JIS S 2152:2017 直結型及び分離型カートリッジガスこんろ | ページ 2

4
S 2152 : 2017

4 性能

4.1 機器の性能

  機器の性能は,箇条7によって試験したとき,表1の性能を満足しなければならない。
表1−機器の性能
項目 性能 適用試験項目
ガ 直 適用除外ガス 容器と機器との接合部 0.9 MPaの圧力で漏れがあってはならな 7.4.1
ス 結 用容器 い。
通 型
路 容器と機器との接合部から器具0.9 MPaの圧力で漏れがあってはならな
の ガバナの高圧側又は器具栓までい

密 器具ガバナの低圧側又は器具栓常用の圧力で漏れがあってはならない。
性 から炎口まで
適用ガス用容 容器と機器との接合部 0.9 MPaの圧力で漏れがあってはならな
器 い。
容器と機器との接合部から器具1.56 MPaの圧力で漏れがあってはなら
栓まで ない。
器具栓から炎口まで 常用の圧力で漏れがあってはならない。
分 適用除外ガス 容器と硬質管以外の管との接合0.9 MPaの圧力で漏れがあってはならな
離 用容器 部 い。

容器と硬質管以外の管との接合0.9 MPaの圧力で漏れがあってはならな
部から器具ガバナの高圧側又はい。
器具栓まで
器具ガバナの低圧側又は器具栓常用の圧力で漏れがあってはならない。
から炎口まで
適用ガス用容 容器と硬質管以外の管との接合0.9 MPaの圧力で漏れがあってはならな
器 部 い。
容器と硬質管以外の管との接合1.56 MPaの圧力で漏れがあってはなら
部から調整器の高圧側まで ない。
調整器の低圧側から炎口まで 常用の圧力で漏れがあってはならない。
ガス通路の耐圧性 漏れ又は使用上支障のある変形があってはならない。 7.4.2
燃 通常の使用状態 確実に着火し,かつ,爆発的着火があってはならないa)。また,全ての炎
7.4.4.1
焼 口に4秒以内に着火しなければならない。

態 リフティングがあってはならないb)。
消火があってはならないc)。
逆火があってはならないd)。
理論乾燥燃焼ガス中の一酸化炭素(以下,COという。)濃度(体積分率%)
(以下,CO%という。)は0.14 %以下でなければならない。
すすの発生があってはならないe)。
電極部に常時黄炎が接触してはならないf)。
オーブン扉開閉時 消火及び逆火があってはならない。 7.4.4.2
(オーブン扉開閉 パイロットバーナの消火及び逆火があってはならない。
操作時に燃焼を継
続するバーナをも
つオーブン部に適
用)
消火性能 器具栓を閉じた後に4秒以内に全ての炎口が消火しなければならない。 7.4.5

――――― [JIS S 2152 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
S 2152 : 2017
表1−機器の性能(続き)
項目 性能 適用試験項目
温度上昇g) 乾電池の表面 55 ℃以下 7.4.6又は
金属の部分60 ℃以下
操作時に手の触れる部分の表面(つま 7.4.14
み類) その他の部分70 ℃以下 (耐熱試験の
操作時に手の触れるおそれのある部140 ℃以下 場合)
分(つまみ類を除く)の表面
器具栓本体のガスの通る部分の表面85 ℃以下又は耐熱試験によって
ガスの通る部分に使用される弁の表ガス漏れがなく,操作に異常がな
面 いh)ことが確認された温度以下
点火ユニットの表面 85 ℃以下又は耐熱試験によって
電気点火性能の項目に適合し,か
つ,変形及び変色がないことが確
認された温度以下
器具ガバナのガスの通る部分の表面70 ℃以下又は耐熱試験によって
調整圧力の変化が8 %以下である
ことが確認された温度以下
いずれの表面も100 ℃以下
機器後面及び側面の木壁の表面,機器
下面の木台の表面
電気点火性能 10回中8回以上点火し,かつ,連続して不点火があってはならない。 7.4.7
容器内圧力 温度35 ℃において0.8 MPa以下 7.4.8
安 立消え安全装置 不点火時又は消火時にガス通路を自点火時の開弁時間は,90秒以内で 7.4.9
全 (立消え安全装置 動的に閉ざす構造のもの なければならない。

置 をもつものに適用) 消火時の閉弁時間は,60秒以内で
の なければならない。

動 不点火時の閉弁時間は,60秒以内
性 でなければならない。

過熱防止装置 7.4.10
製造業者の指定する温度に達する前に作動し,ガス通路を自動的に閉ざさ
(過熱防止装置を なければならない。また,温度が平常に戻った場合にガス通路が自動的に
もつものに適用) 開いてはならない。
反復使用 器具栓 12 000回 ガス漏れ及び使用上支障 7.4.11 a)
のある欠陥i)があってはな
らない。
電気点火装置 12 000回 電気点火性能の項目に適 7.4.11 b)
合しなければならない。
器具ガバナ 常圧時 30 000回 ガス漏れがなく,調整圧力 7.4.11 c)
(0.2 MPa) の変化が8 %以下でなけれ
ばならない。
立消え安全装置(立1 000回 ガス漏れがなく,立消え安 7.4.11 d)
消え安全装置をも 全装置の作動性能の項目
つものに適用) に適合しなければならな
い。
自動消火装置(炊飯1 000回 ガス漏れがなく,炊飯性能 7.4.11 e)
器に適用) の項目に適合しなければ
ならない。
オーブン扉(オーブ500回 使用上支障があってはな 7.4.11 f)
ン部に適用) らない。

――――― [JIS S 2152 pdf 7] ―――――

6
S 2152 : 2017
表1−機器の性能(続き)
項目 性能 適用試験項目
分離 適用除外ガス用 容器と硬質管以外 30 N 機能及び構造に使用上支 7.4.12
型の 容器 の管との接合部 障のある欠陥を生じては
引張 硬質管以外の管と 30 N ならないj)。
試験 燃焼部との接合部
適用ガス用容器 容器と硬質管以外 100 N
の管との接合部
硬質管以外の管と 100 N
燃焼部との接合部
炊飯性能 7.4.13 a)
炊飯器の釜は,最大炊飯量を炊いた場合,米飯が蓋に接触しない容量でな
(炊飯器に適用) ければならない。また,芯がなく,著しい炊きむら,焦げ,びしょつき及
び吹きこぼれがあってはならない。
注a) 爆発的着火があってはならないとは,着火したときに発する騒音が85 dBを超えないことをいう。
b) リフティングがあってはならないとは,点火15秒後において,炎口から離れる炎がノズルに対応したバーナご
とに1/3を超えないことをいう。
c) 消火があってはならないとは,点火15秒後において,ノズルに対応したバーナごとに炎が消滅することがない
ことをいう。
d) 逆火があってはならないとは,点火して30分が経過するまでの間炎がバーナ内部で燃焼している状態にならな
いこと及び逆火による消火がないことをいう。
e) すすの発生があってはならないとは,点火して30分経過するまでの間(ただし,点火時は除く。)機器に載せ
てある鍋,網,鉄板,専用鍋,炊飯器の釜及びオーブン皿の底部並びにふく射板の表面にすすが付着しないこ
とをいう。
f) 電極部に常時黄炎が接触してはならないとは,使用すべき容器などを用いて15分間燃焼したとき,電極部に黄
炎が1分間に30秒以上連続して触れないことをいう。
g) 温度上昇試験における基準周囲温度は,35 ℃とする。
h) 操作に異常がないとは,器具栓の操作及び弁の開閉に支障がないことをいう。
i) 使用上支障のある欠陥とは,器具栓が固くなり回転しなくなる,破損するなどをいう。
j) 使用上支障のある欠陥を生じてはならないとは,ガス漏れを生じるおそれのある欠陥を生じてはならないこと
をいう。

4.2 硬質管以外の管の性能

  硬質管以外の管の性能は,箇条7によって試験したとき,表2の性能を満足しなければならない。

――――― [JIS S 2152 pdf 8] ―――――

                                                                                              7
S 2152 : 2017
表2−硬質管以外の管の性能
項目 性能 適用試験項目
耐圧試験 適用除外ガ 容器と器具ガバナ又は減圧 1.3 MPaの圧力で漏れ又は使用上支障の 7.5.1
ス用容器 機構との間 ある変形があってはならない。
器具ガバナと燃焼部との間 0.2 MPaの圧力で漏れ又は使用上支障の
ある変形があってはならない。
適用ガス用 容器と調整器との間の管の 2.6 MPaの圧力で漏れ又は使用上支障の
容器 高圧ホース ある変形があってはならない。
調整器と 容器と器具ガバ 1.3 MPaの圧力で漏れ又は使用上支障の
燃焼部と ナ又は減圧機構 ある変形があってはならない。
の間の管 との間
器具ガバナと燃 0.2 MPaの圧力で漏れ又は使用上支障の
焼部との間 ある変形があってはならない。
引張試験 適用除外ガス用容器 60 N 機能及び構造に使用上支 7.5.2
障のある欠陥を生じては
ならない。
適用ガス用 容器と調整器との間の管の 200 N 1.56 MPaの圧力でガス漏
容器 高圧ホース れがあってはならない。
調整器と燃焼部との間の管 200 N 機能及び構造に使用上支
障のある欠陥を生じては
ならない。
気密試験 適用ガス用 容器と調整器との間の管 常温 1.56 MPaの圧力でガス漏 7.5.3
容器 −25 ℃以下 れがあってはならない。

5 構造

5.1 一般

  機器及び機器の各部の構造は,ガス漏れ,火災などに関する安全性及び耐久性を考慮して作られ,通常
の輸送・設置,使用などに対して,破損又は使用上支障がある変形などを生じない構造とし,次の事項に
適合しなければならない。
a) 通常の使用状態において予備の容器が入らない構造とする。
なお,据え置いた状態で容器が入り,持ち上げると落ちるものは容器が入らない構造とはみなさな
い。
b) 適用除外ガス用容器と接合するものは,器具ガバナ又は減圧機構を備えたものとする。
c) 適用ガス用容器と接合するものは,次による。
1) 直結型は,減圧機構を備えていなければならない。
2) 分離型は,調整器を備えていなければならない。
d) 7.2.4,7.4.1及び7.4.4によって試験したとき,使用中又は輸送中に加えられ得る衝撃及び振動で気密
性及び燃焼状態が損なわれず,かつ,使用上支障のある欠陥がない。
なお,使用上支障のある欠陥がないとは,著しい変形などを生じないことをいう。
e) 7.2.3によって試験したとき,いずれの方向に傾けても10度以内の角度で倒れず,かつ,附属部品の
位置が変化しない1)。
注1) 附属部品の位置が変化しないとは,附属部品が移動又は離脱してはならないことをいう。
f) 7.2.6によって試験したとき,機器に通常負荷されることがある荷重を加えることで,使用上支障のあ
る変化が生じない。

――――― [JIS S 2152 pdf 9] ―――――

8
S 2152 : 2017
g) 器具栓を閉じた後,容器を取り外した場合において,機器からガスが放出される構造2)のものは,7.2.2
によって試験したとき,その放出されるガスが滞留する部分の内容積(器具栓から炎口までの部分を
除く。)は1 cm3以下とする。
注2) 器具栓を閉じた後,容器を取り外した場合において,機器からガスが放出される構造とは,
機器と容器との接合部から器具栓までのガスの通る部分が大気に開放されている構造をいう。
h) 通常の使用状態において,容器から取り出すガスは,気体の状態のものとする。ただし,機器本体が
ガスを気化する機能をもつものは,この限りではない(7.4.4において異常燃焼しないことなどを確認
する。)。
i) 炊飯器を除く機器は,バーナの燃焼状態が外部から確認できる構造とする。ただし,点火時に不点火
した場合及び消火した場合に,バーナへのガス通路を自動的に閉ざす装置(以下,立消え安全装置と
いう。)をもつ機器は,この限りではない。
j) こんろを除く機器の掃除,日常の手入れなどのために取外しを必要とする部分は,工具を用いず取外
し・取付けができるものとする。
k) 下火式及び両面式の下火バーナは,焼き汁などによって火が消えない構造であり,かつ,掃除が容易
にできる構造とする。
l) こんろを除く直結型の機器は,機器専用の水入れ皿,網,鉄板,専用鍋,炊飯器の釜及びオーブン皿
以外のものが使用できない構造とする。
m) 炊飯器は,次による。
1) 炊飯器は,立消え安全装置を備えたものとする。
2) 米飯の炊き上がりを検知し,自動的にバーナを消火する装置(以下,自動消火装置という。)を備え
たものとする。
3) 自動消火装置は,煮こぼれなどが直接かからないように保護されており,過度の熱などによって容
易に故障しない。
4) 炊飯器の釜には,炊飯に必要な水位を表示している。
5) 7.4.13 b)によって試験したとき,バーナに点火していることが,点火操作を行う場所で目視などに
よって確認できるものとする。

5.2 空気調節器

  空気調節器は,次の事項に適合しなければならない。
a) 通常の使用状態で設置位置が変化しない。
b) 空気調節つまみがあるものは,操作が円滑かつ確実なものとする。

5.3 水入れ皿,網,鉄板,専用鍋,炊飯器の釜及びオーブン皿

  7.3.4によって試験したとき,水入れ皿,網,鉄板,専用鍋,炊飯器の釜及びオーブン皿は,空だきの状
態において異常があってはならない。

5.4 電気点火装置

  電気点火装置は,次の事項に適合しなければならない。
a) 通常の使用状態において,電極部は,常時黄炎が触れない位置にあるものとする。
b) 電極は,位置及び電極間隙が容易に変化しないように固定されたものとする。
c) 放電装置から電極までの電気配線は,絶縁抵抗が50 M 坎 上ある絶縁物によって被覆されたものとす
る。ただし,容易に人の手が触れるおそれのない部分の電気配線については,非充電金属部との間に
電極間隙以上の距離が保持されたものは,この限りでない。

――――― [JIS S 2152 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS S 2152:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 2152:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC3101:1994
電気用硬銅線
JISC3102:1984
電気用軟銅線
JISG3314:2019
溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯
JISG3446:2017
機械構造用ステンレス鋼鋼管
JISG3459:2016
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG3459:2021
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG4303:2012
ステンレス鋼棒
JISG4303:2021
ステンレス鋼棒
JISG4304:2012
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4304:2021
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2012
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2021
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4308:2013
ステンレス鋼線材
JISG4313:2011
ばね用ステンレス鋼帯
JISG4314:2013
ばね用ステンレス鋼線
JISG5501:1995
ねずみ鋳鉄品
JISH3100:2018
銅及び銅合金の板及び条
JISH3250:2015
銅及び銅合金の棒
JISH3250:2021
銅及び銅合金の棒
JISH3300:2018
銅及び銅合金の継目無管
JISH3320:2006
銅及び銅合金の溶接管
JISH4000:2014
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JISH4040:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
JISH4080:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JISH4090:1990
アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管
JISH4100:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JISH5120:2016
銅及び銅合金鋳物
JISH5121:2016
銅合金連続鋳造鋳物
JISH5301:1990
亜鉛合金ダイカスト
JISH5302:2006
アルミニウム合金ダイカスト
JISK6251:2017
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
JISK6257:2017
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
JISK6330-7:2011
ゴム及びプラスチックホース―第7部:静的条件下での耐オゾン性評価
JISS2010:2013
アルミニウム製加熱調理器具
JISS2091:2013
家庭用燃焼機器用語
JISS2149:1993
ガス燃焼機器用バイメタルサーモスイッチ
JISZ1522:2009
セロハン粘着テープ
JISZ2371:2015
塩水噴霧試験方法
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態