この規格ページの目次
- 5.3 給排気方式別のこんろの構造
- 5.4 油タンクの構造
- 5.5 電気装置,配線部分などの構造
- 5.6 安全装置の構造
- 6 材料
- 7 加工方法
- 8 外観
- 8.1 外観
- 8.2 さび止め
- 9 附属品
- 9.1 工具
- 9.2 予熱燃料容器
- 9.3 交換用パッキン類
- 9.4 ゴム製送油管締付金具
- 10 試験方法
- 11 検査
- 11.1 型式検査
- 11.2 製品検査
- 12 表示
- 12.1 定格表示
- 12.2 取扱表示
- 12.3 コック,つまみなどの表示
- 12.4 点火・消火又は運転・停止のスイッチの表示
- 12.5 油量計の表示
- 12.6 油タンクの表示
- 12.7 型式検査合格の表示
- 13 取扱説明書
- JIS S 2016:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS S 2016:2009の関連規格と引用規格一覧
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S 2016 : 2009
屋外用こんろの場合は,圧力100 kPaに加圧し,使用してから30分以内に,油タンク内の圧力が,50
kPa以下になってはならない。
5.3 給排気方式別のこんろの構造
給排気方式別のこんろの構造は,JIS S 3030の5.3(給排気方式別の構造)の規定による。
5.4 油タンクの構造
5.4.1 こんろと分離している油タンクの構造
こんろと分離している油タンクの構造は,JIS S 3020の規定に適合したもの又はこれと同等以上のもの
でなければならない。
5.4.2 こんろと一体の油タンクの構造
こんろと一体の油タンクの構造は,JIS S 3030の5.4.2(機器本体と一体の油タンクの構造)の規定によ
るほか,次による。
a) 油タンク容量は,10 L以下でなければならない。
b) 燃焼継続時間は,2時間以上でなければならない。
c) 給油口は,使用中室温より30 ℃以上高くなるおそれがある部分に設けてはならない。
d) 使用中,室温より30 ℃以上高くなるおそれがある油タンク表面に気孔を設けてはならない。
e) 気密油タンクの給油口ふたは,開閉状況が判別でき,閉まったことが音,目視又は感触で確認できな
ければならない。
5.5 電気装置,配線部分などの構造
一般家庭用電源を使用するこんろの電気装置,配線部分などの構造は,JIS S 3030の5.5(一般家庭用電
源使用機器の構造)の規定による。
なお,こんろには,電源電線を取り付けなければならない。
5.6 安全装置の構造
こんろの安全装置の構造は,次による。ただし,屋外用こんろは,この限りでない。
a) 対震自動消火装置及び気密油タンクの給油時消火装置(煮炊暖房用に限る。)を取り付けるものとし,
その構造は,JIS S 3030の5.6(安全装置の構造)の規定による。
なお,気密油タンクの給油時消火装置の適用時期は,附属書Aによる。
b) 一般家庭用電源を使用するこんろには,必要な安全装置を取り付けるものとし,その構造は,JIS S 3030
の5.6(安全装置の構造)の規定による。
c) 煮炊暖房用の強制通気形のものにあっては,不完全燃焼防止装置を取り付けなければならない。
なお,不完全燃焼防止装置は,容易に改造できてはならない。
6 材料
こんろの材料は,JIS S 3030の箇条6(材料)の規定によるほか,表2及び表3に示すもの,又はこれら
と同等以上の品質をもつものでなければならない。ただし,油量計の浮子,つまみ,その他使用上,性能,
安全性,耐久性などに問題がない部分には,プラスチック,ロックウール,木材,その他これに類する他
の材料を用いてもよい。
なお,ニトロセルロース系セルロイド,その他これに類する可燃性材料は用いてはならない。
7 加工方法
こんろの加工方法は,JIS S 3030の箇条7(加工方法)の規定による。
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8 外観
8.1 外観
こんろの外観は,塗装,めっき,ほうろうなどの仕上げは良好で,使用上有害な欠点,きず,むらなど
の著しい欠点があってはならない。
8.2 さび止め
こんろには,使用中著しい変色,き裂,軟化,はく脱などの生じないよう,付着性が良好で,耐熱性及
び耐油性のある塗装,めっきなどによってさび止めを施さなければならない。ただし,耐火材,耐熱鋼,
耐食材料及び耐食処理材料を用いたものはこの限りでない。
9 附属品
9.1 工具
加圧油タンクを用いた気化式こんろで,交換部品の取外しが一般工具で行えない場合は,取外しなどが
行える工具を付けなければならない。
9.2 予熱燃料容器
加圧油タンクを用いた気化式こんろで,予熱燃料容器を付ける場合,その容積は,200 mLを超えてはな
らない。
9.3 交換用パッキン類
屋外用こんろで,パッキンなどを用いるものは,交換用パッキン類を付けなければならない。
9.4 ゴム製送油管締付金具
こんろにゴム製送油管を用いる場合には,締付効果が十分にある締付金具を附属しなければならない。
10 試験方法
こんろの試験方法は,JIS S 3031の規定によるほか,次による。
a) 振動試験 給排気方式が自然通気形のこんろの場合は,振動試験の試験室の温度を20 ℃±5 ℃とす
る。
b) 密閉性試験 密閉性試験は,正常な最小燃焼状態についても試験を行う。
11 検査
11.1 型式検査
11.1.1 型式検査の実施
こんろは,設計,改造又は生産技術条件の変更があったときには,11.1.211.1.5によって型式検査を行
う。
11.1.2 試料の採り方及び大きさ
型式検査に供する試料は,最初の製造ロットからランダムに2個以上の試料を採る。
11.1.3 検査項目
型式検査は,この規格で規定する箇条4箇条9,箇条12及び箇条13の項目について行う。
11.1.4 合否の判定
合否の判定は,11.1.3で規定するすべての項目を満足するものは合格,1項目でも満足しないものは不合
格とする。
――――― [JIS S 2016 pdf 12] ―――――
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11.1.5 検査記録
検査記録は,検査するごとに,次の事項を含めて記録を取り保管する。
a) 試験を実施した者の名称
b) 試験年月日
c) 試験担当者名
d) 試験条件
e) 試験結果
f) 表示事項及び取扱説明書
11.2 製品検査
11.2.1 製品検査の実施
こんろは,11.2.211.2.4によって製品検査を行う。この場合,試料数は,合理的な抜取検査方式によっ
てもよい。
11.2.2 検査項目
製品検査は,次の項目について行う。
a) 燃焼性能 [表1の燃焼性能のc) 整流体の表面温度,d) ヒューズクリップの接触部の表面温度並びに
k) 電動機及び電磁ポンプの巻線の温度を除く。]
b) 外観及び附属品
c) その他必要な事項
11.2.3 合否の判定
合否の判定は,11.2.2で規定するすべての項目を満足するものは合格,1項目でも満足しないものは不合
格とする。
11.2.4 検査記録
検査記録は,検査するごとに,次の事項を含めて記録を取り保管する。
a) 試験年月日
b) 試験担当者名
c) 検査方式(ロットの大きさ,試料の大きさ及び合否の判定)
d) 試験条件
e) 試験結果
12 表示
12.1 定格表示
この規格のすべての要求事項に適合したこんろには,こんろ本体の見やすい箇所に,脱落しない方法及
び容易に消えない方法で次の事項を表示する。さらに,次の事項のうち,型式の呼び及び製造業者名又は
その略号については,こんろ本体に,刻印又は浮き出しの方法で表示する。ただし,アルミニウム,その
他の軽合金以外の金属銘板に刻印又は浮き出しの方法で表示し,こんろ本体にかしめ又はねじ止めしたも
のは,こんろ本体に刻印又は浮き出しの方法で表示したものとみなす。
a) 規格番号及び規格名称
例1 JIS S 2016(石油こんろ)
例2 JIS S 2016
石油こんろ
――――― [JIS S 2016 pdf 13] ―――――
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b) 種類[燃焼方式,用途別方式及び使用場所(“屋内用”の表示は省いてもよい。)]
c) 型式の呼び
d) 使用燃料及び油タンク容量 (L)(油タンク容量の表示は,こんろと油タンクが一体のものに限る。)
e) 燃料消費量 [kW (L/h) ](燃焼量の調節ができるものは,最大燃料消費量)
f) 出力 (kW)
g) 電源電圧 (V) 及び周波数 (Hz)(一般家庭用電源を使用したこんろに限る。)
h) 点火時及び燃焼時の周波数別の消費電力 (W)(一般家庭用電源を使用したこんろに限る。)
i) 製造業者名又はその略号
j) 製造年月又はその略号
12.2 取扱表示
こんろには,見やすい箇所(屋外用こんろの場合は,収納容器の見やすい箇所でもよい。)に,脱落しな
い方法及び容易に消えない方法で,次の事項を表示する。ただし,c) 及びd) を除き,該当しない事項は,
表示しなくてもよい。
なお,表示は見やすくするため,JIS Z 8305で規定する活字の10.5ポイント以上の大きさのものを使用
する。
a) 給油上の注意(こんろと油タンクが一体のものに限る。)
b) 点火及び消火の方法
c) 換気に関する注意(1時間に12回換気する旨の表示。)
d) 空だきに関する注意
e) 就寝時消火に関する事項
f) 火力調節の方法(燃焼量の調節ができるものに限る。)
g) 保管上の注意(乾電池を用いた電気点火装置付こんろに限る。)
h) 屋内での使用禁止についての注意(屋外用こんろに限る。)
i) 取扱説明書を読み,正しく使用する旨の注意
j) ガソリン厳禁又はガソリン使用禁止に関する注意
k) 衣類乾燥厳禁に関する注意
l) その他安全に使用する上で必要となる使用上の注意
なお,適用時期は,附属書Aによる。
12.3 コック,つまみなどの表示
こんろのコック,つまみなどには,点火,消火,その他必要な操作要領,回転(移動)方向などを容易
に消えない方法で表示する。
なお,点火,消火の表示は,見やすくするため,JIS Z 8305で規定する活字の12ポイント以上の大きさ
のものを使用する。また,表示は,JIS S 0011及びJIS S 0012によって高齢者・障害者の操作性を高める
よう配慮することが望ましい。
12.4 点火・消火又は運転・停止のスイッチの表示
こんろの“点火・消火”又は“運転・停止”のスイッチにあっては,スイッチの開閉操作又は運転状態
を容易に確認できる文字,記号又は色(表示灯を含む。)によって見やすい箇所に容易に消えない方法で表
示する。
なお,文字を用いる場合の文字の大きさは,JIS Z 8305で規定する活字の12ポイント以上の大きさのも
のを使用する。また,表示は,JIS S 0011及びJIS S 0012によって高齢者・障害者の操作性を高めるよう
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配慮することが望ましい。
12.5 油量計の表示
こんろの油量計には,容易に消えない方法で,空量,満量,危険範囲などを表示する。ただし,気密油
タンクの場合は,この限りでない。
なお,満量の表示には“満”を用い,見やすくするため,JIS Z 8305で規定する活字の10.5ポイント以
上の大きさのものを使用する。
12.6 油タンクの表示
こんろの油タンクには,給油のとき見やすい位置に,容易に消えない方法で,a) 又はb) をJIS Z 8305
で規定する活字の16ポイント以上の大きさで表示する。
なお,“ガソリン使用禁止”又は“ガソリン厳禁”の文字は,目立つ色で表示する。
a) “使用燃料 : 灯油”,“ガソリン使用禁止”
b) “使用燃料 : 灯油”,“ガソリン厳禁”
12.7 型式検査合格の表示
型式検査に合格したこんろには,その検査に合格した旨を試験を実施した者の名称を付記して表示する。
例 型式検査合格,試験を実施した者の名称○○○○
13 取扱説明書
こんろには,次の事項を記載した取扱説明書を添付する。ただし,該当しない事項は,記載しなくても
よい。
a) 規格名称
b) 型式の呼び
c) 注意する事項
d) 使用する場所
e) 各部の名称
f) 使用前の準備(こん包材の除去又はその確認と部品の装着,乾電池などの装着,燃料に関する注意,
給油に関する注意,点火前の準備と確認などを含む。)
g) 使用方法[点火,火力調節(火力調節ができるものに限る。),消火,使用上の注意などを含む。]
h) 安全装置
i) 点検,手入れ
j) 部品交換のしかた
k) 故障,異常の見分け方と処置方法
l) 保管(長期間使用しない場合)
m) 仕様(使用するしんの種類を含む。)
n) アフターサービス(故障,修理のときの連絡先を含む。)
o) その他必要とする事項
――――― [JIS S 2016 pdf 15] ―――――
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JIS S 2016:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.100 : 家庭用,商業用及び産業用暖房機具 > 97.100.40 : 液体燃料ヒータ
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.040 : 台所設備 > 97.040.20 : 料理用加熱器,調理台,オーブン及び類似の機具
JIS S 2016:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA9504:2017
- 人造鉱物繊維保温材
- JISC3301:2000
- ゴムコード
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC3312:2000
- 600Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル
- JISC3317:2000
- 600V二種ビニル絶縁電線(HIV)
- JISC3327:2000
- 600Vゴムキャブタイヤケーブル
- JISC4003:2010
- 電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3505:2017
- 軟鋼線材
- JISG3521:2018
- 硬鋼線
- JISG3522:2014
- ピアノ線
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4309:2013
- ステンレス鋼線
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3260:2018
- 銅及び銅合金の線
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- ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH4080:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
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- ゴムパッキン材料―性能区分
- JISR3414:2012
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- JISS0011:2013
- 高齢者・障害者配慮設計指針―消費生活用製品における凸点及び凸バー
- JISS0012:2018
- アクセシブルデザイン―消費生活用製品のアクセシビリティ一般要求事項
- JISS3020:2006
- 石油燃焼機器用油タンク
- JISS3030:2009
- 石油燃焼機器の構造通則
- JISS3031:2009
- 石油燃焼機器の試験方法通則
- JIST0921:2017
- アクセシブルデザイン―標識,設備及び機器への点字の適用方法
- JISZ8305:1962
- 活字の基準寸法