JIS A 5011-5:2020 コンクリート用スラグ骨材―第5部:石炭ガス化スラグ骨材 | ページ 3

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表9−港湾用途の場合の環境安全品質の検査項目
項目 環境安全形式検査 環境安全受渡検査
溶出量 溶出量
カドミウム(Cd) ○ −
鉛(Pb) ○ −
六価クロム[Cr(VI)] ○
ひ素(As) ○
水銀(Hg) ○ −
セレン(Se) ○ ○
ふっ素(F) ○ ○
ほう素(B) ○ ○
8.2.3 検査方法
環境安全品質の検査方法は,次による。
a) 環境安全形式検査 環境安全形式検査は,7.1及び7.5によって試験を行い,石炭ガス化スラグ細骨材
を用いるコンクリート構造物などの用途に応じて,6.5に規定した環境安全品質基準に適合した試料
の製造ロットを合格とする。
b) 環境安全受渡検査 環境安全受渡検査は,7.1及び7.5によって試験を行い,8.2.4に規定した環境安
全受渡検査判定値に適合した試料の製造ロットを合格とする。これに適合しなかった場合,同一の製
造ロットから同一の方法で試料を採取して,2回の再試験を行い,2回とも環境安全受渡検査判定値に
適合した場合は,その製造ロットを合格としてもよい。ただし,2回の再試験のうち,1回でも不適合
となった場合は,その製造ロットは不合格とする。
8.2.4 環境安全受渡検査判定値
環境安全受渡検査判定値は,次による。
a) 環境安全形式検査に利用模擬試料を用いた場合 環境安全形式検査に利用模擬試料を用いた場合の
環境安全受渡検査判定値は,環境安全形式試験のデータ,及び環境安全形式検査に用いた試料と同じ
条件で製造した石炭ガス化スラグ細骨材試料を用いた環境安全受渡試験のデータに基づき設定し,石
炭ガス化スラグ細骨材の性状のばらつき,他の材料の影響などの変動要因を十分に考慮した値としな
ければならない。なお,この場合の環境安全受渡検査判定値は,環境安全形式検査を実施する都度,
製造事業者が設定する。
b) 環境安全形式検査に石炭ガス化スラグ細骨材試料を用いた場合 環境安全形式検査に石炭ガス化ス
ラグ細骨材試料を用いた場合の環境安全受渡検査判定値は,環境安全品質基準のそれぞれの検査項目
の基準値と同じ値を用いる。
8.2.5 検査の頻度
環境安全品質の検査の頻度は,次による。
a) 環境安全形式検査 環境安全形式検査結果の有効期間は,合否判定を行った日を起点として3年間を
最大とする。ただし,次に該当する場合は,有効期間内にあっても検査を行わなければならない。
1) 製造設備の改良,製造プロセス,原料又は添加物の変更などの要因を伴って,環境安全品質に規定
する項目の値が大きく増加する可能性がある場合。
2) 利用模擬試料として使用するコンクリートの配合条件を新たに定める場合。ただし,石炭ガス化ス

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ラグ細骨材の単位量(1 m3のコンクリートを製造するのに用いる石炭ガス化スラグ細骨材の質量)
を小さくするときは,検査を省略しても差し支えない。
b) 環境安全受渡検査 環境安全受渡検査は,製造ロットごとに行う。なお,製造ロットの大きさは,工
場ごとの製造実態,品質管理実態などに応じて,製造事業者が設定する。

8.3 製造ロットの管理

  製造事業者は,石炭ガス化スラグ細骨材の品質を確保するために,検査の結果と対応させて,製造ロッ
トごとに管理できるようにしなければならない。
なお,検査結果が不合格になった製造ロットは,合格したロットとは明確に区分し,混在させてはなら
ない。

8.4 検査データの保管

  製造事業者は,検査によって得られた品質試験結果及び環境安全品質検査の判定結果の記録を製造ロッ
トごとに期間を定め,保管しなければならない。

9 表示

  製品の送り状には,次の事項を表示しなければならない。
a) 製品の名称,種類の記号及び区分の記号[例えば,石炭ガス化スラグ細骨材 CGS5A(一般用途)]
b) 製品の質量
c) 製造事業者名又はその略号
d) 製造工場名又はその略号
e) 製造年月日,製造年月,製造期間若しくは製造ロット番号,又はこれらいずれかの略号
f) 出荷年月日又は出荷予定年月日

10 報告

  製造事業者は,購入者から要求があった場合には,試験成績表などを提出しなければならない。試験成
績表などは,石炭ガス化スラグ細骨材を用いるコンクリート構造物などの用途に応じたものを提出する
(表10表13を参照)。

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表10−コンクリート用石炭ガス化スラグ細骨材(一般用途·港湾用途)試験成績表(JIS A 5011-5)の例
20 年 月 日 製造事業者 会社 工場
発行責任者 :
御中
製品の呼び方 ロット 化学成分 % 炭素含有率 絶乾密度 吸水率 単位容積 アルカリ
番号 酸化カルシウム酸化マグネシウム三酸化硫黄 全鉄 質量 シリカ
(CaO) (MgO) (SO3) (FeO) % g/cm3 % kg/L 反応性
( )a)
( )a)
規 CGS5 40.0以下 20.0以下 0.5以下 25.0以下 0.10以下 2.5以上 1.5以下 1.50以上 判定結果をA
定 協議によって定め 又はB b)で記入

CGS2.5 た期間における絶 する。
乾密度の見本値に
CGS1.2 対して±0.1の範囲
でなければならな
CGS5-0.3 い。
注a) 括弧内は,受渡当事者間の協議によって定めた期間(適用期間 : 20XX.XX20XX.XX)における絶乾密度の見本値を記載する。
注b) “無害”と判定されたものを“A”とし,“無害でない”と判定されたもの,又はこの試験を行っていないものを“B”とする。
製品の呼び方 ロット ふるいを通るものの質量分率 % 粗粒率 微粒分量
番号 10 mm 5 mm 2.5 mm 1.2 mm 0.6 mm 0.3 mm 0.15 mm %
( )c) ( )d)
( )c) ( )d)
規 CGS5 100 90100 80100 5090 2565 1035 215 協議によって定め 許容差は,協議によって定め
定 CGS2.5 100 95100 85100 6095 3070 1045 220 た粗粒率に対して た値に対して±2.0とする。

CGS1.2 − 100 95100 80100 3580 1550 220 ±0.20の範囲でな 微粒分量は,許容差の範囲内
CGS5-0.3 100 95100 65100 3090 1050 015 010 ければならない。 でばらつきが生じても9.0を
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超えないように定める。
0
注c) 括弧内は,受渡当事者間の協議によって定めた粗粒率を記載する。
11-
注d) 括弧内は,受渡当事者間の協議によって定めた微粒分量を記載する。
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A5
3
表11−コンクリート用石炭ガス化スラグ細骨材(一般用途)環境安全形式試験成績表(JIS A 5011-5)の例
01
20 年 月 日 製造事業者 会社 工場
1-
5
発行責任者 :
: 20
試験実施事業者(利用模擬試料の調製) :
20
試験実施事業者(検液の調製及び分析) :
御中
·環境安全形式試験における溶出量及び含有量試験結果
区分 試験項目 ロット 項目
試験の区分 対象a) 番号 カドミウム 鉛 六価クロム ひ素 水銀 セレン ふっ素 ほう素
溶出量 環境安全形式試験
mg/L 環境安全品質基準 0.01以下 0.01以下 0.05以下 0.01以下 0.000 5以下 0.01以下 0.8以下 1以下
含有量 環境安全形式試験
mg/kg 環境安全品質基準 150以下 150以下 250以下 150以下 15以下 150以下 4 000以下 4 000以下
注a) 対象の欄には環境安全形式試験に用いた試料が利用模擬試料又は石炭ガス化スラグ細骨材試料の別を示す。
·利用模擬試料に用いたコンクリートの配合
配合の 水セメント 細骨材率 CGS 単位量 kg/m3 化学 スランプ 空気量 単位容積
種類 比 混合率 水 セメント 細骨材 粗骨材 混和剤 質量
% % % CGS g cm % kg/m3
この環境安全形式検査に用いた石炭ガス化スラグ細骨材であっても,この表に示す混合率を超えて石炭ガス化スラグ細骨材を配合してはならない。
·溶出量試験及び含有量試験に用いた利用模擬試料の粒度
単位 質量分率%
区分 溶出量試験に用いた利用模擬試料の粒度 含有量試験に用いた利用模擬試料の粒度
40 mm以上 40 mm20 mm 20 mm5 mm 5 mm2.5 mm 2.5 mm以下 2.0 mm以上 2.0 mm0.6 mm 0.6 mm0.15 mm 0.15 mm以下
混合 試験結果
割合 規定値 0 30±5 40±5 10±5 20±5 0 50±5 25±5 25±5
環境安全形式検査結果の有効期限 : 年 月 まで

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表12−コンクリート用石炭ガス化スラグ細骨材(港湾用途)環境安全形式試験成績表(JIS A 5011-5)の例
20 年 月 日 製造事業者 会社 工場
発行責任者 :
試験実施事業者(利用模擬試料の調製) :
試験実施事業者(検液の調製及び分析) :
御中
·環境安全形式試験における溶出量試験結果
区分 試験項目 ロット 項目
試験の区分 対象a) 番号 カドミウム 鉛 六価クロム ひ素 水銀 セレン ふっ素 ほう素
溶出量 環境安全形式試験
mg/L 環境安全品質基準 0.03以下 0.03以下 0.15以下 0.03以下 0.001 5以下 0.03以下 15以下 20以下
注a) 対象の欄には環境安全形式試験に用いた試料が利用模擬試料又は石炭ガス化スラグ細骨材試料の別を示す。
·利用模擬試料に用いたコンクリートの配合
配合の 水セメント 細骨材率 CGS 単位量 kg/m3 化学 スランプ 空気量 単位容積
種類 比 混合率 水 セメント 細骨材 粗骨材 混和剤 質量
% % % CGS g cm % kg/m3
この環境安全形式検査に用いた石炭ガス化スラグ細骨材であっても,この表に示す混合率を超えて石炭ガス化スラグ細骨材を配合してはならない。
環境安全形式検査結果の有効期限 : 年 月 まで
A5 011-
5 : 2020
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――――― [JIS A 5011-5 pdf 15] ―――――

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JIS A 5011-5:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 5011-5:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA0203:2019
コンクリート用語
JISA1102:2014
骨材のふるい分け試験方法
JISA1103:2014
骨材の微粒分量試験方法
JISA1104:2019
骨材の単位容積質量及び実積率試験方法
JISA1109:2020
細骨材の密度及び吸水率試験方法
JISA1110:2020
粗骨材の密度及び吸水率試験方法
JISA1145:2017
骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)
JISA1158:2014
試験に用いる骨材の縮分方法
JISA1158:2020
試験に用いる骨材の縮分方法
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0058-1:2005
スラグ類の化学物質試験方法―第1部:溶出量試験方法
JISK0058-2:2005
スラグ類の化学物質試験方法―第2部:含有量試験方法
JISK0116:2014
発光分光分析通則
JISK0119:2008
蛍光X線分析通則
JISK0211:2013
分析化学用語(基礎部門)
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8085:2006
アンモニア水(試薬)
JISK8085:2021
アンモニア水(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8223:2016
過塩素酸(試薬)
JISK8432:2017
酸化マグネシウム(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISM8810:1994
石炭類及びコークス類―サンプリング,分析並びに試験方法の通則
JISM8819:1997
石炭類及びコークス類―機器分析装置による元素分析方法
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISQ17025:2018
試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
JISQ17050-1:2005
適合性評価―供給者適合宣言―第1部:一般要求事項
JISQ17050-2:2005
適合性評価―供給者適合宣言―第2部:支援文書
JISZ2616:2015
金属材料の硫黄定量方法通則
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8801-1:2019
試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい