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B 2032 : 2013
5 使用範囲
バルブの使用範囲は,次による。
a) バルブの最高許容圧力と流体の温度との関係は,表1による。
表1−最高許容圧力と流体の温度との関係
呼び圧力 最高許容 流体の温度 ゴムシート材料
圧力
MPa ℃
10K 1.0 070 アクリロニトリルブタジエンゴム
(NBR)
クロロプレンゴム(CR)
090 エチレンプロピレンゴム(EPDM)
0.7 120
16K 1.6 070 NBR,CR
090 EPDM
1.1 120
20K 2.0 070 NBR,CR
090 EPDM
1.4 120
b) 真空仕様については,受渡当事者間の協定による。
c) この表で規定する以外のゴムシート材料,0 ℃未満での使用,コーティング材料などの制限がある場
合には,受渡当事者間の協定による。
d) PDMについては,図3の圧力−温度基準を参照。
図3−EPDMを使用したバルブの圧力−温度基準
e) PDMは,鉱物油,植物油などの油類に使用してはならない。
f) 給湯用に使用する場合のゴムシート材料は,ふっ素ゴム(FKM)又はシリコーンゴム(VMQ)などと
し,圧力−温度範囲は受渡当事者間の協定による。
g) 流速 バルブ全開時の最大管内流速の参考値を,表2に示す。
――――― [JIS B 2032 pdf 6] ―――――
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B 2032 : 2013
表2−バルブ全開時の最大管内流速(参考)
単位 m/s
流体 流速
液体 3
気体 30
6 品質
6.1 性能
バルブの性能は,次による。
a) 弁箱単体の耐圧性能 弁箱単体性能は,箇条8のa)によって試験を行ったとき,弁箱に異常があって
はならない。
b) 弁箱耐圧性能 弁箱耐圧性能は,箇条8のb)によって試験を行ったとき,外部に漏れ,にじみ及び使
用上の異常があってはならない。
c) 弁座漏れ性能 弁座漏れ性能は,箇条8のc)によって試験を行ったとき,漏れがあってはならない。
d) 作動性能 作動性能は,箇条8のd)によって試験を行ったとき,バルブ開閉操作に適するように円滑
に作動しなければならない。
e) 手動弁の必要操作力 手動弁の必要操作力は,箇条8のe)によって試験を行ったとき,400 N以下で
作動できなければならない。
f) 耐久性能 耐久性能は,箇条8のf)の試験を行った後,c)の性能を保持していなければならない。
g) 弁体及び弁棒の耐圧性能 箇条8のg)の試験を行った後,c)及びd)の性能を保持していなければなら
ない。
h) 開閉力伝達部の強度 箇条8のh)の試験を行った後,円滑に作動し,c)及びd)の性能を保持していな
ければならない。
6.2 構造,形状及び寸法
バルブの構造及び形状は,目視によって確認し,また,寸法は箇条8のi)によって試験を行ったとき,
次の項目を満足しなければならない。
a) 弁箱には,口径直径方向に対向する一対の軸受を設け,棒を支える構造とし,その一端には駆動装置
が取り付けられる構造とする。
b) ゴムシートは,弁箱側又は弁体側のいずれか一方に取り付ける構造とする。その構造は,受渡当事者
間の協定による。
c) ゴムシートと接触する弁体のシート面が鋳鉄又は炭素鋼の場合は,シート面にめっき,コーティング
などの耐久性がある表面処理を行う。
d) 弁体は,全開時において流体の流れ方向と平行になるようにする。
e) 弁体及び弁棒は,適切な方法によって連結し,バルブの開閉操作力を確実に伝達し,かつ,十分な強
度をもつものとする。
f) 弁箱の弁棒貫通部は,内部流体が外部に漏れない構造とする。
g) 駆動装置の構造は,手動又は自動式とし,次による。
1) バルブの開閉は,ハンドル又はレバーの逆時計回りを“開き”,時計回りを“閉じ”とする。
2) 駆動装置には,バルブの開閉が判別できる装置を設ける。
3) 駆動装置には,所定の“開”又は“閉”の位置に弁体が正しく停止するようにストッパを設ける。
――――― [JIS B 2032 pdf 7] ―――――
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B 2032 : 2013
4) 中間開度で使用するバルブには,ロック装置を設けるのがよい。ただし,駆動装置そのものがロッ
ク機能をもつ場合は,この限りではない。
5) 手動式以外の駆動装置を取り付ける場合は,受渡当事者間の協定による。
h) 駆動部取付けフランジの寸法は,ISO 5211によるのがよい。
i) バルブの面間寸法は,表3の系列番号46,47又は48のいずれかによる。面間寸法の許容差は,±2 mm
とする。
表3−面間寸法
単位 mm
系列番号 46 47 48
呼び径 50 43 − 43
65 46 − 46
80 46 49 64
100 52 56 64
125 56 64 70
150 56 70 76
200 60 71 89
250 68 76 114
300 78 83 114
350 78 92 127
400 102 102 140
450 114 114 152
500 127 127 152
600 154 154 178
注記1 系列番号は,JIS B 2002に一致し
ている。
注記2 系列番号46,47及び48は,ISO
5752による。
j) 配管フランジとの接続部は,JIS B 2220又はJIS B 2239の10K,16K又は20Kフランジに適合するも
のとする。
k) バルブを操作したとき,配管との干渉を防止するために,弁体はスケジュール40の管の内径に対して,
表4に示す隙間をもたなければならない。隙間とは,図4に示す寸法をいう。
表4−配管との隙間
単位 mm
呼び径 隙間(最小)
150以下 2
200以上 3
――――― [JIS B 2032 pdf 8] ―――――
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B 2032 : 2013
図4−管内径と弁との隙間
l) バルブの最小内径は,表5による。
表5−バルブの最小内径
単位 mm
中心形 呼び径×0.9
偏心形 呼び径×0.85
6.3 外観
バルブの外観は,JIS B 2003の箇条7(外観検査)による。
7 材料
バルブの材料は,箇条8のj)によって試験を行い,次の項目を満足しなければならない。
a) バルブの弁箱,弁体,弁棒及びゴムシートの材料は,表6から選定する。この場合,受渡当事者間の
協定によって,使用流体及び使用条件に適した材料を選定する。
b) トリムの材料は,使用条件に対して適切なものとする。
c) 許容応力は,鋳鉄及びアルミニウムの場合は最小引張強さの1/5,鉄鋼系及び銅合金系の場合は1/3と
する。また,JIS G 4318のステンレス鋼は,JIS G 4303で規定する最小引張強さを満足するものとす
る。
d) 呼び圧力20Kのバルブに使用する材料は,JIS G 5502のFCD450以上の強度をもつものとする。
e) その他の部品に使用する材料は,使用条件に対して適切なものとする。
――――― [JIS B 2032 pdf 9] ―――――
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表6−弁箱,弁体,弁棒及びゴムシートの材料
部品名称 材料の区分 材料
弁箱 鋳鉄 JIS G 5501のFC200以上,JIS G 5502のFCD350,FCD400若しくはFCD450,附属
書AのFCD-S又はJIS G 5705のFCMB 34-10 以上
鍛鋼 JIS G 3201のSF440A以上又はJIS G 3202のSFVC2A若しくはSFVC2B
鋳鋼 JIS G 5101のSC480以上又はJIS G 5151のSCPH1以上
ステンレス鋼 JIS G 3214若しくはJIS G 4303のSUS300系又はJIS G 5121のオーステナイト系
ステンレス鋼板 JIS G 4304,JIS G 4305,JIS G 3459のSUS300系
銅合金 JIS H 5120のCAC406以上又はJIS H 5120のCAC702以上
アルミニウム JIS H 5302のADC12又はJIS H 5202のAC4C(ただし,中心形だけに適用する。)
弁体 鋳鉄 JIS G 5501のFC200以上,JIS G 5502のFCD350,FCD400若しくはFCD450,附属
書AのFCD-S又はJIS G 5705のFCMB34-10以上
鍛鋼 JIS G 3201のSF440A以上又はJIS G 3202のSFVC2A若しくはSFVC2B
鋳鋼 JIS G 5101のSC480以上又はJIS G 5151のSCPH1以上
鋼板 JIS G 3101のSS330以上
ステンレス鋼 JIS G 3214若しくはJIS G 4303のSUS300系若しくはSUS400系,又はJIS G 5121
のオーステナイト系
ステンレス鋼板 JIS G 4304又はJIS G 4305のSUS300系
銅合金 JIS H 5120のCAC406以上又はJIS H 5120のCAC702以上
弁棒 ステンレス鋼 JIS G 4303のSUS304,SUS316,SUS403,SUS410,SUS420J2,SUS431若しくは
SUS630又はJIS G 4318のSUS304,SUS316,SUS403,SUS410若しくはSUS420J2
銅合金 JIS H 3250のC6161以上
ゴムシート ゴム NBR,CR,EPDM,FKM,VMQなど
注記 この表に示す材料における“以上”とは,日本工業規格(日本産業規格)に規定する同じ規格番号の材料であって,引張強さが,
この表で規定する材料の引張強さと同等以上の材料をいう。
8 試験
バルブの試験は,次による。
a) 弁箱単体試験 弁箱単体試験は,弁箱内に空気が残らないように水を満たし,常温における最高許容
圧力の3倍の水圧を,10分間弁箱に加える。
b) 弁箱耐圧試験 弁箱耐圧試験は,JIS B 2003の9.2.1(水圧試験)及び9.2.2(空気圧試験)の試験によ
る。
c) 弁座漏れ試験 弁座漏れ試験は,JIS B 2003の9.3.1(水圧試験)及び9.3.2(空気圧試験)の試験によ
る。
d) 作動試験 作動試験は,バルブの組立後,無負荷の状態でバルブの開閉を行う。
e) 手動弁の必要操作トルク試験 手動弁の必要操作トルク試験は,バルブを閉じ,常温における最高許
容圧力の水圧を加えた後,ばねばかりなどでレバー又はハンドルの外端部を引っ張る。
f) 耐久試験 耐久試験は,常温の清浄水を用い,全閉の状態で最高許容圧力の水圧を加え,バルブの全
開全閉操作を1万回繰り返す。
g) 弁体及び弁棒の強度試験 弁体及び弁棒の強度試験は,バルブを閉じ,弁座漏れを防止する手段を行
ったうえで,弁体及び弁棒に常温における最高許容圧力の1.5倍の水圧を1分間加える。流れ方向に
制限があるものは,所定の方向から加圧する。
h) 開閉力伝達部の強度試験 開閉力伝達部の強度試験弁体を固定した状態で,常温における最高許容圧
力を加えたときの開閉操作最大トルク値の3倍を操作部に加える。
i) 寸法試験 寸法試験は,JIS B 2003の箇条6(寸法検査)による。
――――― [JIS B 2032 pdf 10] ―――――
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JIS B 2032:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.060 : 弁 > 23.060.01 : 弁一般
JIS B 2032:2013の関連規格と引用規格一覧
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- 鋳鉄製管フランジ
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