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K 6727-2 : 2012
単位 mm
1 環状部 1.3±0.1
2 燃焼用25 mlフラスコ
(ガラスかぎ付)
l1 l2 l3 l4 l5 l6 l7 l8 l9
83 49±1.0 37 12±1.0 12 20 58 35 20
φd1 φd2 φd3 φd4 φd5 φd6
11.5 4.2±0.2 6 6 6 39
図7−ランプ法試料燃焼装置(バーナ及び燃焼用フラスコの細部)
――――― [JIS K 6727-2 pdf 21] ―――――
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K 6727-2 : 2012
単位 mm
l1 l2
200 400
1 スプレートラップのコック 10 吸収びん
2 バーナ 11 真空導管
3 フラスコ 12 圧力調整器
4 煙突調節弁 13 マノメータ
5 バーナ調節弁 14 真空調節器
6 ランプ装置 15 煙突用分岐管
7 スプレートラップ 16 バーナ用分岐管
8 トラップ 17 真空ポンプへ
9 シンタードガラス膜 18 空気又は酸素・炭酸ガス混合気体
図8−ランプ法試料燃焼装置
1 線状CuO
2 PbCrO4
3 銅の金網
4 石英ウール
5 空気
図9−空気精製管
c) ランプ用綿しんの洗浄 綿しんは,市販品そのままでは油脂その他で汚染されているので,約1 %過
マンガン酸カリウム溶液に室温で34時間浸せきし,蒸留水で十分洗浄後,約1 %しゅう酸溶液に1
時間浸せきする。再び蒸留水で洗浄し,約110 ℃の乾燥機中で乾燥したものを用いる。また,一度使
用した綿しんは廃棄する。
d) 精製空気の調製 棒状水酸化ナトリウムを詰めた乾燥塔を通した空気を図9に示す空気精製管で精製
――――― [JIS K 6727-2 pdf 22] ―――――
21
K 6727-2 : 2012
後,5 000 ml程度の貯圧びんを通じてランプに送る。空気精製管(内径25 mm×長さ1 000 mm)には,
線状の酸化銅(CuO)約510 mm,石英ウールににじませたクロム酸鉛(PbCrO4)約150 mm,及び銅
の金網(希硫酸及びアルコールで処理したもの)を約150 mmの長さに丸めたものを図9に示すよう
に充し,酸化銅の部分を700 ℃で加熱する。ただし,これらの容量及び寸法は,ランプ14個掛
けの場合を例示してある。
e) 燃焼操作及び測定
1) 供試試料5 mlとメタノール15 mlとを燃焼用フラスコにはかりとってよく混合する。
2) ランプ用綿しんは,二つ折りにして燃焼用フラスコの底に一巻きする程度の長さにして,しんの先
端をバーナと平行に切りそろえ,頂部を燃焼のしやすい位置に合わせる。吸収液30 mlを吸収びん
にはかりとる。図6のように組み立て,スプレートラップを通じて真空ポンプ(又は水流ポンプ)
で吸引して,精製空気又は酸素・炭酸ガス混合気体をバーナ,煙突及び燃焼用フラスコの口から吸
入する。
3) フラスコ及びバーナを煙突から外し,アルコールランプでバーナに点火してから再び煙突に挿入し,
空気(又は酸素・炭酸ガス混合気体)の導入調節を行いながら,火が中心に集まり,不完全燃焼の
ないように注意して燃焼する。フラスコ内の試料がなくなり,火が消えるまで燃焼を続ける。燃焼
が終わったら燃焼用フラスコ及びバーナを煙突から外し,ピペットでメタノール5 mlを燃焼用フラ
スコの内壁を洗い流しながら入れ,再び同じ操作でこのメタノールを燃焼させる。装置から煙突を
取り外し,吸収液を呼び容量250 mlのビーカに移す。蒸留水で35 mlずつ煙突及びスプレートラ
ップを洗浄して,洗液は吸収びんに移す。この洗浄を十分に繰り返して行う。洗液を吸収液の入っ
たビーカに入れて混合する。
4) 塩化物の煙霧のないドラフトで液量が10 ml程度になるまでビーカを加熱濃縮する。この液を硬質
ろ紙で50 mlの全量フラスコにろ過して,蒸留水で35 mlずつ数回ろ紙を洗浄する。ろ液がほと
んど中性となるまで洗浄する9)。この際,ろ液と洗液とが20 mlを超えないように注意する。これ
に2,4-ジニトロフェノール溶液4滴を加え,ビュレットで2 mol/l硝酸を滴下し,液が無色透明にな
るまで加える。この全量フラスコの50 mlの標線までグリセリン・メタノールの混合液を加え,よ
く振とうして混合する。
注9) リトマス試験紙でろ液が中性になっていることを確認するとよい。
5) 空試験用としてメタノール15 mlを別の燃焼用フラスコにはかりとる。空試験用燃焼用フラスコも,
上記2)4)と同様の操作によって供試試料の場合と同じ時間で燃焼させる。フラスコ内壁の洗浄,
再燃焼,更に吸収液の処理操作も3)及び4)と同様に行う。
6) 供試試料試験の吸収液から溶液25 mlをはかりとり,100 mlのネスラー比色管に入れ,これに硝酸・
硝酸銀溶液5 mlを加え,更に100 mlの標線までグリセリン・メタノール混合液を加えてからよく混
合する。空試験の吸収液からも25 mlをはかりとって100 mlのネスラー比色管に入れ,この中に判
定基準量[スチレン中の塩素濃度x(質量分率%)]に相当する基準限度液をa(ml)だけ加えた後,
硝酸・硝酸銀溶液5 mlを加え,更に100 mlの標線までグリセリン・メタノール混合液を加えてから
よく混合する。
7) 供試試料,空試験の両方共に遮光しながら,40 ℃の恒温水槽に30分間放置後,比色計を使用して
直ちに比濁判定する。
8) 判定基準量[スチレン中の塩素濃度x(質量分率%)]から上記空試験に添加すべき基準限度液量
a(ml)は,次の式によって算出する。
――――― [JIS K 6727-2 pdf 23] ―――――
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K 6727-2 : 2012
x V d
a=
(2Ccl 100)
ここに, V : 供試試料の採取量=5 ml=5 cm3
d : 供試試料の密度(g/cm3)
Ccl : 基準限度液中の塩素分の含有量=0.000 1(g/ml)
3.13.2 微量電量滴定法
微量電量滴定法は,次による。
a) 概要 試料を加熱した燃焼管に封入し,酸素及び不活性ガス中で燃焼する。燃焼生成した塩化水素を
電解液に吸収させて電量滴定し,このとき消費された電気量から塩素分を求める。
b) 試薬及び材料
1) 酸素 JIS K 1101に規定するもの。
2) 不活性ガス 純度体積分率99.99 %以上のヘリウム又はアルゴン。
3) 水 JIS K 0557のA3に規定するもの。
4) トルエン JIS K 8680に規定するもの。
5) 1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン 質量分率99 %以上のもの。
6) 酢酸ナトリウム JIS K 8372に規定するもの。
7) 酢酸 JIS K 8355に規定するもの。
8) 硝酸カリウム JIS K 8548に規定するもの。
9) 塩化カリウム JIS K 8121に規定するもの。
10) 電解液 酢酸ナトリウム及び酢酸の所定量を水に溶かし,水を加えて1 000 mlとしたもの。各試薬
の量は,使用する試験器によって異なる。
なお,溶液は,密閉して冷暗所に保存し,有効期限は,3か月とする。
11) 対極液 硝酸カリウム50 gをはかりとり,水200 mlに溶かした後,更に水を加えて500 mlとする。
なお,溶液は,密閉して冷暗所に保存し,有効期限は3か月とする。
12) 参照電極内部液 塩化カリウム7.46 gをはかりとり,約60 mlの水に溶かした後,更に水を加えて
100 mlとする。
なお,溶液は密閉して冷暗所に保存し,有効期限は3か月とする。3か月未満であっても,電極
の指示が不安定な場合は新しく調製する。
13) 参照電極外部液 硝酸カリウム10.1 gをはかりとり,約60 mlの水に溶かした後,更に水を加えて
100 mlとする。
なお,溶液は密閉して冷暗所に保存する。有効期限は3か月とし,3か月未満であっても,電極
の指示が不安定な場合は新しく調製する。
14) 塩素標準液原液(2 500 μg/ml) 呼び容量100 mlの全量フラスコに,1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼ
ン1.43 gを1 mgの桁まではかりとり,トルエン約60 mlに溶かした後,更にトルエンを加えて100 ml
とする。
塩素標準液原液の塩素濃度C(μg/ml)は,次の式によって算出する。
M Mcl
C=
MNB 100
ここに, M : 1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン採取量(μg)
Mcl : 塩素の原子量=35.45
MNB : 1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼンの分子量=202.55
――――― [JIS K 6727-2 pdf 24] ―――――
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100 : 原液の容量(ml)
なお,溶液は密閉して冷暗所に保存し,使用期限は3か月とする。3か月未満であっても,e)の回
収係数が異常な場合は新しく調製する。
15) 塩素標準液 供試試料の予想される塩素濃度の範囲をカバーできるように塩素標準液原液をトルエ
ンで希釈して,100 μg/ml塩素標準液,50 μg/ml塩素標準液及び10 μg/ml塩素標準液を調製する。
なお,溶液は,密閉して冷暗所に保存し,使用期限は3か月とする。3か月未満であっても,e)
の回収係数が異常な場合は新しく調製する。
c) 試験器 構成の例を,図10に示す。
1 試料注入口 5 石英ウール 9 マグネチックスターラ
2 試料ボート 6 燃焼炉 10 ガス導入管
3 試料ボート移動用ロッド7 脱水浴 11 微量電量計
4 燃焼管 8 滴定セル 12 塩素量表示器
図10−試験器構成例
1) 燃焼炉 燃焼管の入口部及び出口部を個別に加熱調節できるもの。
2) 燃焼管 石英製で,試料を酸素及び不活性ガス気流中で燃焼させることができるもの。
3) 試料ボー卜 石英製のもの。
4) 脱水浴 JIS K 8951に規定する硫酸をガラス製のガス吸収びんに入れたもの。
5) 滴定セル 検出電極,参照電極及び一対の発生電極を内蔵したマグネチックスターラ付きのガラス
製電解液槽によって構成されたもので,検出電極と参照電極とは,塩化物イオンの導入によって生
じる酸化還元電位の変化を検出でき,一対の発生電極は,この酸化還元電位変化量に相当する銀イ
オンを発生できるもの。
6) 微量電量計 検出電極と参照電極との間にあらかじめ設定した電位差と,滴定中の両電極間の電位
差とを連続的に比較し,差があれば,これを補償するのに必要な銀イオンを発生するための電流を
発生電極に供給できるもの。
7) 塩素量表示器 発生電極に供給する電気量を積算して塩素量に換算して,表示又は記録できるもの。
d) 試験器の準備 試験器の準備は,次による。
1) 試験に先立ち,燃焼管及びガス導入管を次によって確認する。
燃焼管,試料ボート及び石英ウールは,石英の劣化及び汚れを点検し,清浄でない場合は,清掃す
――――― [JIS K 6727-2 pdf 25] ―――――
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JIS K 6727-2:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料
JIS K 6727-2:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC7601:2010
- 蛍光ランプ(一般照明用)
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0062:1992
- 化学製品の屈折率測定方法
- JISK0071-1:2017
- 化学製品の色試験方法―第1部:ハーゼン単位色数(白金-コバルトスケール)
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK1101:2017
- 酸素
- JISK1107:2005
- 窒素
- JISK2249-1:2011
- 原油及び石油製品―密度の求め方―第1部:振動法
- JISK2249-3:2011
- 原油及び石油製品―密度の求め方―第3部:ピクノメータ法
- JISK2276:2003
- 石油製品―航空燃料油試験方法
- JISK2541-2:2003
- 原油及び石油製品―硫黄分試験方法 第2部:微量電量滴定式酸化法
- JISK2541-6:2013
- 原油及び石油製品―硫黄分試験方法―第6部:紫外蛍光法
- JISK6727-1:2012
- スチレン―第1部:品質及び表示
- JISK8073:2017
- 安息香酸(試薬)
- JISK8121:2007
- 塩化カリウム(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8201:2006
- 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
- JISK8247:2015
- 過マンガン酸カリウム(試薬)
- JISK8271:2007
- キシレン(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK8372:2013
- 酢酸ナトリウム(試薬)
- JISK8401:2011
- 塩化チタン(III)溶液(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8548:2007
- 硝酸カリウム(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8574:2006
- 水酸化カリウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8643:2011
- チモールブルー(試薬)
- JISK8680:2006
- トルエン(試薬)
- JISK8780:2019
- ピロガロール(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8979:2008
- 硫酸アンモニウム鉄(II)六水和物(試薬)
- JISK8987:2006
- 硫酸ナトリウム(試薬)
- JISK9001:2008
- チオシアン酸カリウム(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8710:1993
- 温度測定方法通則