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6. 試験方法
6.1 試験の条件 試験の条件は,次によらなければならない。
(1) 試験室の条件は,次による。
(a) 試験室の温度(3)は,JIS Z 8703の表1に規定する“常温”(標準温度状態15級 : 20±15℃)とし,
試験中の温度変化は±5℃とする。
注(3) 試験室の温度の測定は,自動ガスバルブから約1m離れた所で,温度計の水銀球部を自動ガスバ
ルブとほぼ同じ高さに固定して測定し,これを室温とする。
(b) 試験室の湿度は,JIS Z 8703の表2に規定する“常湿”[標準湿度状態20級 : (65±20) %]とする。
(2) 自動ガスバルブの使用状態及び設置状態は,各項に特に規定がない場合は,製造業者が指定する状態
(取扱説明書などに示す状態)とする。
(3) 試験器具及び装置は,次による。
(a) 試験器具は,付表2に示すもの,又はこれらと同等以上のものを用いる。
(b) 試験装置は,付表3に示すもの,又はこれらと同等以上のものを用いる。
6.2 構造試験 構造試験は,4.に規定する内容に応じ,目視,操作,試験器具などを用いて,4.の規定に
適合しているかどうかを調べる。
6.3 耐熱性試験 耐熱性試験は,次によらなければならない。
(1) ISに規定する材料及びその他の材料で融点が明確なものについては,その融点を調べる。
(2) 融点が明確でない材料については,試料をガス炉又は電気炉の中に入れ,炉内の温度を規定温度まで
徐々に上げた後,規定温度に1時間保ち,溶融の有無を目視,試料の温度上昇記録などによって調べ
る。
6.4 耐食性試験 耐食性試験は,次によらなければならない。
(1) めっき,その他の表面処理を施したものでは,JIS Z 2371の2.(装置)及び8.(噴霧室の条件)に適
合する塩水噴霧試験室において,6.(試験用塩溶液)に適合する塩水を,24時間噴霧した後に,13.
(判定方法)(1)(面積法)によって,耐食性の有無を調べる。
(2) 塗装を施したものでは,片刃かみそりによって表面に5N [{500gf}] の押力でクロスカットを入れ,試料
の端面をシールし,(1)と同じ条件で塩水噴霧試験を行った後,クロスカットラインの周囲2.5mm幅及
び端面周囲10mm幅以外の部分における,さび,膨れの有無を調べる。次に水洗いし,室温の条件で
24時間乾燥した後,クロスカットの1ラインにJIS Z 1522に規定するテープ幅12mmのセロハン粘着
テープをはり,これを塗装面に直角の方向に引きはがした際のクロスカットラインの周囲2.5mm幅以
外の部分のはく離の有無を調べる。
6.5 気密試験 気密試験は,次によらなければならない。
(1) 通過漏れ 自動ガスバルブのガスの出口側を開放し,自動ガスバルブを閉として,ガスの入口側から
4.2kPa [{420mmH2O}] 及び0.5kPa [{50mmH2O}] の空気圧を加え,漏れ試験装置によってそれぞれの漏れ
量を調べる。
(2) 外部漏れ 自動ガスバルブのガスの出口側を適切なジグでふさぎ,自動ガスバルブを開として,ガス
の入口側から4.2kPa [{420mmH2O}] 及び0.5kPa [{50mmH2O}] の空気圧を加え,漏れ試験装置によって
それぞれの漏れ量を調べる。
6.6 負圧に対する強度試験 負圧に対する強度試験は,自動ガスバルブのガスの出口側を適切なジグで
ふさぎ,自動ガスバルブを閉とし,ガスの入口側に50kPa [{0.5kgf/cm2}] の負圧力を1分間加えた後,使用
上支障があるかどうかを調べ,さらに,6.5の試験を行い漏れ量を調べる。
――――― [JIS S 2151 pdf 6] ―――――
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6.7 リード線の強度試験 リード線の強度試験は,自動ガスバルブを固定し,リード線にリード線の引
出し方向に30N [{3kgf}] の力で1本につき1回,1分間の引張荷重を加え,リード線の抜けや断線などの異
常の有無を調べる。
6.8 端子の強度試験 端子の強度試験は,自動ガスバルブを固定し端子先端部分に,図1の1及び2の
方向へ30N [{3kgf}] の力で,3,4,5及び6の方向へ10N [{1kgf}] の力で,一端子につき1回,1分間の
荷重を加え,抜け及び断線の有無を調べる。
――――― [JIS S 2151 pdf 7] ―――――
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図1 端子の強度試験の引張方向
6.9 開閉弁の電圧・電流試験 開閉弁の電圧・電流試験は,次によらなければならない。
(1) 開弁の電圧・電流 開弁の電圧・電流は,自動ガスバルブの出口側を開放状態とし,入口側から3.3kPa
[{330mmH2O}] の空気圧を加えた状態で自動ガスバルブへの電圧又は電流を徐々に上昇させ,開弁(4)
する電圧又は電流を測定する。
注(4) 開弁とは,自動ガスバルブが全開になる状態をいう。
(2) 閉弁の電圧・電流 閉弁の電圧・電流は,(1)の条件で自動ガスバルブを開弁させた後,徐々に電圧又
は電流を降下させ閉弁(5)する電圧又は電流を測定する。
注(5) 閉弁とは,自動ガスバルブが全閉になる状態をいう。
6.10 巻線の温度上昇試験 巻線の温度上昇試験は,製造業者が指定する周囲温度で自動ガスバルブのガ
スの入口側及び出口側に接続口径の10倍の長さの管を接続し,熱絶縁板(ゴム,木板など)の上に設置し,
開弁保持電圧,開弁保持周波数で連続通電を行い,温度上昇が定常状態に達したとき,抵抗法などによっ
て巻線の温度を測定する。ただし,構造上ガスの出口側に管を接続することが困難なものでは,ガスの入
口側に接続口径の20倍の長さの管を接続して測定する。
6.11 絶縁性試験 絶縁性試験は,直流500ボルト絶縁抵抗計によって充電部と地絡するおそれがある非
充電金属部との間の絶縁抵抗を測定する。
6.12 耐電圧性試験 耐電圧性試験は,絶縁性能試験に引き続き,自動ガスバルブの充電部と地絡するお
それがある非充電金属部との間に表6に示す交流電圧を連続して1分間加えて調べる。ただし,多数個の
場合は,表6に示す電圧の120%の電圧を1秒間加えることによって,これに代えることができる。
――――― [JIS S 2151 pdf 8] ―――――
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表6 耐電圧試験の電圧
単位 V
定格電圧 試験電圧
30V以下のもの 500
30Vを超え150V以下のもの 1 000
150Vを超え300V以下のもの 1 500
6.13 耐湿絶縁性試験 耐湿絶縁性試験は,自動ガスバルブのガス接続部を適切なジグでふさいだ状態で,
45±3℃の雰囲気中に4時間放置した後,周囲の温度が40±3℃,相対湿度 (90±2) %の状態に24時間保っ
た後に,自動ガスバルブの外郭表面に付着した水分をふき取り,直流500ボルト絶縁抵抗計によって,充
電部と地絡するおそれがある非充電金属部との間の絶縁抵抗を測定する。
6.14 繰返し作動試験 繰返し作動試験は,次によらなければならない。
(1) 低温繰返し作動 自動ガスバルブのガス接続部を適切なジグでふさいだ状態で,−20±2℃の雰囲気中
に3時間放置した後,同雰囲気中で,原則として0.5秒間開弁,9.5秒間閉弁の開閉操作を1回として
3 000回繰返し作動を行い,常温常湿中に取り出して3時間放置した後,使用上支障がある異常の有無
を調べ,さらに,6.5の試験を行い漏れ量を調べる。ただし,構造上規定する時間での開閉弁が困難な
ものにあっては,製造業者が定める時間で行うものとする。
(2) 高温繰返し作動試験 自動ガスバルブのガス接続部を適切なジグでふさいだ状態で,製造業者の指定
する高温雰囲気中に3時間放置した後,同雰囲気中で原則として1秒間開弁,1秒間閉弁の操作を1
回として3 000回繰返し作動を行い,常温常湿中に取り出して3時間放置した後,使用上支障がある
異常の有無を調べ,さらに,6.5及び6.11の試験を行い,漏れ量及び絶縁性を調べる。ただし,構造
上規定する時間での開閉弁が困難なものでは,製造業者が定める時間で行うものとする。
6.15 耐熱衝撃試験 耐熱衝撃試験は,自動ガスバルブのガス接続部を適切なジグでふさいだ状態で,80℃
の雰囲気中に1時間,−20℃の雰囲気中に1時間放置する操作を1回として10回繰り返し,常温常湿中に
取り出し3時間放置した後,使用上支障がある異常の有無を調べ,さらに,6.5及び6.11の試験を行い,
漏れ量及び絶縁性を調べる。
6.16 機械的耐久性試験 機械的耐久性試験は,自動ガスバルブの出口側を開放状態とし,ガスの入口側
から3.3kPa [{330mmH2O}] の空気圧を加え,原則として1秒間開弁,1秒間閉弁の操作を1回として,電磁
式のものでは100 000回,電動式のものでは12 000回繰り返し,使用上支障がある異常の有無を調べ,さ
らに,6.5の試験を行い,漏れ量を調べる。ただし,構造上,規定する時間での開閉弁が困難なものでは,
製造業者が定める時間で行うものとする。
なお,電磁式の器具栓用のものでは,途中の12 000回目においても6.5の試験を行い漏れ量を調べる。
6.17 耐ねじ込み性試験 耐ねじ込み性試験は,自動ガスバルブのガス接続部にJIS K 2215に規定する1
種の潤滑油を2滴落とし,自動ガスバルブのガスの入口側と出口側に軽くねじ込んだ後,自動ガスバルブ
本体を固定し,ガスの入口側及び出口側の鋼管に表7に規定する回転力を加えて,変形,破損及びき裂の
有無を調べ,さらに,鋼管を取り外し,6.5の試験を行い,漏れ量を調べる。
――――― [JIS S 2151 pdf 9] ―――――
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表7 耐ねじ込み性試験の回転力
単位 N・m [{kgf・cm}]
接続口径の呼び(6) 回転力
R1/8 15 [{150}]
R1/4 20 [{200}]
R3/8 30 [{300}]
R1/2 35 [{350}]
R3/4 50 [{500}]
R1 60 [{600}]
注(6) IS B 0203に規定するねじの呼びをいう。以下,表8に
ついても同じ。
6.18 耐静荷重試験 耐静荷重試験は,6.17の試験の後,表8に規定する静荷重を図2に示すように15分
間加え,使用上支障がある変形,破損及びき裂の有無を調べ,さらに,6.5の試験を行い,漏れ量を調べる。
表8 静荷重試験の荷重
単位 N [{kgf}]
接続口径の呼び(6) 静荷重
R1/8 60 [{ 6}]
R1/4 70 [{ 7}]
R3/8 80 [{ 8}]
R1/2 90 [{ 9}]
R3/4 100 [{10}]
R1 110 [{11}]
図2 耐静荷重試験
6.19 部品性能試験
6.19.1 ゴム,プラスチックなどのパッキン類の材料試験 ゴム,プラスチックなどのパッキン類の材料試
験は,次によらなければならない。
(1) ゴム,プラスチックなどのパッキン類は,あらかじめ質量を測定した3個の試料を温度5℃以上25℃
以下のn−ペンタン中に72時間以上浸せきした後にn−ペンタンから取り出し,24時間大気中に放置
した後,3個の試料の各々の質量を測定し,次の式によって質量変化率を算出し,3個の試料の相加平
均値を求める。
また,使用上支障がある変質,変形などの有無を目視などによって調べる。
――――― [JIS S 2151 pdf 10] ―――――
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JIS S 2151:1993の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.060 : バーナ.ボイラ > 27.060.20 : ガス燃料バーナ
JIS S 2151:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB0251:2008
- メートルねじ用限界ゲージ
- JISB0253:1985
- 管用テーパねじゲージ
- JISB2401:2005
- Oリング
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7601:1983
- 上皿天びん
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISC1602:2015
- 熱電対
- JISC2531:1999
- 鉄ニッケル軟質磁性材料
- JISC3101:1994
- 電気用硬銅線
- JISC3102:1984
- 電気用軟銅線
- JISC4003:2010
- 電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2015
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2021
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3314:2019
- 溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯
- JISG3446:2017
- 機械構造用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISG4313:2011
- ばね用ステンレス鋼帯
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH3320:2006
- 銅及び銅合金の溶接管
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4040:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
- JISH4080:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
- JISH4090:1990
- アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISH5120:2016
- 銅及び銅合金鋳物
- JISH5121:2016
- 銅合金連続鋳造鋳物
- JISH5202:2010
- アルミニウム合金鋳物
- JISH5302:2006
- アルミニウム合金ダイカスト
- JISK2215:1993
- 内燃機関用潤滑油
- JISK2220:2013
- グリース
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい