この規格ページの目次
19
C 1010-2-201 : 2021
現場配線端子の最小沿面距離は,表104による。
表104−現場配線端子における1 000 V以下の過電圧カテゴリIIの
空気中の最小沿面距離及び最小空間距離d) e)
動作電圧 端子間空間距離 端子間沿面距離
(U) mm mm
交流実効値c) 一般使用 制限定格a) b)変形の可能性があ 一般使用 制限定格a) b)
V る金属きょう(筐)
体面との空間距離
U≦ 50 1.6 1.6 12 1.6 1.6
50 150 300 600 注記 この表は,UL 508,UL 1059及びIEC 61131-2:2007を基にしている。
注a) 150 V以下で15 A以下,151 V300 Vで10 A以下,又は301 V600 Vで5 A以下の定格である制御装置に
適用する。
b) 一度に接続する負荷の合計が150 V以下で30 A,151 V300 Vで20 A,又は301 V600 Vで10 A以下の,
複数の負荷を制御する制御装置に適用する。
c) 直流又は交流のピーク値は,交流実効値の2倍とする。
d) 過電圧カテゴリIII及びIVの場合,附属書Kを適用しなければならない。
e) SELV 24 V及び230 Vの混合電圧の現場配線端子(及びコネクタ)において,表104又は6.7.2の二つの動作
電圧のうちの高い方の動作電圧に対する,より大きな空間距離及び沿面距離を使用しなければならない。
適合性は,検査及び測定によって確認する。
6.10 主電源への接続及び機器の部分間の接続
JIS C 1010-1のこの細分箇条は,コードで接続された主電源にだけ適用する。
6.11 電源からの開放
7 機械的なハザードに対する保護
次を除いて,JIS C 1010-1のこの箇条を適用する。
7.1.101 開放形装置及びパネル取付形装置
開放形装置は,操作者を機械的なハザードなどから保護するきょう(筐)体内に設置することを意図し
ている。パネル取付形装置は,きょう(筐)体内の部分については開放形装置とみなしてもよい。ただし,
きょう(筐)体の内部になく,操作者が接触可能な,制御装置の部分は,潜在的なハザードから保護を提
供するきょう(筐)体の一部とみなして,箇条7に従って評価しなければならない。
――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 21] ―――――
20
C 1010-2-201 : 2021
Enclosure, with regard
機械的なハザードが
to mechanical hazards HMIのスクリーン部分はきょ
関係するきょう(筐)
う(筐)体の外側にあるので,
HMI screen area is outside
体 the enclosure and as such
機械的なハザードに関して,閉
shall meet requirements of
HMI回路の大部分はきょう 鎖形装置の要求事項を満たさ
enclosed equipment, with
regard to mechanical
なければならない。
(筐)体の内側にあるので,機
The bulk of the HMI circuitry hazards.
is inside the enclosure and
械的なハザードに関して,最低
as such shall meet, at least,
requirements of open
限,開放形装置の要求事項を満
equipment, with regard to
たさなければならない。
mechanical hazards.
図103−パネル取付形装置に関する機械的なハザード
7.2 鋭いエッジ
注記101 保全者が接触可能な部分又は区域を考慮することがある。
7.3.3 身体部分への機械的ハザードに対するリスクアセスメント
制御装置の可動部が冷却ファンだけの場合,接触可能性の確認だけ必要である。
7.3.4 力及び圧力の制限
7.3.5 可動部間の間隙の限度
7.7 飛散物
8 機械的ストレスに対する耐性
8.1 一般
通常のエネルギー保護レベルは,6.8±5 % Jである。
8.1.101 開放形装置
開放形装置は,ハザードから操作者を保護する安全性をもつ別のきょう(筐)体内への設置を想定して
いる。
8.1.102 パネル取付形装置
パネル取付形装置は,きょう(筐)体の内部の部分に関しては開放形装置とみなしてもよい。ただし,
きょう(筐)体の内部になく,操作者が接触可能な,制御装置の部分は,潜在的な危険から保護を提供す
――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 22] ―――――
21
C 1010-2-201 : 2021
るきょう(筐)体の一部とみなして,箇条8に従って評価しなければならない。
8.2.2 衝撃試験
各試験点に直径が約50 mmの滑らかな鋼球で衝撃を1回加える。
寸法X及び質量mは,次の式によって求める。
J=X×m×g
J=6.8±5 %
g=10 m/s2
注記1 この式を用いると,寸法X及び質量mの値は,約1.3 m及び約0.5 kgである。
注記2 試験式,単位などは,JIS C 60068-2-75の振り子ハンマ試験方法から引用する。
8.3 落下試験
この細分箇条は閉鎖形装置に適用するが,開放形装置には適用しない。
9 火の燃え広がりに対する保護
9.2 機器内の着火源の排除又は軽減
注記 エネルギーを制限する回路の絶縁は,機能絶縁であるとみなされている。
図102も参照。
9.3.2 構造的要求事項
開放形装置には,a)及びb)を適用する。
閉鎖形装置には,a),b)及びc)を適用する。
きょう(筐)体の中に取り付けるパネル取付形装置の一部が非金属材料である場合,燃焼性分類はV-1
以上であるか,又は次に規定するグローワイヤ試験を行って適合性を確認する(図104を参照)。
注記 きょう(筐)体の壁を突き抜けたパネル取付形HMI機器の例
――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 23] ―――――
22
C 1010-2-201 : 2021
Enclosure, with regard
延焼を防ぐためのきょう
to spread of fire
(筐)体
HMIのスクリーン部分は,
HMI screen area is outside
きょう(筐)体の外側にある
theenclosure and as such
meet requirements of
shall
ので,延焼に関して,閉鎖形
HMI回路の大部分はきょう(筐) enclosed equipment, with
装置の要求事項を満たさな
regardto spread of fire.
体の内側にあるので,延焼に関し
The bulk of the HMI circuitry ければならない。
is inside the enclosure and
て,最低限,開放形装置の要求事
as such shall meet, at least,
項を満たさなければならない。
requirements of open
equipment, with regard to
spread of fire.
図104−パネル取付形装置に関する延焼のハザード
バッフル(JIS C 1010-1の図12参照)又は燃焼バリアでない非金属材料,及びきょう(筐)体の一部で
はない非金属材料では,燃焼性分類は要求されない。
JIS C 60695-2-11によるグローワイヤ試験で750 ℃,かつ,30秒の条件を適用し,30秒以下の消火時間
でなければならない。
きょう(筐)体,及びバッフル又は燃焼バリアは,金属又はJIS C 60695-11-10の燃焼性分類V-1以上の
非金属材料でなければならない。マグネシウム合金をきょう(筐)体又は燃焼バリアに使用する場合,附
属書DDに規定するように検証しなければならない。
適合性は,検査によって確認する。きょう(筐)体又は燃焼バリアがマグネシウム合金製である場合,
c) 2)の要求事項を附属書DDの燃焼性試験によって適合性を確認する。c) 2)の要求事項における,燃焼性
分類の適合性に疑いがある場合は,関連部品に使用する材料のサンプルに対して,JIS C 60695-11-10の垂
直燃焼試験によって適合性を確認する。
10 機器の温度限度及び耐熱性
10.1 やけどへの保護に対する表面温度限度
――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 24] ―――――
23
C 1010-2-201 : 2021
表19−通常状態での表面温度限度
部分 閉鎖形装置 開放形装置
℃ ℃
1 きょう(筐)体又はバリアの外側表面(意図しない接触)
a) 金属(被膜なし又は酸化皮膜) 65 70
b) 金属(塗装又は非金属被膜) 80 85
c) プラスチック 85 85
d) ガラス及びセラミック 80 85
e) 通常使用では接触しそうにない小さいエリア(2 cm2未満) 100 100
2 つまみ及び取っ手(通常使用中の接触)
a) 金属 55 55
b) プラスチック 70 70
c) ガラス及びセラミック 65 70
d) 通常使用中に短時間だけ保持される非金属部分(1秒4秒) 70 85
注記1 通常使用中の接触は,通常使用中に操作者が表面に接触するか,又は保全者が表面に接触する可能性があ
る。
注記2 この表は,IEC Guide 117:2010に基づいている。
周囲温度定格が40 ℃を超える機器では,より高い温度限度の可能性がある。JIS C 1010-1の10.1を参照。
5.4.4のj)を参照。
10.3 その他の温度測定
この規定は,例えば,入出力など制御装置の現場配線に,又は電力を消費する部分をもたない,制御装
置の現場配線用の端子箱には適用しない。
f) 温度試験中,現場配線端子の温度を測定しなければならない。現場配線の絶縁温度に関する要求事項
を決定するため,測定データを装置の定格周囲温度と関連して用いなければならない。
10.4.1 一般
10.4.1.100 一般的な方法
試験対象機器(EUT)は,標準試験状態の条件で試験しなければならない。周囲温度は,JIS C 1010-1
の1.4.1 c)又は1.4.2 c)に規定する最大定格周囲温度と同じでなければならない。
注記1 定格周囲温度は,定格動作温度,Taのような記号など,他の用語で言い表すことがある。
特定の単一故障状態を指定していない限り,換気,冷却液,断続使用の制限などに関して,製造業者の
指示に従う。冷却液は最高定格温度でなければならない。
EUTは,最悪条件の位置及び向きに取り付けなければならない。
EUTは,最悪条件の放熱が発生するように構成しなければならない。この放熱は負荷電流,入力電圧,
入力周波数,入出力デューティ比などの組合せによって生じる場合がある。
EUTの現場配線は,製造業者の指示に従って,EUTの最大定格電流に適した最小サイズでなければなら
ない。
EUTの周囲の試験室,試験チャンバ,又は試験箱(サイズは試験基準にはない)の環境は,EUTの一部
――――― [JIS C 1010-2-201 pdf 25] ―――――
次のページ PDF 26
JIS C 1010-2-201:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61010-2-201:2017(MOD)
JIS C 1010-2-201:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.40 : 工業計測及び制御
- 19 : 試験 > 19.020 : 試験条件及び手順一般
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.020 : 度量衡及び測定一般
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.110 : 機械の安全
JIS C 1010-2-201:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0448:1997
- 表示装置(表示部)及び操作機器(操作部)のための色及び補助手段に関する規準
- JISC0617-2:2011
- 電気用図記号―第2部:図記号要素,限定図記号及びその他の一般用途図記号
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC1010-1:2019
- 測定用,制御用及び試験室用電気機器の安全性―第1部:一般要求事項
- JISC1010-2-30:2019
- 測定用,制御用及び試験室用電気機器の安全性―第2-30部:試験回路又は測定回路をもつ機器に対する個別要求事項
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC2134:2007
- 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
- JISC2134:2021
- 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
- JISC3665-1-2:2007
- 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
- JISC5101-14:2014
- 電子機器用固定コンデンサ―第14部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コンデンサ
- JISC5381-21:2014
- 低圧サージ防護デバイス―第21部:通信及び信号回線に接続するサージ防護デバイス(SPD)の要求性能及び試験方法
- JISC5381-311:2016
- 低圧サージ防護デバイス用部品―第311部:ガス入り放電管(GDT)の要求事項及び試験回路
- JISC5381-321:2004
- 低圧サージ防護デバイス用アバランシブレークダウンダイオード(ABD)の試験方法
- JISC5381-331:2006
- 低圧サージ防護デバイス用金属酸化物バリスタ(MOV)の試験方法
- JISC60068-2-14:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
- JISC60068-2-75:2019
- 環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
- JISC6065:2016
- オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
- JISC60664-1:2009
- 低圧系統内機器の絶縁協調―第1部:基本原則,要求事項及び試験
- JISC60664-3:2019
- 低圧系統内機器の絶縁協調―第3部:汚損保護のためのコーティング,ポッティング及びモールディングの使用
- JISC60695-11-10:2015
- 耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
- JISC60695-11-3:1997
- 環境試験方法 ― 電気・電子 ― 耐火性試験 公称500W試験用炎及び指針
- JISC60695-11-3:2014
- 耐火性試験―電気・電子―第11-3部:試験炎―公称500W炎―試験装置及び炎確認試験方法
- JISC60695-2-11:2016
- 耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
- JISC6802:2014
- レーザ製品の安全基準
- JISC7550:2011
- ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
- JISC8201-2-1:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
- JISC8201-2-1:2021
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
- JISC8201-2-2:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
- JISC8201-2-2:2021
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
- JISC8201-3:2009
- 低圧開閉装置及び制御装置―第3部:開閉器,断路器,断路用開閉器及びヒューズ組みユニット
- JISC8201-5-1:2007
- 低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第1節:電気機械式制御回路機器
- JISC8285:2018
- 工業用プラグ,コンセント及びカプラ
- JISC8286:2013
- 電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
- JISC8286:2021
- 電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
- JISC9335-2-89:2005
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器の個別要求事項
- JISC9335-2-89:2021
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器及び製氷機の個別要求事項
- JISK7206:2016
- プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
- JISZ8736-1:1999
- 音響―音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法―第1部:離散点による測定