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L 1013 : 2021
c : 0.176 mN×表示テックス数の荷重をかけて30秒後の試料の長
さ(cm)
ただし,a及びcの荷重が不適切な場合は,適切な荷重を用い,それを試験報告書に付記する。
b) 法(10本束ねて測定する場合) 試料を図8のa) のように,試料に損傷を与えないような棒にかけ
て輪にしたものを5個作り,それぞれ8.82 mN×2×表示テックス数の荷重をかける。
この5個の試料を図8のb) のようにひとまとめにして,約50 cmの間隔を置いて上下を綿糸でし
っかり結んだ後,直ちに荷重を除く。
このようにして作った10本1束の試料を図9のように0.176 mN×10×表示テックス数の荷重をか
けた状態で,試験長が約20 cmになるように試料上部をクランプで固定し,30秒後の試料の長さ(a)
を正しく測る。
単位 cm 単位 cm
図8−試料の束ね方 図9−試料の固定方法
次に,8.82 mN×10×表示テックス数の荷重をかけて30秒後の試料の長さ(b)を測り,荷重を取り
除いた後2分間保持して再び荷重をかけて30秒後の試料の長さ(c)を測り,A法(1本ずつ測定す
る場合)と同様の式によって伸縮伸長率(%)及び伸縮弾性率(%)を算出する。試験回数は10回と
し,その平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸める。ただし,a
及びcの荷重が不適切な場合は,適切な荷重を用い,それを試験報告書に付記する。
c) 法(簡便法) 適切なテンション調整装置をもつ検尺機を用い,巻き数10回のかせを作る。試料の
かせの調製で,湿熱処理を行う場合は,かせが乱れないように2か所を束ねてくくり,8の字状にし
て二つに折り重ねて輪にすることを2回繰り返し,ガーゼに包んだまま処理する。これに,0.176 mN
×20×表示テックス数の荷重をかけ,30秒後の長さ(a)を測る。次に8.82 mN×20×表示テックス数
の荷重をかけて30秒後の長さ(b)を測り,荷重を除いた後2分間保持して再び0.176 mN×20×表示
テックス数の荷重をかけて30秒間後の試料の長さ(c)を測り,A法(1本ずつ測定する場合)と同
様の式によって伸縮伸長率(%)及び伸縮弾性率(%)を算出する。試験回数は10回とし,その平均
値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸める。ただし,a及びcの荷重
が不適切な場合は,適切な荷重を用い,それを試験報告書に付記する。
8.12 伸縮復元率
この試験は,合成繊維の伸縮性かさ高加工糸に適用する。
――――― [JIS L 1013 pdf 16] ―――――
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L 1013 : 2021
0.176 mN×表示テックス数の荷重をかけて,かせ長約40 cm,巻き数10回の小かせを作る。この試料を
図10のように,0.176 mN×20×表示テックス数の荷重と,更に8.82 mN×20×表示テックス数の荷重を加
えて温度20 ℃±2 ℃(異なる温度を用いた場合は,その温度を記録に付記する。)の水中に2分間浸せき
した後,かせ長を測り,直ちに8.82 mN×20×表示テックス数の荷重を除いて2分間放置後,再びかせ長
を測り,次の式によって伸縮復元率(%)を算出する。試験回数は5回とし,その平均値を,JIS Z 8401
の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸める。
ab
Er 100
a
ここに, Er : 伸縮復元率(%)
a : 0.176 mN×20×表示テックス数の荷重に,更に8.82 mN×20
×表示テックス数の荷重をかけたときのかせ長(mm)
b : 0.176 mN×20×表示テックス数の荷重をかけたときのかせ長
(mm)
図10−伸縮復元率
ここでの荷重は,水中での浮力を補正したものとし,0.176 mN×20×表示テックス数の荷重が不適切な
場合は,適切な荷重を用い,それを試験報告書に付記する。また,糸の表面のぬれをよくするため,非イ
オン界面活性剤を2,3滴,水中に混入してもよい。
8.13 より数
8.13.1 より数
より数は,検ねん器を用い,つかみ間隔を50 cmとして表4の荷重の下で試料を取り付け,より数を測
定し,2倍して1 m当たりのより数を求める。レーヨン及びキュプラは40回,合成繊維の伸縮性かさ高加
工糸は20回,その他の繊維は10回試験し,その平均値をJIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって整
数位に丸める。
――――― [JIS L 1013 pdf 17] ―――――
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L 1013 : 2021
表4−所定荷重
繊度 レーヨン,キュプラ,アセテートプロミックス,合成繊維 合成繊維の伸縮性
mN かさ高加工糸
4.4 tex以下 49 ビニリデン以外の繊維 8.82 mN×
4.4 texを超え 8.4 tex以下 98 2.94 mN×表示テックス数 表示テックス数
8.4 texを超え 16.7 tex以下 196 ビニリデン
16.7 texを超えるもの 294 2.21 mN×表示テックス数
より数の変化を避けるため,かせの場合は各かせをかせ枠にかけ,これを回転しながら,また,かせ以
外の場合は,通常よこ取りにして測定する。たて取りした場合はその旨を試験報告書に付記する。また,
試料は切らずに最初の5 mを除いた箇所から試験に用いる。
8.13.2 ISO法によるより数の測定
ISO法によるより数の測定は,附属書Cによる。
8.14 定長耐ねん数
定長耐ねん数は,試料を8.13.1と同様な条件で固定し,より方向に500回±20回/分の速度で加ねんし
て,切断時における加ねん数を測定し,1 m当たりの加ねん数を求め,20回の平均値に試料の元のより数
を加えて,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって整数位に丸める。
なお,この試験は,主としてレーヨン,キュプラ,アセテート及びプロミックスに適用する。
8.15 交絡度及び交絡数
8.15.1 交絡度
交絡度は,次による。
なお,この試験は,次の手順と同様な操作ができる自動交絡度試験機を用いてもよい。
a) 試料の一端を適切な性能をもつ垂下装置の上部つかみに取り付け,つかみ部から1 m下方の位置にお
もりをつり下げ,試料を垂直に垂らす。おもりの荷重は試料の表示テックス数に,17.64を乗じた荷重
(mN)とし,980 mNを限度とする。
b) 試料の上部つかみから1 cm下部の点に糸束を2分割するように,直径が0.5 mm1.0 mmの針状で,
側面が滑らかに仕上げ処理されているフックを挿入する。フックの他端に試料の表示テックス数をフ
ィラメント数で除した値に88.2を乗じた荷重(19.6 mNを下限,98 mNを上限とする。)を取り付け,
約2 cm/sの速度でフックを下降させる。
c) フックが糸の絡みによって停止した点を交絡部とする。
d) 次に,c)で得られた交絡部の下部にフックを挿入し,約2 cm/sの速度で下降させ次の交絡部を探す。
交絡部から次の交絡部までのフックの下降距離を求める。これを1 mの試料下端に到達するまで行う。
e) 次の式によって交絡度を算出し,50回の平均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数
点以下1桁に丸める。
なお,測定時に,c)でフックが停止せずに下端に達した場合は,その測定を無効とし,下端に達し
た回数を試験報告書に付記する。
1000
I
L
ここに, I : 交絡度
L : 交絡部から次の交絡部までにフックが下降した距離(mm)
――――― [JIS L 1013 pdf 18] ―――――
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L 1013 : 2021
8.15.2 交絡数
a) ニードル法 8.15.1のa) d)の操作を行い,1 m当たりの交絡部の数を測定し,50回の平均値を,JIS
Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸める。
b) 水面法 長辺が1 mの直方体の容器に水を満たす。試料を1.5 m程度採取し,余計な張力をかけない
ようにして真っすぐに伸ばし,容器の短辺に対し直角に水面に浮かべる。
水面に浮かべた試料は,繊維が分繊して広がるが,交絡部は分繊せずに節のような形となって残る。任
意の長さ間の交絡部の数を目視にて測定し,1 m当たりの交絡数を算出し報告する。
8.16 かさ高性
かさ高性は,次のいずれかによる。また,この試験は合成繊維の伸縮性かさ高加工糸に適用し,試験条
件を試験報告書に付記する。
a) 法(並列法) 試料を図11のように約4 cm×4 cmの大きさに自然の状態で重ならない程度に接して
平行に並べ,両端を適切な接着剤で固定する。この試験片3枚を糸方向が交互になるように重ねて一
組にし,これを適切な性能をもつ圧縮弾性試験機を用いて表5のいずれかの初荷重の下で厚さを測り,
次に表5のいずれかの最終荷重の下で1分間保持して厚さを測る。次に,荷重を除き1分間放置した
後,再び初荷重の下で厚さを測る。
この重ねた試験片から接着剤の部分を除去し,表面積及び質量を測り,次の式によってかさ高度
(cm3/g),かさ高圧縮率(%)及びかさ高圧縮弾性率(%)を算出する。試験回数は5回とし,その平
均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸める。
At0
Bd
W 10
t0 t1
Bc 100
t0
t't
0 1
Be 100
t0 t1
ここに, Bd : かさ高度(cm3/g)
Bc : かさ高圧縮率(%)
Be : かさ高圧縮弾性率(%)
t0 : 初荷重を加えたときの厚さ(mm)
t1 : 最終荷重を加えたときの厚さ(mm)
t0' : 初荷重に戻したときの厚さ(mm)
A : 試験片の表面積(cm2)
W : 試験片の質量(g)
――――― [JIS L 1013 pdf 19] ―――――
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L 1013 : 2021
単位 cm
図11−試料の固定方法
表5−荷重
初荷重 cN 最終荷重 cN 圧縮面積 cm2
6 300 2
14 600
b) 法(打抜法) 検尺機で試料を約1 cmの厚さになるように巻き取り,枠間においてそれぞれひもで
結び,かせの1か所を切断する。次に,繊維束結びひも間の中央部において,長方形(2.5 cm×4 cm)
の金型を用いてハンドプレスで打ち抜き,図12のような測定用試料を作製する。この試料を適切な性
能をもつ圧縮弾性試験機を用い,図13に示すようなコの字形3側面枠内で,表5のいずれかの初荷重
の下で厚さを測り,次に表5の最終荷重の下で1分間保持して厚さを測り,次に荷重を除き,1分間
放置した後再び初荷重の下で厚さを測る。
測定後,試料の表面積と質量とを測り,A法(並列法)と同様の式によって,かさ高度(cm3/g),
かさ高圧縮率(%)及びかさ高圧縮弾性率(%)を算出する。試験回数は5回とし,その平均値を,
JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1桁に丸める。
単位 cm 単位 cm
図12−測定用試料 図13−コの字形3側面枠
――――― [JIS L 1013 pdf 20] ―――――
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JIS L 1013:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2060:1994(MOD)
- ISO 2061:2015(MOD)
- ISO 2062:2009(MOD)
JIS L 1013:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1013:2021の関連規格と引用規格一覧
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- 規格名称
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- 紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7753:2007
- サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JISB7754:1991
- キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0061:2001
- 化学製品の密度及び比重測定方法
- JISK0129:2005
- 熱分析通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK6233:2016
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- JISK7121:1987
- プラスチックの転移温度測定方法
- JISK7252-1:2016
- プラスチック―サイズ排除クロマトグラフィーによる高分子の平均分子量及び分子量分布の求め方―第1部:通則
- JISK7252-3:2016
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- アンモニア水(試薬)
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- アンモニア水(試薬)
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- JISL0101:1978
- テックス方式
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0204-2:2010
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0204-2:2020
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
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- 繊維用語(糸部門)
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0845:1998
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- JISL0848:2004
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- JISP3801:1995
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- JISR3503:1994
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- JISZ8781-3:2016
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- JISZ8807:2012
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