JIS A 6518:1994 ネットフェンス構成部材

JIS A 6518:1994 規格概要

この規格 A6518は、敷地の区画に用いるネットフェンスの構成部材について規定。ネット及び張り線は除く。

JISA6518 規格全文情報

規格番号
JIS A6518 
規格名称
ネットフェンス構成部材
規格名称英語訳
Components for wire net fences
制定年月日
1983年1月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

91.090
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
1983-01-01 制定日, 1988-03-01 確認日, 1994-02-01 改正日, 1999-02-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2008-03-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS A 6518:1994 PDF [13]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 6518-1994

ネットフェンス構成部材

Components for wire net fences

1. 適用範囲 この規格は,主として敷地の区画に用いるネットフェンスの構成部材(以下,構成部材と
いう。)について規定する。ただし,ネット(1)及び張り線は除く。
注(1) ネットとは,ひし形金網,被覆エキスパンドメタル及び被覆溶接金網をいう。
備考1. この規格の引用規格は,付表1に示す。
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考値である。
2. 各部の名称 構成部材の各部の名称は,図1の例のとおりとする。
図1 ネットフェンス(例図)
3. 種類 構成部材の種類は,表1のとおりとする。
表1
種類 記号 適用ネット
ひし形金網ネットフェンス用 ND JIS G 3552による。
NE
エキスパンドメタルネットフェンス用 参考1の被覆エキスパンドメタル
溶接金網ネットフェンス用 NW 参考2の被覆溶接金網
4. 品質
4.1 構成部材には,変形,き裂及び接合部分のはずれなどの欠点があってはならない。

――――― [JIS A 6518 pdf 1] ―――――

2
A 6518-1994
4.2 組立てに使用する柱,胴縁及び附属金物は,8.に規定する表面処理を施したものとする。ただし,ス
テンレス鋼材(SUS 304相当品以上のもの)を用いたものは,この限りでない。
4.3 人体又は衣服の触れるおそれのある部分には,鋭い突起などがなく安全でなければならない。
4.4 仕上げ面は平らで,膨れ,きずなどの欠点があってはならない。
4.5 塗装面は平たんで,光沢,色調が均等で,塗りむら,たれなどがあってはならない。
4.6 構成部材は,9.によって試験を行い,表2に適合しなければならない。ただし,8.4に該当する場合
は,9.4及び9.5を除くものとする。
表2
試験項目 性能 適用試験項目
強度試験 鉛直荷重試験 最大残留たわみ量は5mm以下 9.3.1
緩み,外れがないこと。
水平荷重試験 最大残留たわみ量は10mm以下 9.3.2
耐衝撃性試験 9.3.3
部材の折れ,溶接の外れがなく,かつ,使用上支障が
ないこと。
100
塗膜試験 付着試験 9.4.1
100
耐衝撃性試験 異常がないこと。 9.4.2
硬度試験 H以上 9.4.3
耐久性試験促進耐候 光沢保持率 80%以上 9.5.1(1)
性試験 変色 著しい変色が起きていないこと。 9.5.1(2)
塩水噴霧試験 さび,塗装の浮き,はがれがないこと。 9.5.2
耐アルカリ性試験
膨れ,はがれ,ひび割れがないこと。 9.5.3
4.7 構成部材に使われる柱,胴縁など,鋼材の呼び厚さは,1.6mm以上とする。
5. 寸法 構成部材によって組み立てられた製品の幅及び高さのモデュール呼び寸法は,表3のとおりと
する。
表3
単位mm
モデュール呼び寸法(2)
幅 (W) (3) 900 1 200 1 500 1 800 2 000
高さ (H) (4) 800 900 1 000 1 200 1 500 1 800 2 000 2 500 3 000
注(2) この寸法は,投影寸法を示し,取付けのためのねじ類や金物類などの
突起部分は含まない。
また,柱などを固定するための埋込み部分は含まない。
(3) 幅 (W) のモデュール呼び寸法は,柱心間寸法をいう。
(4) 高さ (H) のモデュール呼び寸法は,基礎上端から上胴縁の上端までを
いう。
5.1 製品寸法の幅 (W) 及び高さ (H) は,表3に示すモデュール呼び寸法に対して±20mmとする。
5.2 製品の製作許容差は,長さが2 000mm以下にあっては±4mmとし,長さが2 000mmを超える場合
は±6mmとする。
6. 材料 構成部材の主な部分に使用する材料は,表4又はこれと同等以上の品質をもつものとする。
また,取付け金物及びしまり金物は,表4又はこれと同等以上の品質をもつものを使用し,4.に適合し
たものとする。ただし,キャップ及び装飾品などは,主要材料と同等以上の品質をもつ表面処理を施した
アルミニウム合金材などを用いてもよい。

――――― [JIS A 6518 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
A 6518-1994
表4
JIS G 3101 JIS G 3441
JIS G 3131 JIS G 3444
JIS G 3132 JIS G 3445
JIS G 3141 JIS G 3446
JIS G 3302 JIS G 3466
JIS G 3312 JIS G 3532
JIS G 3313 JIS G 4304
JIS G 3350 JIS G 4305
7. 構造及び加工
7.1 各部の組立ては,溶接,ボルト締め又はその他の方法によって堅ろうに結合し,外力に対して容易
に外れない構造でなければならない。
7.2 見えがかり接合面は,滑らかに仕上げ,組立ては,緩みを生じないよう確実に緊締される構造でな
ければならない。
7.3 構成部材は,ネットフェンスとして組み立てられたとき,耐久性及び変形防止を考慮した構造でな
ければならない。
なお,胴縁の接合部は,外力を受けて変形した場合,簡単な方法で復元できる構造であること。
7.4 構成部材にひし形金網を張る場合は,張り線を必ず1本以上入れ,十分な引張力をもち,張り線の
間隔は750mm以下となる構造であること。
7.5 あらかじめ防せい処理又は表面処理を施した鋼板を加工した場合は,加工又は組立てによって生じ
たはがれ,劣化の部分は,防せい処理又は表面処理の補修をしなければならない。
7.6 キャップ類を使用する場合には,容易に外れないような構造でなければならない。
8. 表面処理 構成部材は,見えがかり部分及び埋込み部分に表面処理を行うものとし,その方法は下記
のとおりとする。
8.1 前処理として,下地処理の前に,油,さびなどを十分に除去しておくこと。
8.2 防せい下地処理は,次のいずれかによる。
(1) りん酸塩被膜処理又はこれと同等以上の性能をもつ下地処理を行う。
(2) IS H 8641に規定する1種AのHDZ A又はJIS H 8610に規定する1種A3級のEp−Fe/Zn8又は1種
B3級のEp−Fe/Zn8/CM1を施し,さらに,クロム酸塩被膜又はりん酸塩被膜の下地処理を行う。
8.3 塗装には,表2に規定する性能を満足する焼付け樹脂エナメル又はこれと同等以上の耐久性のある
塗料を用い,塗膜の厚さは20 上とし,均一に塗装すること。
8.4 次のような場合は,塗装は行わなくてもよい。
(1) 柱及び胴縁で,片面に350g/m2(5)(JIS H 8641のHDZ 35)以上の溶融亜鉛めっきを施した場合。
(2) 柱及び胴縁を除く附属金物で,溶融亜鉛めっき[JIS H 8641の1種A (HDZ A)]又は電気亜鉛めっき
[JIS H 8610の2種3級 (Ep−Fe/Zn8/CM2)]以上の亜鉛めっきを施した場合。
注(5) 亜鉛の付着量の測定は,JIS H 0401の3.2(塩化アンチモン法)による。
9. 試験

――――― [JIS A 6518 pdf 3] ―――――

4
A 6518-1994
9.1 数値の換算 従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値へ
の換算は,次による。
1kgf=9.80N
9.2 試験体及び試験片の採取方法 試験体は,構成部材又は構成部材を組み立てたものを用いる。ただ
し,構成部材について試験を行えない場合は,これに代わる試験片によってもよい。この場合の試験片は,
構成部材の材質と同じものであると同時に,被膜及び塗膜の処理条件もまた同じでなければならない。
9.3 強度試験
9.3.1 鉛直荷重試験 図2に示すように構成部材を3スパン組み立て,脚部を十分に固定した後,4等分
点2線荷重方式によって,中央の上胴縁に20×4cm(長さ×幅)の当て板を施し,その当て板に1 470N
[{150kgf}] の荷重を静かに1分間加える。次に,その荷重を除去し,その状態を基準として,再び1 470N
[{150kgf}] の荷重を5分間加え,その荷重を除去したときの荷重点の最大残留たわみ量を測定し,併せて各
接合部の緩み,外れの有無を調べる。ただし,上胴縁と下胴縁の断面係数が異なる場合は,それぞれにつ
いて行う。
また,胴縁が不等辺の場合は,それぞれの方向について行う。
なお,ネットは外した状態で行うものとする。
図2
9.3.2 水平荷重試験 構成部材の柱については,図3に示すようにネットが張られる面と直角方向に,表
5に示す荷重を水平方向に5分間加えた後,荷重を除去したときの最大残留たわみ量を測定する。
最大残留たわみ量の測定は,高さ1.5mの位置で行い,1.5m以下のものは,それぞれの高さで測定する。

――――― [JIS A 6518 pdf 4] ―――――

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A 6518-1994
図3
表5
柱の高さ 荷重N [{kgf}]
1 500mm以下 490 [{50}]
1 500mmを超えるもの 588 [{60}]
9.3.3 耐衝撃性試験 図4に示すように構成部材3スパンを組み立て,適用ネット及び張り線を使用する
状態に取り付けた後,JIS A 1414の6.15(衝撃試験)に規定する砂袋の質量を球状に75kgとして砂袋を振
り子長さ約3.5mにつり下げる。砂袋をネット面から水平距離80cm離れた状態から振り子状に落下させ,
ネットのほぼ中央部に衝撃を加え,ネット取付けフレーム・胴縁などの取付け部分の外れ,破損などを調
べる。
なお,試験は,両方向について行う。

――――― [JIS A 6518 pdf 5] ―――――

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JIS A 6518:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 6518:1994の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA1414:1994
建築用構成材(パネル)及びその構造部分の性能試験方法
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG3131:2018
熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JISG3132:2018
鋼管用熱間圧延炭素鋼鋼帯
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3302:2019
溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3312:2019
塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3313:2015
電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3313:2021
電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3350:2017
一般構造用軽量形鋼
JISG3350:2021
一般構造用軽量形鋼
JISG3441:2015
機械構造用合金鋼鋼管
JISG3441:2021
機械構造用合金鋼鋼管
JISG3444:2015
一般構造用炭素鋼鋼管
JISG3444:2021
一般構造用炭素鋼鋼管
JISG3445:2016
機械構造用炭素鋼鋼管
JISG3445:2021
機械構造用炭素鋼鋼管
JISG3446:2017
機械構造用ステンレス鋼鋼管
JISG3466:2015
一般構造用角形鋼管
JISG3466:2021
一般構造用角形鋼管
JISG3532:2011
鉄線
JISG3552:2007
ひし形金網
JISG4304:2012
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4304:2021
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2012
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2021
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISH0401:2013
溶融亜鉛めっき試験方法
JISH8610:1999
電気亜鉛めっき
JISH8641:2007
溶融亜鉛めっき
JISK5600-4-7:1999
塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第7節:鏡面光沢度
JISK5600-5-3:1999
塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第3節:耐おもり落下性
JISK5600-5-4:1999
塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISZ1522:2009
セロハン粘着テープ
JISZ2371:2015
塩水噴霧試験方法
JISZ8723:2000
表面色の視感比較方法