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c) ペトロラタム系防食ペーストテープ
5 品質
5.1 性能
ペトロラタム系防食ペースト類の性能は,8.28.12によって試験したとき,表1に適合しなければなら
ない。
表1−ペトロラタム系防食ペースト類の性能
項目 種類 適用箇条
ペトロラタム系 ペトロラタム系 ペトロラタム系
防食ペースト1種 防食ペースト2種 防食ペーストテープ
ちょう度 100370 50200 8.2
融点 ℃ 40以上 8.3
引火点 ℃ 175以上 8.4
蒸発量 % 3.0以下 8.5
耐流下性 被覆膜のずり落ちがない 8.6
低温付着性 被覆膜のがれがない 8.7
水・ペースト置換性 − さびの発生がない 8.8
引張強さ N − 49.0以上 8.9
防食性(塩水浸せき) − A級(さび発生度0 %) 8.10
防食性(中性塩水噴霧) A級(さび発生度0 %) 8.11
腐食性 mg/cm2 鋼 ±0.2 亜鉛 ±0.2 8.12
ステンレス鋼 ±0.1 黄銅 ±0.2
アルミニウム ±0.2
5.2 ペトロラタム系防食ペーストテープの寸法及び外観
5.2.1 寸法
ペトロラタム系防食ペーストテープの寸法は,8.1によって測定し,表2の規定に適合しなければならな
い。
表2−ペトロラタム系防食ペーストテープの寸法
項目 呼び寸法 許容差
厚さ mm 1.0,1.1 ±0.3
幅 mm 100,150 ±3
200,250,300 ±5
長さ m 10.0 0.0+1.0
5.2.2 外観
ペトロラタム系防食ペーストテープは,ロール状に巻かれている。ロール状に巻いた状態の外観は,テ
ープが均一に巻かれ,著しい変形,変色などの外観上の欠陥があってはならない。また,ほぐした状態の
テープの外観は,変色がなく,折り目,きず,含浸むらなどの外観上の欠陥があってはならない。
6 試験の一般条件
試験の一般条件は,JIS K 0050によるほか,次による。
a) 試験室の標準状態 試験は,特に指定がない限り,JIS Z 8703によって温度23±2 ℃及び相対湿度(50
――――― [JIS Z 1903 pdf 6] ―――――
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±10)%の試験室で行う。
b) 試料の状態調整 試験に用いる試料は,試験直前に2時間以上標準状態に置く。
c) 試料の採取方法 採取方法は,次による。
1) ペトロラタム系防食ペーストの試料の採取方法 ペトロラタム系防食ペーストの試料の採取方法
は,JIS K 2251による。
2) ペトロラタム系防食ペーストテープの試料の採取方法
2.1) ペトロラタム系防食ペーストテープの寸法測定に用いる試料 製品1巻き全体を試料とする。
2.2) ペトロラタム系防食ペーストテープの引張強さ試験に用いる試料 テープの外巻き3層分を取り
除いた後,試料寸法の長辺がテープ巻き方向になるように切り出したものを用いる。
2.3) 上記以外の試験に用いる試料 不織布に含浸する前のペトロラタム系防食ペーストからJIS K
2251によって採取する。
d) 数値の丸め方 数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Bによる。
7 試験片に関する共通事項
7.1 試験片
7.1.1 冷間圧延鋼板試験片
冷間圧延鋼板試験片は,次による(図1参照)。
a) 材質 JIS G 3141に規定するSPCC−SBとする。
b) 寸法 厚さ(1.02.0 mm)×60 mm×80 mm
c) つるし孔 つり下げることができるように,2か所に直径3 mmの孔をあける。
単位 mm
図1−冷間圧延鋼板試験片
7.1.2 ブラスト試験片
ブラスト試験片は,次による(図2参照)。
a) 材質 JIS G 3101に規定するSS400とする。
b) 寸法 厚さ3.2 mm×150 mm×70 mm
c) つるし孔 つり下げることができるように,1か所に直径6 mmの孔をあける。
――――― [JIS Z 1903 pdf 7] ―――――
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単位 mm
図2−ブラスト試験片
7.2 試験片の調製
7.2.1 冷間圧延鋼板試験片の調製
冷間圧延鋼板試験片の調製は,次による。
a) 溶剤及び材料 溶剤及び材料は,次による。
1) 溶剤 JIS K 2201に規定する3号(大豆揮発油)又は4号(ミネラルスピリット)。
2) メタノール JIS K 8891に規定するもの。
3) 研磨材 JIS R 6251又はJIS R 6252に規定するA,P240とする。
b) 試験片の取扱い 試験片の取扱いは,清浄なピンセット又は手袋を用い,試験片に指紋又はその他の
汚れを付けないようにする。
c) 調製手順 調製手順は,次による。
1) 予備清浄 試験片を溶剤中で清浄なガーゼで軽くこすりながら,試験片に付着しているさび止め油,
ごみ,ほこりなどを洗い落とし,自然乾燥する。
2) 予備研磨 予備研磨は,次による。
2.1) 試験片の両面を研磨材で長辺方向に研磨する。
2.2) 縁及びつるし孔も同時に研磨する。
2.3) 清浄なガーゼで研磨粉を拭き取り,溶剤中に浸せきしておく。
3) 仕上げ研磨 仕上げ研磨は,次による。
――――― [JIS Z 1903 pdf 8] ―――――
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3.1) 試験片を溶剤中から取り出し,乾燥した後,直ちに新しい研磨材を用いて2.1) の操作を繰り返し,
新しい研磨面を出す。
3.2) 清浄なガーゼで研磨粉を拭き取り,溶剤中に浸せきしておく。
4) 仕上げ清浄 仕上げ清浄は,次による。
4.1) 試験片を溶剤中から取り出し,溶剤を湿らせた清浄なガーゼで,ガーゼに汚れが付かなくなるま
で表面の汚れを拭き取り,新しい溶剤中に浸せきしておく。
4.2) 試験片を溶剤中から取り出し,温風などで乾燥した後,直ちに,別に用意した35±3 ℃の温メタ
ノール中に1分間以上浸せきした後,温風などで乾燥する。
7.2.2 ブラスト試験片の調製
ブラスト試験片の調製は,次による。
a) 溶剤及び材料 溶剤及び材料は,次による。
1) 溶剤 JIS K 2201に規定する3号又は4号。
2) メタノール JIS K 8891に規定するもの。
3) 研削材 JIS Z 0311又はJIS Z 0312に規定するもの。
b) 試験片の取扱い 試験片の取扱いは,清浄なピンセット又は手袋を用い,試験片に指紋又はその他の
汚れを付けないようにする。
c) 調製手順 調製手順は,次による。
1) 前処理 試験片を溶剤中で清浄なガーゼで軽くこすりながら,試験片に付着しているさび止め油,
ごみ,ほこりなどを洗い落とし,乾燥する。
2) 研削 研削材によって片面をブラストし,表面粗さをJIS B 0651によってRa 710に調整する。
3) 試験前の清浄 試験片を35±3 ℃の温メタノール中に1分間以上浸せきした後,温風などで乾燥す
る。
4) 裏面及び端面の保護 必要に応じ,試験に供さない裏面及び端面は,粘着テープ,塗料などによっ
て保護する。
7.3 被覆試験片の作製
7.3.1 材料及び器具
材料及び器具は,次による。
a) 粘着テープ JIS C 2338に規定する厚さ50 μmのもの。
b) バーコーター 直径20 mm,長さ150 mmの丸棒。
c) つり具 JIS G 4308又はJIS H 4554に規定する直径約1 mmの線材を図3に示す形状としたもの。試
験片のつり下げ間隔は,全長90100 mmとする。
――――― [JIS Z 1903 pdf 9] ―――――
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図3−つり具
d) つり架台 試験片を垂直につるすことができるもの。
7.3.2 被覆方法
7.2で調製した試験片の両端に,粘着テープを三重に貼り付ける。
粘着テープの間にあらかじめペトロラタム系防食ペーストを厚さ150 μm以上塗布し,次に100 ℃に加
熱したバーコーターを用いて表面を平滑にする。このときの防食ペーストの塗布厚さが100150 μmにな
っていることをJIS K 5600-1-7の箇条4(ぬれ膜厚の測定)によって確認する。
なお,粘着テープの幅は,目的の試験に応じて選択する。
8 試験方法
8.1 ペトロラタム系防食ペーストテープの寸法測定
8.1.1 厚さ
厚さの寸法測定は,次による。
a) 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
1) 圧着装置 圧着装置は,JIS Z 0237の10.2.4(圧着装置)に規定する自動式又は手動式圧着装置(図
4及び図5参照)と同じ構造のもの。
なお,厚さ約6 mmのゴム層で被覆された幅約45 mm,直径約95 mm(ゴム層を含む。),質量2.0
±0.2 kgのものを用いる。
単位 mm
図4−自動式圧着装置の例
――――― [JIS Z 1903 pdf 10] ―――――
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JIS Z 1903:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.20 : 表面処理
JIS Z 1903:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0651:2001
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―触針式表面粗さ測定機の特性
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISC2338:2012
- 電気絶縁用ポリエステル粘着テープ
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4554:1999
- ニッケル及びニッケル合金の線と引抜素材
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK2201:1991
- 工業ガソリン
- JISK2235:1991
- 石油ワックス
- JISK2246:2018
- 防せい(錆)油
- JISK2251:2003
- 原油及び石油製品―試料採取方法
- JISK2265-4:2007
- 引火点の求め方―第4部:クリーブランド開放法
- JISK2839:1990
- 石油類試験用ガラス器具
- JISK5600-1-7:2014
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第7節:膜厚
- JISK6272:2003
- ゴム―引張,曲げ及び圧縮試験機(定速)―仕様
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3645:1998
- ガラス棒
- JISR6251:2006
- 研磨布
- JISR6252:2006
- 研磨紙
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISZ0103:1996
- 防せい防食用語
- JISZ0237:2009
- 粘着テープ・粘着シート試験方法
- JISZ0311:2004
- ブラスト処理用金属系研削材
- JISZ0312:2016
- ブラスト処理用非金属系研削材
- JISZ0701:1977
- 包装用シリカゲル乾燥剤
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ1902:2009
- ペトロラタム系防食テープ
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態