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B 2312 : 2015
JA.11 管継手のシャルピー衝撃試験
JA.11.1 管継手のシャルピー衝撃試験は,管継手から採取した試験片で行う。
JA.11.2 PS410,PS480,PL380,PL450及びPL690の管継手のシャルピー衝撃試験の試験方法,試験温度
及び吸収エネルギーは,表4に規定した鋼管に関する日本工業規格(日本産業規格)の規定による。
JA.11.3 試験片は管継手のロットごとに一組(3個)を採り,JIS Z 2242のVノッチ試験片とする。
なお,規定の試験片が採取できない管継手については,試験を行わない。また,管継手のロットの大き
さは,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS B 2312 pdf 31] ―――――
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附属書JB
(規定)
特殊な形状の管継手
JB.1 一般
この附属書は,箇条4(種類)に規定していない特殊な形状の管継手の種類,形状及び寸法,表示並び
に報告例について規定する。その他については,本体の規定を適用する。
JB.2 特殊な形状の管継手
JB.2.1 種類
表1に示す以外の特殊な形状の管継手の形状による種類及びその記号は,表JB.1による。
表JB.1−形状による種類及びその記号
形状による種類 記号a) 参照箇所
大分類 小分類
ロング L) 図JB.1
特殊角度エルボ 特殊角度 45°,90°及び180°を除く180°
ショート S) 未満の角度とし,注文者の指定による。
ネック付き45°エルボ ロング 45E(L) N
表JB.2
(両ネック)b) ショート 45E(S) N
ネック付き90°エルボ ロング 90E(L) N
表JB.2
(両ネック)b) ショート 90E(S) N
ネック付き180°エルボ ロング 180E(L) N
図JB.2
(両ネック)b) ショート 180E(S) N
ロング L) N 図JB.3
ネック付き特殊角度
特殊角度 45°,90°及び180°を除く180°
エルボ(両ネック)b) ショート S) N 未満の角度とし,注文者の指定による。
ネック付き45°エルボ ロング 45E(L) KN
表JB.2
(片ネック)b) ショート 45E(S) KN
ネック付き90°エルボ ロング 90E(L) KN
表JB.2
(片ネック)b) ショート 90E(S) KN
ネック付き180°エルボ ロング 180E(L) KN
図JB.4
(片ネック)b) ショート 180E(S) KN
ロング L) KN 図JB.5
ネック付き特殊角度
特殊角度 45°,90°及び180°を除く180°
エルボ(片ネック)b) ショート S) KN 未満の角度とし,注文者の指定による。
ネック付きキャップb) − CN 図JB.6
同心 R(C) N
ネック付きレジューサb) 図JB.7
偏心 R(E) N
同径 T(S) N
ネック付きT b) 図JB.8
径違い T(R) N
――――― [JIS B 2312 pdf 32] ―――――
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表JB.1−形状による種類及びその記号(続き)
注記 特殊角度エルボの記号の例
例1 エルボロング89.4°の場合 : 89.4E(L)
例2 エルボショート66°22′15″の場合 : 66°22′15″E(S)
例3 エルボロング22°の場合 : 22E(L)
注a) 記号の丸括弧は,省略してよい。
例 45E(L) Nの場合は,45ELN
b) 管継手の端部に継目なく追加した直管をネックといい,ネックの長さは,各端面において異なってもよ
い。また,T及びレジューサは,指定の端部だけにネックを付けることができる。
JB.2.2 形状及び寸法
形状及び寸法は,次による。
a) ネック付き90°エルボ(両ネック及び片ネック)及びネック付き45°エルボ(両ネック及び片ネック)
の形状及び寸法は,表JB.2による。
b) 特殊角度エルボの形状は,図JB.1による。特殊角度 受渡当事者間の協定による。外径Dは,
表10による。
なお,特殊角度 ルボの中心から端面までの距離Sは,S=F×tan ( 一 ‰
ここに,Fは,表10の90°エルボの中心から端面までの距離(F)とする。
c) ネック付き180°エルボ(両ネック及び片ネック)の形状は,図JB.2及び図JB.4による。
なお,受渡当事者間の協定によって表10の寸法に指定のネック長さNを付けることができる。
d) ネック付き特殊角度エルボ(両ネック及び片ネック)の形状は,図JB.3及び図JB.5による。特殊角
度 びネック長さNは,受渡当事者間の協定による。外径Dは,表10による。
e) ネック付きキャップの形状は,図JB.6による。
なお,受渡当事者間の協定によって表11の寸法に指定のネック長さNを付けることができる。
f) ネック付きレジューサの形状は,図JB.7による。
なお,受渡当事者間の協定によって表12の寸法に指定のネック長さNを付けることができる。
g) ネック付きTの形状は,図JB.8による。
なお,受渡当事者間の協定によって表13及び表14の寸法に指定のネック長さNを付けることがで
きる。
h) 寸法の許容差及び許容値は,次による。
1) エルボの中心から端面までの距離の許容差は,表15の中心から端面までの距離(H,F)による。
なお,ネック付きの場合は,ネックの長さを含めたものとする。
2) 180°エルボのネック長さを含む背から端面までの距離の許容差は,表15の背から端面までの距離
(K)による。
3) ネック付きキャップのネック長さを含む背から端面までの距離の許容差は,表15の背から端面まで
の距離(E,E1)による。
4) ネック付きレジューサのネック長さを含む端面から端面までの距離の許容差は,表15の端面から端
面までの距離(H)による。
5) ネック付きTのネック長さを含む中心から端面までの距離の許容差は,表15の中心から端面まで
の距離(C,M)による。
6) オフアングル及びオフプレンの許容値は,表16のオフアングル(X)及びオフプレン(Y)による。
――――― [JIS B 2312 pdf 33] ―――――
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JB.2.3 表示
箇条14に規定する事項に加え,次を表示する。ただし,角度及び長さの単位記号は,省略してもよい。
なお,表示スペースが小さくて表示が困難な場合は,受渡当事者間の協定によってa),b) 及びc) の全
ての表示を省略してもよい。
a) 特殊角度エルボの場合 指定角度
例1 指定角度89.4°の場合は,89.4
例2 指定角度66°22′15″の場合は,66°22′15″
例3 指定角度22°の場合は,22
b) ネック付きエルボの場合 記号N,KN又はネック長さ
例1 表JB.2に規定するネック長さの場合は,N,KN又はN16
例2 指定長さが10 mmの場合は,N10又はKN10
c) ネック付きキャップ,ネック付きレジューサ及びネック付きTの場合 記号N及び指定長さ
例 指定長さが10 mmの場合は,N10
JB.2.4 形状の報告例
箇条15に規定する検査証明書に記載する形状の報告例を,次に示す。
a) 特殊角度エルボロング89.4°,片ネック指定長さ10 mmの場合は,89.4E(L) KN10
b) ネック長さ10 mmのネック付きキャップの場合は,CN10
c) ネック長さ10 mmのネック付きレジューサ偏心の場合は,R(E) N10
d) ネック長さ10 mmのネック付きT径違いの場合は,T(R) N10
――――― [JIS B 2312 pdf 34] ―――――
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B 2312 : 2015
表JB.2−ネック付きエルボの形状及び寸法
単位 mm
径の呼びa) 外径 中心から端面までの距離 ネック長さ
45°エルボ 90°エルボ
H F
A B D ロング ショート ロング ショート N b)
25 1 34.0 15.8 − 38.1 25.4 16
32 11/4 42.7 19.7 − 47.6 31.8 16
40 11/2 48.6 23.7 15.8 57.2 38.1 16
50 2 60.5 31.6 21.0 76.2 50.8 16
65 21/2 76.3 39.5 26.3 95.3 63.5 18
80 3 89.1 47.3 31.6 114.3 76.2 18
90 31/2 101.6 55.3 36.8 133.4 88.9 18
100 4 114.3 63.1 42.1 152.4 101.6 18
125 5 139.8 78.9 52.6 190.5 127.0 20
150 6 165.2 94.7 63.1 228.6 152.4 22
200 8 216.3 126.3 84.2 304.8 203.2 25
250 10 267.4 157.8 105.2 381.0 254.0 30
300 12 318.5 189.4 126.2 457.2 304.8 30
注a) この表以外の径の呼びであっても,表10の径の呼びの範囲であれば受渡当事者間の協定によってネ
ックを付けることができる。
b) ネック長さNは,受渡当事者間の協定によって,この表以外の寸法にしてもよい。
――――― [JIS B 2312 pdf 35] ―――――
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JIS B 2312:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3419:1981(MOD)
- ISO 5251:1981(MOD)
JIS B 2312:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.40 : 金属継手
JIS B 2312:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0151:2018
- 鉄鋼製管継手用語
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG0567:2012
- 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法
- JISG0567:2020
- 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法
- JISG3103:2019
- ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板
- JISG3106:2015
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3106:2020
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3126:2015
- 低温圧力容器用炭素鋼鋼板
- JISG3126:2021
- 低温圧力容器用炭素鋼鋼板
- JISG3127:2013
- 低温圧力容器用ニッケル鋼鋼板
- JISG3202:1988
- 圧力容器用炭素鋼鍛鋼品
- JISG3203:1988
- 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品
- JISG3205:1988
- 低温圧力容器用鍛鋼品
- JISG3214:1991
- 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品
- JISG3454:2017
- 圧力配管用炭素鋼鋼管
- JISG3455:2016
- 高圧配管用炭素鋼鋼管
- JISG3455:2020
- 高圧配管用炭素鋼鋼管
- JISG3456:2019
- 高温配管用炭素鋼鋼管
- JISG3458:2018
- 配管用合金鋼鋼管
- JISG3458:2020
- 配管用合金鋼鋼管
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3460:2018
- 低温配管用鋼管
- JISG3467:2013
- 加熱炉用鋼管
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4109:2019
- ボイラ及び圧力容器用クロムモリブデン鋼鋼板
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4312:2019
- 耐熱鋼板及び鋼帯
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2242:2018
- 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
- JISZ2343-1:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方