JIS G 4321:2000 建築構造用ステンレス鋼材 | ページ 2

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G 4321 : 2000
表7 丸鋼,角鋼の径又は辺の許容差 表8 平鋼の厚さ許容差
単位 mm 単位 mm
径又は辺 径又は辺の許容差 厚さの区分 幅の区分
25以下 +0.5 50以下 50超え 150以下
−0.3 20以下 +0.5 +0.6
25超え35以下 +0.6 −0.3 −0.4
−0.4 20超え40以下 +1.1 +1.5
35超え50以下 +0.7 −0.5 −0.5
−0.5 備考 表8以外は受渡当事者間の協定による。
50超え80以下 +1.0
−0.6
80超え100以下 +1.3
−0.7
備考 表7以外は受渡当事者間の協定によ
る。
f) 円形鋼管 円形鋼管の寸法許容差は,JIS G 3446,JIS G 3468による。ただし,厚さ許容差は,表9
による。
遠心力鋳鋼管の寸法許容差は,JIS G 5121による。
表9 円形鋼管の厚さ許容差
単位 mm
厚さ 外径
410未満 410以上 510未満 510以上 610未満
2.15以上 3.15未満 +0.9 +0.9 −
−0.3 −0.35
3.15以上 4.00未満 +09 +0.9 −
−0.35 −0.4
4.00以上 5.00未満 +0.9 +0.9 +1.1
−0.4 −0.45 −0.6
5.00以上 6.00未満 +0.9 +0.9 +1.1
−0.45 −0.5 −0.7
6.00以上 8.00未満 +1.0 +1.0 +1.2
−0.6 −0.6 −0.75
8.00以上 10.00未満 +1.0 +1.0 +1.2
−0.65 −0.65 −0.8
10.00以上 16.00未満 +1.0 +1.0 +1.2
−0.7 −0.7 −0.85
16.00以上 25.00未満 +8 +8 +8
% % %
−0.8 −0.8 −0.95
25.00以上 40.00未満 +8 +8 +8
% % %
−0.9 −0.9 −1.1
備考1. %表示は厚さに数値を乗じた値。
2. 表9以外は受渡当事者間の協定による。
g) 角形鋼管 角形鋼管の寸法許容差は,JIS G 3466による。ただし,厚さ許容差及び角部の寸法は表10
及び表11による。

――――― [JIS G 4321 pdf 6] ―――――

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表10 角形鋼管の厚さ許容差
備考1. %表示は厚さに数値を乗じた値。
2. 厚さの許容差は,平板部分に適用する。
3. 表10以外は受渡当事者間の協定による。
表11 角形鋼管の角部の寸法許容差
単位 mm
厚さ (t) 角部の寸法許容差 (S)
8.00未満 2.5t±0.7t
8.00以上 25.00未満 3.0t±0.7t
備考 表11以外は受渡当事者間の協定による。
h) 冷間成形等辺山形鋼 冷間成形等辺山形鋼の寸法許容差は,JIS G 4320による。
7. 標準長さ 鋼材の標準長さは,次による。
a) 熱間圧延H形鋼は,JIS G 4317による。
b) 鋼板は,JIS G 4304及びJIS G 4305による。
c) 熱間圧延等辺山形鋼は,JIS G 4317による。
d) 熱間圧延溝形鋼は,JIS G 4317による。
e) 棒は,JIS G 4303及びJIS G 4318による。
f) 円形鋼管は,JIS G 3446,JIS G 3468及びJIS G 5121による。
g) 角形鋼管は,JIS G 3466による。
h) 冷間成形等辺山形鋼は,JIS G 4320による。
8. 質量 鋼材の質量計算方法は,次による。
a) 形鋼,山形鋼,溝形鋼,円形鋼管,角形鋼管及び冷間成形等辺山形鋼の質量の計算方法は,表12

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による。
表12 質量の計算方法
計算手順 計算方法 結果のけた数
基本質量 断面積 1cm2,長さ 1mの質量
kg/cm2/m SUS304A,SUS304N2A : 0.793
SUS316A : 0.798
SCS13AA-CF : 0.775
断面積 次の計算式によって求めた値に1/100を乗じる。有効数字3けたの数値に丸め
cm2 熱間圧延H形鋼 る。
t1 (H−2t2) +2Bt2+0.858r2
t (2A−t) +0.215 (r12−2r22)
熱間圧延等辺山形鋼
熱間圧延溝形鋼 Ht+2t (B−t) +0.349 (r12−r22)
円形鋼管 3.14t (D−t)
角形鋼管 t<8 2t (A+B) −6.575t2
t≧8 2t (A+B) −8.292t2
t (A+B−1.644t)
冷間成形等辺山形鋼
単位質量 基本質量 (kg/cm2/m) ×断面積 (cm2) 有効数字3けたの数値に丸め
kg/m る。
1本の質量 単位質量 (kg/m) ×長さ (m) 有効数字3けたの数値に丸め
kg る。
総質量 1本の質量 (kg) ×同一寸法の総本数。 整数値に丸める。
kg
備考1. 断面積の計算に用いた記号は,附属書(参考)の図を参照。
2. 数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
3. 棒の質量計算方法は,JIS G 4303の解説を参照。
b) 鋼板及び鋼帯の質量の計算方法は,JIS G 4310による。
9. 耐食性 粒界腐食試験による耐食性について,特に注文者の指定がある場合は,受渡当事者間で,JIS
G 4304の6.耐食性,に規定された試験方法を協定し,試験を行う。耐食性の判定基準はJIS G 4304による。
10. 表面仕上げ 鋼材の表面仕上げは,表13による。
表13 表面仕上げ
表面仕上げの記号 摘要
NO.1 熱間圧延後,熱処理・酸洗又はこれに準じる処理を行って仕上げたもの。
NO.2D 冷間圧延後,熱処理・酸洗又はこれに準じる処理を行って仕上げたもの。
また,つや消しロールによって最後に軽く冷間圧延したものも含める。
NO.2B 冷間圧延後,熱処理・酸洗又はこれに準じる処理を行った後,適切な光沢
を得る程度に冷間圧延して仕上げたもの。
#400 JIS R 6001による400番まで研磨して仕上げたもの。
HL 適切な粒度の研磨材で連続した磨き目が付くように研磨して仕上げたもの。
備考 表13以外の表面仕上げについては,受渡当事者間の協定による。
11. 外観 外観は,次による
a) 使用上有害な欠点があってはならない。
b) 有害な欠点がある場合には,製造業者はグラインダなどによって欠点を除去することができる。
ただし,
1) 手入れ後の断面寸法は,その許容範囲内になければならない。

――――― [JIS G 4321 pdf 8] ―――――

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2) 手入れ部の表面は,きれいに仕上げられており,周辺の面と調和が取れていなければならない。
12. 製造方法 製造方法は,次による。
a) 製造業者は,要求された品質に適合するように,適切な製造方法で製造しなければならない。
b) 受渡当事者間で,契約時に協定がある場合にはそれに従い,注文者の要求がある場合には,製造方法
を報告しなければならない。
13. 試験
13.1 分析試験 分析試験は,次による。
a) 分析試験の一般事項及び溶鋼分析試料の採り方は,JIS G 0404による。
b) 製品分析試料の採り方は,JIS G 0321による。ただし,供試材は,破断後の引張試験片を用いること
ができる。
c) 分析方法は,次のいずれかによる。
JIS G 1211,JIS G 1212,JIS G 1213,JIS G 1214,JIS G 1215,JIS G 1216,JIS G 1217,JIS G 1218,
JIS G 1228,JIS G 1237,JIS G 1253,JIS G 1256,JIS G 1257
13.2 引張試験 引張試験は,次による。
a) 試験一般事項は,次による。
1) 機械試験の一般事項は,JIS G 0404及びJIS G 0416による。
2) 試験温度は,23±5℃とする。
3) 試験方法は,JIS Z 2201及びJIS Z 2241による。ただし,引張強さの測定は,試験片平行部のひず
み増加率が4080%/minになるような引張速度を用いる。
b) 鋼材の供試材,試験片及び引張試験方法は,次による。
1) 熱間圧延H形鋼は,JIS C 4317による。
2) 鋼板及び鋼帯は,JIS G 4304及びJIS G 4305による。
3) 熱間圧延等辺山形鋼は,JIS G 4317による。
4) 熱間圧延溝形鋼は,JIS G 4317による。
5) 棒は,JIS G 4303及びJIS G 4318による。
6) 円形鋼管は,JIS G 3446,JIS G 3468及びJIS G 5121による。
6.1) 試験片は,管軸方向から採取するものとする。
6.2) 溶接部の引張試験は,JIS G 3475によって行い,引張強さは,表3を満足しなければならない。
7) 角形鋼管の引張試験は,JIS G 3466による。
7.1) 試験片は,13B及び14Bを用いてもよい。
7.2) 溶接部の引張試験は,受渡当事者間で協定した場合に実施し,JIS Z 3121により,引張強さは,表
3を満足しなければならない。
8) 冷間成形等辺山形鋼は,JIS G 4320による。
c) 円形鋼管の溶接部のへん平試験は,JIS G 3475による。
14. 検査 検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404及びJIS G 0416による。
b) 化学成分は,4.に適合しなければならない。

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c) 機械的性質は,5.に適合しなければならない。
d) 寸法許容差は,6.に適合しなければならない。
e) 耐食性は,9.に適合しなければならない。
f) 表面仕上げは,10.に適合しなければならない。
g) 外観は,11.に適合しなければならない。
15. 表示 検査に合格したものは,一品ごと又は一結束ごとのいずれかに,次の事項を表示する。ただし,
受渡当事者間の協定によって項目の一部を省略することができる。
a) 種類の記号
b) 寸法
c) 製造業者名又はその略号
d) 溶鋼番号又は検査番号
16. 報告 製造業者は,注文者の要求があった場合,規定又は指定された試験項目,及び必要に応じて鋼
材の寸法,数量,納入状態などを記載した報告書を提出しなければならない。

――――― [JIS G 4321 pdf 10] ―――――

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JIS G 4321:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 4321:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG0321:2017
鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JISG0404:2014
鋼材の一般受渡し条件
JISG0416:2014
鋼及び鋼製品―機械試験用供試材及び試験片の採取位置並びに調製
JISG1211:1995
鉄及び鋼―炭素定量方法
JISG1212:1997
鉄及び鋼―けい素定量方法
JISG1213:2001
鉄及び鋼―マンガン定量方法
JISG1214:1998
鉄及び鋼―りん定量方法
JISG1215:1994
鉄及び鋼―硫黄定量方法
JISG1216:1997
鉄及び鋼―ニッケル定量方法
JISG1217:2005
鉄及び鋼―クロム定量方法
JISG1218:1994
鉄及び鋼―モリブデン定量方法
JISG1228:1997
鉄及び鋼―窒素定量方法
JISG1237:1997
鉄及び鋼―ニオブ定量方法
JISG1253:2002
鉄及び鋼―スパーク放電発光分光分析方法
JISG1256:1997
鉄及び鋼―蛍光X線分析方法
JISG1257:1994
鉄及び鋼―原子吸光分析方法
JISG3446:2017
機械構造用ステンレス鋼鋼管
JISG3466:2015
一般構造用角形鋼管
JISG3466:2021
一般構造用角形鋼管
JISG3468:2016
配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管
JISG3468:2021
配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管
JISG3475:2014
建築構造用炭素鋼鋼管
JISG3475:2021
建築構造用炭素鋼鋼管
JISG4303:2012
ステンレス鋼棒
JISG4303:2021
ステンレス鋼棒
JISG4304:2012
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4304:2021
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2012
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2021
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4310:1999
ステンレス鋼板及び耐熱鋼板質量算出方法
JISG4317:2018
熱間成形ステンレス鋼形鋼
JISG4318:2016
冷間仕上ステンレス鋼棒
JISG4320:2003
冷間成形ステンレス鋼形鋼
JISG5121:2003
ステンレス鋼鋳鋼品
JISR6010:2000
研磨布紙用研磨材の粒度
JISZ2201:1950
医療用遠心沈デン器
JISZ2201:1998
金属材料引張試験片
JISZ2241:2011
金属材料引張試験方法
JISZ3121:2013
突合せ溶接継手の引張試験方法
JISZ8401:2019
数値の丸め方