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A 6603 : 2021
5 種類
物置の種類は,次による。
a) 高さ,奥行及び本体構造による区分 高さ,奥行及び本体構造による区分は,表1による。
表1−高さ,奥行及び本体構造による区分
区分a) 記号 高さ,奥行及び本体構造
S形 S 高さ(図2のh1)2 100 mm以下,かつ,奥行(図2のd1)1 000 mm以下の
もので,奥行方向の壁用のパネル及び屋根は,各1枚で構成されたもの。
L形 L 高さ(図2のh1)2 000 mm以上,かつ,奥行(図2のd1)800 mm以上の
もので,柱間に壁を組み込み,複数枚の屋根で構成されたもの。
注a) 形は,主として風圧·雨量の影響が少ない家屋の側面,軒下などに設置する小形のも
のをいい,L形はそれ以外のものをいう。
b) 積雪量による区分 積雪量による区分は,表2による。ただし,S形については,小形であること及
び設置される場所を考慮し,積雪量による区分をしない。
表2−積雪量による区分
区分 用途
1形 主として最深積雪量が60 cm以下の地域に設置するもの。
2形 主として最深積雪量が100 cm以下の地域に設置するもの。
3形 主として最深積雪量が150 cm以下の地域に設置するもの。
c) 建て方による区分 建て方による区分は,表3による。ただし,S形については,独立形だけの区分
とする。
表3−建て方による区分
区分 記号 用途
独立形 A 物置を独立して設置するもの。
連続形 B 物置を間口方向に連続して設置するもの。
d) 開口部の開閉方式による区分 開口部の開閉方式による区分は,表4による。ただし,S形について
は,シャッターの区分を除く。
表4−開口部の開閉方式による区分
区分 開口部の開閉方式
引戸 開口部が,引戸,引違い戸又は引分け戸であるもの。
開き戸 開口部が,開き戸であるもの。
折戸 開口部が,折戸であるもの。
シャッター 開口部が,シャッターであるもの。
6 品質
6.1 物置及び部材の外観
物置及び部材の外観は,次による。
a) 物置及び部材には,変形,亀裂及び接合部分の外れがあってはならない。
b) 人体又は衣服の触れるおそれのある部分は,安全面に配慮した滑らかな仕上げでなければならない。
c) 物置及び部材の塗装面は,平らで,膨れ及びきずがあってはならない。
――――― [JIS A 6603 pdf 6] ―――――
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A 6603 : 2021
6.2 性能
物置は,箇条10によって試験したとき,S形では表5,L形では表6に適合しなければならない。なお,
シャッターについては,JIS A 4704の箇条5(性能)の規定に適合しなければならない。
表5−S形物置の性能
性能 性能項目 要求性能 適用試
特性 験箇条
強度 耐鉛直荷重 10.4.1 a)
引戸,開き戸及び折戸の開閉に支障があってはならない。
また,使用上支障のある著しい変形及びへこみがあっては
ならない。
棚板の強度 最大たわみ量10 mm以下とし,残留たわみ量3 mm以下と10.4.2
する。ただし,棚板の支持間隔lが900 mm以上の最大たわ
み量については10×l / 900 mm以下,残留たわみ量につい
ては3×l / 900 mm以下とする。
床の強度 10.4.3 a)
使用上支障のある著しい変形及びへこみがあってはならな
い。
耐衝撃 なす形スト 屋根,壁, 10.4.8 b)
貫通及び使用上支障のある著しい変形があってはならな
性 ライカ自由 引戸,開き い。
落下式 戸及び折戸
耐久 開閉繰返し性 引戸,開き 開閉に支障があってはならない。 10.5.1
性 戸及び折戸
ポスト 耐候性 光沢保持率 80 %以上とする。 10.5.2
コート 変色 著しい変色があってはならない。
プレ 耐候性 変色 著しい変色があってはならない。 10.5.2
コート 塗膜の物理的性質 10.5.3
JIS G 3312,JIS G 3318及びJIS G 3322の箇条7(塗膜の
物理的性質)の規定に適合しなければならない。
耐塩水噴霧性 10.5.4
JIS G 3312,JIS G 3318及びJIS G 3322の箇条6のa)(塩
水噴霧試験による塗膜の耐久性)の規定に適合しなければ
ならない。
耐雨水性 床及び棚に水の浸入があってはならない。 10.5.5
注記 切欠き,曲げなどの加工後に塗装を行うものをポストコート,加工前に塗装を行うものをプレコートとい
う。
――――― [JIS A 6603 pdf 7] ―――――
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A 6603 : 2021
表6−L形物置の性能
性能 性能項目 要求性能 適用試
特性 験箇条
強度 耐鉛直荷重 10.4.1 b)
引戸,開き戸及び折戸の開閉に支障があってはならない。
もやの最大たわみ量は,もやの支点間距離の1/150以下,
及び残留たわみ量は,もやの支点間距離の1/800以下とす
る。ただし,もやの支点間距離1 200 mm以下のサイズの残
留たわみ量については1.5 mm以下とする。また,使用上支
障のある著しい変形,へこみ,各部の緩み及び外れがあっ
てはならない。
棚板の強度 最大たわみ量10 mm以下とし,残留たわみ量3 mm以下と10.4.2
する。ただし,棚板の支持間隔lが900 mm以上の最大たわ
み量については10×l / 900 mm以下,残留たわみ量につい
ては3×l / 900 mm以下とする。
床の強度 10.4.3 b)
使用上支障のある著しい変形及びへこみがあってはならな
い。
耐水平荷重 破壊があってはならない。 10.4.4
耐側方荷重 ここで, d : 水平変位量(mm) 10.4.5
d 1
H≦ H : 水平変位量測定高さ
120
(900 mm)
屋根の吹上強度 10.4.6
もやの最大たわみ量は,もやの支点間距離の1/150以下,
及び残留たわみ量は,もやの支点間距離の1/800以下とす
る。ただし,支点間距離1 200 mm以下のサイズの残留たわ
み量については1.5 mm以下とする。また,小屋組部材に使
用上支障のある著しい変形,へこみ,各部の緩み及び外れ
があってはならない。
腰壁の強度 10.4.7
腰壁及び腰壁まわりの部材及び部品に外れ,反対側が見通
せるような隙間などの著しい変形があってはならない。
耐衝撃 砂袋振子式 壁,引戸, 10.4.8 a)
部材の折れ及び各部の外れがあってはならない。また,開
性 開き戸及び 閉に支障があってはならない。
折戸
なす形スト 屋根 10.4.8 b)
貫通及び使用上支障のある著しい変形があってはならな
ライカ自由 い。
落下式
耐久 開閉繰返し性 引戸,開き 開閉に支障があってはならない。 10.5.1
性 戸及び折戸
ポスト 耐候性 光沢保持率 80 %以上とする。 10.5.2
コート 変色 著しい変色があってはならない。
プレ 耐候性 変色 著しい変色があってはならない。 10.5.2
コート 塗膜の物理的性質 10.5.3
JIS G 3312,JIS G 3318及びJIS G 3322の箇条7の規定に
適合しなければならない。
耐塩水噴霧性 10.5.4
JIS G 3312,JIS G 3318及びJIS G 3322の箇条6のa)の規
定に適合しなければならない。
耐雨水性 床及び棚に水の浸入があってはならない。 10.5.5
注記 切欠き,曲げなどの加工後に塗装を行うものをポストコート,加工前に塗装を行うものをプレコートとい
う。
――――― [JIS A 6603 pdf 8] ―――――
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A 6603 : 2021
7 構造及び加工
物置の構造及び加工は,次による。
a) 部材の結合に,溶接,びょう接,その他の方法を用いる場合は,堅ろうに結合しなければならない。
b) 見えがかり部及び接合面は,滑らかに仕上げ,かつ,組み立てるときに緩みが生じないように確実に
緊結できる構造でなければならない。
c) 物置は,耐久性及び変形防止を考慮した構造でなければならない。
d) 物置の屋根,壁及び開口部(引戸,開き戸,折戸及びシャッター)は,風圧によって著しい変形が残
らない構造としなければならない。
e) 物置は,地盤面に十分緊結できる構造でなければならない。ただし,S形では建物などに緊結できる
構造でもよい。
8 寸法
8.1 物置の寸法
物置の各部の寸法は,次による。
a) 各部の寸法の呼び方は,図2による。
――――― [JIS A 6603 pdf 9] ―――――
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A 6603 : 2021
d
d
1
2
b1
b2
b2 d2
h1
h2
2
a1
記号説明
a1 : 開口間口寸法
a2 : 開口高さ寸法
b1 : 間口寸法
b2 : 屋根面の間口寸法
d1 : 奥行寸法
d2 : 屋根面の奥行寸法
h1 : 正面上端屋根高さ
h2 : 背面上端屋根高さ
図2−各部の寸法の呼び方
b) 間口,奥行及び高さの寸法は,それぞれの外側寸法とし,ボルトなどの突起は含まない。また,物置
の寸法及び開放部の寸法は,表7による。ただし,表7以外の寸法は,受渡当事者間の協定による。
表7−物置及び開放部の寸法
単位 mm
区分 寸法
間口 奥行 高さ 開口間口 開口高さ
(b1) (d1) (h1) (a1) (a2)
S形 600≦b1≦2 250 400≦d1≦1 000 900≦h1≦2 100 360≦a1 730≦a2
L形 800≦b1≦3 150 800≦d1≦3 150 2000≦h1≦2 650 500≦a1 1700≦a2
c) 寸法の許容差は,間口(b1),奥行(d1)及び高さ(h1)のそれぞれ±10 mmとする。
8.2 部材の寸法
部材の寸法は,物置の寸法の許容範囲内に収まるものでなければならない。
――――― [JIS A 6603 pdf 10] ―――――
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JIS A 6603:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 6603:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1414-2:2010
- 建築用パネルの性能試験方法―第2部:力学特性に関する試験
- JISA1415:2013
- 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法
- JISA4704:2015
- 軽量シャッター構成部材
- JISA4704:2020
- 軽量シャッター構成部材
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3312:2019
- 塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2015
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2021
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3317:2019
- 溶融亜鉛―5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3318:2019
- 塗装溶融亜鉛―5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3321:2019
- 溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3322:2019
- 塗装溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3323:2019
- 溶融亜鉛―アルミニウム―マグネシウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3466:2015
- 一般構造用角形鋼管
- JISG3466:2021
- 一般構造用角形鋼管
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISH8602:2010
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化塗装複合皮膜
- JISK6744:2019
- ポリ塩化ビニル被覆金属板及び金属帯
- JISK7211-1:2006
- プラスチック―硬質プラスチックのパンクチャー衝撃試験方法―第1部:非計装化衝撃試験
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8723:2000
- 表面色の視感比較方法
- JISZ8741:1997
- 鏡面光沢度―測定方法