この規格ページの目次
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K 2234 : 2018
5 一般事項
この試験において共通する一般事項は,JIS K 0050による。数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
なお,試験上の注意事項は,次による。
a) 保護具の着用 目,皮膚などを守るため保護具を着用する。
b) 操作 操作は,安全を確認しながら行う。
c) 廃棄物の処理 廃棄する試料などは,水質及び大気の汚染源とならないように処置する。
d) 法規の遵守 関連する法令・法規に従って,取り扱わなければならない。
6 試料採取方法
試料採取方法は,JIS K 2251による。
7 試験場所の標準状態
試験場所の標準状態は,JIS Z 8703に規定する常温(535 ℃),常湿[4585 %(相対湿度)]とする。
8 試験方法
8.1 密度
密度は,JIS K 0061の7.1(浮ひょう法)又は7.3(振動式密度計法)によって測定する。
なお,比重(15/4 ℃)で目盛られた浮ひょうを用いて密度を求める場合は,次による。
D=0.999 845×(S15−E)
ここに, D : 密度(20 ℃)(g/cm3)
S15 : 比重(15/4 ℃)で目盛られた浮ひょうの示度
E : 器差
比重(20/20 ℃)から密度(20 ℃)を求める場合は,次による。
D=0.998 20×S20
ここに, D : 密度(20 ℃)(g/cm3)
S20 : 比重(20/20 ℃)
0.998 20 : 水の密度(20 ℃)(g/cm3)
8.2 泡立ち性
8.2.1 装置及び器具
装置及び器具は,JIS R 3505に規定する100 mLのメスシリンダー有栓形を用いる。
8.2.2 試薬
水 導電率0.3 mS/m以下のイオン交換水。
8.2.3 操作
操作は,次による。
a) 試料の体積分率30 %水溶液50 mLをメスシリンダーに取り,23±5 ℃に30分間保つ。
b) メスシリンダーを上下に強く100回(約30秒間)振とうする。
c) メスシリンダーを静置し,10秒間後,泡の体積を目視によって読み取る。
なお,泡の体積を判定するとき,静置10秒間後の泡の状態が,メスシリンダー内壁にリング状に残
り,中央部に液面が現れている場合は,ゼロと判定する。
d) この操作を2回繰り返し,その平均値を記録する。
――――― [JIS K 2234 pdf 6] ―――――
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K 2234 : 2018
8.3 水分
水分は,JIS K 0068の6.3(容量滴定法)によって測定し,2回の測定結果を平均し,小数点以下1桁に
丸める。
8.4 pH値
8.4.1 pH計
JIS Z 8802に規定するもの。
8.4.2 試薬
水 8.2.2による。
8.4.3 操作
pH値は,体積分率30 %水溶液を作り,JIS Z 8802の箇条8(操作方法)によって535 ℃で測定し,2
回の測定結果を平均し,小数点以下1桁に丸める。
8.5 凍結温度
8.5.1 凍結温度測定装置
装置は,次の器具を用いて図1を参考に組み立てる。
a) 冷却槽 容量2 L以上,深さ270 mm以上のガラス製ジュワー瓶で,冷却管及びかき混ぜ棒が見える
もの。
b) 冷却管 空気ジャケット付き試験管で,底部に小管を付けた二重管からなり,上部にかき混ぜ棒及び
温度計の差込み口を付けたコルク栓又はゴム栓を取り付けたもの。
c) かき混ぜ棒 JIS G 4314に規定する線径1.60 mmの鋼線で作ったコイル形(コイル数は5とする。)で,
手又は電動機によって上下運動できるもの。
d) 温度計 −500 ℃の目盛範囲をもち,細分目盛0.1 ℃の浸没線付きガラス製棒状温度計又はそれと同
等の精度のある温度計。
8.5.2 器具
器具は,次による。
a) 全量ピペット JIS R 3505の付表3(全量ピペット)に規定する全量ピペット。
b) ビュレット JIS R 3505の付表1(ビュレット)に規定する活栓付きビュレット。
c) 全量フラスコ JIS R 3505の付表4(全量フラスコ)に規定する全量フラスコ。
8.5.3 試薬
試薬は,次による。
a) 冷媒用薬品 冷媒用薬品は,次のいずれかとする。
1) エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。
2) メタノール JIS K 1501又はJIS K 8891に規定するもの。
3) 2-プロパノール JIS K 1522又はJIS K 8839に規定するもの。
b) ドライアイス 市販のもの。
c) 水 8.2.2による。
――――― [JIS K 2234 pdf 7] ―――――
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単位 mm
図1−凍結温度測定装置の一例
8.5.4 試験液の調製
試験液は,次によって試料から体積分率30 %及び体積分率50 %の水溶液を調製する。
a) 試料及び水を535 ℃になるまで放置する。
b) 試料の必要量をガラス製化学用体積計の全量ピペット又はビュレットを用いて,全量フラスコにはか
りとり,水を標線近くまで加える。よく振り混ぜて535 ℃にした後,更に水を標線まで加え,再び
よく振り混ぜる。
8.5.5 操作
操作は,次による。
a) 冷却槽に,冷媒用薬品を入れ,更にドライアイスを徐々に加えて冷媒を作る。
b) 試験液75100 mLを冷却管に入れ,かき混ぜ棒及び温度計を,コルク栓又はゴム栓を用いて取り付
ける。このとき,温度計の球部又は温度測定器のセンサーの先端が試験液の中心にくるようにする。
――――― [JIS K 2234 pdf 8] ―――――
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c) 冷却管を冷媒中に入れる。このとき,試験液の液面は,冷媒の液面より約10 mm下に保つようにする。
d) 冷却を開始すると同時に測定終了まで,かき混ぜ棒を1分間に6080回の割合で上下に動かす。この
とき,かき混ぜ棒の運動範囲は,コイルの部分が液面から出ないように調節する。
1分間ごとに温度を記録し,予想凍結温度1) より5 ℃高い温度に近づいたとき冷却速度を1分間,
約1 ℃になるように調節し2),予想凍結温度に近づいたとき,15秒間ごとに0.1 ℃まではかり,図2
に示すような凍結温度曲線を作る。
注1) 予想凍結温度は,予備試験又は製造業者の配合表などを参考にして定める。
2) この調節はドライアイスの投入量を加減することによって行う。
e) 凍結温度は,図2のa) 及びc) のように凍結温度曲線が横軸に平行になった温度,図2 b) のように過
冷却の状態から最高点に達したときの温度,又は図2 d) のように変曲点を示す温度とする。
f) 新しい試験液を用いてb) e) の操作を繰り返す。
なお,図2と異なる傾向を得たときは,再試験を行う。
a) b)
c) d)
図2−凍結温度曲線
8.5.6 計算
凍結温度の計算は,2回の測定結果を平均し,小数点以下1桁に丸める。ただし,2回の測定値の差が1 ℃
以上ある場合には,測定をやり直し,その値が前回の測定値のいずれかと1 ℃未満の差であるときには,
その値との平均値を取る。また,前回の測定値のいずれとも1 ℃以上の差が生じたときは,装置及び器具
を点検し,試験をやり直す。
8.6 金属腐食性
8.6.1 装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 金属腐食性試験装置 次に示す器具を用いて,図3のように組み立てたものを二組用いる。
1) 容器 図4に規定するもの。栓は,シリコーンゴム製又はガラスをすり合わせたもの。
――――― [JIS K 2234 pdf 9] ―――――
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2) 冷却器 JIS R 3503に規定する蛇管冷却器呼び寸法400のもの。
3) 通気管 図5に規定するもの。ガス分散孔の大きさは,JIS R 3503に規定するガラスろ過板の細孔
記号2若しくは細孔記号3,又はISO 4793に規定するP100番若しくはP40番。
4) 温度計 JIS B 7414に規定する100 Pの温度計又はそれと同等の精度のある温度計。
5) 加熱装置 加熱板,水浴などで試料温度を88±2 ℃に調節することができ,連続2週間の加熱に適
するもの。
6) 乾燥空気吹込み装置 乾燥空気吹込み装置は,容器1個について毎分100±10 mLの乾燥空気を吹
き込むことができるもの。
b) ノギス JIS B 7507に規定するもの。
c) 耐水研磨紙 JIS R 6253に規定するAw又はCwのP320番。
d) 天びん 0.1 mgの桁まではかれるもの。
e) H計 8.4.1による。
f) ナイロンブラシ
g) 黄銅へら又は黄銅ブラシ
h) 試験管 図6に規定するI型目盛試験管。
i) 遠心分離器 JIS K 2503の4.3 (2)(遠心分離器)に規定するもの。
単位 mm
図3−金属腐食性試験装置の一例
――――― [JIS K 2234 pdf 10] ―――――
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JIS K 2234:2018の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 2234:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB2401-1:2012
- Oリング―第1部:Oリング
- JISB7414:2018
- ガラス製温度計
- JISB7505-1:2017
- アネロイド型圧力計―第1部:ブルドン管圧力計
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB8372-1:2003
- 空気圧―空気圧用減圧弁及びフィルタ付減圧弁―第1部:供給者の文書に表示する主要特性及び製品表示要求事項
- JISC1602:2015
- 熱電対
- JISD2602:2008
- 自動車用ウォーターホース
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISG5501:1995
- ねずみ鋳鉄品
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH5202:2010
- アルミニウム合金鋳物
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0061:2001
- 化学製品の密度及び比重測定方法
- JISK0068:2001
- 化学製品の水分測定方法
- JISK1501:2005
- メタノール
- JISK1522:2012
- イソプロピルアルコール(イソプロパノール)
- JISK2251:2003
- 原油及び石油製品―試料採取方法
- JISK2503:1996
- 航空潤滑油試験方法
- JISK6922-1:2018
- プラスチック―ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK7137-1:2001
- プラスチック―ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材―第1部:要求及び分類
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8622:2007
- 炭酸水素ナトリウム(試薬)
- JISK8839:2007
- 2-プロパノール(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8987:2006
- 硫酸ナトリウム(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISZ3282:2017
- はんだ―化学成分及び形状
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8704:1993
- 温度測定方法―電気的方法
- JISZ8802:2011
- pH測定方法