JIS C 1010-2-201:2021 測定用,制御用及び試験室用電気機器の安全性―第2-201部:制御装置の個別要求事項 | ページ 8

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C 1010-2-201 : 2021
附属書F
(規定)
ルーチン試験

F.2 保護接地

抵抗値は,0.1 Ωを超えてはならない。
F.3.1 一般

JIS C 1010-1の6.3.1 a)に規定する値以下の電源電圧については,試験は必要ない。
F.4 フローティング回路

JIS C 1010-1の6.3.1 a)に規定する値以下の電源電圧については,試験は必要ない。

F.101 主電源及びフローティング回路以外の電源回路
これらの電源回路は,F.3及びF.4に規定するもの以外の電源回路である。
試験電圧を次のa)とb)との間に印加する。
a) 電源回路
b) a)の電源回路から分離する必要がある,全ての他の回路の入出力端子を相互に接続したもの
この試験中,装置を全ての外部接地から電気的に絶縁しなければならない。
銘板,ねじ又はリベットのような小形金属部品は,回路には通常接続されていないので,この試験には
適用しない。
試験電圧は,交流,直流又はインパルスのいずれであってもよく,該当する過電圧カテゴリに対してJIS
C 1010-1の表F.1から選択する。交流及び直流電圧試験では,試験電圧を規定値まで5秒以内に上昇させ,
2秒以上保持する。インパルス試験は,IEC 61180規格群に規定された1.2/50 μs試験であり,1秒以上の間
隔で各極性について3パルス以上印加する。
試験中,空間距離でのフラッシュオーバ及び固体絶縁の破壊が生じてはならない。また,試験される装
置が損傷してはならない。
SELV又はPELV回路及びユニットについては,試験は必要ない。
JIS C 1010-1の6.3.1 a)に規定する値以下の電源電圧については,試験は必要ない。

――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 36] ―――――

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附属書L
(参考)
定義した用語の索引

定義された用語一式については,JIS C 1010-1の箇条3及びこの規格の箇条3を参照。
<附属書AA,附属書BB,附属書CC,附属書DD,附属書EE及び附属書FFは,JIS C 1010-1の附属
書にない事項である。>

――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 37] ―――――

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附属書AA
(参考)
制御装置の一般的な安全対策
AA.1 要員
AA.1.1 一般
安全を考慮する必要がある要員は,操作者及び保全者の2種類である。図AA.1に一般的な状況を示す。
注記 保全者については,3.113による。
保全者接触領域 開放形装置

保全者 危険区域

安全対策
閉鎖形装置
保全者 操作者 (HMIなど)
操作者接触領域 きょう(筐)体(収納体)
保全者 その他 一般 操作者
図AA.1−制御装置への接触と安全との関係
AA.1.2 操作者
操作者とは,意図的に危険な状態を引き起こさないように適切な教育を受け,機械又はプロセスに対し
て制御装置につながる周辺機器の操作及び制御システムの監視を行うが,制御システムの変更(プログラ
ム,ハードウェアなどの変更)を行わない人である。したがって,保護の要件は,担当操作者だけでなく,
清掃者及び不意の訪問者に対しても保護する。一般的に,操作者はハザードに接触しないことが望ましく,
そのために,ハザードは,保全者接触領域又は操作者接触領域にある閉鎖形装置だけにすることが望まし
い。
AA.1.3 保全者
制御装置の保全者接触領域又は操作者接触領域にある閉鎖形装置に存在する明らかなハザードによる,
自分自身及び他の者への万一の障害を避けるために,保全者は受けた教育及び技能を活かすことが望まれ
る。ただし,保全者を想定外のハザードから保護することが望ましい。
これは,次の例で可能である。
a) 保守·修理のために接触する必要がある部分を,電気的及び機械的危険がある部分から離れた場所に
する。
b) 危険部分へ誤って接触するのを避けるために防御を備える。
c) インタロックによって危険部分から保護する。

――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 38] ―――――

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C 1010-2-201 : 2021
d) 残留リスクに対して作業員に警告する表示又は指示を出す。
潜在的ハザードに関する情報を,傷害の可能性及び重大度に応じて,制御装置に表示又は添付し,保全
者がその情報を入手できるようにする。一般的に,操作者は,傷害を引き起こす可能性があるハザードに
さらされないようにしなければならない。また,操作者に提供される情報は,間違った電源への接続及び
誤った種類のヒューズへの交換など,ハザードとなる可能性がある誤用及び状況の回避を意図することが
望ましい。
保全者が取り扱う装置に関して資格又は認定が必要になる場合もある。
AA.2 操作者接触領域
これは制御装置の場所を意味する。保全者はこの範囲に接触し,操作者は接触に必要な教育又は指示の
レベルによって接触が可能である。この例として,電気室又はきょう(筐)体が考えられる。
AA.3 保全者接触領域
これは,保守·修理作業を行うことが想定される制御装置の領域で,ヒューズ,電池及び浄化フィルタ
の交換,並びに絶縁試験の実施がある。保全者だけが接触する。この例として,電気室又はきょう(筐)
体が考えられる。これらの領域は,通常,安全を確保している。
AA.4 装置の種類
AA.4.1 一般
2種類の制御装置を使用することがある。これらは構造上の要求事項が異なる。これは,異なる要員に
よる使用及び/又は異なる場所での設置を想定している。この2種類の制御装置は,開放形装置及び閉鎖
形装置である。
AA.4.2 開放形装置
開放形装置への接触は,保全者だけを想定している。開放形装置は,次の領域で保全者を意図しない接
触に対して保護する。
a) 想定外の危険充電部
b) 想定外の高温表面(ヒートシンク,半導体などの高温が想定される表面以外の箇所)
c) 想定外の機械的なハザード(ファンなどの想定される機械的なハザード以外の,鋭いエッジ,突出し
ているワイヤ,ねじなどの箇所)
AA.4.3 閉鎖形装置
閉鎖形装置への接触は,操作者を想定している。閉鎖形機器は,次の領域における通常状態及び単一故
障状態における接触に対して操作者を保護する。
a) 危険充電部
b) 高温表面
c) 機械的なハザード
注記 きょう(筐)体が,延焼を防ぐ目的で設計されている場合,閉鎖形装置からの延焼を防ぐため
の手段として使用されることがある。

――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 39] ―――――

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附属書BB
(参考)
電源系統図
BB.1 一般
この附属書の目的は,設計者及び認証者がこの規格を常に使用するよう促すことを意図している。
この附属書で検討した電源系統図を作成することで,システムの電気的な安全性及び絶縁を把握し,か
つ,周知することが可能である。さらに,この図面は,最初に決めた概念を,システムを将来手がける設
計者及び認証当事者に知らせるのに役立つ可能性がある。
この附属書は,開放形装置を対象とする。また,この附属書に示す図は例であり,本文を補足するもの
である。
BB.2 開放形制御装置の設置環境
図BB.1は,典型的なきょう(筐)体の例である。きょう(筐)体には,自動化システム全体の一部を
構成する複数の装置を含む。
きょう(筐)体の最上部の近くに,工場内三相交流配電(例えば,480 V交流)の受電回路遮断器及び
断路器を示す。この隣は,制御変圧器である。これは,工場電源(例えば,480 V三相交流)をきょう(筐)
体内で用いる電源(例えば,120 V単相交流)に変換するために使用する。
きょう(筐)体内電源を用いて,制御装置に供給するシステム電源(例えば,24 V直流)は,制御変圧
器の左にある。これらの近くにあるのが,きょう(筐)体内の制御盤及び制御装置に電力を分配するため
の配電回路遮断器及び端子台である。
なお,熱の発生によって下方にある温度の影響を受けやすい装置に影響を与えないようにするため,通
常,これらは,きょう(筐)体の上部近くに配置している。
きょう(筐)体の右側には,一組のPWMドライブを設置してあるが,この規格で扱っていない(IEC 61800
規格群参照)。ただし,通常,このような自動化システム構成が見られる。
感応装置(温度及び/又はEMCノイズに対して影響を受けやすい装置)は,通常,きょう(筐)体の
底面の近くにある。この規格の対象である制御装置は,左中央にある。制御装置は,感応装置に比べて温
度及びEMCノイズに対して影響を受けにくいが,きょう(筐)体の上部付近にある装置よりも影響を受
けやすい。
なお,電線路構成は,配線を種類によって分離するようにレイアウトされている。例えば,黒く塗り潰
した電線路は大電力,高電圧及びノイズが発生しやすい配線で,斜線の電線路は小電力,低電圧及びノイ
ズが発生しにくい配線である。また,大電力·高ノイズと小電力·低ノイズとの配線が近接する箇所では,
遮蔽を設ける。

――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 40] ―――――

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JIS C 1010-2-201:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61010-2-201:2017(MOD)

JIS C 1010-2-201:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 1010-2-201:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC0448:1997
表示装置(表示部)及び操作機器(操作部)のための色及び補助手段に関する規準
JISC0617-2:2011
電気用図記号―第2部:図記号要素,限定図記号及びその他の一般用途図記号
JISC0920:2003
電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JISC1010-1:2019
測定用,制御用及び試験室用電気機器の安全性―第1部:一般要求事項
JISC1010-2-30:2019
測定用,制御用及び試験室用電気機器の安全性―第2-30部:試験回路又は測定回路をもつ機器に対する個別要求事項
JISC1509-1:2017
電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
JISC2134:2007
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
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電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
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電子機器用固定コンデンサ―第14部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コンデンサ
JISC5381-21:2014
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低圧サージ防護デバイス用部品―第311部:ガス入り放電管(GDT)の要求事項及び試験回路
JISC5381-321:2004
低圧サージ防護デバイス用アバランシブレークダウンダイオード(ABD)の試験方法
JISC5381-331:2006
低圧サージ防護デバイス用金属酸化物バリスタ(MOV)の試験方法
JISC60068-2-14:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
JISC60068-2-75:2019
環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
JISC6065:2016
オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
JISC60664-1:2009
低圧系統内機器の絶縁協調―第1部:基本原則,要求事項及び試験
JISC60664-3:2019
低圧系統内機器の絶縁協調―第3部:汚損保護のためのコーティング,ポッティング及びモールディングの使用
JISC60695-11-10:2015
耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
JISC60695-11-3:1997
環境試験方法 ― 電気・電子 ― 耐火性試験 公称500W試験用炎及び指針
JISC60695-11-3:2014
耐火性試験―電気・電子―第11-3部:試験炎―公称500W炎―試験装置及び炎確認試験方法
JISC60695-2-11:2016
耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
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レーザ製品の安全基準
JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
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低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-1:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-2:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-2-2:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-3:2009
低圧開閉装置及び制御装置―第3部:開閉器,断路器,断路用開閉器及びヒューズ組みユニット
JISC8201-5-1:2007
低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第1節:電気機械式制御回路機器
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8286:2013
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8286:2021
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC9335-2-89:2005
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器の個別要求事項
JISC9335-2-89:2021
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器及び製氷機の個別要求事項
JISK7206:2016
プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
JISZ8736-1:1999
音響―音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法―第1部:離散点による測定