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K 8129 : 2016
n1は,n2−n1より大きくない。
注記 ニッケルの含有率(質量分率 %)は,6.6 e) の注記に準じて求めることができる。
6.10 ナトリウム(Na),カリウム(K)及びニッケル(Ni)
ナトリウム(Na),カリウム(K)及びニッケル(Ni)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 塩酸(2+1) 6.5.3 a) 3) による。
2) 硝酸(1+2) 6.3 a) 1) による。
3) ナトリウム標準液(Na : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,ナトリウム標準液(Na : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8150に規定する塩化ナトリ
ウム2.54 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合す
る。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。この液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,
水を標線まで加えて混合する。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。
4) カリウム標準液(K : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,カリウム標準液(K : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8121に規定する塩化カリウム1.91
gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。ポリ
エチレンなどの樹脂製瓶に保存する。この液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,水を標
線まで加えて混合する。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。
5) ニッケル標準液(Ni : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,ニッケル標準液(Ni : 0.1 mg/L)を調製する場合,JIS K 8152に規定する塩化ニッケル(II)
六水和物4.05 g(質量分率100 %としての相当量)を全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,硝酸(1
+2)25 mL及び水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ
100 mLに正確にとり,硝酸(1+2)25 mL及び水を標線まで加えて混合する。
6) イットリウム標準液(Y : 1 mg/mL) 次のいずれかを用いる。
6.1) 硝酸イットリウム六水和物(質量分率99.9 %以上)4.31 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,
硝酸(1+2)25 mL及び水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。
6.2) 酸化イットリウム(質量分率99.99 %以上)1.27gをビーカー200 mLなどにはかりとり,JIS K 8541
に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)75 mLを加えて,熱板(ホットプレート)上で加
熱し溶解させ,全量フラスコ1 000 mLに移し,ビーカー200 mLなどを洗い,洗液を全量フラスコ
1 000 mLに加えた後,水を標線まで加えて混合する。
注記 イットリウム標準液(Y : 1 mg/mL)は,ICP発光分光分析法で発光強度を補正するため
の内標準元素として添加する。市販のイットリウム標準液(Y : 1 mg/mL)が使用目的に
合致した場合,市販のものを用いてもよい。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) ピストン式ピペット 6.5.1 b) 1) による。
2) CP発光分光分析装置 装置の構成は,JIS K 0116に規定するもの。
c) 分析種及び内標準イットリウムの測定波長 分析種及び内標準イットリウムの測定波長の例を表7に
示す。
なお,別の条件でも同等の試験結果が得られる場合には,その条件を用いてもよい。
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表7−分析種及び内標準イットリウムの測定波長の例
分析種及び内標準イットリウム 測定波長 nm
ナトリウム(Na) 589.592
カリウム(K) 766.490
ニッケル(Ni) 231.604
イットリウム(Y)a) 360.074
注a) 内標準イットリウム(Y)の測定波長として,適切であれば,他
の波長も用いることができる。
d) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,試料2.0 gを全量フラスコ50 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線
まで加えて混合する(S液)。全量フラスコ100 mLにS液10 mL(試料量0.2 g)をとり,塩酸(2
+1)1 mL及びイットリウム標準液(Y : 1 mg/mL)50 μLを加え,水を標線まで加えて混合する(X
液)。
2) 検量線溶液の調製は,3個の全量フラスコ100 mLのそれぞれに,ピストン式ピペットなどを用いて
表8に示す各標準液の体積をとり,塩酸(2+1)1 mL及びイットリウム標準液(Y : 1 mg/mL)50 μL
を加え,水を標線まで加えて混合する(それぞれ,Y1液,Y2液及びY3液とする。)。
表8−採取する標準液の体積
採取量 mL
標準液 mg/mL
Y1 Y2 Y3
ナトリウム標準液(Na) 0.1 0.5 1.0 2.0
カリウム標準液(K) 0.1 0.5 1.0 2.0
ニッケル標準液(Ni) 0.1 0.5 1.0 2.0
3) 空試験溶液の調製は,全量フラスコ100 mLに塩酸(2+1)1 mL及びイットリウム標準液(Y : 1
mg/mL)50 μLを入れ,水を標線まで加えて混合する(Z液)。
4) CP発光分光分析装置の一般事項は,JIS K 0116の箇条4(ICP発光分光分析)による。
5) CP発光分光分析装置は,高周波プラズマを点灯するなどによって,発光強度を測定できる状態に
する。
6) 同一分析種ごとに複数波長を選択し,Y1液,Y2液及びY3液を用いて,関係線を作成し,関係線
のy切片が低く,感度及び直線性が良好な波長を選択する。この条件を満たせない場合,分析結果
に対する影響(定量限界,再現精度)を考慮して選択する。
7) 液,X液,Y1液,Y2液及びY3液をアルゴンプラズマ中に噴霧し,分析種の発光強度を測定する。
e) 計算 JIS K 0116の4.7.3のa) 2)[強度比法(内標準法)]によって検量線を作成し,分析種の含有率
を計算する。
f) 判定 d) によって操作し,e) によって計算し,次に適合するとき,“ナトリウム(Na) : 質量分率0.05 %
以下(規格値),カリウム(K) : 質量分率0.05 %以下(規格値),ニッケル(Ni) : 質量分率0.05 %以
下(規格値)”とする。
計算して得られた含有率が,規格値を満足している。
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6.11 銅(Cu),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca),亜鉛(Zn),鉛(Pb),マンガン(Mn)及び鉄
(Fe)
銅(Cu),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca),亜鉛(Zn),鉛(Pb),マンガン(Mn)及び鉄(Fe)
の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 塩酸(2+1) 6.5.3 a) 3) による。
2) 硝酸(1+2) 6.3 a) 1) による。
3) 銅標準液(0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,銅標準液(Cu : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8983に規定する硫酸銅(II)五水和物
3.93 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,硝酸(1+2)25 mL及び水を加えて溶かし,水を標
線まで加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,硝酸(1+2)25 mL
を加え,水を標線まで加えて混合する。
4) マグネシウム標準液(Mg : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,マグネシウム標準液(Mg : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8995に規定する硫酸マグ
ネシウム七水和物10.1 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,塩酸(2+1)15 mL及び水を加え
て溶かし,水を標線まで加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,塩
酸(2+1)15 mL及び水を標線まで加えて混合する。
5) カルシウム標準液(Ca : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,カルシウム標準液(Ca : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8617に規定する炭酸カルシウ
ム2.50 gに水50 mL及び塩酸(2+1)15 mLを加え,沸騰しない程度に加熱して溶かし,更に二酸
化炭素を除き,冷却する。これを全量フラスコ1 000 mLに移し,水を標線まで加えて混合する。こ
の液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,塩酸(2+1)15 mL及び水を標線まで加えて混
合する。
6) 亜鉛標準液(Zn : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,亜鉛標準液(Zn : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8953に規定する硫酸亜鉛七水和物
4.40 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,硝酸(1+2)25 mL及び水を加えて溶かし,水を標
線まで加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,硝酸(1+2)25 mL
及び水を標線まで加えて混合する。
7) 鉛標準液(Pb : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,鉛標準液(Pb : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8563に規定する硝酸鉛(II)1.60 gを
全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,硝酸(1+2)25 mL及び水を加えて溶かし,水を標線まで加
えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,硝酸(1+2)25 mLを加え,
水を標線まで加えて混合する。
8) マンガン標準液(Mn : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,マンガン標準液(Mn : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8160に規定する塩化マンガン
(II)四水和物3.60 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,塩酸(2+1)15 ml及び水を加えて溶
かし,水を標線まで加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,硝酸(1
+2)15 mL及び水を標線まで加えて混合する。
9) 鉄標準液(Fe : 0.1 mg/mL) 6.1 c) による。
なお,鉄標準液(Fe : 0.1 mg/mL)を調製する場合,JIS K 8982に規定する硫酸アンモニウム鉄(III)・
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12水8.63 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,硝酸(1+2)25 mL及び水を加えて溶かし,水
を標線まで加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,硝酸(1+2)25 mL
及び水を標線まで加えて混合する。褐色ガラス製瓶に保存する。
10) イットリウム標準液(Y : 1 mg/mL) 6.10 a) 6) に準じる。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) ピストン式ピペット 6.5.1 b) 1) による。
2) CP発光分光分析装置 6.10 b) 2) による。
c) 分析種及び内標準イットリウムの測定波長 分析種及び内標準イットリウムの測定波長の例を表9に
示す。
なお,別の条件でも同等の試験結果が得られる場合には,その条件を用いてもよい。
表9−分析種及び内標準イットリウムの測定波長の例
分析種及び内標準イットリウム 測定波長 nm
銅(Cu) 213.598
マグネシウム(Mg) 279.553
カルシウム(Ca) 396.847
亜鉛(Zn) 213.857
鉛(Pb) 220.353
マンガン(Mn) 257.610
鉄(Fe) 259.940
イットリウム(Y)a) 360.074
注a) 内標準イットリウム(Y)の測定波長として,適切であれば,
他の波長も用いることができる。
d) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,試料1.0 gを全量フラスコ100 mLにはかりとり,塩酸(2+1)1 mL及びイット
リウム標準液(Y : 1 mg/mL)50 μLを加え,水を標線まで加えて混合する(X液)。
2) 検量線溶液の調製は,3個の全量フラスコ100 mLのそれぞれに,ピストン式ピペットなどを用いて
表10に示す各標準液の体積をとり,塩酸(2+1)1 mL及びイットリウム標準液(Y : 1 mg/mL)50
μLを加え,水を標線まで加えて混合する(それぞれ,Y1液,Y2液及びY3液とする。)。
表10−採取する標準液の体積
採取量 μL
標準液 mg/mL
Y1 Y2 Y3
銅標準液(Cu) 0.1 50 100 200
マグネシウム標準液(Mg) 0.1 100 200 400
カルシウム標準液(Ca) 0.1 250 500 1 000
亜鉛標準液(Zn) 0.1 100 200 400
鉛標準液(Pb) 0.1 150 300 600
マンガン標準液(Mn) 0.1 250 500 1 000
鉄標準液(Fe) 0.1 250 500 1 000
3) 空試験溶液の調製は,全量フラスコ100 mLに塩酸(2+1)1 mL及びイットリウム標準液(Y : 1
――――― [JIS K 8129 pdf 19] ―――――
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mg/mL)50 μLを入れ,水を標線まで加えて混合する(Z液)。
4) CP発光分光分析装置の一般事項は,JIS K 0116の箇条4(ICP発光分光分析)による。
5) CP発光分光分析装置は,高周波プラズマを点灯するなどによって,発光強度を測定できる状態に
する。
6) 同一分析種ごとに複数波長を選択し,Y1液,Y2液及びY3液を用いて,関係線を作成し,関係線
のy切片が低く,感度及び直線性が良好な波長を選択する。この条件を満たせない場合,分析結果
に対する影響(定量限界,再現精度)を考慮して選択する。
7) 液,X液,Y1液,Y2液及びY3液をアルゴンプラズマ中に噴霧し,分析種の発光強度を測定する。
e) 計算 JIS K 0116の4.7.3のa) 2)[強度比法(内標準法)]によって検量線を作成し,分析種の含有率
を計算する。
f) 判定 d) によって操作し,e) によって計算し,次に適合するとき,“銅(Cu) : 質量分率0.001 %以下
(規格値),マグネシウム(Mg) : 質量分率0.002 %以下(規格値),カルシウム(Ca) : 質量分率0.005 %
以下(規格値),亜鉛(Zn) : 質量分率0.002 %以下(規格値),鉛(Pb) : 質量分率0.003 %以下(規格
値),マンガン(Mn) : 質量分率0.005 %以下(規格値),鉄(Fe) : 質量分率0.005 %以下(規格値)”
とする。
計算して得られた含有率が,規格値を満足している。
7 容器
容器は,気密容器とする。
8 表示
容器には,次の事項を表示する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)番号
b) 名称“塩化コバルト(II)六水和物”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 純度
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造年月又はその略号
i) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS K 8129 pdf 20] ―――――
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JIS K 8129:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6353-3:1987(MOD)
JIS K 8129:2016の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8129:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK0127:2013
- イオンクロマトグラフィー通則
- JISK0970:2013
- ピストン式ピペット
- JISK1107:2005
- 窒素
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8121:2007
- 塩化カリウム(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8152:2018
- 塩化ニッケル(II)六水和物(試薬)
- JISK8155:2017
- 塩化バリウム二水和物(試薬)
- JISK8160:2017
- 塩化マンガン(II)四水和物(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8548:2007
- 硝酸カリウム(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8563:2018
- 硝酸鉛(II)(試薬)
- JISK8574:2006
- 水酸化カリウム(試薬)
- JISK8617:2007
- 炭酸カルシウム(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8847:2019
- ヘキサメチレンテトラミン(試薬)
- JISK8953:2008
- 硫酸亜鉛七水和物(試薬)
- JISK8962:2008
- 硫酸カリウム(試薬)
- JISK8982:2008
- 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
- JISK8983:2016
- 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
- JISK8995:2015
- 硫酸マグネシウム七水和物(試薬)
- JISK8995:2021
- 硫酸マグネシウム七水和物(試薬)
- JISK9502:2020
- L(+)-アスコルビン酸(試薬)
- JISK9563:2013
- キシレノールオレンジ(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ8802:2011
- pH測定方法