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L 1013 : 2021
で行わなければならない。このような例外的ケースに用いる初荷重は報告し,試験結果に関係があ
る全ての受渡当事者間で合意しなければならない。
c) 解ねんした糸の間を非回転つかみの面から回転つかみの面まで針(C.5.2)を通せるようになるまで回
転つかみを回して取り除く。必要ならば,拡大方法(C.5.3)を用いてよりが完全に除去されているか
どうかを確認する。
d) 回転カウンターに示すより方向に注意する。試験片を調べて規定するより方向と一致しているかどう
かを確認する(C.9参照)。
e) 試験片の初期長さ,より方向及びより数をC.5.1に規定する正確さで記録する。
f) 要求する試験片の本数nが,試験されるまで操作を繰り返す(C.8.3参照)。
C.10.3 単糸及びマルチフィラメント糸
a) 検ねん機(C.5.1)のつかみを250 mm±0.5 mm(又は,受渡当事者間の合意によって500 mm)の長さ
にセットする。試験片のゲージ長に著しい影響を与えるつかみの横の遊びを除去する。正確なゲージ
又は測径器でつかみ間の距離を測定して試験片のゲージ長を確認する。回転計を0にセットする。
b) 単糸及び紡績糸は.C.10.2の規定に従って操作を行う。
c) 解ねんしたときの長さの変化についての情報が要求された場合は,可動つかみを固定している機構を
解除して,解ねん後の初荷重の下で,試験片の長さを測定する。長さの変化に注意して,その増減を
表す。
d) 要求する試験片の本数nが試験されるまで操作を繰り返す(C.8.3参照)。
C.10.4 もろより糸
a) 単糸及びマルチフィラメント糸は,C.10.3に規定する手順によってもろより糸のよりの値を測定する。
b) もろより糸のよりを解除した後,切断してばらし,個々の単糸の繊維を得るため,構成する糸の1本
以外は全て取り除く。もろより糸を構成する糸は,より方向及びより数は同じであると想定される。
このことが分からない場合は,これを確認する。種類に違いがある場合は,各構成糸について別々に
試験を行い報告する。
構成する糸が紡績糸の場合は,追加試験が要求されることになるので,切り取った糸のよりが減じ
ないよう保存しておくことが望ましい。
c) 単糸の構成要素が短繊維から紡績されたものである場合は,単糸のよりの値をC.10.2によって測定す
るが,単糸の構成要素がマルチフィラメント糸の場合は,よりの値をC.10.3によって測定する。
d) 解ねんしたときの長さの変化についての情報が要求された場合は,可動つかみを固定している機構を
解除して,解ねん後の初荷重の下で,試験片の長さを測定する。長さの変化に注意して,その増減を
表す。
e) 要求する試験片の本数nが試験されるまで操作を繰り返す(C.8.3参照)。
C.10.5 ケーブル糸
a) 試験片の綱又はケーブル糸のよりの総回転数を求めるため,単糸及びマルチフィラメント糸は,C.10.3
に規定する手順によってケーブル糸のよりの値を測定する。
b) ケーブル糸のよりを解除した後,切断してばらし,個々のもろより糸の繊維を得るため,構成する糸
の1本以外は全て取り除く。初荷重の下で長さに注意し,もろより糸の構成要素[C.10.4 b)参照]の
総回転数を求めるため,マルチフィラメント糸のC.10.3に規定する手順によって,もろより糸のより
を測定する。
c) 個々の単糸の繊維を得るため,切断してばらし,構成する糸の1本以外は全て取り除く[C.10.4 b)参
――――― [JIS L 1013 pdf 66] ―――――
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L 1013 : 2021
照]。
d) 単糸が短繊維から紡績されたものである場合は,単糸のよりの値をC.10.2によって測定するが,糸が
マルチフィラメント糸の場合は,単糸のよりの値をC.10.3によって測定する。
e) 解ねんしたときの長さの変化についての情報が要求された場合は,可動つかみを固定している機構を
解除して,解ねん後の初荷重の下で,試験片の長さを測定する。長さの変化に注意して,その増減を
表す。
f) 要求する試験片の本数nが試験されるまで操作を繰り返す(C.8.3参照)。
g) 構成する単糸及びもろより糸の構成要素の最終よりを測定するよう要求された場合は,試験すべき構
成以外の糸は,全て試験片から切断してばらすものとする。つかみに残っている糸が紡績糸又はマル
チフィラメント糸は,C.10.2又はC.10.3の規定によって試験してもよい。
C.11 結果の計算
C.11.1 試験片の平均より数
試験片の平均より数は,メートル当たりの回転数とし,次の式によって計算する。
1000x
tx
l
ここに, tx : 試験片の平均より数
l : 解ねん前の試験片の長さ
x : 試験片の総回転数
C.11.2 試料の平均より数
試料の平均より数はメートル当たりの回転数とし,次の式によって計算する。
tx
tx
n
xt : 試料の平均より数
ここに,
xt : 全ての試験片の平均より数の合計
n : 試験片の数
C.11.3 測定結果の変動
変動係数及び95 %信頼区間を要求された場合は,標準の統計的方法によって計算する。
C.11.4 解ねんによる長さの変化
a) 初期長さの変化が要求された場合は,次の式によって計算し,伸長又は収縮として適切に報告する。
lu lt
l 100
lt
ここに, ·Δl· : Δlがプラスであれば伸長のパーセント
·Δl· : Δlがマイナスであれば収縮のパーセント
lt : より状態の試験片の長さ
lu : 解ねん状態の試験片の長さ
b) 短繊維から紡績した糸の計算値は,報告するに足りる信頼性がないと考えられる。
C.11.5 より係数(α)
a) より係数は,次の式によって計算する。
1
αt ρt 2
1000
――――― [JIS L 1013 pdf 67] ―――――
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L 1013 : 2021
ここに, α : より係数
t : メートル当たりの回転数で表したより数
ρt : テックスで表した繊度
b) より係数をメートル番手から計算する場合は,次の式によって計算する。
1
1 2
αtρ
t
ここに, α : より係数
t : メートル当たりの回転数で表したより数
ρt : メートル方式で表した繊度
C.12 結果の表現
a) 全ての糸のより数は,次のいずれかを報告する。
1) メートル当たりの回転数
2) センチメートル当たりの回転数
b) もろより糸又はケーブル糸の全ての構成については,別々により数を計算し,報告する。
c) 要求があれば,解ねん時の長さの増加又は減少をマルチフィラメント糸,もろより糸及びケーブル糸
の初期長さのパーセントで表し報告する。
C.13 試験報告
C.13.1 一般
試験報告は,この附属書に従って試験が行われたことを記載し,また,択一又は任意の要求事項に合致
していることを記載する。さらに,糸のタイプごとに次の事項を記載する。
C.13.2 単糸
a) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した単糸平
均より数(算術平均)
b) 全てのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平
均単糸より数(算術平均)
c) 95 %信頼区間(適切な次元)
d) 糸のより方向 S又はZ
e) 要求があれば,より解除後の長さの平均変化(%)(マルチフィラメント糸だけ)
f) 試料の形状(糸パッケージ,たて糸,織物)
g) 使用したサンプリング方法
h) 試験した試験片の数
i) 試験片の長さ(mm)
j) 使用した初荷重
k) 要求があれば,各糸のよりの変動係数(%)
l) 要求があれば,より係数
C.13.3 もろより糸
a) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均も
ろより数
――――― [JIS L 1013 pdf 68] ―――――
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L 1013 : 2021
b) 全てのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平
均もろより数
c) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均単
糸より数(処理後であれば,それを明記する。)
d) 全てのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平
均単糸より数(処理後であれば,それを明記する。)
e) それぞれのより方向 S又はZ
f) 要求があれば,それぞれのより解除後の長さの平均変化(%)及びC.13.2 f) C.13.2 k) までの項目
g) 要求があれば,より係数
C.13.4 ケーブル糸
a) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均ケ
ーブルより数
b) 全てのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平
均ケーブルより数
c) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均も
ろより数(処理後であれば,それを明記する。)
d) 全てのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平
均もろより数(処理後であれば,それを明記する。)
e) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均単
糸より数(処理後であれば,それを明記する。)
f) 全てのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平
均単糸より数(処理後であれば,それを明記する。)
g) それぞれのより方向 S又はZ
h) 要求があれば,それぞれのより解除後の長さの平均変化(%)及びC.13.2 f) C.13.2 k) までの項目
i) 要求があれば,より係数
参考文献
TERMINOLOGY OF MAN-MADE FIBRES 2017 Edition
――――― [JIS L 1013 pdf 69] ―――――
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L 1013 : 2021
附属書CA
(参考)
サンプリングの手順
CA.1 バルク試料(荷口又はロットからのケースの数)
a) 表CA.1に従い,試験するロットの代表する1個又はそれを超えるバルク試料を採取する。
表CA.1−バルク試料
荷口又はロットの数 ランダムに選択する
ケースの最小数
3以下 1
410 2
1130 3
3175 4
76以上 5
b) 試料として採取したケースが,輸送中に損傷したり,ぬ(濡)れたりした兆候がないよう注意しなけ
ればならない。
CA.2 試験室パッケージ試料の数
a) 材料仕様がない場合は,バルク試料から10個の糸パッケージを採取するが,各ケースからできるだけ
同じ数のパッケージを採取することとする。パッケージはケースの上層,中層及び下層並びに層の中
央及び側面からランダムに採取する。試験室試料は,各パッケージからできるだけ同じ数の試験片を
採取する。
b) 織物又はニットの試料採取が要求された場合,試料は試験片の数を十分に供給できる大きさでなけれ
ばならない。試験片は,糸のよりがサンプリング中に変化しないような方法で採取する。織物の糸が
試験されるとき,たて糸は,異なった端のものから採取し,よこ糸は,できるだけ多くのコップ又は
パーンを代表するように採取する。特殊なサンプリング手順は報告する。
――――― [JIS L 1013 pdf 70] ―――――
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JIS L 1013:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2060:1994(MOD)
- ISO 2061:2015(MOD)
- ISO 2062:2009(MOD)
JIS L 1013:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1013:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7751:2007
- 紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7753:2007
- サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7754:1991
- キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0061:2001
- 化学製品の密度及び比重測定方法
- JISK0129:2005
- 熱分析通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK6233:2016
- ゴム―イオンクロマトグラフィーによる全硫黄の求め方(定量)
- JISK7121:1987
- プラスチックの転移温度測定方法
- JISK7252-1:2016
- プラスチック―サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子の平均分子量及び分子量分布の求め方―第1部:通則
- JISK7252-3:2016
- プラスチック―サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子の平均分子量及び分子量分布の求め方―第3部:常温付近での方法
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8155:2017
- 塩化バリウム二水和物(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8223:2016
- 過塩素酸(試薬)
- JISK8230:2016
- 過酸化水素(試薬)
- JISK8271:2007
- キシレン(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK8372:2013
- 酢酸ナトリウム(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8567:2018
- 硝酸マグネシウム六水和物(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8680:2006
- トルエン(試薬)
- JISK8799:2020
- フェノールフタレイン(試薬)
- JISK8858:2007
- ベンゼン(試薬)
- JISK8886:2008
- 無水酢酸(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8893:2020
- メチルオレンジ(試薬)
- JISK8937:2020
- リグロイン(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8960:2008
- 硫酸アンモニウム(試薬)
- JISK9701:2013
- ヘプタン(試薬)
- JISK9702:2014
- ジメチルスルホキシド(試薬)
- JISK9901:1994
- 高純度試薬―硝酸
- JISL0101:1978
- テックス方式
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0204-2:2010
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0204-2:2020
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0205:1972
- 繊維用語(糸部門)
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0845:1998
- 熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0848:2004
- 汗に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8722:2009
- 色の測定方法―反射及び透過物体色
- JISZ8741:1997
- 鏡面光沢度―測定方法
- JISZ8781-3:2016
- 測色―第3部:CIE三刺激値
- JISZ8807:2012
- 固体の密度及び比重の測定方法