JIS K 9101:2014 L-アラニン(試薬) | ページ 4

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を共通すり合わせ三角フラスコ200 mlに正確にはかりとり,水100 mlを加える。次に,JIS K
8913に規定するよう化カリウム2 g及び硫酸(1+1)2 mlを加え,直ちに栓をして穏やかに振
り混ぜて,暗所に5分間放置する。指示薬としてでんぷん溶液を用い,12.1) で調製した0.1 mol/l
チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。この場合,でんぷん溶液は,終点間際で液の色がうすい
黄になったときに約0.5 mlを加える。終点は,液の青が消える点とする。
別に,共通すり合わせ三角フラスコ200 mlに水125 ml及びよう化カリウム2 gとをはかりと
り,硫酸(1+1)2 mlを加え,直ちに栓をして穏やかに振り混ぜて,暗所に5分間放置し,同
一条件で空試験を行って滴定量を補正する。
12.3) 計算 ファクターは,次の式によって算出する。
m 25 / 250 A
f
.0003 566 7V1 V2
ここに, f : 0.1 mol/l チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
m : はかりとったよう素酸カリウムの質量(g)
A : よう素酸カリウムの純度(質量分率 %)
V1 : 滴定に要した0.1 mol/l チオ硫酸ナトリウム溶液の体積
(ml)
V2 : 空試験に要した0.1 mol/l チオ硫酸ナトリウム溶液の体
積(ml)
0.003 566 7 : 0.1 mol/l チオ硫酸ナトリウム溶液1 mlに相当するよう
素酸カリウムの質量を示す換算係数(g/ml)
13) アンモニウム標準液
13.1) アンモニウム標準液(NH4 : 1 mg/ml) 次のいずれかのものを用いる。
13.1.1) CSSに基づく標準液 6.3 a) 3.1.1) に準じる。
13.1.2) CSS以外の認証標準液など 6.3 a) 3.1.2) に準じる。
13.1.3) IS K 8116に規定する塩化アンモニウム2.97 gを全量フラスコ1 000 mlにはかりとり,水を加
えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。
13.2) アンモニウム標準液(NH4 : 0.01 mg/ml) アンモニウム標準液(NH4 : 1 mg/ml)10 mlを全量フ
ラスコ1 000 mlに正確にはかりとり,水を標線まで加えて混合する。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) 吸収セル 6.10 b) 1) による。
2) 共通すり合わせ平底試験管 6.3 c) による。
3) 沸騰石 液体を沸騰させるとき,突沸を防ぐために入れる多孔質の小片。
4) 恒温水槽 20 ℃25 ℃に調節できるもの。
5) 蒸留装置 例を図3に示す。
6) 分光光度計 6.10 b) 3) による。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,蒸留フラスコAに試料0.50 g及び酸化マグネシウム2 gをはかりとり,水約140
mlを加える。
2) 比較溶液の調製は,蒸留フラスコAにアンモニウム標準液(NH4 : 0.01 mg/ml)10 ml及び酸化マグ
ネシウム2 gをとり,水約140 mlを加える。
3) 空試験溶液は,蒸留フラスコAに酸化マグネシウム2 gをはかりとり,水約140 mlを加える。
4) 試料溶液,比較溶液及び空試験溶液に沸騰石2,3片を入れる。受器Hに吸収液を入れ,逆流止め

――――― [JIS K 9101 pdf 16] ―――――

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Gの先端を浸し,蒸留装置に連結する。加熱蒸留して初留約75 mlをとり,水を加えて100 mlにす
る(試料溶液から得られた液をX液,比較溶液から得られた液をY液及び空試験溶液から得られた
液をZ液とする。)。
5) 液10 ml,Y液10 ml及びZ液10 mlをそれぞれ共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,EDTA2Na
溶液(インドフェノール青法用)1 ml及びナトリウムフェノキシド溶液4 mlを加えてよく振り混ぜ
る。これらに次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素 質量分率約1 %)2.5 mlを加え,さらに水を加
えて25 mlにし,20 ℃25 ℃の恒温水槽で15分間放置する。
6) 液及びY液から得られた液は,Z液から得られた液を対照液とし,吸収セルを用いて,分光光度
計で波長630 nm付近の吸収極大の波長における吸光度を,JIS K 0115の6.(特定波長における吸収
の測定)によって測定して比較する。
d) 判定 c) によって操作し,次に適合するとき,“アンモニウム(NH4) : 質量分率0.02 %以下(規格値)”
とする。
X液から得られた液の吸光度は,Y液から得られた液の吸光度より大きくない。
単位 mm
A : 蒸留フラスコ500 ml
B : 連結導入管
C : すり合わせコックK-16
D : 注入漏斗
E : ケルダール形トラップ球(E' : 小孔)
F : 球管冷却器300 mm
G : 逆流止め(約50 ml)
H : 受器(有栓形メスシリンダー100 ml)
I : 共通すり合わせ
J : 共通テーパー球面すり合わせ
K : 押さえばね
L : ヒーター
LL
図3−蒸留装置の例

――――― [JIS K 9101 pdf 17] ―――――

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6.13 他のアミノ酸

  他のアミノ酸の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
ニンヒドリン・アセトン溶液(発色液) JIS K 8870に規定するニンヒドリン2 gをJIS K 8034に
規定するアセトンに溶かし,アセトンで100 mlにする。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) 薄層板 (50 mm200 mm)×200 mmの平滑で均一な厚さのガラス板に,固定相基材を0.2 mm0.3
mmの均一な厚さに塗布したもの。
なお,薄層板は,市販の既製品も使用することができる。
2) 展開容器 例を図4に示す。
3) マイクロシリンジなど 少量の定容量の測定溶液をはかりとる体積計。
4) ピストン式ピペット JIS K 0970に規定するもの。
5) ろ紙 JIS P 3801に規定するもの。
6) 乾燥器 試験温度に対して±2 ℃以内に調節できるもの。
図4−展開容器の例
c) 分析条件
1) 固定相基材の種類 薄層クロマトグラフ用シリカゲル
2) 展開溶媒 JIS K 8810に規定する1-ブタノール100 ml,水40 ml及びJIS K 8355に規定する酢酸20
mlを混合する。
3) 展開距離 約10 cm
d) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,試料0.20 gを全量フラスコ50 mlにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線
まで加えて混合する。
2) 薄層板の下端から約20 mm上の位置を原線とし,原線上の左右両端から少なくとも10 mm離れた
位置に試料溶液0.005 ml(試料量20 μg)をマイクロシリンジ,ピストン式ピペットなどを用いて
10 mm以上の間隔で2 mm6 mmの円形状にスポットし,乾燥する。
3) 展開容器の内壁に沿ってろ紙を巻き,ろ紙を展開溶媒で湿し,更に展開溶媒を約10 mmの深さに入
れ,展開容器を密閉した後,室温で約1時間放置して展開溶媒の蒸気を飽和させる。

――――― [JIS K 9101 pdf 18] ―――――

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4) これに薄層板を器壁に触れないように入れ,容器を密閉し,室温で放置して展開させる。
5) 展開溶媒の先端が原線から約10 cmの距離まで上昇したとき,薄層板を取り出し,直ちに溶媒の先
端の位置に印を付けて風乾後,100 ℃で30分間乾燥し,放冷する。これに発色液を噴霧し,80 ℃
で10分間加熱して発色させ,スポットの位置,数などを調べる。
e) 判定 d) によって操作し,次に適合するとき,“他のアミノ酸 : 試験適合”とする。
発色液を噴霧した薄層板は,主スポット以外のスポットを認めない。
注記 移動率(Rf)を求める場合は,次の式よって算出する。
a
Rf
b
ここに, Rf : 移動率
a : 原線からスポットの中心までの距離(mm)
b : 原線から溶媒先端までの距離(mm)
なお,L-アラニンのRf値は,約0.2である。

7 容器

  容器は,気密容器とする。

8 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)番号
b) 名称 “L-アラニン”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 純度
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造業者名又はその略号

JIS K 9101:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 9101:2014の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0063:1992
化学製品の旋光度測定方法
JISK0067:1992
化学製品の減量及び残分試験方法
JISK0068:2001
化学製品の水分測定方法
JISK0113:2005
電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JISK0115:2004
吸光光度分析通則
JISK0115:2020
吸光光度分析通則
JISK0117:2017
赤外分光分析通則
JISK0970:2013
ピストン式ピペット
JISK1107:2005
窒素
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8005:2014
容量分析用標準物質
JISK8012:2006
亜鉛(試薬)
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8042:2014
アニリン(試薬)
JISK8044:2014
三酸化二ひ素(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8107:2017
エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JISK8116:2006
塩化アンモニウム(試薬)
JISK8136:2017
塩化すず(II)二水和物(試薬)
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8201:2006
塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
JISK8202:2019
1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物(試薬)
JISK8223:2016
過塩素酸(試薬)
JISK8264:2020
ぎ酸(試薬)
JISK8295:2020
グリセリン(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8359:2006
酢酸アンモニウム(試薬)
JISK8371:2006
酢酸ナトリウム三水和物(試薬)
JISK8374:2007
酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JISK8432:2017
酸化マグネシウム(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8563:2018
硝酸鉛(II)(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8580:2011
すず(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8637:2006
チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JISK8659:2014
でんぷん(溶性)(試薬)
JISK8777:2017
ピリジン(試薬)
JISK8780:2019
ピロガロール(試薬)
JISK8798:2012
フェノール(試薬)
JISK8810:2018
1-ブタノール(試薬)
JISK8870:2017
ニンヒドリン(試薬)
JISK8886:2008
無水酢酸(試薬)
JISK8913:2006
よう化カリウム(試薬)
JISK8949:2019
硫化ナトリウム九水和物(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8962:2008
硫酸カリウム(試薬)
JISK8982:2008
硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JISK9512:2013
N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)