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G 0601 : 2012
単位 mm
注a) ジグの表面仕上げは,特に指定した箇所以外は25aとする。
b) ジグのエッジの硬さは,HV500以上とする。
c) ジグは,適切な方法で試験片の厚さよって0.100.15 mm広い間隔を保つように固定する。
図3−せん断強さ試験用ジグ及び試験片取付要領
6 超音波探傷試験
6.1 一般事項
超音波探傷試験は,クラッド鋼の接合部の試験に適用し,その試験方法は,JIS Z 2344によるほか,次
による。
6.2 探傷装置
探傷装置は,次による。
a) 使用する探傷器は,パルス反射式のAスコープ表示形とし,次の性能をもつものとする。
1) 探傷器の遠距離分解能は,JIS Z 2352の6.3(垂直探傷における分解能)の図8(分解能測定用RB-RB
形及びRB-RC形対比試験片)の測定をRB-RB形試験片で実施して,5 MHzの場合は5 mm以下,2
MHz又は2.25 MHzの場合は9 mm以下とする。
2) 探傷器の不感帯は,第1回底面エコー(B1)の高さを100 %に調整したとき,表面エコー(S1)又
は送信パルス(T)の10 %における幅が,板厚換算で6 mm以下とする。
3) 探傷器の増幅直進性は,JIS Z 2352の6.2(垂直軸にかかわる性能測定)の測定を行い,その範囲は
±6 %とする。
b) 探傷方式は,水浸法(局部水浸法を含む。)又は直接接触法とする。
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c) 接触媒質は,水浸法の場合には水を使用し,直接接触法の場合には,探傷面の状況に適した接触媒質
を使用する。
6.3 探傷方法
探傷方法は,次による。
a) 探傷感度調整方式は,底面エコー方式とする。
b) 探傷時期は,通常クラッド鋼の完成後,出荷前とする。
c) 探傷側は,音響インピーダンス,表面状態及び試験片の形状に応じて,合せ材側又は母材側からとす
る。
d) 探傷面は,通常,製造のままとする。ただし,必要に応じて,プレス,研磨などによって探傷面を平
滑にすることができる。
e) 探傷感度,公称周波数及び振動子の公称直径は,表1による。
表1−探傷感度,公称周波数及び振動子の公称直径
クラッド鋼の全厚 探傷感度 公称周波数 振動子公称直径
mm % MHz mm
50 未満 BG a) : 80 b) 5 20
50 以上 BG a) : 80 b) 5.2又は2.25 2030
注a) Gは試験体の完全接合部の第1回底面エコー高さである。
b) 完全接合部を探傷し,BGが10 %以上異なる場合には,BGが80 %になるように探傷感度
を修正する。
f) 走査速度は,200 mm/s以内とする。ただし,自動警報装置のある装置を用い,かつ,水浸形又は局部
水浸形の探触子を用いる場合は,この限りではない。
6.4 非接合部の評価方法
非接合部の評価方法は,次による。
a) 非接合部は,1回目の底面エコー高さは,5 %以下とし,欠陥エコーが主体となる部分を非接合部とす
る。
b) 非接合部の範囲の測定方法は,合せ材側及び母材側から探傷する場合の非接合部の範囲の境界を,底
面エコー高さが健全部の1/2,すなわち,40 %になるところとし,非接合部の幅及び長さを,探触子
の移動した距離を振動子の中心間で測定する。
7 合せ材の厚さの測定方法
合せ材の厚さの測定方法は,次のいずれかによる。
a) 切断面から測定する方法 表面と直角に切断した面において,合せ材の厚さを測定する。
b) クラッド鋼の全厚から求める方法 あらかじめ母材の厚さを測定しておき,パスなどの測定器具又は
超音波厚さ計によってクラッド鋼の全厚を求め,両者の差から合せ材の厚さを算出する。
c) 合せ材側から測定する方法 厚さが既知の試料との対比によって,磁気的な厚さ測定器又は超音波パ
ルス反射装置を使用して測定する。
8 肉盛圧延及び肉盛クラッド鋼のフェライト量測定及び浸透探傷試験
8.1 フェライト量の測定
フェライト量の測定は,オーステナイト系肉盛圧延及び肉盛ステンレスクラッド鋼の溶接金属について,
――――― [JIS G 0601 pdf 12] ―――――
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次のいずれかの方法で行う。
a) 顕微鏡組織による方法 顕微鏡組織による方法は,次による。
1) 光学顕微鏡組織に現れるオーステナイト中のフェライト量を測定する。
2) フェライト量を求める方法は,JIS G 0555の非金属介在物の面積百分率を求める方法,又はこれと
同等の方法による。
3) 試料は,通常溶接後熱処理前のものを使用する。
b) 溶接金属の化学成分による方法 溶接金属の化学成分による方法は,次による。
1) 箇条4によって求めた化学分析値からニッケル当量及びクロム当量を計算し,その値を図4又は図
5に当てはめてフェライト量を算定する。クロム当量27以下,かつニッケル当量21以下の場合に
は,図4を使用することが望ましい。図4による場合はフェライト量は,フェライトパーセント又
はFNで表す。
2) 等フェライト量線の間に位置した場合は,等フェライト量線を等分に分割してフェライト量を決定
する。
c) 磁気的な装置による方法 磁気的な装置による方法は,次による。
1) 磁気的な装置を使用して,溶接金属表面から磁気的にフェライト量を測定する。
2) 測定する溶接金属表面は平滑とし,必要に応じてグラインダなどで仕上げる。
3) それぞれの装置は,フェライト量が既知の試料との対比によって点検を行う。
8.2 フェライト量の測定方法及び測定位置の選択
フェライト量の測定方法及び測定位置の選択は,次による。
a) 顕微鏡組織による方法は,測定が面倒であり実用的でなく,フェライト量と対応させることは難しい。
しかし,測定方法としては,フェライト量を直接目で見ることができて確実であるから,他の方法に
よるフェライト量と対比して使用することが望ましい。
b) 溶接金属の化学成分による方法は,図4及び図5のいずれも使用できるが,窒素を考慮した図4を使
用することが望ましい。ただし,この方法において求めたフェライト量は溶接金属が後熱処理された
場合には,磁気的な装置によって求めたフェライト量と対応しないので注意を要する。
c) 磁気的な装置による方法は,測定操作が最も簡単で,測定範囲を広範囲に試験することが可能である
が,フェライト量を求める場合には,肉盛溶接金属の厚さ及び広さを考慮する必要がある。
フェライト量を求めることが困難な場合には,測定方法を明確にするとともに,フェライト量をパ
ーセントで求め,他の方法で求めたフェライト量と対比してその値を点検する必要がある。
d) フェライト量は,場所によって不均一になることがあるので,その測定位置については,十分に注意
する必要がある。
8.3 溶接金属の浸透探傷試験
溶接金属の浸透探傷試験は,次による。
a) 試験は,製品の肉盛溶接金属表面又は必要に応じて,各肉盛層ごとの溶接金属表面について行う。
b) 試験は,JIS Z 2343-1JIS Z 2343-3による。この場合,浸透液の種類及び現像方法については,受渡
当事者間の協定による。
――――― [JIS G 0601 pdf 13] ―――――
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G 0601 : 2012
単位 %
図4−フェライト量算出組織図A
単位 %
図5−フェライト量算出組織図B
JIS G 0601:2012の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 0601:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0555:2003
- 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
- JISG0555:2020
- 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
- JISG1281:1977
- ニッケルクロム鉄合金分析方法
- JISH1012:2001
- 銅及び銅合金の分析方法通則
- JISH1051:2013
- 銅及び銅合金中の銅定量方法
- JISH1052:2010
- 銅及び銅合金中のすず定量方法
- JISH1053:2009
- 銅及び銅合金中の鉛定量方法
- JISH1054:2002
- 銅及び銅合金中の鉄定量方法
- JISH1055:2003
- 銅及び銅合金中のマンガン定量方法
- JISH1056:2003
- 銅及び銅合金中のニッケル定量方法
- JISH1057:1999
- 銅及び銅合金中のアルミニウム定量方法
- JISH1058:2013
- 銅及び銅合金中のりん定量方法
- JISH1059:2015
- 銅及び銅合金中のひ素定量方法
- JISH1060:2002
- 銅及び銅合金中のコバルト定量方法
- JISH1061:2006
- 銅及び銅合金中のけい素定量方法
- JISH1062:2006
- 銅及び銅合金中の亜鉛定量方法
- JISH1063:2002
- 銅合金中のベリリウム定量方法
- JISH1064:1992
- 銅中のテルル定量方法
- JISH1065:2006
- 銅及び銅合金中のセレン定量方法
- JISH1066:1993
- 銅中の水銀定量方法
- JISH1067:2002
- 銅中の酸素定量方法
- JISH1068:2005
- 銅及び銅合金中のビスマス定量方法
- JISH1071:1999
- 銅及び銅合金中のクロム定量方法
- JISH1151:1999
- ニッケル地金分析方法
- JISH1272:1998
- ニッケル及びニッケル合金中の銅定量方法
- JISH1273:1998
- ニッケル及びニッケル合金中の鉄定量方法
- JISH1274:1998
- ニッケル及びニッケル合金中のマンガン定量方法
- JISH1275:1998
- ニッケル及びニッケル合金中の炭素定量方法
- JISH1276:1998
- ニッケル及びニッケル合金中のけい素定量方法
- JISH1277:1998
- ニッケル及びニッケル合金中の硫黄定量方法
- JISH1283:1999
- ニッケル及びニッケル合金中のコバルト定量方法
- JISH1292:2018
- 銅合金の蛍光X線分析方法
- JISH1611:2008
- チタン及びチタン合金―分析方法通則
- JISH1611:2020
- チタン及びチタン合金―分析方法通則
- JISH1612:1993
- チタン及びチタン合金中の窒素定量方法
- JISH1613:1997
- チタン及びチタン合金中のマンガン定量方法
- JISH1614:1995
- チタン及びチタン合金中の鉄定量方法
- JISH1615:1997
- チタン中の塩素定量方法
- JISH1616:1995
- チタン及びチタン合金中のマグネシウム定量方法
- JISH1617:1995
- チタン及びチタン合金中の炭素定量方法
- JISH1618:2012
- チタン及びチタン合金―けい素定量方法
- JISH1619:2012
- チタン及びチタン合金―水素定量方法
- JISH1620:1995
- チタン及びチタン合金中の酸素定量方法
- JISH1621:1992
- チタン合金中のパラジウム定量方法
- JISH1622:1998
- チタン合金―アルミニウム定量方法
- JISH1623:1995
- チタン中のナトリウム定量方法
- JISH1624:2005
- チタン合金―バナジウム定量方法
- JISH1630:2019
- チタン―スパーク放電発光分光分析方法
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2343-1:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
- JISZ2343-2:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第2部:浸透探傷剤の試験
- JISZ2343-3:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第3部:対比試験片
- JISZ2344:1993
- 金属材料のパルス反射法による超音波探傷試験方法通則
- JISZ2352:2010
- 超音波探傷装置の性能測定方法
- JISZ2613:1992
- 金属材料の酸素定量方法通則
- JISZ2613:2020
- 金属材料の酸素定量方法通則
- JISZ2614:1990
- 金属材料の水素定量方法通則
- JISZ2615:2015
- 金属材料の炭素定量方法通則
- JISZ2616:2015
- 金属材料の硫黄定量方法通則
- JISZ3122:2013
- 突合せ溶接継手の曲げ試験方法