JIS S 1102:2017 住宅用普通ベッド

JIS S 1102:2017 規格概要

この規格 S1102は、住宅用普通ベッド(睡眠に用いるマットレスとマットレスを支持するベッドフレームとが組み合わされたものをいう。)について規定。ベビーベッド,ソファーベッド,二段ベッド,リクライニング式ベッドなど特殊な機能及び構造をもつものは適用対象としない。

JISS1102 規格全文情報

規格番号
JIS S1102 
規格名称
住宅用普通ベッド
規格名称英語訳
Beds for domestic use
制定年月日
1975年1月1日
最新改正日
2017年8月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

97.140
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1975-01-01 制定日, 1978-04-01 確認日, 1978-07-01 改正日, 1981-03-01 改正日, 1984-07-01 改正日, 1988-04-01 改正日, 1993-11-01 改正日, 1999-03-20 確認日, 2004-04-20 確認日, 2004-09-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2017-08-21 改正
ページ
JIS S 1102:2017 PDF [16]
                                                                                   S 1102 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 各部の名称・・・・[2]
  •  5 性能・・・・[3]
  •  6 構造・・・・[3]
  •  7 寸法・・・・[3]
  •  7.1 ベッドフレームの寸法・・・・[3]
  •  7.2 マットレスの寸法・・・・[3]
  •  7.3 製作寸法の許容差・・・・[4]
  •  7.4 寸法の測定・・・・[4]
  •  8 外観・・・・[6]
  •  9 材料・・・・[6]
  •  10 試験方法・・・・[8]
  •  10.1 マットレス及びボトムの試験方法・・・・[8]
  •  10.2 ベッドフレームの試験方法・・・・[10]
  •  11 検査・・・・[13]
  •  12 記録・・・・[13]
  •  13 表示・・・・[13]
  •  14 取扱説明書・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS S 1102 pdf 1] ―――――

S 1102 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,全日本ベッド工業
会(BMAJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。こ
れによって,JIS S 1102:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成30年8月20日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS S 1102:2004によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS S 1102 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
S 1102 : 2017

住宅用普通ベッド

Beds for domestic use

1 適用範囲

  この規格は,住宅用普通ベッド1)(以下,ベッドという。)について規定する。ただし,ベビーベッド,
ソファーベッド,二段ベッド,リクライニング式ベッドなど特殊な機能及び構造をもつものは適用対象と
しない。
注1) ここでいう住宅用普通ベッドとは,睡眠に用いるマットレスとマットレスを支持するベッドフ
レームとが組み合わされたものをいう。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 5549 造作用接着剤
JIS A 5905 繊維板
JIS A 5908 パーティクルボード
JIS B 7516 金属製直尺
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3123 みがき棒鋼
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3350 一般構造用軽量形鋼
JIS G 3444 一般構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3446 機械構造用ステンレス鋼鋼管
JIS G 3466 一般構造用角形鋼管
JIS G 3506 硬鋼線材
JIS G 3521 硬鋼線
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS K 5961 家庭用屋内木床塗料
JIS K 5962 家庭用木部金属部塗料
JIS K 6401 耐荷重用軟質ポリウレタンフォーム−仕様
JIS K 6804 酢酸ビニル樹脂エマルジョン木材接着剤
JIS K 6903 熱硬化性樹脂高圧化粧板

――――― [JIS S 1102 pdf 3] ―――――

2
S 1102 : 2017
JIS L 1041 樹脂加工織物及び編物の試験方法
JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法
JIS Z 1522 セロハン粘着テープ
合板の日本農林規格
製材の日本農林規格

3 種類

  ベッドの種類は,次の二つの形式とする。
a) 形式 マットレスを支持するベッドフレームのうち,ヘッドボード及びフットボードが床面に接す
る形式のベッド[図1のa)参照]。
b) 形式 マットレスを支持するベッドフレームのうち,脚が床面に接する形式のベッド[図1のb)参
照]。

4 各部の名称

  ベッドの各部の名称は,図1による。
a) 形式
b) 形式
図1−形式及び各部の名称

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S 1102 : 2017

5 性能

  ベッドは,箇条10(10.2.8を除く。)によって試験を行い,表1の規定に適合しなければならない。
表1−性能及び適用試験箇条
項目 性能 試験箇条
マットレスの耐久性 a) へたり量のd1,d2及びd3は,いずれも40 mm以下とする。 10.1.1
b) 80 000回の加圧試験後,次の異常があってはならない。
1) 表地のずれ,ほつれ,破れなど。
2) 詰物の移動,落ち込み,外れなど。
3) ばねの折れ,外れなど。
ボトムの耐久性 a) 表地のずれ,ほつれ,破れなどがない。 10.1.1
b) 割れ,折れなど,実用上支障のある欠点が生じない。
垂直荷重 たわみの増加量は,D1が45 mm以下,D2が5 mm以上とする。 10.1.2
脚部の強度 10.2.1
脚及び脚の取付部,又はヘッドボード及びフットボードの取付部に緩
み,ぐらつき,変形など,構造体に実用上支障のある欠点が生じない。
サイドフレームの強度 10.2.2
部品の緩み,外れ,材料の割れ,亀裂など,実用上支障のある欠点が
生じない。
受桟の強度 10.2.3
部品の緩み,外れ,材料の割れ,亀裂など,実用上支障のある欠点が
生じない。
床板の強度 材料の割れ,亀裂など,実用上支障のある欠点が生じない。 10.2.4
引出しの耐久性 10.2.5 a)
引出し及び引出し取付部に,破損,緩み,変形など,実用上支障のあ
る欠点が生じない。
引出しの底板の外れ 10.2.5 b)
引出しの底板に破損,緩み,変形など,実用上支障のある欠点が生じ
ない。
マットレス表地の引張強度引張強度が300 N以上とする。 10.2.6
木部塗膜密着性 塗膜がれが5以下とする。 10.2.7 b)
金属部塗膜密着性 塗膜がれが5以下とする。 10.2.7 c)
金属部塗膜防せい性 きずの両側3 mmの外側に,膨れ及びさびが認められない。 10.2.7 d)

6 構造

  ベッドフレームの構造は,次による。
a) ベッドフレームは,水平な床面に置いたとき,安定し,かつ,床面を損傷しないように考慮していな
ければならない。
b) ベッドフレームは,十分な強度及び安定性をもち,工作は,確実でなければならない。
c) ベッドは,実用上支障のあるきしみ,異音などを発してはならない。
d) 接着,溶着などは確実で,見え掛かり部分における接合面は,滑らかでなければならない。

7 寸法

7.1 ベッドフレームの寸法

  ベッドフレームの寸法については,マットレスの寸法に準じる。

7.2 マットレスの寸法

  マットレスの寸法は,呼び寸法で表し,表2による。

――――― [JIS S 1102 pdf 5] ―――――

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JIS S 1102:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 1102:2017の関連規格と引用規格一覧