この規格ページの目次
JIS S 2149:1993 規格概要
この規格 S2149は、ガス圧力が3.3KPa{330mmH2O}以下の液化石油ガス又は都市ガスを使用する燃焼機器の安全装置に用いるガス燃焼機器用バイメタルサーモスイッチについて規定。
JISS2149 規格全文情報
- 規格番号
- JIS S2149
- 規格名称
- ガス燃焼機器用バイメタルサーモスイッチ
- 規格名称英語訳
- Bimetal type thermal switches for gas appliances
- 制定年月日
- 1993年11月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 27.060.20, 29.120.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1993-11-01 制定日, 2000-01-20 確認日, 2006-05-20 確認日, 2009-02-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS S 2149:1993 PDF [12]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
S 2149-1993
ガス燃焼機器用バイメタルサーモスイッチ
Bimetal type thermal switches for gas appliances
1. 適用範囲 この規格は,ガス圧力が3.3kPa [{330mmH2O}] 以下の液化石油ガス(1)又は都市ガス(2)を使
用する燃焼機器の安全装置に用いるガス燃焼機器用バイメタルサーモスイッチ(以下,バイメタルサーモ
スイッチという。)について規定する。
注(1) 液化石油ガスとは,液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(昭和42年法律
第149号)に基づく施行規則(昭和43年通商産業省令第14号)の“液化石油ガスの規格”に掲げ
るガスをいう。
(2) 都市ガスとは,ガス事業法(昭和29年法律第51号)に基づくガス用品の検定等に関する省令
(昭和46年通商産業省令第27号)に掲げるガスグループのガスをいう。
備考1. この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるもので,参考と
して併記したものである。
2. 種類 バイメタルサーモスイッチの種類は,表1及び表2のとおり区分する。
表1 接点状態による区分
接点状態 区分の内容
常閉形 温度上昇時に作動温度になると接点が閉から開になるもの。
常開形 温度上昇時に作動温度になると接点が開から閉になるもの。
表2 復帰方式による区分
復帰方式 区分内容
自動復帰式 作動後,温度を降下させたとき接点が自動的に復帰するもの。
手動復帰式 作動後,温度を降下させたとき接点が自動的に復帰せず,手動
によって復帰するもの。
3. 性能 バイメタルサーモスイッチの性能は,6.によって試験したとき,表3の規定に適合しなければ
ならない。――――― [JIS S 2149 pdf 1] ―――――
2
S 2149-1993
表3 バイメタルサーモスイッチの性能
項目 性能 主な試験条件 適用試験項目
リード線の強度 リード線の抜けや断線
引出し方向に 30N 6.4
などの異常がないこ [{3kgf}] の力で1本につ
と。 き1回1分間の引張荷
重を加える。
端子の強度 一端子1回,端子抜差
抜け及び断線がないこ 6.5
と。
(はんだ又はねじによって接続 し方向に30N [{3kgf}],
するもの,及び二つ以上の端子を 端子抜差し方向と直角
同時に接続する形状のものを除 の方向に10N [{1kgf}] の
く。) 力を1分間加える。
絶縁性 5M 坎 上 直流500V 6.6
耐電圧性 耐えること。 6.7
規定の電圧を連続して
1分間加える。
耐湿絶縁性 1M 坎 上 6.8
40±3℃,相対湿度 (90
±2) %の雰囲気中に
24時間放置する。
直流500V
端子間抵抗 接点が閉の状態
製造業者が指定する値 6.9
以下であること。
作動温度 温度を毎分1℃の割合
製造業者が指定する作 6.10
で上昇させる。
動温度±10℃で作動す
ること。
復帰作動 自動復帰式のもの温度が35℃まで降下し
温度を毎分1℃の割合6.11
で降下させる。
たときに確実に,かつ,
自動的に復帰するこ
と。
手動復帰式のもの温度が0℃まで降下し
たときに,自動的に復
帰しないこと,及び手
動で確実に復帰できる
こと。
耐熱衝撃 作動温度の変化が初期 6.12
規定する温度の板上に
値の±5℃であり,か5分間,常温空気中に
10分間放置する操作を
つ,絶縁性の項,耐電
1回とし,20回繰り返
圧性の項及び端子間抵
抗の項に適合するこ す。
と。
繰返し作動 作動温度の変化が初期 6.13
定格負荷を接続し,規
値の±10℃であり,か
定する温度の雰囲気中
で,1 000回の開閉作動
つ,絶縁性の項,耐電
を行う。
圧性の項及び端子間抵
抗の項に適合するこ
と。
未作動温度繰返し 作動温度の変化が初期 6.14
規定する温度の雰囲気
中に1分間放置後,常
値の±10℃であり,か
温雰囲気中に3分間放
つ,端子間抵抗の項に
適合すること。 置する操作を1回とし
て,3 000回の繰り返し
操作を行う。
気密性 6.15
30分以上常温雰囲気中
バイメタルサーモスイ
――――― [JIS S 2149 pdf 2] ―――――
3
S 2149-1993
項目 性能 主な試験条件 適用試験項目
(気密仕様のものに限る。) に放置した後,規定す
ッチの内部から気泡が
発生しないこと。 る温度の試験液中に1
分間浸せきする。
耐粉じん性 端子間抵抗の項に適合 6.16
規定する条件の装置内
(気密仕様のものを除く。) に,30分間放置する。
し,かつ,使用上支障
がないこと。
4. 構造 バイメタルサーモスイッチの各部は,通常の使用,保守条件において受ける可能性がある機械
的,化学的及び熱的負荷に耐え,かつ,使用上支障がある変化,破損などが生じてはならない。
5. 材料 バイメタルサーモスイッチに使用する材料は,通常の使用,保守条件において受ける可能性が
ある機械的,化学的及び熱的作用に耐えるものであり,かつ,次の各項に適合しなければならない。
(1) バイメタルについては,JIS C 2530に適合する材料であること。
(2) バイメタルサーモスイッチの各部の金属材料(バイメタルを除く。)は,耐食性がある材料又は表面に
耐食処理を施したもので,次のいずれかに適合する材料であること。
(a) 表4に示すもの,又はこれらと同等以上の耐食性があるもの。
(b) めっきを施した金属材料は,6.3(1)によって試験を行い腐食がないこと,又はJIS Z 2371の13.(判
定方法)(1)(面積法)によって判定し,レイティングナンバが9.8から6までの腐食面積率である
ことを確認したもの。
(c) 塗装による表面処理を施した金属材料は,6.3(2)によって試験を行い,さび,膨れ及びはく離がない
ことを確認したもの。
(3) 端子ねじ(接地用端子ねじを除く。)の材料は,銅,銅合金,ステンレス鋼又はこれらと同等以上の電
気的,熱的及び機械的な安定性をもち,さびにくいものであること。
(4) 導電材料は,銅,銅合金,ステンレス鋼又はこれらと同等以上の電気的,熱的及び機械的な安定性を
もち,さびにくいものであること。ただし,弾性を必要とする部分その他の構造上やむを得ない部分
に使用するもので危険が生じるおそれがないときは,この限りではない。
――――― [JIS S 2149 pdf 3] ―――――
4
S 2149-1993
表4 耐食性がある材料
材料 JIS番号
鋳物 JIS H 5101
JIS H 5202
ダイカスト JIS H 5302
ステンレス鋼材 JIS G 3446
JIS G 3459
JIS G 4303
JIS G 4304
JIS G 4305
JIS G 4308
JIS G 4313
JIS G 4314
表面処理鋼板及び帯 JIS G 3302
JIS G 3313
JIS G 3314
アルミニウム及び JIS H 4000
アルミニウム合金 JIS H 4040
JIS H 4080
JIS H 4090
JIS H 4100
銅及び銅合金 JIS C 3101
JIS C 3102
JIS H 3100
JIS H 3250
JIS H 3300
JIS H 3320
鉄ニッケル磁性合金板及び JIS C 2531
条
6. 試験方法
6.1 試験の条件 試験の条件は,次によらなければならない。
(1) 試験室の条件は,次による。
(a) 試験室の温度(3)は,JIS Z 8703の表1に規定する“常温”(標準温度状態15級 : 20±15℃)とし,
試験中の温度変化は±5℃とする。
注(3) 試験室の温度の測定は,バイメタルサーモスイッチから約1m離れた所で,温度計の水銀球部を
バイメタルサーモスイッチとほぼ同じ高さに固定して測定し,これを室温とする。
(b) 試験室の湿度は,JIS Z 8703の表2に規定する“常湿”[標準湿度状態20級 : (65±20) %]とする。
(2) バイメタルサーモスイッチの取付方法,姿勢,配線などは,各項に特に規定がない場合は,製造業者
が指定する状態(取扱説明書などに示す状態)とする。
(3) 試験器具及び装置は,次による。
(a) 試験器具は,付表2に示すもの,又はこれらと同等以上のものを用いる。
(b) 試験装置は,付表3に示すもの,又はこれらと同等以上のものを用いる。
6.2 構造試験 構造試験は,4.に規定する内容に応じ,目視,操作,試験器具などを用いて,4.の規定に
適合しているかどうかを調べる。
6.3 耐食性試験 耐食性試験は,次によらなければならない。
――――― [JIS S 2149 pdf 4] ―――――
5
S 2149-1993
(1) めっき,その他の表面処理を施したものでは,JIS Z 2371の2.(装置)及び8.(噴霧室の条件)に適
合する塩水噴霧試験室において,6.(試験用塩溶液)に適合する塩水を,24時間噴霧した後に,13.(1)
によって,耐食性の有無を調べる。
(2) 塗装を施したものでは,片刃かみそりによって表面に5N [{500gf}] の押力でクロスカットを入れ,試料
の端面をシールし,(1)と同じ条件で塩水噴霧試験を行った後,クロスカットラインの周囲2.5mm幅及
び端面周囲10mm幅以外の部分における,さび,膨れの有無を調べる。次に水洗いし,室温の条件で
24時間乾燥した後,クロスカットの1ラインにJIS Z 1522に規定するテープ幅12mmのセロハン粘着
テープをはり,これを塗装面に直角の方向に引きはがした際のクロスカットラインの周囲2.5mm幅以
外の部分のはく離の有無を調べる。
6.4 リード線の強度試験 リード線の強度試験は,バイメタルサーモスイッチを固定し,リード線にリ
ード線の引出し方向に30N [{3kgf}] の力で1本につき1回,1分間の引張荷重を加え,リード線の抜けや断
線などの異常の有無を調べる。
6.5 端子の強度試験 端子の強度試験は,バイメタルサーモスイッチを固定し端子先端部に,図1の1
及び2の方向へ30N [{3kgf}] の力で,3,4,5及び6の方向へ10N [{1kgf}] の力で,1端子につき1回,1
分間の荷重を加え,抜け及び断線の有無を調べる。
図1 端子の強度試験の引張方向
6.6 絶縁性試験 絶縁性試験は,直流500ボルト絶縁抵抗計によって充電部と地絡するおそれがある非
充電金属部との間の絶縁抵抗を測定する。
――――― [JIS S 2149 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS S 2149:1993の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.060 : バーナ.ボイラ > 27.060.20 : ガス燃料バーナ
JIS S 2149:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISB7601:1983
- 上皿天びん
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISC2530:1993
- 電気用バイメタル
- JISC2531:1999
- 鉄ニッケル軟質磁性材料
- JISC3101:1994
- 電気用硬銅線
- JISC3102:1984
- 電気用軟銅線
- JISD0207:1977
- 自動車部品の防じん及び耐じん試験通則
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2015
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2021
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3314:2019
- 溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯
- JISG3446:2017
- 機械構造用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISG4313:2011
- ばね用ステンレス鋼帯
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH3320:2006
- 銅及び銅合金の溶接管
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4040:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
- JISH4080:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
- JISH4090:1990
- アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISH5120:2016
- 銅及び銅合金鋳物
- JISH5121:2016
- 銅合金連続鋳造鋳物
- JISH5202:2010
- アルミニウム合金鋳物
- JISH5302:2006
- アルミニウム合金ダイカスト
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8901:2006
- 試験用粉体及び試験用粒子