この規格ページの目次
JIS C 62368-1:2018 規格概要
この規格 C62368-1は、定格電圧が600V以下の,オーディオ,ビデオ,情報通信技術及び事務機器の分野における電気電子機器の安全性について規定。この規格は,機器の性能又は機能特性に対する要求事項は含まない。この規格は,例えば,電動発電機セット,電池バックアップシステム及び配電用変圧器のような,機器と一体ではない電源システムには適用しない。
JISC62368-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C62368-1
- 規格名称
- オーディオ・ビデオ,情報及び通信技術機器―第1部 : 安全性要求事項
- 規格名称英語訳
- Audio/video, information and communication technology equipment -- Part 1:Safety requirements
- 制定年月日
- 2018年1月22日
- 最新改正日
- 2018年1月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 62368-1:2014(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 33.160.01, 35.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電気安全 2019
- 改訂:履歴
- 2018-01-22 制定
- ページ
- JIS C 62368-1:2018 PDF [281]
C 62368-1 : 2018
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 0 この製品安全規格の原則・・・・[1]
- 0.1 目的・・・・[1]
- 0.2 この規格で扱う人の種類・・・・[1]
- 0.3 痛み及び傷害のモデル・・・・[2]
- 0.4 エネルギー源・・・・[3]
- 0.5 セーフガード・・・・[3]
- 0.6 電気的要因による痛み又は傷害(感電)・・・・[6]
- 0.7 電気的要因による火災・・・・[8]
- 0.8 有害物質に起因する傷害・・・・[9]
- 0.9 機械的要因による傷害・・・・[9]
- 0.10 熱的要因による傷害(皮膚の熱傷)・・・・[10]
- 0.11 放射的要因による傷害・・・・[12]
- 1 適用範囲・・・・[12]
- 2 引用規格・・・・[13]
- 3 用語及び定義・・・・[20]
- 3.1 エネルギー源の略語・・・・[20]
- 3.2 その他の略語・・・・[20]
- 3.3 用語及び定義・・・・[21]
- 4 一般要求事項・・・・[37]
- 4.1 一般事項・・・・[37]
- 4.2 エネルギー源の分類・・・・[39]
- 4.3 エネルギー源に対する保護・・・・[40]
- 4.4 セーフガード・・・・[43]
- 4.5 爆発・・・・[45]
- 4.6 導体の固定・・・・[46]
- 4.7 主電源コンセントに直接差し込む機器・・・・[46]
- 4.8 リチウム コイン(ボタン)電池を含む機器・・・・[47]
- 4.9 導電物が混入することによる火災又は感電の可能性・・・・[49]
- 5 電気的要因による傷害・・・・[49]
- 5.1 一般事項・・・・[49]
- 5.2 電気エネルギー源の分類及び限度値・・・・[49]
- 5.3 電気エネルギー源に対する保護・・・・[55]
- 5.4 絶縁材料及び要求事項・・・・[57]
- 5.5 セーフガードとしてのコンポーネント・・・・[88]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 62368-1 pdf 1] ―――――
C 62368-1 : 2018
pdf 目次
ページ
- 5.6 保護導体・・・・[91]
- 5.7 予想接触電圧,タッチカレント及び保護導体電流・・・・[97]
- 6 電気的要因による火災・・・・[101]
- 6.1 一般事項・・・・[101]
- 6.2 電力源(PS)及び潜在的発火源(PIS)の分類・・・・[101]
- 6.3 通常動作状態及び異常動作状態における火災に対するセーフガード・・・・[105]
- 6.4 単一故障状態における火災に対するセーフガード・・・・[106]
- 6.5 内部及び外部の電線・・・・[117]
- 6.6 追加接続する機器の火災に対するセーフガード・・・・[117]
- 7 有害物質による傷害・・・・[118]
- 7.1 一般事項・・・・[118]
- 7.2 有害物質へのばく露の減少・・・・[118]
- 7.3 オゾンへのばく露・・・・[118]
- 7.4 個人用セーフガードの使用・・・・[118]
- 7.5 指示セーフガード及び説明文の使用・・・・[118]
- 7.6 電池及びその保護回路・・・・[118]
- 8 機械的要因による傷害・・・・[118]
- 8.1 一般事項・・・・[118]
- 8.2 機械的エネルギー源の分類・・・・[119]
- 8.3 機械的エネルギー源に対するセーフガード・・・・[121]
- 8.4 鋭利な縁及び角をもつ部分に対するセーフガード・・・・[121]
- 8.5 運動部分に対するセーフガード・・・・[121]
- 8.6 機器の安定性・・・・[125]
- 8.7 壁又は天井に取り付ける機器・・・・[128]
- 8.8 ハンドル強度・・・・[130]
- 8.9 車輪又はキャスタ取付けの要求事項・・・・[130]
- 8.10 カート,スタンド及び類似の運搬装置・・・・[130]
- 8.11 ラックマウント機器の取付手段・・・・[132]
- 8.12 伸縮式アンテナ又はロッドアンテナ・・・・[134]
- 9 熱エネルギーによる熱傷・・・・[134]
- 9.1 一般事項・・・・[134]
- 9.2 熱エネルギー源の分類・・・・[134]
- 9.3 熱エネルギー源に対するセーフガード・・・・[136]
- 9.4 セーフガードの要求事項・・・・[136]
- 10 放射・・・・[136]
- 10.1 一般事項・・・・[136]
- 10.2 放射エネルギー源の分類・・・・[137]
- 10.3 レーザ放射に対するセーフガード・・・・[138]
- 10.4 可視光,赤外線及び紫外線の放射に対するセーフガード・・・・[139]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS C 62368-1 pdf 2] ―――――
C 62368-1 : 2018
pdf 目次
ページ
- 10.5 X線に対するセーフガード・・・・[140]
- 10.6 音響(acoustic)エネルギー源に対するセーフガード・・・・[140]
- 附属書A(参考)この規格の適用範囲に含む機器の例・・・・[144]
- 附属書B(規定)通常動作状態試験,異常動作状態試験及び単一故障状態試験・・・・[145]
- 附属書C(規定)紫外線放射・・・・[152]
- 附属書D(規定)試験用発生器・・・・[154]
- 附属書E(規定)オーディオ増幅器を含む機器の試験条件・・・・[156]
- 附属書F(規定)機器の表示,説明書及び指示セーフガード・・・・[158]
- 附属書G(規定)コンポーネント・・・・[167]
- 附属書H(規定)呼出シグナルに関する判断基準・・・・[205]
- 附属書I(参考)過電圧カテゴリ・・・・[209]
- 附属書J(規定)介在絶縁物なしで用いる絶縁巻線・・・・[210]
- 附属書K(規定)安全インタロック・・・・[213]
- 附属書L(規定)遮断デバイス・・・・[217]
- 附属書M(規定)電池を含んだ機器,及びその保護回路・・・・[219]
- 附属書N(規定)電気化学的電位・・・・[230]
- 附属書O(規定)空間距離及び沿面距離の測定・・・・[231]
- 附属書P(規定)導電物に対するセーフガード・・・・[239]
- 附属書Q(規定)建物配線との相互接続を意図した回路・・・・[245]
- 附属書R(規定)制限回路短絡試験・・・・[247]
- 附属書S(規定)耐熱性及び耐火性の試験・・・・[249]
- 附属書T(規定)機械的強度試験・・・・[253]
- 附属書U(規定)CRTの機械的強度及び爆縮の影響に対する保護・・・・[256]
- 附属書V(規定)アクセス可能部分の決定・・・・[258]
- 附属書JA(参考)過電圧及び過電流に関する設置環境の現状及び対処方法・・・・[263]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[269]
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS C 62368-1 pdf 3] ―――――
C 62368-1 : 2018
pdf 目次
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人ビジネス機械・情報システム産
業協会(JBMIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制
定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 4)
――――― [JIS C 62368-1 pdf 4] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 62368-1 : 2018
オーディオ・ビデオ,情報及び通信技術機器−第1部 : 安全性要求事項
Audio/video, information and communication technology equipment- Part 1: Safety requirements
序文
この規格は,2014年に第2版として発行されたIEC 62368-1を基とし,国内の電源事情などを考慮し,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは対応国際規格にはない事項である。
0 この製品安全規格の原則
0.1 目的
この規格は,エネルギー源を分類し,これらのエネルギー源に対するセーフガードを規定する製品安全
規格であり,さらに,これらのセーフガードの適用及び要求事項の指針を示している。
この規格に規定するセーフガードは,痛み,傷害,及び火災における物損の可能性を軽減することを目
的としている。
この箇条の目的は,設計者が機器の安全設計のために安全の基本原則を理解する手助けをすることであ
る。これらの原則は参考事項であり,この規格の詳細な要求事項に置き換わるものではない。
0.2 この規格で扱う人の種類
0.2.1 一般事項
この規格は,3種類の人,つまり一般人,教育を受けた人及び熟練者の保護のためのセーフガードにつ
いて記載する。この規格では,人は,痛み又は傷害を引き起こす可能性がある状態又は状況を故意に起こ
さないものと仮定する。
注記 オーストラリアでは,教育を受けた人又は熟練者の作業は,規制当局からの正式な免許を必要
とする場合がある。
0.2.2 一般人
一般人とは,教育を受けた人及び熟練者以外の全ての人を指す用語である。一般人には,機器の使用者
だけではなく,機器にアクセスするか,又は機器の近傍にいる全ての人を含む。通常動作状態又は異常動
作状態の下で,一般人は,痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の部分にさらされないこ
とが望ましい。単一故障状態の下で,一般人は,傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の部分にさ
らされないことが望ましい。
――――― [JIS C 62368-1 pdf 5] ―――――
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JIS C 62368-1:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 62368-1:2014(MOD)
JIS C 62368-1:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.020 : 情報技術(IT)一般
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.160 : オーディオ,ビデオ及びAV技術 > 33.160.01 : オーディオ,ビデオ及びAV技術一般
JIS C 62368-1:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC2134:2007
- 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
- JISC2134:2021
- 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
- JISC2814-1:2009
- 家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第1部:通則
- JISC3216-3:2011
- 巻線試験方法―第3部:機械的特性
- JISC3216-5:2019
- 巻線試験方法―第5部:電気的特性
- JISC3216-6:2019
- 巻線試験方法―第6部:熱的特性
- JISC3662-1:2009
- 定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第1部:通則
- JISC3663-1:2010
- 定格電圧450/750V以下のゴム絶縁ケーブル―第1部:通則
- JISC3665-1-2:2007
- 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
- JISC3665-1-3:2007
- 電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-3部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―燃焼落下物(粒子)の測定方法
- JISC4003:2010
- 電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
- JISC4526-1:2013
- 機器用スイッチ―第1部:一般要求事項
- JISC4526-1:2020
- 機器用スイッチ―第1部:通則
- JISC4540-1:2010
- 電磁式エレメンタリ リレー―第1部:一般要求事項
- JISC5381-11:2014
- 低圧サージ防護デバイス―第11部:低圧配電システムに接続する低圧サージ防護デバイスの要求性能及び試験方法
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC60068-2-78:2015
- 環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
- JISC6065:2016
- オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
- JISC60664-3:2019
- 低圧系統内機器の絶縁協調―第3部:汚損保護のためのコーティング,ポッティング及びモールディングの使用
- JISC60664-4:2009
- 低圧系統内機器の絶縁協調―第4部:高周波電圧ストレスの考慮
- JISC60695-10-2:2018
- 耐火性試験―電気・電子―第10-2部:異常発生熱―ボールプレッシャー試験方法
- JISC60695-10-3:2005
- 耐火性試験―電気・電子―第10-3部:異常発生熱―成形応力解放変形試験
- JISC60695-11-10:2015
- 耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
- JISC61558-1:2019
- 変圧器,リアクトル,電源装置及びこれらの組合せの安全性―第1部:通則及び試験
- JISC61558-2-16:2012
- 入力電圧1 100V以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安全性―第2-16部:スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の個別要求事項及び試験
- JISC6575:1975
- 電子機器用筒形ヒューズ
- JISC6802:2014
- レーザ製品の安全基準
- JISC6803:2013
- レーザ製品の安全―光ファイバ通信システムの安全
- JISC6804:2008
- レーザ製品の安全―情報伝送のための光無線通信システムの安全
- JISC6950-1:2016
- 情報技術機器―安全性―第1部:一般要求事項
- JISC6965:2007
- ブラウン管の機械的安全性
- JISC7550:2011
- ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
- JISC8201-1:2020
- 低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
- JISC8283-1:2019
- 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
- JISC8283-2-2:2008
- 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-2部:家庭用及び類似の機器用相互接続カプラ
- JISC8285:2018
- 工業用プラグ,コンセント及びカプラ
- JISC8286:2013
- 電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
- JISC8286:2021
- 電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
- JISC8303:2007
- 配線用差込接続器
- JISC8513:2015
- リチウム一次電池の安全性
- JISC8513:2020
- リチウム一次電池の安全性
- JISC8514:2018
- 水溶液系一次電池の安全性
- JISC8702-1:2009
- 小形制御弁式鉛蓄電池―第1部:一般要求事項,機能特性及び試験方法
- JISC8702-2:2009
- 小形制御弁式鉛蓄電池―第2部:寸法,端子及び表示
- JISC8704-1:2006
- 据置鉛蓄電池―一般的要求事項及び試験方法―第1部:ベント形
- JISC8704-2-1:2019
- 据置鉛蓄電池―第2-1部:制御弁式―試験方法
- JISC8704-2-2:2019
- 据置鉛蓄電池―第2-2部:制御弁式―要求事項
- JISC8712:2015
- ポータブル機器用二次電池(密閉型小型二次電池)の安全性
- JISC8713:2006
- 密閉形小形二次電池の機械的試験
- JISC9730-1:2019
- 自動電気制御装置―第1部:一般要求事項
- JISK7111-1:2012
- プラスチック―シャルピー衝撃特性の求め方―第1部:非計装化衝撃試験
- JISK7171:2016
- プラスチック―曲げ特性の求め方
- JISK7193:2010
- プラスチック―高温空気炉を用いる着火温度の求め方
- JISK7206:2016
- プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
- JISK7341:2006
- プラスチック―小火炎に接触する可とう性フィルムの垂直燃焼性試験方法