JIS K 9002:2015 チオシアン酸ナトリウム(試薬)

JIS K 9002:2015 規格概要

この規格 K9002は、試薬として用いるチオシアン酸ナトリウムについて規定。

JISK9002 規格全文情報

規格番号
JIS K9002 
規格名称
チオシアン酸ナトリウム(試薬)
規格名称英語訳
Sodium thiocyanate (Reagent)
制定年月日
1955年5月18日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1955-05-18 制定日, 1956-10-27 改正日, 1960-01-30 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1975-02-01 改正日, 1978-02-01 確認日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 1996-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS K 9002:2015 PDF [17]
                                                                                   K 9002 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(NaSCN)(乾燥後)・・・・[3]
  •  6.3 水溶状・・・・[5]
  •  6.4 エタノール溶状・・・・[5]
  •  6.5 乾燥減量(105 ℃)・・・・[6]
  •  6.6 pH(50 g/L,25 ℃)・・・・[6]
  •  6.7 塩化物(Cl)・・・・[7]
  •  6.8 硫酸塩(SO4)・・・・[7]
  •  6.9 銅(Cu)及び鉄(Fe)・・・・[8]
  •  6.10 アンモニウム(NH4)・・・・[10]
  •  6.11 よう素消費物質(Sとして)・・・・[14]
  •  7 容器・・・・[15]
  •  8 表示・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 9002 pdf 1] ―――――

K 9002 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 9002:1996は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成27年9月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 9002:1996によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 9002 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 9002 : 2015

チオシアン酸ナトリウム(試薬)

Sodium thiocyanate (Reagent)

                                   NaSCN       FW : 81.07

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるチオシアン酸ナトリウムについて規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8116 塩化アンモニウム(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS K 8284 くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8377 酢酸ブチル(試薬)
JIS K 8454 N,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8545 硝酸アンモニウム(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)

――――― [JIS K 9002 pdf 3] ―――――

2
K 9002 : 2015
JIS K 8603 ソーダ石灰(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8637 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8723 ニトロベンゼン(試薬)
JIS K 8780 ピロガロール(試薬)
JIS K 8798 フェノール(試薬)
JIS K 8830 ウラニン(試薬)
JIS K 8903 4-メチル-2-ペンタノン(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8920 よう素(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8962 硫酸カリウム(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS K 8983 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JIS K 9000 チオシアン酸アンモニウム(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 8802 pH測定方法

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  チオシアン酸ナトリウムは,無色の結晶で潮解性がある。水に極めて溶けやすく,エタノールに溶けや
すい。

4.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料2 gに水20 mLを加えて溶かす(A液)。A液10 mLに塩化鉄(III)溶液(100 g/L)1 mLを加え
ると,液の色は赤になる。
b) 炎色試験は,直径約0.8 mmの白金線を先端から約30 mmまで塩酸(1+1)に浸し,炎の長さ約120 mm,
内炎の長さ約30 mm程度としたガスバーナーの無色炎中に,内炎の最上部から約10 mmの位置に水
平に入れた後,放冷する。この操作を炎に色が現れなくなるまで繰り返す。次に,白金線の先端約5 mm
をA液に浸し,ガスバーナーの無色炎中に入れると黄が現れる。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。

――――― [JIS K 9002 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 9002 : 2015
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(NaSCN)(乾燥後) 質量分率 % 99.0以上 6.2
水溶状 試験適合 6.3
エタノール溶状 試験適合 6.4
乾燥減量(105 ℃) 質量分率 % 2.0以下 6.5
pH(50 g/L,25 ℃) 5.38.5 6.6
塩化物(Cl) 質量分率 % 0.01以下 6.7
硫酸塩(SO4) 質量分率 % 0.005以下 6.8
銅(Cu) 質量分率 ppm 3以下 6.9
鉄(Fe) 質量分率 ppm 1以下 6.9
アンモニウム(NH4) 質量分率 % 0.005以下 6.10
よう素消費物質(Sとして) 質量分率 % 0.008以下 6.11

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(NaSCN)(乾燥後)

  純度(NaSCN)(乾燥後)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) ウラニン溶液 JIS K 8830に規定するウラニン0.20 gを水に溶かして100 mLにする。褐色ガラス
製瓶に保存する。
2) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合する。
3) 硫酸アンモニウム鉄(III)溶液 JIS K 8982に規定する硫酸アンモニウム鉄(III)・12水10 gに硝
酸(1+2)10 mL及び水80 mLを加えて溶かす。
4) 0.1 mol/L 硝酸銀溶液(AgNO3 : 16.99 g/L) 0.1 mol/L 硝酸銀溶液の調製,標定及び計算は,次によ
る。
4.1) 調製 JIS K 8550に規定する硝酸銀17 gをはかりとり,水1 000 mLを加えて溶かした後,遮光し
た気密容器に入れて暗所に保存する。
4.2) 標定 標定は,認証標準物質1)又はJIS K 8005に規定する容量分析用標準物質の塩化ナトリウム
を用い,次のとおり行う。
4.2.1) 認証標準物質1)の塩化ナトリウムを用いる場合は,認証書に定める方法で使用する。
4.2.2) 容量分析用標準物質の塩化ナトリウムを用いる場合は,試験成績書などに記載された方法で乾燥
する。
4.2.3) 認証標準物質1) 又はJIS K 8005に規定する容量分析用標準物質の塩化ナトリウム0.14 g0.17 g
を0.1 mgの桁まではかりとり,コニカルビーカー200 mLなどに移し,水50 mLを加えて溶かす。
指示薬としてウラニン溶液数滴を加え,4.1)で調製した0.1 mol/L 硝酸銀溶液で滴定する。終点
は,液の色が赤みを帯びる点とする。
注1) 認証標準物質を供給する者として,独立行政法人産業技術総合研究所計量標準総合セン
ター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST)などの国家計量機関及び認証標準物質
生産者がある。

――――― [JIS K 9002 pdf 5] ―――――

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JIS K 9002:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 9002:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0067:1992
化学製品の減量及び残分試験方法
JISK0115:2004
吸光光度分析通則
JISK0115:2020
吸光光度分析通則
JISK0121:2006
原子吸光分析通則
JISK1107:2005
窒素
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8005:2014
容量分析用標準物質
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8085:2006
アンモニア水(試薬)
JISK8085:2021
アンモニア水(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8107:2017
エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JISK8116:2006
塩化アンモニウム(試薬)
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8230:2016
過酸化水素(試薬)
JISK8284:2011
くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
JISK8284:2021
くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8377:2014
酢酸ブチル(試薬)
JISK8454:1994
N,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8545:2007
硝酸アンモニウム(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8574:2006
水酸化カリウム(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8603:2011
ソーダ石灰(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8637:2006
チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JISK8659:2014
でんぷん(溶性)(試薬)
JISK8723:2019
ニトロベンゼン(試薬)
JISK8780:2019
ピロガロール(試薬)
JISK8798:2012
フェノール(試薬)
JISK8830:1995
ウラニン(試薬)
JISK8903:2014
4-メチル-2-ペンタノン(試薬)
JISK8913:2006
よう化カリウム(試薬)
JISK8920:2008
よう素(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8962:2008
硫酸カリウム(試薬)
JISK8982:2008
硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JISK8983:2016
硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JISK9000:2008
チオシアン酸アンモニウム(試薬)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR3505:1994
ガラス製体積計
JISZ8802:2011
pH測定方法