JIS L 1013:2021 化学繊維フィラメント糸試験方法 | ページ 15

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L 1013 : 2021
附属書JA
(参考)
耐光性(蛍光灯形ぜい化試験機法)
耐光性の試験は,次による。
a) 試料を6.4 cm×12.7 cmのアルミ板に張力がかからない程度にまばらに巻き取り,蛍光灯形ぜい化試験
機を用い,表JA.1の試験条件で適切な時間,試験を行い,つかみ間隔を10 cmとしてA法と同じ方
法によって引張強さを測り,次の式によって引張強さ保持率(%)を算出し10回の平均値を,JIS Z 8401
の規則B(四捨五入法)によって整数位に丸める。
S
Tm 100
S
ここに, Tm : 引張強さ保持率(%)
S : 処理前の強さ(N)
S' : 処理後の強さ(N)
表JA.1−試験条件
蛍光灯の種類 A形6本
(蛍光灯は,表JA.2のものを用いる。) B形3本
機内温度 40 ℃±5 ℃
ドラム回転速度 2回/分3回/分
光源から試料の照射面までの距離 10 cm
表JA.2−蛍光灯の種類
種類 A形 B形
電力 W 20 20
有効照射時間 h 800 800
分光エネルギー(50 h使用後)図JA.1のもの 図JA.2のもの
図JA.1−A形の分光エネルギー

――――― [JIS L 1013 pdf 71] ―――――

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図JA.2−B形の分光エネルギー

――――― [JIS L 1013 pdf 72] ―――――

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附属書JB
(規定)
酸化チタン含有率
酸化チタン含有率の試験方法は,次による。また,試験に用いる器具は,JIS K 0050による。
JB.1 吸光光度法
a) 酸化チタンは,試料約5 gの絶乾質量を求め,電気炉中で強熱を避けて灰化し,これを少量の水で200
mLのビーカーに移す。ビーカーを加熱して水分を除いた後,JIS K 8951の特級の濃硫酸(比重1.84)
15 mL及びJIS K 8960の特級の硫酸アンモニウム約10 gを加えて時計皿で覆い,砂浴上で初めは徐々
に,終わりは強く,液が透明になるまで加熱する。
b) 放冷後,液温が50 ℃以上にならないように注意しながら水を加えて全量を約100 mLとし,これを1
Lの全量フラスコに移し,水で標線まで希釈する。この中からA mL(酸化チタン含有量及びセルの厚
さによって,呈色液の吸光度0.30.5となるような量とする。)をピペットで50 mLの全量フラスコ
に移し,JIS K 8230の特級の過酸化水素水(3 %)5 mL及びJIS K 8951の特級の1 mol/L硫酸10 mL
を加えて発色させた後,水で標線まで希釈する。
c) この液をセルに移し,光電比色計で波長420 nmにおける吸光度を測定し,これからあらかじめ作成
した検量線によって,酸化チタン濃度(g/50 mL)を求め,次の式によって酸化チタン含有率を算出し,
2回の平均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下2桁に丸める。
B 1000100
T1
CA
ここに, T1 : 酸化チタン含有率(%)
A : 採取した希釈液(mL)
B : 酸化チタン濃度(g/50 mL)
C : 試料の絶乾質量(g)
d) 酸化チタン標準液の調製は,絶乾状態とした純度既知の酸化チタン約0.5 gを正確に量り,JIS K 8951
の特級の濃硫酸(比重1.84)50 mL及びJIS K 8960の特級の硫酸アンモニウム約35 gを加えて試料と
同様に処理して溶解し,1 Lの全量フラスコに移し,水で標線まで満たす。酸化チタン標準液の一定
量(酸化チタン含有量及びセルの厚さによって,呈色液の吸光度0.30.5となるような条件を満たす
量)の容量を変えて,4個以上別々に50 mLの全量フラスコにとり,試料と同様に操作して吸光度を
求め,検量線を作成する。
e) 検量線は,定期的にチェックしなければならない。また,試薬及び比色装置が変わった場合には検量
線を作成し直す必要がある。
JB.2 高周波プラズマ質量分析法(ICP質量分析法)
JB.2.1 試薬
JB.2.1.1 水 JIS K 0557に規定するA3の水。定量する元素について空試験を行って使用に支障のないこ
とを確認しておく。
JB.2.1.2 硝酸(1+1) JIS K 9901に規定する高純度試薬−硝酸を用いて調製する。
JB.2.1.3 内標準液(1 μg/mL) 内標準元素としてイットリウム,インジウム又はビスマスを用いる。内標

――――― [JIS L 1013 pdf 73] ―――――

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準液の調製には,次のJB.2.1.3.1JB.2.1.3.3に規定する溶液のうち,内標準とする元素の溶液2 mLを全量
フラスコ100 mLにとり,硝酸(1+1)2 mLを加え,水を標線まで加える。使用時に調製する。
JB.2.1.3.1 イットリウム溶液(Y 50 μg/mL) 酸化イットリウム(III)0.318 gをとり,JIS K 9901に規定
する高純度試薬−硝酸5 mLを加え,加熱して溶かし,煮沸して窒素酸化物を追い出し,放冷後,全量フ
ラスコ250 mLに移し,水を標線まで加える。この溶液10 mLを全量フラスコ200 mLにとり,水を標線ま
で加える。
JB.2.1.3.2 インジウム溶液(In 50 μg/mL) インジウム0.250 gをとり,JIS K 9901に規定する高純度試薬
−硝酸10 mLを加え,加熱して溶かし,煮沸して窒素酸化物を追い出し,放冷後,全量フラスコ250 mL
に移し入れ,水を標線まで加える。この溶液25 mLを全量フラスコ500 mLにとり,硝酸(1+1)10 mL
を加え,水を標線まで加える。
JB.2.1.3.3 ビスマス溶液(Bi 50 μg/mL) 酸化ビスマス(III)0.279 gをとり,硝酸(1+1)10 mLを加え,
加熱して溶かし,放冷後,全量フラスコ250 mLに移し入れ,水を標線まで加える。この溶液25 mLを全
量フラスコ500 mLにとり,硝酸(1+1)10 mLを加え,水を標線まで加える。
JB.2.1.4 酸化チタン標準液 酸化チタン標準液の調製は,絶乾状態とした純度既知の酸化チタン約0.5 g
をとり,正確にひょう量しビーカーに移す。JIS K 8951の特級の濃硫酸(比重1.84)50 mL及びJIS K 8960
の特級の硫酸アンモニウム約35 gを加えてJB.2.3 b) と同様に処理して溶解し,1 Lの全量フラスコに移し,
水で標線まで満たす。
JB.2.2 装置
JB.2.2.1 ICP質量分析装置 ICP質量分析装置は,次による。
a) イオン源として,高周波プラズマと同等の性能をもつものを用いてもよい。
b) サンプリングコーン及びスキマーコーンの材質からの汚染が認められないことを確認する。
JB.2.3 準備操作
準備操作は,次による。
a) 酸化チタンは,試料約5 gの絶乾質量を求め,電気炉中で強熱を避けて灰化し,これを少量の水で200
mLのビーカーに移す。ビーカーを加熱して水分を除いた後,JIS K 8951の特級の濃硫酸(比重1.84)
15 mL及びJIS K 8960の特級の硫酸アンモニウム約10 gを加える。
b) 時計皿で覆い,砂浴上で初めは徐々に,終わりは強く,液が透明になるまで加熱する。放冷後液温が
50 ℃以上にならないように注意しながら水を加えて全量を約100 mLとする。
c) これを1 Lの全量フラスコに移し,水で標線まで希釈する。
d) ) c) で処理した検液中からA mL(測定対象元素として0.05 μg50 μgを含む。)を全量フラスコ50
mLにとり,内標準液(1 μg/mL)0.5 mLを加え,硝酸の最終濃度が0.1 mol/L0.5 mol/Lとなるよう
に硝酸(1+1)を加えた後,水を標線まで加える。
注意 分析者からの汚染がないように注意する。JIS T 9107に規定する単回使用手術用ゴム手袋(パ
ウダ不使用のもの)などを用いるとよい。
JB.2.4 操作
操作は,次による。
a) B.2.3 b) で調製した検液を,試料導入部を通して高周波プラズマ中に噴霧し,チタン及び内標準元素
のそれぞれの質量/電荷数における指示値を測定し,チタンの指示値と内標準元素の指示値との比を
求める。これからあらかじめ作成した検量線によって,酸化チタン濃度(g/50 mL)を求め,次の式に
よって酸化チタン含有率を算出し,2回の平均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小

――――― [JIS L 1013 pdf 74] ―――――

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数点以下2桁に丸める。
B 1000100
T1
CA
ここに, T1 : 酸化チタン含有率(%)
A : 採取した希釈液(mL)
B : 酸化チタン濃度(g/50 mL)
C : 試料の絶乾質量(g)
b) 酸化チタン標準液の調製は,酸化チタン標準液の一定量(測定対象元素として0.05 μg50 μgを含む。)
の容量を変えて4個以上別々に50 mLの全量フラスコにとり,試料と同様に操作して酸化チタン濃度
を求め,検量線を作成する。
参考文献 JIS K 0102 工場排水試験方法
JIS T 9107 単回使用手術用ゴム手袋

――――― [JIS L 1013 pdf 75] ―――――

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JIS L 1013:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2060:1994(MOD)
  • ISO 2061:2015(MOD)
  • ISO 2062:2009(MOD)

JIS L 1013:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1013:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7751:2007
紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
JISB7753:2007
サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
JISB7754:1991
キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0061:2001
化学製品の密度及び比重測定方法
JISK0129:2005
熱分析通則
JISK0557:1998
用水・排水の試験に用いる水
JISK6233:2016
ゴム―イオンクロマトグラフィーによる全硫黄の求め方(定量)
JISK7121:1987
プラスチックの転移温度測定方法
JISK7252-1:2016
プラスチック―サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子の平均分子量及び分子量分布の求め方―第1部:通則
JISK7252-3:2016
プラスチック―サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子の平均分子量及び分子量分布の求め方―第3部:常温付近での方法
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8085:2006
アンモニア水(試薬)
JISK8085:2021
アンモニア水(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8103:2013
ジエチルエーテル(試薬)
JISK8107:2017
エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8223:2016
過塩素酸(試薬)
JISK8230:2016
過酸化水素(試薬)
JISK8271:2007
キシレン(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8372:2013
酢酸ナトリウム(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8567:2018
硝酸マグネシウム六水和物(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8680:2006
トルエン(試薬)
JISK8799:2020
フェノールフタレイン(試薬)
JISK8858:2007
ベンゼン(試薬)
JISK8886:2008
無水酢酸(試薬)
JISK8891:2006
メタノール(試薬)
JISK8893:2020
メチルオレンジ(試薬)
JISK8937:2020
リグロイン(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8960:2008
硫酸アンモニウム(試薬)
JISK9701:2013
ヘプタン(試薬)
JISK9702:2014
ジメチルスルホキシド(試薬)
JISK9901:1994
高純度試薬―硝酸
JISL0101:1978
テックス方式
JISL0104:2000
テックス方式による糸の表示
JISL0105:2020
繊維製品の物理試験方法通則
JISL0204-2:2010
繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
JISL0204-2:2020
繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
JISL0205:1972
繊維用語(糸部門)
JISL0208:2006
繊維用語―試験部門
JISL0842:2004
紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0844:2011
洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0845:1998
熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0848:2004
汗に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0849:2013
摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8722:2009
色の測定方法―反射及び透過物体色
JISZ8741:1997
鏡面光沢度―測定方法
JISZ8781-3:2016
測色―第3部:CIE三刺激値
JISZ8807:2012
固体の密度及び比重の測定方法