JIS B 7551:1999 フロート形面積流量計 | ページ 3

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B 7551 : 1999
表6 主要部の材料
主要部 材料 主要部 材料 主要部 材料
可動部 JIS G 3459 テーパ管,直 JIS G 3101 テーパ管,直 JIS K 6745
JIS G 4103 管及び接続部 JIS G 3201 管及び接続部 JIS K 6888
JIS G 4303 JIS G 3452 JIS K 6889
JIS G 4304 JIS G 3454 JIS K 6890
JIS G 4309 JIS G 3456 JIS K 6897
JIS H 4040 JIS G 3459 硬質ガラス
JIS H 4551 JIS G 4051 合成樹脂
JIS H 4552 JIS G 4103 合成樹脂ライニング
JIS H 4553 JIS G 4303 ガラスライニング
JIS H 4554 JIS G 4304 ゴムライニング
JIS H 4630 JIS G 5121
JIS H 4650 JIS G 5501 パッキン及び JIS B 2401
JIS H 4701 JIS H 4040 ガスケット JIS B 2404
JIS K 6720 JIS H 4552 JIS G 3101
JIS K 6741 JIS H 4553 JIS G 4303
JIS K 6889 JIS H 4600 JIS H 3100
JIS K 6890 JIS H 4630 JIS K 6888
JIS K 6897 JIS H 4650 天然ゴム
合成樹脂 JIS H 4701 合成ゴム
JIS K 6720 合成樹脂
JIS K 6741
12. 性能試験方法
12.1 精度 精度の測定は,19.3によるほか,次による。
a) 最大目盛値の10%,50%及び100%付近の流量において行う。
b) 個々に指定される測定流体を用いるが,これが困難な場合には,次のとおりとする。
1) 個々に指定される測定流体が液体のときは水を用いて行い,粘度及び密度に対して測定値を補正す
る。
2) 個々に指定される測定流体が気体及び蒸気のときは空気又は水を用いて行い,温度,圧力及び密度
に対して測定値を補正する。
c) 間接指示伝送形流量計は流量に対する指示値の試験のほか,指示値に対する伝送出力又は流量に対す
る伝送出力の試験を行う。
12.2 耐圧性 最高使用圧力の1.5倍の水圧又は気圧を10分間加え,漏れ,変形などの異状の有無を調べ
る。
備考 水以外の場合は,JIS B 8283による。
12.3 気密性 空気又は窒素を用いて最高使用圧力以上の圧力を5分間加え,漏れの有無を調べる。
12.4 絶縁抵抗 電気回路と接地端子との間の絶縁抵抗を絶縁抵抗計によって測定する。
12.5 耐電圧 電気回路と接地端子との間に所定の電圧を加え,異状の有無を調べる。
12.6 電源変動
a) 電源電圧 電源電圧の定格値に対して,±10%の電圧変動のとき,流量計の出力変動は,最大目盛値
の±0.5%とする。
b) 電源周波数 電源周波数の定格値に対して,±2Hzの周波数変動のとき,最大目盛値の±0.5%とする。

――――― [JIS B 7551 pdf 11] ―――――

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13. 検査 流量計の検査は,次による。
a) 構造及び外観 目盛,接続部,可動部,主要部の内外面,塗装面及びめっき肌を目視によって検査し,
8.及び10.の規定に適合しなければならない。
b) 寸法 接続面間寸法及び接続部寸法をノギス,直尺,巻尺などによって測定し,9.の規定に適合しな
ければならない。
c) 精度 12.1の試験を行い,7.3の規定に適合しなければならない。
d) 耐圧性 12.2の試験を行い,漏れ,破損,変形などの異状があってはならない。
e) 気密性 12.3の試験を行い,漏れがあってはならない。
f) 絶縁抵抗 12.4の試験を行い,7.5の規定に適合しなければならない。ただし,この検査は電子式の間
接指示伝送形流量計に限る。
g) 耐量圧 12.5の試験を行い,7.6の規定に適合しなければならない。ただし,この検査は電子式の間接
指示伝送形流量計に限る。
h) 電源変動 12.6の試験を行い,7.7の規定に適合しなければならない。ただし,この検査は電子式の間
接指示伝送形流量計に限る。
14. 表示 流量計の見やすい箇所に,次の事項を表示する。
a) 目盛の単位(等間隔目盛を除く。)
b) 製造業者名又はその略号
c) 製造番号及び製造年月
d) 流れの方向の指示[図3 e)に該当する場合に限る。]
なお,必要に応じて,次の事項を表示してもよい。
1) 形式
2) 測定流体の名称又は性状(温度,圧力,粘度,密度,その他)
3) 電源の種類,電圧,周波数など
4) 主要部の材料
5) 伝送信号値
6) 計器番号
15. 選定 流量計は,測定流体,測定精度及びその他の条件に応じて,次の事項を考慮して選定する。
a) 流体の種類 流量計は,液体,気体又は蒸気に使用することができる。ただし,不透明な液体に使用
する場合は,間接指示形又は間接指示伝送形を選定する。
高粘度又は低温で凝固するおそれがある流体の測定では,保温又は加熱できる構造のものを選定す
る。
b) 流体の温度・圧力・腐食性 高温・高圧・腐食性の流体を測定するときは,テーパ管又は絞り機構を
もつ直管,可動部,パッキン及び接続部が,それに耐える構造・材質のものでなければならない。ガ
ラス管使用のものは,強アルカリ性又はふっ素を含む流体には使用できない。
備考 間接指示形及び間接指示伝送形で,高温の場合には,変換機構の耐熱性及び温度による影響に
も注意する。

――――― [JIS B 7551 pdf 12] ―――――

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16. 設置 流量計の設置及び測定準備は,次による。
a) 振動が少ない場所を選び,テーパ管又は絞り機構をもつ直管の中心軸が鉛直になるように設置する。
必要に応じ,バイパス管路を設ける。配管の例を図5に示す。
図5 配管例
b) 設置には,可動部その他の部分の交換及び掃除に必要な空間を設ける。
c) ガラス管を使用する流量計を設置する場合には,配管に生じる応力がガラス管に伝わらないように,
流量計に接続する配管を確実に固定する。
d) 流量計が重い場合には,配管がたわまないように流量計を支持する。
e) 逆流及び水撃作用があるときは,下流側に逆止弁を設ける。
f) 必要に応じ,上流側にストレーナを設ける。
g) 流量計の設置前に,ブラッシングなどによって管路内の異物を取り除く。
h) 管路に設置したまま流量計の内部を洗浄する場合は,必要に応じ洗浄配管を設ける。
その配管例を図5c)に示す。
17. 測定及び操作 測定及び操作は,次による。
a) 弁を開いて,流量計内に流体を徐々に流し,指示が安定してから測定を開始する。
弁は緩やかに開閉し,流量の調節は流量計の下流に設置された弁で行うことが望ましい。
参考 流量計の頂部にたまったガスは,ガス抜きプラグを開いて排出する。
b) ガラス管を使用する場合には,急激な温度変化を与えないように注意する。
c) 直接指示形のものは,指定された可動部の流量指示方式によって読み取る。
d) 間接指示伝送形のものは,必要に応じて零点を調節する。
e) テーパ管又は絞り機構及び可動部が汚染した場合には,必要に応じて洗浄する。
f) 測定流体の密度及び粘度が変わった場合は,必要に応じて指示値を補正する。その補正は18.による。
18.1の補正に必要な流体の温度及び圧力は,流量計の上流側で測定する。測定精度は,それぞれ流体
の絶対温度及び絶対圧力の±1%とする。
g) 測定流体の粘度の変化又は含有水分の凝縮によって,可動部が正常に作動しないおそれがある場合は,
次の処置を行う。
1) 温度が下がると粘度が著しく高くなる流体の場合は,流量計の外周を加熱するか又は保温する。

――――― [JIS B 7551 pdf 13] ―――――

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2) 温度が下がると凝固する流体の場合は,加熱するか又は保温し,運転休止中も温度が下がらないよ
うに注意する。
3) 湿り気体の場合は,流量計外周を保温する。
h) スラリー状液体の場合は,必要に応じて流量計の上部その他適当な箇所から内部へ,蒸気,温水,水
などを注入する。
この場合注入する量は,流量の測定精度に比べて無視できる程度に少量でなければならない。
18. 補正 流量計を通る流体の状態が設計条件と異なる場合には,18.1及び18.2の補正を行う。
18.1 密度,温度,圧力などによる補正 密度,温度,圧力などによる補正は,次による。
a) 流量計を通る流体の密度,温度,圧力及び湿度の状態が設計条件と異なる場合に,指示値に次の補正
を行って真流量を求める。
Q=CQQ1 (1)
W=CWW1 (2)
ここに, Q : 体積流量で表される真流量 (m3/h)
W : 質量流量で表される真流量 (kg/h)
CQ : 体積流量の補正係数
CW : 質量流量の補正係数
Q1 : 体積流量で表される流量計の指示値 (m3/h)
W1 : 質量流量で表される流量計の指示値 (kg/h)
b) 補正係数は,次の式で求める。
ここに, 使用する記号は,次による。
T0, P0 : それぞれ設計条件における絶対温度 (K) 及び絶対圧力
(MPa)
T, P : それぞれ測定状態における絶対温度 (K) 及び絶対圧力
(MPa)
TN, PN : それぞれ基準状態の絶対温度 (K) と絶対圧力 (MPa)
K0 : 設計条件における圧縮係数
K : 測定状態における圧縮係数
PD0 : 設計条件における水蒸気の飽和圧力 (MPa)
PD : 測定状態における水蒸気の飽和圧力 (MPa)
設計条件における相対湿度(相対湿度100%のとき 1)
姿 測定状態における相対湿度
一 設計条件として採用した気体の乾燥基準状態における密度
(kg/m3)
測定気体の乾燥基準状態における密度 (kg/m3)
設計条件における流体の密度 (kg/m3)
測定状態における流体の密度 (kg/m3)
替 可動部の等価密度 (kg/m3)
設計条件における水蒸気の密度 (kg/m3)
測定状態における水蒸気の密度 (kg/m3)

――――― [JIS B 7551 pdf 14] ―――――

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1) 液体の場合 液体の密度が設計条件の値から変化したときは,次による。
1.1) 測定状態における流量値を求める場合
pf p p0
CQ (3)
pf p0
pf−p p
CW= (4)
pf−p0p
1.2) 設計条件における流量値を求める場合
pf−p p
CQ=CW= (5)
pf−p0p
2) 乾燥気体の場合 基準状態に換算した目盛をもつ流量計において,気体の組成,温度及び圧力が設
計条件から変化したとき,基準状態における流量値を求める場合には,次による。
pN0 T0PK0
CQ= (6)
pN TP0K
pN T0 PK0
CW= (7)
pN0 TP0 K
備考 設計条件を基準とした目盛をもつ流量計において,気体の組成,温度及び圧力が設計条件から
一こ
変化したとき,設計条件における流量値を求める場合は,式(6)並びに式(7)の び
ぞれ こ び 瀰 湘 には, 計条件における測定気体(組成が設計
と異なる気体)の密度 (kg/m3) とする。
3) 湿り気体の場合 乾燥気体の基準状態に換算した目盛をもつ流量計において,湿り気体の密度,温
度,圧力及び相対湿度が設計条件から変化したとき,乾燥基準状態における流量値を求める場合に
は,次による。
p0 P−ΨPD T K0
CQ= ・ ・ 0・ (8)
p P0−Ψ
0PD0 T K
ここに, po= P0−Ψ
0PD0 TN
pN・
0 +Ψ
0 pD0
PNT0K
p= P−ΨPD TN
pN・ +ΨpD
PNTK
18.2 粘度の補正 粘度の補正は,次による。
a) レイノルズ数が小さい場合には,流体の粘度変化の影響を受けるから補正する。

――――― [JIS B 7551 pdf 15] ―――――

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JIS B 7551:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7551:1999の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0202:1999
管用平行ねじ
JISB0203:1999
管用テーパねじ
JISB2220:2012
鋼製管フランジ
JISB2238:1996
鋼製管フランジ通則
JISB2239:2013
鋳鉄製管フランジ
JISB2290:1998
真空装置用フランジ
JISB2401:2005
Oリング
JISB2404:2018
管フランジ用ガスケットの寸法
JISB7552:2011
液体用流量計の校正方法及び試験方法
JISB8283:1993
圧力容器の耐圧試験及び漏れ試験
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG3201:1988
炭素鋼鍛鋼品
JISG3452:2019
配管用炭素鋼鋼管
JISG3454:2017
圧力配管用炭素鋼鋼管
JISG3456:2019
高温配管用炭素鋼鋼管
JISG3459:2016
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG3459:2021
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG4103:1979
ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材
JISG4303:2012
ステンレス鋼棒
JISG4303:2021
ステンレス鋼棒
JISG4304:2012
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4304:2021
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4309:2013
ステンレス鋼線
JISG5121:2003
ステンレス鋼鋳鋼品
JISG5501:1995
ねずみ鋳鉄品
JISH3100:2018
銅及び銅合金の板及び条
JISH4040:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
JISH4551:2000
ニッケル及びニッケル合金板及び条
JISH4552:2000
ニッケル及びニッケル合金継目無管
JISH4553:1999
ニッケル及びニッケル合金棒
JISH4554:1999
ニッケル及びニッケル合金の線と引抜素材
JISH4600:2012
チタン及びチタン合金―板及び条
JISH4630:2012
チタン及びチタン合金―継目無管
JISH4650:2016
チタン及びチタン合金―棒
JISH4701:2001
タンタル展伸材
JISK6720:1977
塩化ビニル樹脂
JISK6741:2016
硬質ポリ塩化ビニル管
JISK6745:2015
プラスチック―硬質ポリ塩化ビニル板
JISK6888:1995
四ふっ化エチレン樹脂板
JISK6889:1995
四ふっ化エチレン樹脂丸棒
JISK6890:1995
四ふっ化エチレン樹脂チューブ
JISK6897:1995
四ふっ化エチレン樹脂パイプ
JISZ8103:2019
計測用語