : 2
発行責任者 :
016
御中
化学成分 (質量分率 %) 塩化物量
製品の ロット 絶乾密度 吸水率 単位容積質量
酸化カルシウム 全硫黄 三酸化硫黄 全鉄 %
呼び名 番号 g/cm3 % kg/L
(CaOとして) (Sとして) (SO3として) (FeOとして) (NaClとして)
CUS5
規 CUS2.5
定 12.0以下 2.0以下 0.5以下 70.0以下 0.03以下 3.2以上 2.0以下 1.80以上
値 CUS1.2
CUS5-0.3
製品の ロット 各ふるいを通るものの質量分率 % アルカリシリカ
粗粒率a) 微粒分量
呼び名 番号 10 mm 5 mm 2.5 mm 1.2 mm 0.6 mm 0.3 mm 0.15 mm 反応性
( )
( )
( )
( )
CUS5 100 90100 80100 50 90 2565 1035 215 協議によって定めた 判定試験結果に
規 CUS2.5 100 95100 85100 60 95 3070 1045 520 よる区分をA又
粗粒率に対して,±

値 CUS1.2 − 100 95100 80100 3580 1550 1030 0.20の範囲のもので はBと記入す
CUS5-0.3 100 95100 45100 10 70 040 015 010 なければならない。 る。
注a) 括弧内は,購入契約時に定められた粗粒率を記入する。

――――― [JIS A 5011-3 pdf 14] ―――――

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表14−コンクリート用銅スラグ細骨材(一般用途)環境安全形式試験成績書(JIS A 5011-3)
平成 年 月 日 製造業者 会社 工場
発行責任者 :
試験実施事業者(利用模擬試料の調製) :
試験実施事業者(検液の調製及び分析) :
御中
・環境安全形式試験における溶出量・含有量試験結果
試験項目 ロット 項目
区分
試験の区分 対象a) 番号 カドミウム 鉛 六価クロム ひ素 水銀 セレン ふっ素 ほう素
溶出量 環境安全形式試験
mg/L 環境安全品質基準 0.01以下 0.01以下 0.05以下 0.01以下 0.000 5以下 0.01以下 0.8以下 1以下
含有量 環境安全形式試験
mg/kg 環境安全品質基準 150以下 150以下 250以下 150以下 15以下 150以下 4 000以下 4 000以下
注a) 対象の欄には環境安全形式試験に用いた試料が利用模擬試料又はスラグ製品試料の別を示す。
・利用模擬試料に用いたコンクリートの配合
水セメン 細骨材率 CUS 単位量 kg/m3
配合の 化学混和剤 スランプ 空気量 単位容積質量
ト比 混合率 細骨材 粗骨材
種類 W C g cm % kg/m3
% % % CUS
− この環境安全形式検査に用いた銅スラグ細骨材であっても,この表に示す混合率を超えて銅スラグ細骨材を配合してはならない。
・溶出量試験及び含有量試験に用いた利用模擬試料の粒度
単位 %
溶出量試験に用いた利用模擬試料の粒度 含有量試験に用いた利用模擬試料の粒度
区分
40 mm以上 4020 mm 205 mm 52.5 mm 2.5 mm以下 2.0 mm以上 2.00.6 mm 0.60.15 mm 0.15 mm以下
試験結果
質量分率
A5
規定値 0 30±5 40±5 10±5 20±5 0 50±5 25±5 25±5
011-
3
環境安全形式検査結果の有効期限 : 年 月 まで
: 2016
2

――――― [JIS A 5011-3 pdf 15] ―――――

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JIS A 5011-3:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 5011-3:2016の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA0203:2019
コンクリート用語
JISA1102:2014
骨材のふるい分け試験方法
JISA1103:2014
骨材の微粒分量試験方法
JISA1104:2019
骨材の単位容積質量及び実積率試験方法
JISA1109:2020
細骨材の密度及び吸水率試験方法
JISA1110:2020
粗骨材の密度及び吸水率試験方法
JISA1145:2017
骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)
JISA1146:2017
骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー法)
JISA5002:2003
構造用軽量コンクリート骨材
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0058-1:2005
スラグ類の化学物質試験方法―第1部:溶出量試験方法
JISK0058-2:2005
スラグ類の化学物質試験方法―第2部:含有量試験方法
JISK0102:2016
工場排水試験方法
JISK0116:2014
発光分光分析通則
JISK0119:2008
蛍光X線分析通則
JISK0127:2013
イオンクロマトグラフィー通則
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8005:2014
容量分析用標準物質
JISM8100:1992
粉塊混合物―サンプリング方法通則
JISM8268:2004
クロム鉱石―硫黄定量方法
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISQ17025:2018
試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
JISQ17050-1:2005
適合性評価―供給者適合宣言―第1部:一般要求事項
JISQ17050-2:2005
適合性評価―供給者適合宣言―第2部:支援文書
JISZ2616:2015
金属材料の硫黄定量方法通則
JISZ8801-1:2019
試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい