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A 4111 : 2021
9.15.2 試験方法
反射体耐久試験は,次による。
a) 試験片について,分光光度計を用いてJIS R 3106の規定によって求めた波長300 nm2 100 nmにお
ける日射反射率を求める。
b) 試験片について,JIS A 1415に規定するオープンフレームカーボンアークランプによる暴露試験WS-
Aを500時間行う。
c) )の方法で日射反射率を求める。
d) 暴露試験前後における日射反射率を比較し,初期値の70 %以上であることを確認する。
注記 反射率は,JIS Z 8741の規定によって測定する(参考文献[1])。
9.16 浸出性能試験
浸出性能試験は,JIS S 3200-7による。
10 外観試験
外観試験は,目視による。
11 検査
11.1 形式検査
形式検査は,次による。
a) 試料の採り方 形式検査に供する試料は,製造ロットからランダムに1台以上を採るものとする。
b) 検査項目 検査項目は,次による。
1) 集熱性能
2) 保温性能
3) 耐凍結性能
4) 耐圧
5) 耐空だき
6) 出湯性能
7) 強度
8) 付着性
9) 塩水噴霧
10) 外装用プラスチック耐久性
11) 透過体耐久性
12) 反射体耐久性
13) 浸出性能
14) 外観
c) 判定基準 箇条7及び箇条8の規定に適合したものを合格とする。
――――― [JIS A 4111 pdf 26] ―――――
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d) 設計等を変更した場合の取扱い 温水器の設計又は技術的生産条件を著しく変更したときは,変更後
最初の製造ロットからランダムに1台以上の試料を抜き取り,形式検査を行うものとする。
11.2 受渡検査
受渡検査の試料の採り方,検査項目及び判定基準は,次による。
a) 試料の採り方 受渡検査に供する試料は,受渡当事者間の協定による抜取検査方式とする。
b) 検査項目 外観試験とする。
c) 判定基準 箇条8の規定に適合したものを合格とする。
12 表示・記載事項
12.1 製品に表示する事項
この規格の全ての要求事項に適合した温水器には,容易に消えない方法で見やすい箇所に,次の事項を
表示した銘板を付けなければならない。
a) 規格名称及び規格番号
b) 製造番号
c) 製造業者名又はその略号
12.2 添付資料に記載する事項
製品に添付する取扱説明書及び工事説明書には,表11に規定する事項を記載する。
表11−添付資料に記載する事項
記載項目 取扱 工事 記載内容 単位
説明書 説明書
種類及び形式 ○ ○ 製品の種類及び呼称 −
事業者名 ○ ○ 製造業者名又は販売業者名 −
外形寸法 ○ ○ 幅×長さ(奥行)×高さ mm
見取図などによる外形寸法を含む。
集熱部総面積 ○ − 3.10による集熱部の総面積 m2
貯湯量 ○ − 貯湯タンクの容量 L又はm3
製品質量及び満水質量 ○ − 製品質量及び満水時の総質量 kg
最高使用圧力 ○ ○ 使用し得る最高圧力 kPa
外形図 − ○ 平面図,側面図又はこれに準じる図面 mm
取付寸法 − ○ 取付又は設置などの寸法 mm
接続管口径寸法 − ○ 接続管口径はJIS呼称又はmmで表示する。 −
運転上の注意事項 ○ ○ 運転上の注意事項を表示する。 −
据付上の注意事項 − ○ 据付上の注意事項及び凍結予防に関する事項 −
を表示する。
保守点検上の注意事項 ○ ○ 保守点検に関する事項を表示する。 −
――――― [JIS A 4111 pdf 27] ―――――
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附属書A
(参考)
集熱性能試験の屋内試験方法
A.1 集熱性能試験の屋内試験方法
A.1.1 装置
屋内試験には,次の性能をもつソーラーシミュレータ(温水器の集熱性能試験などを室内で行うために,
太陽スペクトルを模擬した光線を発生する装置)を使用する。
a) 人工光源は,集熱面放射照度630 W/m2以上の能力をもつものとする。
b) 照射面における放射照度の均一性は,±10 %とする。
c) 光源面は,被検体に対して平行に設置できるように調整する。
d) 光源のスペクトルは,エアマス1.5 3)の太陽スペクトルに近似しているものとする。
注3) 大気質量及び太陽放射エネルギーが大気層を通過している経路の長さ(大気層の厚さ)で,1
気圧の条件下で地表面に90°に入射する場合をエアマス1とする。エアマス1.5は,太陽高
度が地表面に対して41.8°のときをいう。
A.1.2 試験手順
試験手順は,次による。
a) 集熱面が対地角度30°になるように温水器を設置し,人工光源装置からの光が集熱面に垂直に入射す
るように調整する。ただし,対地角度30°以外の角度に設置して,使用するように設計された温水器
の場合は,その角度に設置して試験する。
b) 温水器の周囲温度を,15 ℃以上に設定し,照射中の変動幅を±3 ℃とする。
c) 給水平均温度は,周囲温度に等しいか又は周囲温度±3 ℃とする。
d) 給水は,屋外試験方法と同様,給水静水圧がゲージ圧344 kPaの下で行う。
e) 密閉形で水道直結式の場合は,温水器の手前にJIS B 8410に規定する水道用減圧弁を設けるものとす
る。
f) 集熱面に入射する1時間ごとのエネルギー量を表A.1に従って変化させながら,8時間照射を続ける。
ただし,8時間の合計入射エネルギー量は,16 000 kJ/m2以上とする。
g) 集熱部の裏面から太陽放射エネルギーが集熱体に入射し得る形式の試験体の試験をするときは,試験
体裏面後方に,太陽放射エネルギー反射率が0.1以下の黒色乱反射表面からなる反射板を設置する。
表A.1−エネルギー変化量
単位 %
照射開始後の時間 1時間ごとに入射エネルギー 比の設定値の許容差
h 量の最大値に対する比
01及び78 50 ±5
12及び67 72 ±5
23及び56 91 ±5
34及び45 100 −
――――― [JIS A 4111 pdf 28] ―――――
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A.1.3 温水器集熱効率の計算
温水器集熱効率の計算は,次による。
a) 9.1 b)の規定によって温水器内の湯を試験用保温槽に移し,9.1 c)の規定によって集熱量(QT)を求め,
更にこのQTから式(2)によって温水器集熱効率ηTを求める。
――――― [JIS A 4111 pdf 29] ―――――
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附属書B
(参考)
保温性能の理論的な背景
B.1 保温性能の理論的な背景
保温性能試験(9.5)の理論的な背景を,次に示す。
図B.1に示した貯湯タンクの熱収支を,式(B.1)で示す。式(B.1)の右辺はタンク内の水から周囲空気への
熱損失を,左辺はタンク内水温の変化による保有熱量の変化を表している。
図B.1−貯湯タンクの熱損失の概略図
ここで, Q : タンク保有熱量及び周囲への熱損失(W)
U : 熱通過率[W/(m2·K)]
A : 表面積(m2)
VT : 保有水量(m3)
θW : 水温(℃)
θa : 周囲外気温(℃)
Cp : 水の定圧比熱[J/(kg·K)]
ρ : 水の密度(kg/m3)
熱収支の関係から,
d W t
Cp V AU W t a (B.1)
dt
初期条件として,初期タンク内水温を式(B.2)とする。
W0
W0 (B.2)
式(B.1)を解析的に解くと,
AU
W t W0 a exp t a (B.3)
Cp V
――――― [JIS A 4111 pdf 30] ―――――
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JIS A 4111:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.160 : 太陽エネルギー工学
JIS A 4111:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1415:2013
- 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法
- JISA9504:2017
- 人造鉱物繊維保温材
- JISA9511:2017
- 発泡プラスチック保温材
- JISA9521:2017
- 建築用断熱材
- JISB1501:2009
- 転がり軸受―鋼球
- JISB2061:2017
- 給水栓
- JISB2301:2013
- ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
- JISB2302:2013
- ねじ込み式鋼管製管継手
- JISB8410:2004
- 水道用減圧弁
- JISB8414:2004
- 温水機器用逃し弁
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3312:2019
- 塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2015
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2021
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3314:2019
- 溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯
- JISG3317:2019
- 溶融亜鉛―5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3318:2019
- 塗装溶融亜鉛―5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3320:2016
- 塗装ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG3321:2019
- 溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3322:2019
- 塗装溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3442:2015
- 水配管用亜鉛めっき鋼管
- JISG3448:2016
- 一般配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3452:2019
- 配管用炭素鋼鋼管
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH3401:1966
- 銅棒
- JISH3401:2001
- 銅及び銅合金の管継手
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISK6353:1997
- 水道用ゴム
- JISK6718-1:2015
- プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第1部:キャスト板
- JISK6718-2:2015
- プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第2部:押出板
- JISK6719-1:2011
- プラスチック―ポリカーボネート(PC)成形用材料及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6720-1:1999
- プラスチック―塩化ビニルホモポリマー及びコポリマー(PVC)―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6732:1996
- 農業用ポリ塩化ビニルフィルム
- JISK6741:2016
- 硬質ポリ塩化ビニル管
- JISK6742:2016
- 水道用硬質ポリ塩化ビニル管
- JISK6743:2016
- 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手
- JISK6744:2019
- ポリ塩化ビニル被覆金属板及び金属帯
- JISK6745:2015
- プラスチック―硬質ポリ塩化ビニル板
- JISK6761:2017
- 一般用ポリエチレン管
- JISK6762:2019
- 水道用ポリエチレン二層管
- JISK6781:1994
- 農業用ポリエチレンフィルム
- JISK6919:1992
- 繊維強化プラスチック用液状不飽和ポリエステル樹脂
- JISK6934-1:2006
- プラスチック―アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(ABS)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK7137-1:2001
- プラスチック―ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材―第1部:要求及び分類
- JISK7161-1:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第1部:通則
- JISK7161-2:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件
- JISK7361-1:1997
- プラスチック―透明材料の全光線透過率の試験方法―第1部:シングルビーム法
- JISR3106:2019
- 板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
- JISR3202:2011
- フロート板ガラス及び磨き板ガラス
- JISR3203:2009
- 型板ガラス
- JISR3205:2005
- 合わせガラス
- JISR3206:2003
- 強化ガラス
- JISR3411:2019
- ガラスチョップドストランドマット
- JISR3412:2014
- ガラスロービング
- JISR3412:2020
- ガラスロービング
- JISR3417:2009
- ガラスロービングクロス
- JISS3200-7:2004
- 水道用器具―浸出性能試験方法
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法