JIS K 8660:2018 銅(試薬)

JIS K 8660:2018 規格概要

この規格 K8660は、試薬として用いる銅について規定。

JISK8660 規格全文情報

規格番号
JIS K8660 
規格名称
銅(試薬)
規格名称英語訳
Copper (Reagent)
制定年月日
1953年5月6日
最新改正日
2018年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1953-05-06 制定日, 1956-03-28 確認日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1994-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2018-02-20 改正
ページ
JIS K 8660:2018 PDF [15]
                                                                                   K 8660 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 一般事項・・・・[2]
  •  6.2 純度(Cu)・・・・[3]
  •  6.3 硫黄(S)・・・・[6]
  •  6.4 銀(Ag),アンチモン(Sb)及び鉄(Fe)・・・・[7]
  •  6.5 鉛(Pb)及びビスマス(Bi)・・・・[8]
  •  6.6 ひ素(As)・・・・[10]
  •  7 容器・・・・[13]
  •  8 表示・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8660 pdf 1] ―――――

K 8660 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8660:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成30年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8660:1994によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8660 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8660 : 2018

銅(試薬)

Copper (Reagent)

                                     Cu    AW : 63.546

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる銅について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8012 亜鉛(試薬)
JIS K 8044 三酸化二ひ素(試薬)
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8103 ジエチルエーテル(試薬)
JIS K 8136 塩化すず(II)二水和物(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8374 酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JIS K 8533 ビス[(+)-タルトラト]二アンチモン(III)酸二カリウム三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8559 硝酸鉄(III)九水和物(試薬)
JIS K 8563 硝酸鉛(II)(試薬)
JIS K 8566 硝酸ビスマス五水和物(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8580 すず(試薬)

――――― [JIS K 8660 pdf 3] ―――――

2
K 8660 : 2018
JIS K 8777 ピリジン(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8962 硫酸カリウム(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS K 8983 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JIS K 9512 N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  銅は,赤みの金色の金属で,削り片,板状及び立方体などのものがある。熱硫酸には二酸化硫黄のガス
を発生して溶け,硝酸には窒素酸化物のガスを発生して溶ける。

4.2 定性方法

  試料0.5 gに硝酸(1+1)10 mLを加えて,発生するガスが無色になるまで加熱して溶かし,冷却した後,
アンモニア水(1+3)6 mLを加えるとうすい青の沈殿が生じ,更にアンモニア水(1+3)5 mLを加える
と沈殿が溶けて濃い青になる。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(Cu) 質量分率 % 99.95以上 6.2
硫黄(S) 質量分率 % 0.002以下 6.3
銀(Ag) 質量分率 % 0.002以下 6.4
鉛(Pb) 質量分率 % 0.001以下 6.5
ひ素(As) 質量分率 ppm 5以下 6.6
アンチモン(Sb) 質量分率 % 0.005以下 6.4
ビスマス(Bi) 質量分率 % 0.002以下 6.5
鉄(Fe) 質量分率 % 0.003以下 6.4

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

――――― [JIS K 8660 pdf 4] ―――――

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K 8660 : 2018

6.2 純度(Cu)

  純度(Cu)の試験方法は,6.2.2又は6.2.3のいずれかによる。
6.2.1 試料の前処理
試料の前処理は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) エタノール(99.5) JIS K 8101に規定するもの。
2) ジエチルエーテル JIS K 8103に規定するもの。
3) 塩酸(1+3) JIS K 8180に規定する塩酸(特級)の体積1と水の体積3とを混合したもの。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 減圧デシケーター JIS R 3503に規定する上口デシケーターに,JIS Z 0701に規定するシリカゲル
A形1種を乾燥剤として入れ,減圧が可能な附属品を付けたもの。
2) 減圧ポンプ 密閉容器から気体を排出することによって,密閉容器を減圧にするためのポンプ。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試験に必要な量より少し多く試料をとり,塩酸(1+3),水,エタノール(99.5)及びジエチルエー
テルで順次洗浄する。
2) 洗浄した試料を,直ちに減圧デシケーターに入れ,減圧ポンプを用いて,デシケーター内圧2.0 kPa
以下で数分間吸引した後,減圧デシケーターのコックを閉じて,減圧下で約12時間保つ。ただし,
減圧デシケーターは,試料を入れた容器をひょう量する室内又は恒温の装置内に置く。
6.2.2 差数法
差数法は,次による。
この場合,質量分率100 %から銅中の不純物の分析種の含有率の総和を差し引いたものを示す。
なお,差数法に必要な銅中の不純物の分析種は,銀(Ag),鉛(Pb),ひ素(As),アンチモン(Sb),ビ
スマス(Bi),硫黄(S)及び鉄(Fe)とする。
a) 計算 純度(Cu)は,次の式によって算出し,小数点3桁目以下を切り捨てる。
A=100−B
ここに, A : 純度(Cu)(質量分率 %)
B : 銀(Ag),鉛(Pb),ひ素(As),アンチモン(Sb),ビスマス
(Bi),硫黄(S)及び鉄(Fe)の各含有率の総和(質量分率 %)
6.2.3 電解重量法
電解重量法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) エタノール(99.5) 6.2.1 a) 1)による。
2) 硝酸(1+1) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積1と
を混合したもの。
3) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合したもの。
4) 硝酸−硫酸混液 水80 mLに,JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)14 mL及
びJIS K 8951に規定する硫酸20 mLを徐々に加えて混合したもの。
5) 硫酸(1+1) 水の体積1を冷却し,かき混ぜながら,JIS K 8951に規定する硫酸の体積1を徐々に
加えたもの。

――――― [JIS K 8660 pdf 5] ―――――

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JIS K 8660:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8660:2018の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0115:2004
吸光光度分析通則
JISK0115:2020
吸光光度分析通則
JISK0121:2006
原子吸光分析通則
JISK0970:2013
ピストン式ピペット
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8012:2006
亜鉛(試薬)
JISK8044:2014
三酸化二ひ素(試薬)
JISK8085:2006
アンモニア水(試薬)
JISK8085:2021
アンモニア水(試薬)
JISK8101:2006
エタノール(99.5)(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8103:2013
ジエチルエーテル(試薬)
JISK8136:2017
塩化すず(II)二水和物(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8230:2016
過酸化水素(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8374:2007
酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JISK8533:2012
ビス[(+)-タルトラト]二アンチモン(III)酸二カリウム三水和物(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8559:2018
硝酸鉄(III)九水和物(試薬)
JISK8563:2018
硝酸鉛(II)(試薬)
JISK8566:1994
硝酸ビスマス五水和物(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8580:2011
すず(試薬)
JISK8777:2017
ピリジン(試薬)
JISK8913:2006
よう化カリウム(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8962:2008
硫酸カリウム(試薬)
JISK8982:2008
硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JISK8983:2016
硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JISK9512:2013
N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISZ0701:1977
包装用シリカゲル乾燥剤