JIS K 8138:2010 塩化銅(I)(試薬)

JIS K 8138:2010 規格概要

この規格 K8138は、試薬として用いる塩化銅(I)について規定。

JISK8138 規格全文情報

規格番号
JIS K8138 
規格名称
塩化銅(I)(試薬)
規格名称英語訳
Copper (I) chloride (Reagent)
制定年月日
1952年7月22日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 I 2020, 試薬 II 2020
改訂:履歴
1952-07-22 制定日, 1955-07-22 改正日, 1958-03-03 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1978-04-01 改正日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2010-04-20 改正日, 2013-03-21 改正日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 8138:2010 PDF [18]
                                                                                   K 8138 : 2010

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(CuCl)・・・・[3]
  •  6.3 酸溶状・・・・[4]
  •  6.4 硫酸塩(SO4)・・・・[5]
  •  6.5 窒素化合物(Nとして)・・・・[6]
  •  6.6 ナトリウム(Na)・・・・[10]
  •  6.7 カリウム(K),カルシウム(Ca)及び鉛(Pb)・・・・[11]
  •  6.8 銅(II)(Cu2+)・・・・[12]
  •  6.9 ひ素(As)・・・・[13]
  •  6.10 鉄(Fe)・・・・[15]
  •  7 容器・・・・[16]
  •  8 貯蔵方法・・・・[16]
  •  9 表示・・・・[16]
  •  10 取扱い上の注意事項・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8138 pdf 1] ―――――

K 8138 : 2010

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8138:1992は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8138 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
K 8138 : 2010

塩化銅(I)(試薬)

Copper (I) hloride (Reagent)

                                     CuCl FW : 99.00

序文

  この規格は,1952年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は,1992年に
行われたが,その後の試験・研究開発などの技術進歩に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は,現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる塩化銅(I)について規定する。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こるすべての安全上の問題を取り扱おうとするものではな
い。この規格の利用者は,MSDS(化学物質等安全データシート)などを参考にして各自の責
任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8012 亜鉛(試薬)
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8044 三酸化二ひ素(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)
JIS K 8136 塩化すず(II)二水和物(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)

――――― [JIS K 8138 pdf 3] ―――――

2
K 8138 : 2010
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8247 過マンガン酸カリウム(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8374 酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8548 硝酸カリウム(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8563 硝酸鉛(II)(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8580 すず(試薬)
JIS K 8617 炭酸カルシウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8637 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JIS K 8653 デバルダ合金(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8777 ピリジン(試薬)
JIS K 8780 ピロガロール(試薬)
JIS K 8798 フェノール(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8962 硫酸カリウム(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS K 9512 N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  塩化銅(I)は,白からほとんど白の結晶性粉末又は塊で,空気中で次第に緑を帯びる。水及びエタノー
ルにやや溶けにくい。塩酸及びアンモニア水に溶ける。

4.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料1 gに硝酸(1+2)10 mlを加え,加熱して溶かした後,冷却する。この液に硝酸銀溶液(20 g/l)
1 mlを加えると白い沈殿が生じる。
b) 試料1 gに塩酸(2+1)6 mlを加えて,加熱して溶かした後,冷却する。この液にアンモニア水(2
+3)10 mlを加えると青紫の沈殿が生じ,更にアンモニア水(2+3)5 mlを加えると,沈殿は溶けて

――――― [JIS K 8138 pdf 4] ―――――

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K 8138 : 2010
濃い青紫になる。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(CuCl) 質量分率 % 95.0以上 6.2
酸溶状 試験適合 6.3
硫酸塩(SO4) 質量分率 % 0.2以下 6.4
窒素化合物(Nとして) 質量分率 % 0.005以下 6.5
ナトリウム(Na) 質量分率 % 0.05以下 6.6
カリウム(K) 質量分率 % 0.01以下 6.7
銅(II)(Cu2+) 質量分率 % 0.5以下 6.8
カルシウム(Ca) 質量分率 % 0.01以下 6.7
鉛(Pb) 質量分率 % 0.02以下 6.7
ひ素(As) 質量分率 ppm 1以下 6.9
鉄(Fe) 質量分率 % 0.005以下 6.10

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(CuCl)

  純度(CuCl)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 塩酸(1+1) JIS K 8180に規定する塩酸の体積1と水の体積1とを混合する。
2) 硫酸(1+1) 水の体積1を冷却してかき混ぜながら,JIS K 8951に規定する硫酸の体積1を徐々
に加える。
3) 硫酸アンモニウム鉄(III)・塩酸溶液 JIS K 8982に規定する硫酸アンモニウム鉄(III)・12水10 g
を塩酸(1+1)に溶かして100 mlにする。
4) 0.02 mol/l過マンガン酸カリウム溶液(KMnO4 : 3.16l g/l) 0.02 mol/l過マンガン酸カリウム溶液の
調製,標定及び計算は,次による。
4.1) 調製 JIS K 8247に規定する過マンガン酸カリウム3.2 gをビーカー2 000 mlにはかりとり,水
1 050 mlを加えて12時間穏やかに煮沸した後,約18時間暗所に放置する。その上澄み液をJIS
R 3503に規定するブフナー漏斗形ガラスろ過器(17G4又は25G4)を用いてろ過する。この場合,
ブフナー漏斗形ガラスろ過器は,ろ過の前後に水洗はしない。約30分間水蒸気洗浄した褐色の気
密容器に保存する。
4.2) 標定 JIS K 8005に規定する容量分析用標準物質など1)のしゅう酸ナトリウムの必要量を200 ℃
で約60分間乾燥した後,デシケーターに入れて放冷する。その0.200.24 gを0.1 mgのけたまで
はかりとり,コニカルビーカー500 mlに移し,水200 mlを加えて溶かす。硫酸(1+1)20 mlを
加え,液温を2530 ℃にし,緩くかき混ぜながら4.1)で調製した液を,滴定所要量の約2 ml手
前までビュレットのコックを全開にして加え,液の紅色が消えるまで放置する。次に,5060 ℃
に加熱し,引き続き滴定する。終点は,液のうすい紅色が約30秒間残る点とする。

――――― [JIS K 8138 pdf 5] ―――――

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JIS K 8138:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8138:2010の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0113:2005
電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JISK0115:2004
吸光光度分析通則
JISK0115:2020
吸光光度分析通則
JISK0121:2006
原子吸光分析通則
JISK1107:2005
窒素
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8005:2014
容量分析用標準物質
JISK8012:2006
亜鉛(試薬)
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8044:2014
三酸化二ひ素(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8107:2017
エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JISK8121:2007
塩化カリウム(試薬)
JISK8136:2017
塩化すず(II)二水和物(試薬)
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8247:2015
過マンガン酸カリウム(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8374:2007
酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8548:2007
硝酸カリウム(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8563:2018
硝酸鉛(II)(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8580:2011
すず(試薬)
JISK8617:2007
炭酸カルシウム(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8637:2006
チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JISK8653:2018
デバルダ合金(試薬)
JISK8659:2014
でんぷん(溶性)(試薬)
JISK8777:2017
ピリジン(試薬)
JISK8780:2019
ピロガロール(試薬)
JISK8798:2012
フェノール(試薬)
JISK8913:2006
よう化カリウム(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8962:2008
硫酸カリウム(試薬)
JISK8982:2008
硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JISK9512:2013
N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具