JIS A 4111:2021 太陽熱温水器 | ページ 7

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A 4111 : 2021
となり,タンク水温の時間的な変化を計算する式が得られる。
B.2 計算結果
式(B.3)を利用して,表10の保温性能における熱損失係数の基準値(5.81 W/K)での保温性能を計算して
みる。
本体で定義している熱損失係数は,この附属書では,熱通過率Uと表面積Aとの積である。タンク容量
(保有水量)VT=200(L)=0.2(m3),水初期温度θW0=55 ℃,周囲外気温度θa=20 ℃の条件で水温θW(t)
を計算する。
計算結果を図B.2に示す。水温が3時間で初期の55 ℃から52.5 ℃となり,2.5 ℃だけ低下することが分
かる。したがって,初期もっていたタンクの保温熱量の約4.5 %(=2.5/55)が周囲への熱損失になる。
したがって,実際の機器の貯湯タンクの損失係数が基準値5.81 W/K以下であれば,上記の条件では,熱
損失は4.5 %以下になる。
図B.2−熱損失を伴う貯湯タンクの温度変化
参考文献
[1] JIS Z 8741 鏡面光沢度−測定方法

――――― [JIS A 4111 pdf 31] ―――――

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附属書C
(参考)
技術上重要な改正に関する新旧対照表
現行JIS(JIS A 4111:2021) 旧JIS(JIS A 4111:2013) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
3.1 自然循 くみ置き形温水器の削除 3.1 温水器
太陽熱を利用して給湯すくみ置き形温水器の出荷実績が過
環形太陽熱 る装置のうち,集熱部と去15年にわたって確認できなか
温水器 貯湯部との間の熱輸送にったため,現在の製品構成に合わ
自然循環作用を利用するせる形で,くみ置き形の記述を削
自然循環形温水器と,集除した。
熱部と貯湯部とが一体と
なったくみ置き形温水器

4.1 種類

  表1(加熱方式による区 4.1 種類 表1(加熱方式による区 構造による区分1は,くみ置き形
分)として, 分)として, が規格の対象外となったため削除
直接加熱式,間接加熱式 直接加熱式,間接加熱式した
表2(構造による区分)と 表2(構造による区分1)また,給水方式による区分は,水道
して, として, 直結式が全て構造による区分2の
開放形,密閉形 自然循環形,くみ置形 密閉形に相当し,シスターン式は
表3(構造による区分2)開放形に相当することから削除し
として た。
開放形,密閉形
表4(給水方式による区
分)として,
水道直結式,シスターン

5.3 透過体 表5 5.3 透過体表7 JIS A 4112(太陽集熱器)に規定さ
に用いる材 メタクリル樹脂板 に用いる材ポリカーボネート れている材料を参考に,透過体に
料 ポリカーボネート 料 ガラス 用いる材料の種類を増やすこと
塩化ビニル ガラス繊維強化ポリエスで,設計に自由度をもたせること
ポリエチレン テル ができ,普及につながることが期
ポリテトラフルオロエチ 待できる。
レン樹脂
ポリエステル樹脂
ガラス
ガラス繊維強化ポリエス
テル
ABS樹脂板
6.3 ボール 表9[越流面とボールタ 6.3 ボール表10 呼び径25を超える場合の吐水口
タップ吐水 ップ吐水口との距離及びタップ吐水 空間を規定することで,設計時の
口と越流面 側壁とボールタップ吐水口と越流管 選択肢を拡げることができる。
との空間寸 口中心との距離(ボールとの空間寸
法 タップ呼び径が25を超 法
える場合)]の追加

7 性能

    表10                 7 性能    表11                実質的な性能は変わらないが,“集
“温水器集熱効率”を新 熱量8 374 kJ/(m2·日) 以上”を“集
たに定義し,集熱性能の 熱効率40 %以上”とすることで,
指標として40 %以上を 理解されやすくなった。
規定

――――― [JIS A 4111 pdf 32] ―――――

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現行JIS(JIS A 4111:2021) 旧JIS(JIS A 4111:2013) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名

7 性能

    表10                 7 性能   表11                 貯湯量及び保有水量は集熱性能及
“貯湯量”を性能値とし 記載なし び保温性能の計算に使用されてい
て規定し,9.2で試験方法 るが,旧規格では試験方法,規格値
を追加 が規定されていなかったため,こ
の規格で改めて規定することによ
って,それを用いた計算結果につ
いての精度を保証することができ
る。

7 性能

    表10                 7 性能    表11                温水器の性能として,“貯湯部に蓄
“有効出湯効率”を新た 記載なし えられた熱がどの程度有効に出湯
に定義し,75 %以上を性 できるか”は重要な要素であり,一
能値として規定 般社団法人ソーラーシステム振興
協会で定めていた有効出湯効率の
基準を本体に取り入れることとし
た。

7 性能

    表10                 7 性能    表11                表面処理されたガラス透過体は,
透過体耐久試験の対象を 経年劣化によって透過率の低下が
表面処理のないガラス透 懸念されることから,耐久性評価
過体以外とした。 が必要と判断した。

7 性能

    熱損失係数(UA)     7 性能    熱損失係数(KA)    熱貫流率の記号はK[W/(m2·K)]
他 他 に替えてU[W/(m2·K)]が用いら
れることが多くなってきたことに
よる。

JIS A 4111:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 4111:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA1415:2013
高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法
JISA9504:2017
人造鉱物繊維保温材
JISA9511:2017
発泡プラスチック保温材
JISA9521:2017
建築用断熱材
JISB1501:2009
転がり軸受―鋼球
JISB2061:2017
給水栓
JISB2301:2013
ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
JISB2302:2013
ねじ込み式鋼管製管継手
JISB8410:2004
水道用減圧弁
JISB8414:2004
温水機器用逃し弁
JISG3131:2018
熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3302:2019
溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3312:2019
塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3313:2015
電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3313:2021
電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JISG3314:2019
溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯
JISG3317:2019
溶融亜鉛―5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JISG3318:2019
塗装溶融亜鉛―5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JISG3320:2016
塗装ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG3321:2019
溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JISG3322:2019
塗装溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JISG3442:2015
水配管用亜鉛めっき鋼管
JISG3448:2016
一般配管用ステンレス鋼鋼管
JISG3452:2019
配管用炭素鋼鋼管
JISG3459:2016
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG3459:2021
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG4305:2012
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2021
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISH3100:2018
銅及び銅合金の板及び条
JISH3250:2015
銅及び銅合金の棒
JISH3250:2021
銅及び銅合金の棒
JISH3300:2018
銅及び銅合金の継目無管
JISH3401:1966
銅棒
JISH3401:2001
銅及び銅合金の管継手
JISH4000:2014
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JISH4100:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JISK6353:1997
水道用ゴム
JISK6718-1:2015
プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第1部:キャスト板
JISK6718-2:2015
プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第2部:押出板
JISK6719-1:2011
プラスチック―ポリカーボネート(PC)成形用材料及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
JISK6720-1:1999
プラスチック―塩化ビニルホモポリマー及びコポリマー(PVC)―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
JISK6732:1996
農業用ポリ塩化ビニルフィルム
JISK6741:2016
硬質ポリ塩化ビニル管
JISK6742:2016
水道用硬質ポリ塩化ビニル管
JISK6743:2016
水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手
JISK6744:2019
ポリ塩化ビニル被覆金属板及び金属帯
JISK6745:2015
プラスチック―硬質ポリ塩化ビニル板
JISK6761:2017
一般用ポリエチレン管
JISK6762:2019
水道用ポリエチレン二層管
JISK6781:1994
農業用ポリエチレンフィルム
JISK6919:1992
繊維強化プラスチック用液状不飽和ポリエステル樹脂
JISK6934-1:2006
プラスチック―アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(ABS)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
JISK7137-1:2001
プラスチック―ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材―第1部:要求及び分類
JISK7161-1:2014
プラスチック―引張特性の求め方―第1部:通則
JISK7161-2:2014
プラスチック―引張特性の求め方―第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件
JISK7361-1:1997
プラスチック―透明材料の全光線透過率の試験方法―第1部:シングルビーム法
JISR3106:2019
板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
JISR3202:2011
フロート板ガラス及び磨き板ガラス
JISR3203:2009
型板ガラス
JISR3205:2005
合わせガラス
JISR3206:2003
強化ガラス
JISR3411:2019
ガラスチョップドストランドマット
JISR3412:2014
ガラスロービング
JISR3412:2020
ガラスロービング
JISR3417:2009
ガラスロービングクロス
JISS3200-7:2004
水道用器具―浸出性能試験方法
JISZ1522:2009
セロハン粘着テープ
JISZ2371:2015
塩水噴霧試験方法