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A 6204 : 2011
表2−化学混和剤の塩化物イオン(Cl−)量による区分
単位 kg/m3
種類 塩化物イオン(Cl−)量
I種 0.02以下
II種 0.02を超え0.20以下
III種 0.20を超え0.60以下
5 品質
5.1 性能
化学混和剤の性能は6.2によって試験を行ったとき,表3に適合しなければならない。
――――― [JIS A 6204 pdf 6] ―――――
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A 6204 : 2011
表3−化学混和剤の性能
項目 AE剤 高性能 硬化 減水剤 AE減水剤 高性能AE減水剤 流動化剤
減水剤 促進剤 標準形 遅延形 促進形 標準形 遅延形 促進形 標準形 遅延形 標準形 遅延形
減水率 % 6以上 12以上 − 4以上 4以上 4以上 10以上 10以上 8以上 18以上 18以上 − −
ブリーディング量の比 % − − − − 100以下 − 70以下 70以下 70以下 60以下 70以下 − −
ブリーディング量の差 cm3/cm2 − − − − − − − − − − − 0.10以下 0.20以下
凝結時間の 始発 −60 +90 − −60 +60 +30 −60 +60 +30 −60 +60 −60 +60
差 分 +60 以下 +90 +210 以下 +90 +210 以下 +90 +210 +90 +210
終結 −60 +90 − −60 0 0以下 −60 0 0以下 −60 0 −60 0
+60 以下 +90 +210 +90 +210 +90 +210 +90 +210
圧縮強度比 材齢1日 − − 120以上 − − − − − − − − − −
% 材齢2日 (5 ℃) − − 130以上 − − − − − − − − − −
材齢7日 95以上 115以上 − 110以上 110以上 115以上 110以上 110以上 115以上 125以上 125以上 90以上 90以上
材齢28日 90以上 110以上 90以上 110以上 110以上 110以上 110以上 110以上 110以上 115以上 115以上 90以上 90以上
長さ変化比 % 120以下 110以下 130以下 120以下 120以下 120以下 120以下 120以下 120以下 110以下 110以下 120以下 120以下
凍結融解に対する抵抗性 60以上 − − − − − 60以上 60以上 60以上 60以上 60以上 60以上 60以上
(相対動弾性係数 %)
経時変化量 スランプ cm − − − − − − − − − 6.0以下 6.0以下 4.0以下 4.0以下
空気量 % − − − − − − − − − ±1.5 ±1.5 ±1.0 ±1.0
以内 以内 以内 以内
A6 204 : 2
0 1
1
2
――――― [JIS A 6204 pdf 7] ―――――
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5.2 塩化物イオン(CI-)量
塩化物イオン量は,6.3によってコンクリート中の量を求め,その値が表2に適合しなければならない。
5.3 全アルカリ量
全アルカリ量は,6.4によってコンクリート中の量を求め,その値が0.30 kg/m3以下でなければならない。
6 試験方法
6.1 一般事項
試験は,形式評価試験と性能確認試験とに区分し,それぞれの試験項目は,表6による。
6.2 コンクリート試験
6.2.1 試験に用いる材料
コンクリート試験に用いる材料は,次による。
a) セメント セメントは,任意に選んだ三つの異なる生産者のJIS R 5210に規定する普通ポルトランド
セメントを等量ずつ使用する。
b) 骨材 骨材は,清浄・堅硬で耐久性があり,ごみ,泥,有機不純物,塩化物などを有害量含まないも
ので,粗骨材は砕石,細骨材は砂とし,表4に示す品質をもつものとする。
骨材の粒度は,大小粒が適度に混合しているもので,その粒度は,表5に示す範囲とする。
表4−骨材の品質
骨材の 絶乾密度a) 吸水率a) 粒形判定 粘土塊量c)微粒分量d) 有機不純 安定性 塩化物 アルカリ
種類 実積率b) 物e) (5回)f)(NaClと シリカ反
g/cm3 % % % % % して)g) % 応性h)
粗骨材 2.5以上 2.0以下 57以上 0.25以下 1.0以下 − 10以下 − 無害
細骨材 2.5以上 3.0以下 − 1.0以下 2.0以下 標準色液 8以下 0.02以下 無害
より淡い
注a) IS A 1109又はJIS A 1110による。
b) IS A 5005の6.6(粒形判定実積率試験)による。
c) IS A 1137による。
d) IS A 1103による。
e) IS A 1105による。
f) IS A 1122による。
g) IS A 5002の5.5(塩化物)の規定による。ただし,試料の量は1 000 gとする。
h) IS A 1145又はJIS A 1146による。
表5−骨材の粒度
骨材の種類 ふるいを通るものの質量分率 %
ふるいの呼び寸法a) m
25 20 15 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15
粗骨材 100 90100 5575 2545 05 02 − − − −
細骨材 − − − − 100 85100 6080 3050 1525 210
注a) ふるいの呼び寸法は,それぞれJIS Z 8801-1に規定する金属製網ふるいの公称目開き26.5 mm,19.0 mm,
16.0 mm,9.5 mm,4.75 mm,2.36 mm,1.18 mm,600 μm,300 μm及び150 μmに対応する。
c) 水 練混ぜに用いる水は,上水道水とする。
6.2.2 配合
配合は,基準コンクリート及び試験コンクリートについて,次のa) e)による。
――――― [JIS A 6204 pdf 8] ―――――
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A 6204 : 2011
a) 単位セメント量
1) E剤,硬化促進剤,減水剤又はAE減水剤を用いたコンクリートの単位セメント量は,300 kg/m3
とする。
2) 高性能減水剤又は高性能AE減水剤を用いたコンクリートの単位セメント量は,350 kg/m3とする。
3) 流動化剤の基準コンクリートの単位セメント量は,320 kg/m3とする。
b) 単位水量
1) E剤,高性能減水剤,減水剤又はAE減水剤を用いたコンクリートの単位水量は,練上がり時のス
ランプが8±1 cmとなる量とする。
2) 硬化促進剤の基準コンクリートの単位水量は,練上がり時のスランプが8±1 cmとなる量とし,試
験コンクリートも同一の量とする。
3) 高性能AE減水剤を用いたコンクリートの単位水量は,練上がり時のスランプが18±1 cmとなる量
とする。
4) 流動化剤の基準コンクリートの単位水量は,練上がり15分後におけるスランプが8±1 cmとなる量
とする。
c) 1 m3当たりの化学混和剤の使用量 1 m3当たりの化学混和剤の使用量は,製造会社の推奨する量を参
考にして決める。
d) 空気量
1) 流動化剤以外の基準コンクリートの空気量は,2.0 %以下とする。
2) 高性能減水剤,硬化促進剤又は減水剤を用いたコンクリートの空気量は,基準コンクリートの空気
量に1.0 %を加えたものを超えてはならない。
3) E剤,AE減水剤又は高性能AE減水剤を用いたコンクリートの空気量は,基準コンクリートの空
気量に3.0 %を加えたものに対し0.5 %を超える差があってはならない。
なお,AE減水剤又は高性能AE減水剤を用いたコンクリートの空気量が上記の範囲を外れる場合
は,適切な空気量調整剤を加えて調整する。
注記 通常は,製造会社の推奨する空気量調整剤を使用する。
4) 流動化剤の基準コンクリートの空気量は,練上がり15分後において空気量が(4.5±0.5)%となる
ように定める。
e) 細骨材率
1) 流動化剤以外の基準コンクリートの細骨材率は,4050 %の範囲で良好なワーカビリティーが得ら
れる値とする。
2) E剤又はAE減水剤を用いたコンクリートの細骨材率は,基準コンクリートの細骨材率から13 %
を減じた値とする。
3) 高性能減水剤又は高性能AE減水剤を用いたコンクリートの細骨材率は,基準コンクリートの細骨
材率に2 %を増減した範囲内の値とする。
4) 硬化促進剤を用いたコンクリートの細骨材率は,基準コンクリートの細骨材率と同一の値とする。
5) 減水剤を用いたコンクリートの細骨材率は,基準コンクリートの細骨材率から01 %を減じた値と
する。
6) 流動化剤の基準コンクリートの細骨材率は,4050 %の範囲で,流動化後,良好なワーカビリティ
ーが得られる値とする。
――――― [JIS A 6204 pdf 9] ―――――
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A 6204 : 2011
6.2.3 コンクリートの作り方
コンクリートは,JIS A 1138によって,温度が20±3 ℃,湿度が60 %以上に保たれた試験室内で作る。
6.2.4 練混ぜ
練混ぜは,次による。
a) ミキサ 練混ぜに用いるミキサは,JIS A 1119によって試験し,強制練りミキサでは1.5分間,重力式
ミキサでは3分間練り混ぜたとき,コンクリート中のモルタルの単位容積質量差が0.8 %以下,コン
クリート中の単位粗骨材量の差が5 %以下となるものでなければならない。
b) 化学混和剤の使用方法 流動化剤以外の化学混和剤は,あらかじめ練混ぜ水に混入し,ミキサに投入
する。また,流動化剤の基準コンクリートは,AE剤をあらかじめ練混ぜ水に混入しミキサに投入す
る。
c) 練混ぜ時間 コンクリートは,全ての材料をミキサに投入した後,強制練りミキサでは1.5分間,重
力式ミキサでは3分間練り混ぜる。
d) 練混ぜ量 コンクリートの練混ぜ量は,化学混和剤の種類及び試験項目に応じてその必要量とし,基
準コンクリート及び試験コンクリートの練混ぜ量は等量とする。ただし,高性能AE減水剤を用いた
コンクリートのスランプ及び空気量の経時変化量の測定に用いる試験コンクリートの練混ぜ量は,100
Lとする。流動化剤の基準コンクリート及び試験コンクリートの練混ぜ量も,それぞれ100 Lとする。
e) 練混ぜのバッチ数 試験に用いるコンクリートは,1バッチ練り混ぜるものとする。ただし,高性能
AE減水剤又は流動化剤を用いたコンクリートは2バッチ練り混ぜ,この中の1バッチを,それぞれ
6.2.7 h)又はi)のスランプ及び空気量の経時変化量の試験に用いる。
f) 練上がり温度 コンクリートの練上がり温度は,20±3 ℃とする。
6.2.5 コンクリートの流動化
コンクリートの流動化は,次による。
a) 流動化剤の添加量 流動化剤の添加量は,基準コンクリートを流動化した直後のスランプが18±1 cm
となるように定める。
b) 試験コンクリートの空気量 流動化直後の空気量は,(4.5±0.5)%とする。
c) 流動化の方法 基準コンクリートの練上がり15分後に(これまでの間は,試料はミキサ内に静置し,
ミキサの開口部を湿った布などで覆っておく。),所定量の流動化剤をミキサ内のコンクリート表面に
散布し,強制練りミキサでは30秒,重力式ミキサでは60秒かくはんして,基準コンクリートを流動
化する。
6.2.6 コンクリート試料
コンクリートの試料採取方法は,JIS A 1115による。ただし,流動化剤を用いたコンクリートは次によ
る。
a) 基準コンクリートは,練上がり15分後に,強制練りミキサでは15秒間,重力式ミキサでは30秒間練
り混ぜた後,また,試験コンクリートは,流動化直後に,それぞれバッチの全量を練り板上に排出し,
一様になるまでショベルで練り直した後,直ちに試験に供する。
b) 流動化15分後のスランプ及び空気量の試験のための試料は,流動化直後の測定終了後,残りのコンク
リートを練り板上に残しておき,流動化15分後に一様になるまでショベルで練り直した後,直ちに試
験に供する。
6.2.7 コンクリートの試験
コンクリートの試験方法は,次による。
――――― [JIS A 6204 pdf 10] ―――――
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JIS A 6204:2011の国際規格 ICS 分類一覧
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- コンクリート用語
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- コンクリートのスランプ試験方法
- JISA1101:2020
- コンクリートのスランプ試験方法
- JISA1103:2014
- 骨材の微粒分量試験方法
- JISA1105:2015
- 細骨材の有機不純物試験方法
- JISA1108:2018
- コンクリートの圧縮強度試験方法
- JISA1109:2020
- 細骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1110:2020
- 粗骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1115:2020
- フレッシュコンクリートの試料採取方法
- JISA1118:2017
- フレッシュコンクリートの空気量の容積による試験方法(容積方法)
- JISA1119:2014
- ミキサで練り混ぜたコンクリート中のモルタルの差及び粗骨材量の差の試験方法
- JISA1122:2014
- 硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法
- JISA1123:2012
- コンクリートのブリーディング試験方法
- JISA1128:2019
- フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法―空気室圧力方法
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