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6.2.2 クレセントの強さ
強さは,7.2.2によって試験を行い,クレセント本体の残留変位が2 mm以下でなければならない。また,
クレセントの回転は円滑でなければならない。
なお,受けの残留変位は1 mm以下でなければならない。
7 試験
7.1 戸車の試験
7.1.1 走行性能試験
7.1.1.1 一般事項
この試験方法は,図1に例示するような繰返し走行装置を用いて戸車を取り付けた戸を往復運動させ,
戸車の走行性能を確認する方法について規定する。
図1−繰返し走行装置の一例
7.1.1.2 測定器
測定器は,戸の1往復を1回と計測する機械式カウンタとする。
7.1.1.3 試験手順
試験手順は,次による。
a) 片道の走行距離は,850 mm以上で,1分間当たり510回の往復運動をさせる。
b) 試験荷重は,実際に使用する戸の質量を考慮して表4の試験荷重から選択する。
c) 往復回数は,表4に規定する回数とし,7.1.1.2に規定した機械式カウンタを用いて測定する。
d) 戸車の回転は,目視によって確認する。
e) 戸車の横振れ及び縦振れは,目視によって使用上支障がないことを確認する。
――――― [JIS A 5545 pdf 6] ―――――
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表4−試験荷重及び往復回数
戸車2個にかかる試験荷重 試験荷重 往復回数 外径寸法
の許容差
N % 万回 mm
150 1 20未満
200 5 20以上30未満
+5
400 0 10 30以上80以下
590
1 100
注記 外径寸法は,附属書Aを参照。
7.1.2 強さ試験
7.1.2.1 一般事項
戸車の強さを確認する試験方法について,規定する。
7.1.2.2 試験機及び測定器
この試験に用いる試験機及び測定器は,次による。
a) この試験に用いる試験機は,圧縮荷重が加えられるものとする。
b) 戸車の外径寸法の測定に用いる測定器は,JIS B 7502に規定する測定精度が0.01 mmのマイクロメー
タ又はこれと同等の測定精度をもったものとする。圧痕の深さの測定に用いる測定器は,JIS B 7518
に規定する測定精度が0.05 mmのデプスゲージ又はこれと同等の測定精度をもったものとする。
c) 変位測定点の定盤からの高さの測定に用いる測定器は,JIS B 7507に規定する測定精度が0.05 mmの
ノギス,JIS B 7517に規定する測定精度が0.05 mmのハイトゲージ又はこれらと同等の測定精度をも
ったものとする。
d) 変位測定点の定盤からの高さの測定に用いる定盤は,JIS B 7513に規定する2級のもの又は同等の平
面度をもったものとする。
7.1.2.3 試験手順
試験手順は,次による。
a) 図2に示すように7.1.2.2 d) に規定した定盤の上に戸車を設置し,図2に示した変位測定点に印を付
け,溝車の場合は戸車の溝深さを,平車の場合は戸車の外径を7.1.2.2 b) に規定した測定器を用いて
測定し,初期値とする。また,定盤から変位測定点までの高さを7.1.2.2 c) に規定した測定器を用い
て測定し,初期値とする。
b) 7.1.2.2 a) に規定した試験機を用いて,戸車の試験荷重に応じて表5の加圧荷重を加える。
c) 除荷後,加圧荷重を加えた戸車の圧痕深さを7.1.2.2 b) に規定した測定器を用いて測定する。
d) 変位測定点の定盤からの高さを7.1.2.2 c) に規定した測定器を用いて測定し,その値を試験後の値と
する。
e) 枠,軸,その他の戸車部分の残留変位は,初期値から試験後の値を差し引いた値を算出する。
――――― [JIS A 5545 pdf 7] ―――――
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A 5545 : 2011
単位 mm
図2−戸車の強さ試験
表5−加圧荷重
加圧荷重 加圧荷重の許容差 戸車2個にかかる試験荷重a)
N % N
375 +5 150
500 0 200
1 000 400
1 475 590
2 750 1 100
注記 加圧荷重は,試験荷重の半分の荷重,すなわち,戸車1個にかかる試験荷重に
対し,衝撃係数として5を乗じたものである。
注a) 試験荷重は,表4による。
7.2 クレセントの試験
7.2.1 耐久性試験
7.2.1.1 一般事項
クレセントの耐久性能を確認する試験方法について規定する。
7.2.1.2 試験機
この試験に用いる試験機は,図3に例示するような回転運動ができる装置とする。
7.2.1.3 試験手順
クレセント本体の回転角度は,実際に使用する角度とする。また,試験の速度は,毎分約1030回とし,
必ずしも連続試験でなくてもよい。
なお,クレセント本体は,受けに掛ける必要はない。試験手順は,次による。
a) 7.2.1.2に規定した試験機を用いて,1万回の往復運動を行う。
b) クレセントの回転が円滑で,ばね本体に折損がないことを手動で確認する。
c) ) に引き続き,さらに,2万回の往復運動を行う。
d) クレセントの施錠機能を手動で確認する。
――――― [JIS A 5545 pdf 8] ―――――
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図3−クレセントの繰返し試験装置(回転式の例)
7.2.2 強さ試験
7.2.2.1 一般事項
クレセントの強さを確認する試験方法について規定する。
7.2.2.2 試験機及び測定器
この試験に用いる試験機及び測定器は,次による。
a) この試験に用いる試験機は,図4に示すような引張荷重及び圧縮荷重が加えられるものとする。
b) この試験に用いる固定台は,図4に示すようなJIS B 7513に規定する2級の定盤と同等の平面度をも
ったものとする。
c) この試験に用いる測定器は,JIS B 7507に規定する測定精度が0.1 mm若しくは0.05 mmのノギス,JIS
B 7503に規定する測定精度が0.01 mmのダイヤルゲージ,又はこれらと同等の測定精度をもったもの
とする。
7.2.2.3 試験手順
試験手順は,次による。
a) クレセント本体を,図4に例示するような7.2.2.2 b) に規定した固定台の上に固定し,変位測定点の
固定台からの高さを7.2.2.2 c) に規定した測定器で測定し,その値を初期値とする。
b) クレセント本体に,7.2.2.2 a) に規定した試験機を用いて図4 a) に示す引張り方向及び図4 b) に示す
圧縮方向にそれぞれ400 N420 Nの試験荷重を負荷する。
c) 荷重除去後,変位測定点の固定台からの高さを7.2.2.2 c) に規定した測定器で測定し,その値を試験
後の値とする。
d) クレセント本体の残留変位は初期値から試験後の値を差し引いた値とする。また,クレセントが回転
することを手動で確認する。
e) 受けの試験は,図4 c) に例示するような7.2.2.2 b) に規定した固定台の上に固定し,変位測定点の固
定台からの高さを7.2.2.2 c) に規定した測定器で測定し,その値を初期値とする。
f) 受けは,7.2.2.2 a) に規定した試験機を用いて図4 c) に示す引張り方向に400 N420 Nの試験荷重を
――――― [JIS A 5545 pdf 9] ―――――
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負荷する。
g) 荷重除去後,変位測定点の7.2.2.2 b) に規定した固定台からの高さを7.2.2.2 c) に規定した測定器で測
定し,その値を試験後の値とする。
h) 受けの残留変位は,初期値から試験後の値を差し引いた値とする。
a) クレセント本体の引張試験 b) クレセント本体の圧縮試験
c) 受けの引張試験
図4−クレセントの強さ試験装置
8 検査
検査は,箇条7の試験を行い,箇条6の規定に適合しているものを合格とする。
9 表示
この規格の全ての要求事項に適合した金物及びこん(梱)包には,次の事項を見やすい位置に表示する。
――――― [JIS A 5545 pdf 10] ―――――
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JIS A 5545:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.140 : 建築物の付帯施設 > 91.140.99 : その他の建築物付帯施設
JIS A 5545:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA4706:2015
- サッシ
- JISA4706:2021
- サッシ
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7513:1992
- 精密定盤
- JISB7517:2018
- ハイトゲージ
- JISB7518:2018
- デプスゲージ
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3505:2017
- 軟鋼線材
- JISG3522:2014
- ピアノ線
- JISG3532:2011
- 鉄線
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4309:2013
- ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3130:2018
- ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル―すず銅及び洋白の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3260:2018
- 銅及び銅合金の線
- JISH3270:2018
- ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISH5120:2016
- 銅及び銅合金鋳物
- JISH5121:2016
- 銅合金連続鋳造鋳物
- JISH5202:2010
- アルミニウム合金鋳物
- JISH5301:1990
- 亜鉛合金ダイカスト
- JISH5302:2006
- アルミニウム合金ダイカスト
- JISK6920-1:2018
- プラスチック―ポリアミド(PA)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6921-1:2018
- プラスチック―ポリプロピレン(PP)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6922-1:2018
- プラスチック―ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6923-1:1997
- プラスチック―ポリスチレン(PS)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK7364-1:2004
- プラスチック―ポリオキシメチレン(POM)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎