JIS S 1102:2017 住宅用普通ベッド | ページ 3

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単位 mm
図6−加圧板
b) 加圧板に5 Nの力を加えたときの加圧面上の中心点の位置をO1とし,荷重計及びたわみ計をそれぞれ
0(ゼロ) N及び0 mmに合わせる。次に,300 mm/min以下の速度で1 000 Nまで加圧し,荷重たわ
み線図を記録する。
c) 加圧板がO1の点から1 000 Nの力を加えたときの点までの距離を往復するように試験機を調整し,
160±10回/minの速度で200回,上下に運動させた後,加圧板を外す。
なお,材料特性によって試験速度の変更が必要な場合に限り,60回/minを下限として変更できるも
のとする。
d) 次に,5 Nの力を加えたときの加圧面上の中心点の位置をO2とする。O1からO2までのたわみ量を測
り,へたり量d1(mm)として記録する。
なお,たわみ量の測定は,200回の上下運動終了後30分以内に行う。
e) 2の位置で荷重計及びたわみ計をそれぞれ0 N及び0 mmに合わせ,b)と同様にO2から1 000 Nまで
加圧し,荷重たわみ線図を記録する。
f) 加圧板がO1の点から1 000 Nの力を加えたときの点までの距離を往復するように試験機を調整し,160
±10回/minの速度で10 000回[c)で行った200回を含む。],上下に運動させた後,加圧板を外す。
なお,材料特性によって試験速度の変更が必要な場合に限り,60回/minを下限として変更できるも
のとする。
g) 次に,5 Nの力を加えたときの加圧面上の中心点の位置をO3とする。O2からO3までのたわみ量にd1
を加えて,へたり量d2(mm)として記録する。
h) ),f)及びg)と同様の手順を繰り返し,積算回数が80 000回になるまで上下に運動させた後,荷重た
わみ線図及びへたり量d3(mm)を記録する。その後,マットレスの異常の有無及びボトムのあるB
形式のものは,ボトムの異常の有無を調べる。
10.1.2 垂直荷重試験
10.1.1における0,200,10 000,80 000回ごとに記録した荷重たわみ線図から,次の式によってたわみ

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の増加量D1及びD2(mm)を求める。
D1 350 150
D2 1000 800
ここに, δ150 : 150 N負荷時のたわみ量(mm)
δ350 : 350 N負荷時のたわみ量(mm)
δ800 : 800 N負荷時のたわみ量(mm)
δ1000 : 1 000 N負荷時のたわみ量(mm)

10.2 ベッドフレームの試験方法

10.2.1 脚部の強度試験
脚部の強度試験は,ベッドの形式ごとに次による。
a) 形式 ベッドフレームを水平な床面に置き,床面から高さ30 mmの範囲内で滑り止めを行い,床面
から600 mmの高さの位置(高さ不足のときは最上端)でヘッドボード又はフットボードの中央部に,
ベッドフレームの長さ方向に沿って水平に441 Nの力を前後交互に5秒間加える。この操作を各10
回繰り返した後,ヘッドボード又はフットボードの取付部にぐらつき及び接合の異常があるかどうか
を調べる。
なお,試験中にベッドフレームが浮き上がるとき,又はその他の理由で必要があるときは,補助荷
重を載せてもよい。
b) 形式 ベッドフレームを裏返しにして水平に固定し,各脚にベッドフレームの長さ方向及び幅方向
に沿って水平に294 Nの力を反対方向に交互に5秒間加える。この操作を各10回繰り返した後,脚及
び脚の取付部にぐらつき及び接合の異常があるかどうかを調べる。力を加える位置は,脚端から30 mm
の範囲とする。
10.2.2 サイドフレームの強度試験
サイドフレームの強度試験は,サイドフレーム両端から50 mmの箇所に支点を置き,中央部に長さ200
mmの当て板を当てて3 000 Nまで静かに加圧し,1分間,加圧したまま保持する(図7参照)。加圧を除
去した後に,部品の緩み,外れ,材料の割れ,亀裂などの有無を調べる。
なお,支点をサイドフレーム両端から50 mmの箇所に置けない場合には,最大100 mm以内の箇所に置
くことができる。
単位 mm
図7−サイドフレームの強度試験

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10.2.3 受桟の強度試験
受桟の強度試験は,サイドフレームを水平な床面上に固定し,受桟の中央部に長さ200 mmの当て板を
当てて2 000 Nまで静かに加圧し,1分間,加圧したまま保持する(図8参照)。加圧を除去した後に,受
桟の緩み,外れ,サイドフレーム及び受桟の割れ,亀裂などの有無を調べる。
単位 mm
図8−受桟の強度試験
10.2.4 床板の強度試験
床板の強度試験は,床板をもつ形式のベッドについて,床板単体で行う。床板の幅方向の両端20 mmを
支持した状態で,300 mm×500 mmの加圧板を500 mm辺をベッド長さ方向として床板中央部に当てて
2 000 Nまで静かに加圧し,1分間,加圧したまま保持する(図9参照)。加圧するとき,力が均一にかか
るよう配慮する。加圧を除去した後に,床板の割れ,亀裂などの有無を調べる。
単位 mm
図9−床板の強度試験
10.2.5 引出し部の強度試験
引出し部の強度試験は,次による。
a) 引出しの耐久性試験 耐久性試験中は,ベッドが床上を動かないように固定する。引出しには,引出
しの内容量1 L当たり0.3 kgのおもりを入れておく。ただし,引出しの1個当たりのおもりの上限は,
7.5 kgとする。引出しは,垂直方向に支えることなく,5 000回軽く開閉する。引出しは,完全に閉じ

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た状態から,その内法長さ(奥行き)の1/3,ただし,少なくとも100 mmが引出し内部に残る位置ま
で引き出す(図10参照)。引出しに,落下防止のためのストッパが備えられている場合には,ストッ
パに無理な力を加えないように引出しを全開する。引出しは,約12回/minで開閉する。
力は,取っ手に,又は取っ手が二つある場合には,その中間点に加える。取っ手がない引出しにつ
いては,ランナーと同じ高さで力を加える。
試験前及び試験後に,引出し及び引出し取付部に,破損,緩み,変形など実用上支障のある欠点の
有無を調べる。
b) 引出しの底板の外れ試験 引出しをランナーにはめるか,又はそれと同様な方法でつるすかして,引
出しの内容量1 L当たり0.3 kgのおもりを入れる。ただし,引出しの1個当たりのおもりの上限は,
7.5 kgとする。
40 Nの力を荷重用当て板を経て,引出しの底から約25 mmの高さで,引出しの前面及び後面の中央
に加える(図11参照)。力は10回加え,各回とも少なくとも10秒間は維持する。
なお,荷重用当て板は,直径50 mmの剛性の円板で,表面が平らで,縁を半径12 mmに丸める。
試験前及び試験後に,引出しの底板の破損,緩み,変形及び機能を調べる。
単位 mm
図10−引出しの耐久性試験 図11−引出しの底板の外れ試験
10.2.6 マットレス表地の引張強度試験
マットレス表地の引張強度試験は,JIS L 1096の8.14(引張強さ及び伸び率)のA法(ストリップ法)
によって行い,切断するまでの最大荷重(N)を求める。
10.2.7 塗膜試験
塗膜試験は,次による。
a) 試験片 塗膜試験に用いる試験片は,供試体から,木質系及び鋼板の場合は長さ約150 mm,幅約50
mm,鋼管の場合は,原形のままで長さ約150 mmの大きさのものをとる。ただし,供試体と同一生産
条件で製作された試験片を用いてもよい。
b) 木部塗膜密着性試験 試験片に鋭利な刃物で刃が木質素地に達するように2 mm間隔で,相互に直交
するようにけがき線を11本ずつ引き,2 mm×2 mmの升目を100個作る。その上に,JIS Z 1522に規
定するセロハン粘着テープを張り付けた後,すぐにがし,塗膜のがれの有無及びがれた升目の
数を調べる。
c) 金属部塗膜密着性試験 試験片に鋭利な刃物で刃が金属素地に達するように1 mm間隔で,相互に直
交するようにけがき線を11本ずつ引き,1 mm×1 mmの升目を100個作る。その上に,JIS Z 1522に

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規定するセロハン粘着テープを張り付けた後,すぐにがし,塗膜のがれの有無及びがれた升目
の数を調べる。
d) 金属部塗膜防せい性試験 試験片に鋭利な刃物で刃が金属素地に達するように,試験片の各対角線に
きずを付け,図12に示すような3 %食塩水(1525 ℃)をビーカーに深さ約70 mm入れたものに,
きずを付けた試験片を約半分浸し,100時間経過後,浸せきしたままで,きずの両側3 mmの外側の
膨れの有無を調べる。また,試験片を引き上げて静かに水洗いした後,乾燥させ,きずの両側3 mm
の外側のさびの有無を調べる。
単位 mm
図12−金属部塗膜防せい性試験
10.2.8 繊維材料の遊離ホルムアルデヒド試験
繊維材料の遊離ホルムアルデヒド試験は,JIS L 1041に規定するJIS法のB法によって行う。

11 検査

  検査は,合理的な抜取検査方式によって品質,寸法,構造及び加工について行い,箇条5箇条9の規
定に適合しなければならない。

12 記録

  検査の記録として,次の事項を記録しなければならない。
a) 規格番号
b) 採用した抜取検査方式
c) 耐久性試験における加圧速度,その他の特記すべき検査条件
d) 検査結果

13 表示

  この規格の全ての要求事項に適合したベッドには,次の事項を表示しなければならない。
a) 寸法 : マットレスの基準面に与えられる呼び寸法(幅×長さ)又はその略号

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JIS S 1102:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 1102:2017の関連規格と引用規格一覧