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表17−シンボルコントラスト試験用テストチャート
チャート番号 グレード シンボルコントラストRmax,Rminの
(%) 例(%)
BRPT-1SC -1 A 74 80
BRPT-1SC -2 B 58 80
BRPT-1SC -3 C 42 80
BRPT-1SC -4 D 21 80
BRPT-1SC -5 A 74 5
BRPT-1SC -6 B 58 5
BRPT-1SC -7 C 42 5
BRPT-1SC -8 D 21 5
注記2 試験用シンボルは,JIS X 0520の5.4.4[シンボルコントラスト(SC)]及び6.1.2(反射率
パラメタのグレード付け)によって,BRPT-1SC -1-4が最大反射率Rmaxを一定にし,最
小反射率Rminを変化させている。BRPT-1SC -5-8が最小反射率Rminを一定にし,最大反
射率Rmaxを変化させている。全てのシンボルがコード39であり,X寸法が0.500 mm,デ
ータが“%7C%”である。
c) モジュレーション試験用(No. BRPT-1MOD -1-4) モジュレーション試験用テストチャートの種類
は,表18に規定するグレードの4種類とする。
表18−モジュレーション試験用テストチャート
チャート番号 グレード モジュレーション
BRPT-1MOD -1 A 0.77
BRPT-1MOD -2 B 0.65
BRPT-1MOD -3 C 0.55
BRPT-1MOD -4 D 0.45
注記3 試験用シンボルは,X寸法が0.500 mmでデータが“U%7C”のコード39とし,JIS X 0520
の5.4.7[モジュレーション(MOD)]及び6.1.2によって,特定エレメントの反射率をグレ
ードに対応して変更している。
d) 欠陥試験用(No. BRPT-1DEF) 欠陥試験用テストチャートの種類は,表19に規定するグレードの4
種類とする。
表19−欠陥試験用テストチャート
チャート番号 グレード 欠陥
BRPT-1DEF -1 A 0.10
BRPT-1DEF -2 B 0.18
BRPT-1DEF -3 C 0.23
BRPT-1DEF -4 D 0.28
注記4 試験用シンボルは,X寸法が0.500 mmでデータが“%7C%”のコード39とし,JIS X 0520
の5.4.8[欠陥(Defects)]及び6.1.2によって,グレードに対応した欠陥を特定エレメント
に作り込んでいる。
e) 復号容易度試験用(No. BRPT-1DEC) 復号容易度試験用テストチャートの種類は,表20に規定する
グレードの4種類とする。
――――― [JIS X 0527 pdf 26] ―――――
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表20−復号容易度試験用テストチャート
チャート番号 グレード 復号容易度
BRPT-1DEC -1 A 0.657
BRPT-1DEC -2 B 0.543
BRPT-1DEC -3 C 0.383
BRPT-1DEC -4 D 0.291
注記5 試験用シンボルは,X寸法が0.500 mmでデータが“%7C%”のコード39とし,JIS X 0520
の5.4.9(復号容易度)によって,特定エレメントの寸法をグレードに対応して変更してい
る。
5.2.1.2 二次元シンボル用テストチャート
このテストチャートは,バーコードリーダの読取性能である読取距離,読取深度,読取角度,シンボル
コントラスト,モジュレーション,固定パターン損傷,格子の非均一性,軸の非均一性及び未使用誤り訂
正の性能ランクを求めるときに用い,次による。
a) 読取範囲及び読取角度試験用(No. BRPT-2RES) バーコードリーダの読取性能の中で,X寸法に応じ
た読取距離の範囲,最大読取角度(ピッチ角度,スキュー角度及びチルト角度)を試験するときは,
このテストチャートを用いなければならない。
注記1 このテストチャートの全てのシンボルは,印字品質総合グレードが“A”であり,モジュ
ール寸法が0.100,0.150,0.200,0.250,0.300,0.350,0.400及び0.450の8種類である。
シンボルに符号化しているデータは,“0000000000000000000000000000000000000000”(0
が40個)で,誤り訂正レベルが“L”のQRコードを採用している。
注記2 このシンボルは,誤り訂正コード語を使い切るように,あらかじめモジュール誤りを組み
込んであり,リーダで読み取るときに,誤りを組み込んであるコード語以外のコード語で,
1モジュールでも正しく認識できなかった場合は,読み取りできない(誤り訂正を組み込
んでいるコード語内で,更に誤りがあっても読み取ることができる。)。
b) シンボルコントラスト試験用(No. BRPT-2SC -1-8) シンボルコントラスト試験用テストチャート
の種類は,表21に規定するグレードの8種類とする。バーコードリーダの最小シンボルコントラスト
を試験するときは,表21のテストチャートを用いる。
表21−シンボルコントラスト試験用テストチャート
チャート番号 グレード シンボルコントラストRmax,Rminの
(%) 例(%)
BRPT-2SC -1 A 74 80
BRPT-2SC -2 B 58 80
BRPT-2SC -3 C 42 80
BRPT-2SC -4 D 21 80
BRPT-2SC -5 A 74 5
BRPT-2SC -6 B 58 5
BRPT-2SC -7 C 42 5
BRPT-2SC -8 D 21 5
注記3 シンボルコントラストは,二次元シンボルを印字している基材からの最大明反射率とモジ
ュールからの最小暗反射率との差である(明暗反転シンボルの場合は逆になる。)が,一般
――――― [JIS X 0527 pdf 27] ―――――
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に,この差が100 %に近いほどバーコードリーダの読取性能がよくなる。ただし,低シン
ボルコントラスト用に調整されたバーコードリーダでは,この限りではない。
注記4 試験用シンボルは,a)によるシンボルであるが,モジュール寸法が1.50 mmのQRコード
とし,JIS X 0526の7.8.3(シンボルコントラスト)によって,BRPT-2SC -1-4が最大反
射率Rmaxを一定にし,最小反射率Rminを変化させている。BRPT-2SC -5-8が最小反射率
Rminを一定にし,最大反射率Rmaxを変化させている。
c) モジュレーション試験用(No. BRPT-2MOD -1-4) モジュレーション試験用テストチャートの種類
は,表22に規定するグレードの4種類とする。
表22−モジュレーション試験用テストチャート
チャート番号 グレード モジュレーション
BRPT-2MOD -1 A 0.77
BRPT-2MOD -2 B 0.65
BRPT-2MOD -3 C 0.55
BRPT-2MOD -4 D 0.45
注記5 試験用シンボルは,a)によるシンボルであるが,モジュール寸法が1.50 mmのQRコード
とし,JIS X 0526の7.8.4(モジュレーション測定及びそれに関連する測定)によって,特
定モジュールの反射率をグレードに対応して変更している。
d) 固定パターン損傷試験用(No. BRPT-2FP) 固定パターン損傷試験用テストチャートの種類は,表23
に規定するグレードの4種類とする。
表23−固定パターン損傷試験用テストチャート
チャート番号 グレード 損傷モジュール個数
BRPT-2FP -1 A 0
BRPT-2FP -2 B 1
BRPT-2FP -3 C 2
BRPT-2FP -4 D 3
注記6 試験用シンボルは,a)によるシンボルであるが,モジュール寸法が1.50 mmのQRコード
とし,JIS X 0526の7.8.5(固定パターン損傷)によって,グレードに対応した損傷を特定
固定パターンに作り込んでいる。
e) 格子の非均一性試験用(No. BRPT-2GNU) 格子の非均一性試験用テストチャートの種類は,表24に
規定するグレードの4種類とする。
表24−格子の非均一性試験用テストチャート
チャート番号 グレード 格子の非均一性
BRPT-2GNU -1 A 0.19
BRPT-2GNU -2 B 0.44
BRPT-2GNU -3 C 0.57
BRPT-2GNU -4 D 0.69
注記7 試験用シンボルは,a)によるシンボルであるが,モジュール寸法が1.50 mmのQRコード
とし,JIS X 0526の7.8.7(格子の非均一性)によって,格子の間隔をグレードに対応して
――――― [JIS X 0527 pdf 28] ―――――
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非均一に作り込んでいる。
f) 軸の非均一性試験用(No. BRPT-2ANU) 軸の非均一性試験用テストチャートの種類は,表25に規定
するグレードの4種類とする。
表25−軸の非均一性試験用テストチャート
チャート番号 グレード 軸の非均一性
BRPT-2ANU -1 A 0.049
BRPT-2ANU -2 B 0.072
BRPT-2ANU -3 C 0.088
BRPT-2ANU -4 D 0.110
注記8 試験用シンボルは,a)によるシンボルであるが,モジュール寸法が1.50 mmのQRコード
とし,JIS X 0526の7.8.6(軸の非均一性)によって,軸の間隔をグレードに対応して非均
一に作り込んでいる。
g) 未使用誤り訂正試験用(No. BRPT-2UEC) 未使用誤り訂正試験用テストチャートの種類は,表26に
規定するグレードの4種類とする。
表26−未使用誤り訂正試験用テストチャート
チャート番号 グレード 未使用誤り訂正コード語率
BRPT-2UEC -1 A 0.625
BRPT-2UEC -2 B 0.500
BRPT-2UEC -3 C 0.375
BRPT-2UEC -4 D 0.250
注記9 試験用シンボルは,a)によるシンボルであるが,モジュール寸法が1.50 mmのQRコード
とし,JIS X 0526の7.8.8(未使用誤り訂正)によって,幾つかのモジュールの色をグレー
ドに対応して反転している。
5.2.2 読取性能
a) 一般
− バーコードリーダの読取性能は,性能評価項目ごとに読取性能評価試験を行って求める。各読取性
能評価項目を総合して,バーコードリーダの性能ランク付けすることは行わない。
注記1 プリンタ製造業者別又は機種別の読取時間を競うための試験ではなく,バーコードシン
ボル印字品質の違いによる読取時間の傾向を評価するための試験である。
− 試験実施者による読取操作時間のばらつき,バーコードリーダと外部機器との通信時間のばらつき
などの影響を最小にするために,一つの評価試験項目に対し,同一試験実施者が連続して試験を行
わなければならない。ただし,自動試験装置を用いる場合は,該当しない。印字品質グレードが異
なるテストチャートを読み取るとき,それぞれの読取率及び“A”“D”グレード間の読取時間の
変量を求める。
注記2 この規格では,JIS X 0520のE.3(アプリケーションへのグレードのマッチング)によ
って,印字品質グレードの違いで読取時間が異なることを想定している。
− 附属書Cに,参考としてJIS X 0520のE.3の概要を記載する。各試験項目で用いるテストチャート
の一つのシンボルごとに,連続して100回の読取りを試行し,附属書Bの読取記録フォームに記録
する。読取記録フォームは,ソフトウェアによって自動記録されるように作成しなければならない。
――――― [JIS X 0527 pdf 29] ―――――
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読取りは,直前の読取りにおけるグッドリードインジケータ(音,光,振動又は送信データの終端)
を確認後,直ちにトリガ(手持ち式リーダの場合はトリガスイッチによって,又は定置式リーダの
場合は外部信号によって)をかけて,次の読取動作に入らなければならない。
注記3 この規格を作成する時点では,バーコードリーダと外部機器との通信インタフェースは,
USBキーボードエミュレーションとする。ただし,将来,読取試験フォームが動作する
環境が新しくなった場合は,変更してもよい。したがって,試験途中で,バーコードリ
ーダのタイマなどの設定値を変更してはならない。読取記録フォームでは,トリガから
5秒経過しても読み取らなかった(データが到着しなかった)場合は,タイムアウトと
して読取時間を5秒と記録する。
b) 性能評価項目及び試験方法 読取性能に関する性能評価項目及び試験方法は,次による。
1) 読取範囲 読取範囲試験で求めるパラメタには,バーコードシンボルの分解能別に最小読取距離,
最大読取距離,読取深度(=最大読取距離−最小読取距離),水平方向視野角及び垂直方向視野角が
ある。バーコードリーダの仕様に合わせて,テストチャート(一次元シンボルはBRPT-1RES及び
二次元シンボルはBRPT-2RES)の分解能を選択し,100 %の読取率となる読取限界距離及び最大視
野角を求め,図11に示すような読取範囲図を作成する。読取範囲図を作成するに当たり,次のとお
り留意しなければならない。
− バーコードリーダの読取窓の中心から伸びる直線を中心軸とする(図10及び図11の一点鎖線参
照)。中心軸がバーコードシンボル面の中心になるようにシンボルを配置し,その距離(単位 :
mm)を計測する。
− バーコードリーダの読取窓に,バーコードシンボル面からの直接反射光が入るのを防ぐために,
バーコードシンボルを,中心軸からスキュー角方向に1015°傾けることが望ましい。
− 視野角を求めるときは,バーコードリーダの読取窓の中心を軸にして,バーコードリーダの後部
を上下左右に動かしながら試験することが望ましい。このとき,中心軸からバーコードリーダが
傾く角度を測定する手段を備えなければならない。このような試験装置が準備できない場合は,
バーコードリーダとバーコードシンボルとの相対位置が上記の方式と同じになるように,バーコ
ードシンボル側を動かしてもよい。これらの試験で用いるバーコードシンボルは,クワイエット
ゾーンを含めて考えなければならない(図10参照)。この試験では,視野角が直線状に広がらな
い場合も考慮しなければならない。
− この試験は,多面式オムニスキャナには適用しないが,参考として引用されることを妨げない。
――――― [JIS X 0527 pdf 30] ―――――
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JIS X 0527:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
JIS X 0527:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC1102-3:1997
- 直動式指示電気計器 第3部:電力計及び無効電力計に対する要求事項
- JISC60068-2-1:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-1部:低温(耐寒性)試験方法(試験記号:A)
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC60068-2-78:2015
- 環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
- JISC61000-4-2:2012
- 電磁両立性―第4-2部:試験及び測定技術―静電気放電イミュニティ試験
- JISC61000-4-3:2012
- 電磁両立性―第4-3部:試験及び測定技術―放射無線周波電磁界イミュニティ試験
- JISC61000-4-4:2015
- 電磁両立性―第4-4部:試験及び測定技術―電気的ファストトランジェント/バーストイミュニティ試験
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8101:2006
- エタノール(99.5)(試薬)
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0805:2005
- 汚染用グレースケール
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0850:2015
- ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISP8148:2018
- 紙,板紙及びパルプ―拡散青色光反射率の測定方法―室内昼光条件(ISO白色度)
- JISP8155:2010
- 紙及び板紙―平滑度試験方法―王研法
- JISX0500-1:2009
- 自動認識及びデータ取得技術―用語―第1部:一般
- JISX0500-2:2009
- 自動認識及びデータ取得技術―用語―第2部:光学的読取媒体
- JISX0503:2012
- 自動認識及びデータ取得技術―バーコードシンボル体系仕様―コード39
- JISX0504:2014
- 自動認識及びデータ取得技術―バーコードシンボル体系仕様―コード128
- JISX0510:2018
- 情報技術―自動認識及びデータ取得技術―QRコード バーコードシンボル体系仕様
- JISX0512:2015
- 情報技術―自動認識及びデータ取得技術―バーコードシンボル体系仕様―データマトリックス
- JISX0520:2014
- 自動認識及びデータ取得技術―バーコードシンボル印刷品質の評価仕様―一次元シンボル
- JISX0521-1:2005
- バーコード検証器の適合仕様―第1部:1次元シンボル
- JISX0526:2017
- 情報技術―自動認識及びデータ取得技術―バーコードシンボル印刷品質の評価仕様―二次元シンボル
- JISZ1516:2003
- 外装用段ボール
- JISZ1529:2009
- 印刷用粘着フィルム
- JISZ1538:2009
- 印刷用粘着紙