JIS G 4801:2011 ばね鋼鋼材 | ページ 3

                                                                  附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS G 4801:2011 ばね鋼鋼材 ISO 683-14:2004,Heat-treatable steels, alloy steels and free-cutting steels−Part 14:
Hot-rolled steels for quenched and tempered springs
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差異の
国際規格 ごとの評価及びその内容 理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 重ね板ばね,コイル 1 熱間鍛造及び冷間鍛造後削除 ISO規格は熱処理を含むが, JISは,ばね鋼素材としての鋼材を規
囲 ばね,トーションバ 熱処理されるばね用の丸 定しているのに対し,ISO規格は二
JISは熱処理について言及して
ーなど主として熱 鋼,平鋼及び線材用合金 いない。 次加工(熱処理条件)も含めた規定
間成形ばねに使用 鋼 になっている。
するばね鋼鋼材に しかし,基本的な適用範囲(用途)
ついて規定する。 はほぼ同じである。
2 引用規

3 種類の JIS体系による。8 4 ISO記号体系による。 変更 JIS,ISO規格の記号体系は異JISの主要鋼種は,ISO規格に反映さ
記号 種類(表1)を規定 12種類を規定(表2)。 なる。 せた。
ISO規格12鋼種とJIS 6鋼種はほぼ
整合化している。
4 製造方 キルド鋼, 5 キルド鋼 変更 JISは鍛錬成形比を規定,ISOJISとISO規格で基本的な条件に差
法 鍛錬成形比4S以上 製造方法は,脱酸,表面 はない。
規格は協定による条件を規定。
指定のない限り圧 状態,キャスト区分等を
延又は鍛造のまま 除いて製造業者に一任。
5 化学成 8鋼種の鋼材につい 4 12鋼種の化学成分を規 変更 成分規定がほぼ同等鋼種は6 JISの主要鋼種であるSUP9AはISO
分 て化学成分を規定。 定。 種類。その他のISO規格の鋼 規格の60Cr3と整合化している。
種は,国内市場で使われていな
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い。
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差異の
01 : 2
国際規格 ごとの評価及びその内容 理由及び今後の対策
番号
01
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
1
及び題名 の評価
6 外観,形 6.1 外観 4 受渡当事者間の協定によ変更 ISO規格は受渡当事者間の協 JISは具体的なきず取り基準につい
状,寸法及 仕上げ良好で使用 5.1.3 りTable1によって処理す 定によって規定。 て規定していない。
びその許 上有害なきずがあ る。
容差 ってはならない。
コイルの場合,正常
でない部分を含む
ことがあり,必要な
場合,その取扱いに
ついては受渡当事
者間の協定による。
6.2 鋼材のきず取り 5.6 表面品質は受渡当事者間 変更 ISO規格は受渡当事者間の協 ISO規格もJISもきず取り基準は受
基準及び残存きず の協定による。ただし, 定によって規定。 渡当事者間の協定によるため,ほぼ
の許容限度 丸鋼はISO 9443による。 同じ内容となっている。
鋼材のきず取り基 手入れ方法も協定によ
準及び残存きずの る。
許容限度は受渡当
事者間の協定によ
る。
6.3 形状,寸法及び 5.7 受渡当事者間協定によ 変更 JISは具体的数値で規定。 ISO規格は受渡当事者間の協定とし
その許容差 る。その場合の基準は該 ISO規格は受渡当事者間の協 ているが,その数値は,該当する国
丸鋼(熱間圧延鋼材 当する国際規格による 定による。 際規格を適用するため,基本的には
及び冷間加工鋼材) (ISO 1035-1,-3,-4,ISO JISと変わらない。
及び平鋼について, 9442,ISO 8457-1)。
各サイズごとに具
体的な数値で規定
7 脱炭 使用上有害な脱炭 5.6 鋼種,形状ごとに規定 変更 JISは受渡当事者間の協定で数値を
JISは受渡当事者間の協定によ
があってはならな (Table 9) るが,ISO規格は数値を規定し
決めるが管理項目として規定してお
い。許容限度は受渡 ている。 りISO規格と差異はない。
当事者間の協定に
よる。

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   (I)   JISの規定                 (II)     (III)国際規格の規定             (IV)   JISと国際規格との技術的差異の箇条(V)   JISと国際規格との技術的差異の
国際規格 ごとの評価及びその内容 理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
8 試験 8.1 分析試験 5.2 成分の許容差はTable 4 変更 ISO規格の規定項目も受渡当事者間
JISは分析試験及び脱炭層深さ
8.2 脱炭層深さ測定 5.6 脱炭層深さは(Table 9) の協定によるものが多く,内容的に
測定を規定,それ以外の検査試
方法 による。 験項目は受渡当事者間の協定はJISと差異はない。ただし,せん
8.3 その他の試験 5.2 硬さ及び焼入性 としている。ISO規格は要求事
断性については,二次加工条件,使
結晶粒度,マクロ組 5.3 せん断性 項で試験項目を規定している。
用者の設備又は技術によって異なる
織,非金属介在物, 5.4 オーステナイト結晶粒 ただし,ISO規格にあるせん断
ため,一律の値を規定するのは困難
焼入性,磁粉探傷, 度,非金属介在物 性はJISにはない。 であり,JISでは規定しない。
超音波探傷,機械的 5.5 超音波探傷
性質(引張試験,硬
さ)
9 検査 検査・化学成分,外 6.2 9の試験項目に加え,外 追加 8 試験に同じ。
検査項目は,JISにはせん断性
観,形状・寸法及び 観,形状・寸法及びその がない。一方,JISは受渡当事
その許容差,脱炭, 許容差が検査項目に入っ 者間の協定によって,要求があ
その他の検査 ている。 ればISO規格にないマクロ組
織,超音波探傷,磁粉探傷など
も実施する。
10 表示 種類の記号,溶鋼番 4 種類の記号,鋼種,溶鋼 変更 JISと内容的にはほぼ同じ。 内容的に差異はない。
号又は製造番号,製 番号,製造業者名,寸法,
造業者名又はその 表面性状など
略号,寸法
11 報告 基本的な報告様式 6.1.1 ISO 10474に基づき報告 一致 JISはJIS G 0404による。ISOISO 10474は,ISO 404を基礎として
を規定 書を作成する。 規格はISO 10474(検査報告 おり,JIS G 0404とほぼ同じである。
書)による。
G4 801 : 20
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JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 683-14:2004,MOD
01 : 2
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
0
− 一致·················· 技術的差異がない。
11
− 削除·················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。

JIS G 4801:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 683-14:2004(MOD)

JIS G 4801:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 4801:2011の関連規格と引用規格一覧