この規格ページの目次
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L 1013 : 2021
JIS L 0204-2 繊維用語(原料部門)−第2部 : 化学繊維
JIS L 0205 繊維用語(糸部門)
JIS L 0208 繊維用語−試験部門
JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0844 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0845 熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0848 汗に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色
JIS Z 8741 鏡面光沢度−測定方法
JIS Z 8781-3 測色−第3部 : CIE三刺激値
JIS Z 8807 固体の密度及び比重の測定方法
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS L 0105,JIS L 0204-2,JIS L 0205及びJIS L 0208による。
4 試験の種類
試験の種類は,次のとおりとする。ただし,括弧の数値は本体の箇条番号を示す。
a) 水分率及び付着水分率(8.1)
b) 平衡水分率(8.2)
c) 繊度(8.3)
d) フィラメント数(8.4)
e) 引張強さ及び伸び率(8.5)
f) 結節強さ(8.6)
g) 引掛強さ(8.7)
h) 衝撃強さ(8.8)
i) 伸長弾性率(8.9)
j) 初期引張抵抗度(8.10)
k) 伸縮性(8.11)
l) 伸縮復元率(8.12)
m) より数(8.13)
n) 定長耐ねん数(8.14)
o) 交絡度及び交絡数(8.15)
p) かさ高性(8.16)
q) 比重及び密度(8.17)
r) 寸法変化率(8.18)
s) 融点及び熱収縮温度(合成繊維に適用)(8.19)
――――― [JIS L 1013 pdf 6] ―――――
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L 1013 : 2021
t) 耐候性(8.20)
u) 耐光性(8.21)
v) 耐薬品性(8.22)
w) 白色度(8.23)
x) 光沢度(8.24)
y) 灰分(8.25)
z) 酸化チタン含有率(8.26)
aa) 溶剤抽出分(8.27)
ab) スキン率(レーヨンに適用)(8.28)
ac) 硫黄分(レーヨンに適用)(8.29)
ad) 平均重合度(レーヨン及びキュプラに適用)(8.30)
ae) 酢化度(アセテートに適用)(8.31)
af) 均染性(レーヨン,キュプラ及びアセテートに適用)(8.32)
ag) 染色堅ろう度(8.33)
5 試験条件
試験条件は,JIS L 0105の箇条5(試験条件)によるほか,次のとおりとする。
5.1 初荷重
糸が伸長せず,真っすぐになる程度の荷重をいい,次の荷重を用いる。
a) レーヨン,キュプラ及びアセテート 標準時 : 2.94 mN×表示テックス数
湿潤時 : 1.47 mN×表示テックス数
b) プロミックス及び合成繊維(ビニリデンを除く。) 標準時及び湿潤時 : 2.94 mN×表示テックス数
c) 合成繊維の伸縮性かさ高加工糸 標準時及び湿潤時 : 8.82 mN×表示テックス数
d) ビニリデン 標準時及び湿潤時 : 2.21 mN×表示テックス数
ただし,図1に示すように初期の荷重−伸び曲線から原点の近くで伸び変化に対する荷重変化の最大点
A(接線角の最大点)における接線が伸び軸と交わる点Tの垂線が,荷重−伸び曲線と交わる点F0に相当
する荷重を用いてもよい。
図1−荷重−伸び曲線
上記の初荷重は,正量繊度のB法(簡便法),引張強さ及び伸び率,結節強さ,引掛強さ,伸長弾性率,
――――― [JIS L 1013 pdf 7] ―――――
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L 1013 : 2021
初期引張抵抗度,寸法変化率,耐薬品性などの試験に適用する。
6 試料の採取及び準備
試料の採取及び準備は,JIS L 0105の6.2(糸状の試料)によるが,温湿度が影響する試験に用いる試料
は,かせ又は単糸状とし,試験前に標準状態にする。ただし,フィラメント数の試験は除く。
なお,かせ取りが困難な場合は,標準状態にしたケーク,パーン,チーズ,コーンなどから直接試料を
採取してもよい。ただし,より数及び定長耐ねん数の試験に供する試料は直接採取する。
a) 正量繊度,引張強さ及び伸び率,伸縮性,伸縮復元率,かさ高性,熱水寸法変化率などの試験は,標
準状態の試験室内で行うことが望ましい。標準状態以外の試験室で行った場合は,試験時の温湿度を
試験報告書に付記する。
b) ナイロン,ポリエステル,ポリプロピレンのかさ高加工糸を,伸縮性,伸縮復元率,かさ高性などの
試験に供する場合は,あらかじめ,次の規定の温度の熱水中で20分間処理する。
ナイロン 約60 ℃
ポリエステル 約90 ℃
ポリプロピレン 約70 ℃
ただし,その他の条件又は操作上不都合なため乾熱処理を行った場合は,その条件を試験報告書に
付記する。
c) ビニロンの試料を試験に供する場合は,絶乾状態とし絶乾状態から速やかに試験してもよい。
7 繊度,フィラメント数及びよりの表示
7.1 繊度及びフィラメント数の表示
繊度及びフィラメント数の表示は,JIS L 0101の7.(表示方法)及びJIS L 0104による。
7.2 よりの表示
7.2.1 より方向
より方向は,図2のようにS又はZで表す。
S : Sより
Z : Zより
図2−より方向
7.2.2 より数
より数は,1 m間の数値で表し,その単位を試験報告書に付記する。
例 40 T/m
――――― [JIS L 1013 pdf 8] ―――――
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L 1013 : 2021
7.2.3 より数及びより方向を併記する場合
より数及びより方向を併記する場合は,次のように表す。
例 S40 T/m,Z60 T/m
8 試験方法
8.1 水分率及び付着水分率
水分率及び付着水分率の試験方法は,次による。公定水分率0 %以外の繊維については,水分率を用い,
公定水分率0 %の繊維については,付着水分率を用いる。
なお,かせ以外の試料の場合は,試料採取に当たって,その質量の約2 %だけ外層部を除去する。
a) 水分率 水分率は,試料約20 gを採り,その質量及び絶乾質量を量り,次の式によって水分率(%)
を算出し,2回の平均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸める。
mm
R 100
m
ここに, R : 水分率(%)
m : 試料の採取時の質量(g)
m' : 試料の絶乾質量(g)
b) 付着水分率 付着水分率は,試料約20 gを採り,その質量及び標準状態における質量を量り,次の式
によって付着水分率(%)を算出し,2回の平均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小
数点以下1桁に丸める。
mm
Rf 100
m
ここに, Rf : 付着水分率(%)
m : 試料の採取時の質量(g)
m' : 試料の標準状態における質量(g)
8.2 平衡水分率
平衡水分率は,水分平衡に達した試料から約5 gを採り,その質量及び絶乾質量を量り,次の式によっ
て平衡水分率(%)を算出し,2回の平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1
桁に丸める。
なお,アクリレート繊維は,水分平衡に達した試料近傍の温度(℃)及び相対湿度(%RH)を試験報告
書に付記する。
mm
Re 100
m
ここに, Re : 平衡水分率(%)
m : 試料の採取時の質量(g)
m' : 試料の絶乾質量(g)
8.3 繊度
8.3.1 正量繊度
正量繊度は,次による。ただし,合成繊維の伸縮性かさ高加工糸には,B法(簡便法)を適用する。
a) 法 正量繊度は,試料を枠周1.125 mの検尺機又は同等の性能をもつ巻返し機を用い,表1の荷重
をかけ,120回/分の速度で巻き返し,表2の糸長の小かせを作り,その質量を量り,見掛繊度(tex)
を求める。この見掛繊度(tex)と別に測定した平衡水分率から,次の式によって正量繊度(tex)を算
出し,5回の平均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸める。
――――― [JIS L 1013 pdf 9] ―――――
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L 1013 : 2021
100 R0
F0 D
100 Re
ここに, F0 : 正量繊度(tex)
D' : 見掛繊度(tex)
R0 : JIS L 0105の4.1(公定水分率)に規定する公定水分率(%)
Re : 平衡水分率(%)
なお,繊度変動率を求める場合の試験回数は20回とする。また,公定水分率0 %の繊維については,
見掛繊度をもって正量繊度とする。
表1−荷重
繊度 レーヨン,キュプラ アセテート プロミックス,合成繊維 ビニリデン
mN mN (ビニリデンを除く。)
4.4 tex以下 49 19.6 2.94 mN8.82 mN× 約2.21 mN×
4.4 texを超え 8.4 tex以下 98 29.4 表示テックス数 表示テックス数
8.4 texを超え 16.7 tex以下 196 49
16.7 texを超えるもの 294 98
表2−糸長
単位 m
繊度 レーヨン,キュプラ,アセテートプロミックス,合成繊維
2.2 tex以下 450 900
2.2 texを超え 23 tex以下 450 450
23 texを超え 46 tex以下 180 180
46 texを超えるもの 90 90
b) 法(簡便法) 初荷重をかけて正確に長さ90 cmの試料20本をとり,絶乾質量を量り,次の式によ
って正量繊度(tex)を算出し,2回の平均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって整数位
に丸める。
m 100 R0
F0 1000
L 100
ここに, F0 : 正量繊度(tex)
L : 試料の長さ(m)
m : 試料の絶乾質量(g)
R0 : JIS L 0105の4.1(公定水分率)に規定する公定水分率(%)
ただし,公定水分率0 %の繊維については,正量繊度を次の式によって求める。
1000m
F0
L
8.3.2 ISO法による繊度の測定
ISO法による繊度の測定は,附属書Aによる。
8.4 フィラメント数
フィラメント数は,糸を構成するフィラメントの数を数える。
8.5 引張強さ及び伸び率
8.5.1 一般
高強力繊維(例えば,アラミド繊維など)の測定では,接触長さの小さいつかみ部を用いた場合,正確
――――― [JIS L 1013 pdf 10] ―――――
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JIS L 1013:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2060:1994(MOD)
- ISO 2061:2015(MOD)
- ISO 2062:2009(MOD)
JIS L 1013:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1013:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7751:2007
- 紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7753:2007
- サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7754:1991
- キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0061:2001
- 化学製品の密度及び比重測定方法
- JISK0129:2005
- 熱分析通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK6233:2016
- ゴム―イオンクロマトグラフィーによる全硫黄の求め方(定量)
- JISK7121:1987
- プラスチックの転移温度測定方法
- JISK7252-1:2016
- プラスチック―サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子の平均分子量及び分子量分布の求め方―第1部:通則
- JISK7252-3:2016
- プラスチック―サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子の平均分子量及び分子量分布の求め方―第3部:常温付近での方法
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- アセトン(試薬)
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
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- 高純度試薬―硝酸
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- テックス方式
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0204-2:2010
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0204-2:2020
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
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- 繊維用語(糸部門)
- JISL0208:2006
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- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
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- JISZ8807:2012
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