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A 5742 : 2015
附属書A
(規定)
木材・プラスチック再生複合材デッキ材
A.1 一般
この附属書は,デッキ組立製品に用いるWPRCデッキ材について規定する。WPRCデッキ材の原材料は,
JIS A 5741に規定する性能及びリサイクル材料の含有率区分を満たすものとする。
なお,他のバージン材料と組み合わせて構成するデッキ材の場合には,総計でJIS A 5741に規定するリ
サイクル材料の含有率の範囲内であればよい。
A.2 寸法及び形状
WPRCデッキ材の寸法は,A.4.3によって試験し,その寸法及び寸法公差は,受渡当事者間の協定によ
る。また,図A.1に形状の例を示す。
図A.1−形状の例
A.3 性能
A.3.1 表面状態及び外観
WPRCデッキ材は,A.4.4によって試験したとき,割れ,ねじれ,曲がり,色むらなどの使用上有害な
欠点があってはならない。
A.3.2 性能
WPRCデッキ材の性能は,表A.1による。
表A.1−性能
性能項目 性能 試験方法
曲げ性能 A法 A.4.5 a)
曲げ強さが15 MPa以上とする。曲げ弾性率は,受渡当事者間の協
定による。
B法 A.4.5 b)
最大荷重が3 000 N以上,かつ,500 N荷重時のたわみ量が2.5 mm
以下
耐衝撃性 A法 表面に亀裂及び割れがない。 A.4.6 a)
[落すい(錘)]
B法 破壊しない。 A.4.6 b)
(砂袋)
――――― [JIS A 5742 pdf 16] ―――――
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表A.1−性能(続き)
性能項目 性能 試験方法
耐薬品性 受渡当事者間の協定による。 A.4.7
耐滑り性 A.4.8
耐水性 A.4.9
耐摩耗性 A.4.10
温冷繰返し性 A.4.11
耐候性 A法 A.4.12 a)
(屋外暴露)
B法 A.4.12 b)
(促進劣化)
耐クリープ性 A.4.13
部分圧縮 A.4.14
温度依存性 A法(高温) A.4.15 a)
B法(低温) A.4.15 b)
A.4 試験
A.4.1 試験体
試験体の寸法及び形状は,A.2に規定するもので,温度20±5 ℃の条件下で24時間以上試験室に養生し
たものとする。
A.4.2 試験場所の状態
試験の一般条件は,特に規定のない限りJIS Z 2101の3.7.1(試験室の温度及び湿度)による。ただし,
準拠するJISなどの試験方法において別の環境条件が規定されている場合は,それに従う。
A.4.3 寸法の測定
WPRCデッキ材の寸法の測定は,次のとおり,長さ,高さ及び働き幅について行う。
a) 長さ 試験体を平らな台に置き,試験体の全長の最短部分を,JIS B 7512に規定する目量が1 mmの
巻尺又はJIS B 7516に規定する目量が1 mmの直尺を用いて測定する。
b) 高さ 試験体の長手方向のほぼ中央部の肩口足部を2か所,JIS B 7507に規定するノギスなどの0.05
mm以上の精度をもつ測定器を用いて測り,その平均値を求めて高さとする。
c) 働き幅 試験体を平らな台に置き,長手方向の3か所をJIS B 7507に規定するノギスなどの0.05 mm
以上の精度をもつ測定器を用いて0.1 mmまで測定し,3点の平均値を求めて働き幅とする。
A.4.4 表面状態及び外観の確認
WPRCデッキ材の表面状態及び外観を,目視などによって観察する。
A.4.5 曲げ性能試験
曲げ性能試験は,次のいずれかの方法によって行う。
a) 法 JIS A 1408の5.1(曲げ試験)による。試験体の高さ及び幅は製品高さ及び製品幅とし,試験体
の長さは高さの20倍とする。スパンは製品高さの1517倍とし,JIS Z 2101の15.6(結果の計算及
び表示)に規定する算出式から,曲げ強さ及び曲げ弾性率を算出する。ただし,断面係数及び断面2
次モーメントは構造力学の定義から適正に算出された値を用いる。
注記 断面係数及び断面2次モーメントは,適正に算出された値であることが製造業者の書類等で
確認できる場合,それらの値を用いてもよい。
b) 法 次の試験条件で3点曲げ試験を行い,最大荷重及び500 N荷重時の試験体の中央部のたわみ量
――――― [JIS A 5742 pdf 17] ―――――
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を求める。
なお,最大荷重は有効数字3桁(単位 : N)まで,たわみ量は0.1 mmまで測定する。
1) 試験体 試験体は,デッキ材の高さの20倍に100 mmを加えた長さ又は根太のスパンに100 mmを
加えた長さとする。また,試験体の幅及び高さは,製品寸法とする。試験体の数量は,3体とする。
2) 支持棒及び加圧棒 支持棒及び加圧棒は,図A.2に示すような鋼製の棒で,試験体に接する支持棒
は直径15±0.5 mm,加圧棒は直径30±0.5 mmとする。長さは,試験体の幅より大きくなければな
らない。
3) たわみ量測定器 たわみ量測定器は,JIS B 7503に規定する精度0.1 mm以上のダイヤルゲージ若し
くはこれと同等以上の電気式変位計又はこれらと同等以上の変位量測定装置とする。
4) 力の測定器 力の測定器は,相対精度誤差が±1 %以内のものとする。
5) 試験場所の状態 温度23±2 ℃,湿度(50±5)%とする。
6) 試験速度 試験速度は,できる限り1 %/minに近い曲げひずみ速度になるよう設定する。
7) 支点間距離 試験体高さの20倍又は根太のスパンとする。
8) その他 必要に応じて,JIS Z 2101の15.6(結果の計算及び表示)に規定する算出式から,曲げ強
さ及び曲げ弾性率を求める。
なお,断面係数及び断面2次モーメントは,製造業者から提出された値を用いる。
1 試験体 h 試験体の高さ
2 支持棒 b 試験体の幅
3 加圧棒 l1 支点間距離(支持台の中心軸間の距離)
F 荷重 l2 試験体の長さ
試験体,支持棒及び加圧棒は,連続して接触しなければならない。また,必要な場合は,適切なスペーサをそれぞ
れの間に置いてもよい。
図A.2−支持棒,加圧棒及び試験体の位置
A.4.6 耐衝撃性試験
耐衝撃性試験は,次のいずれかの方法によって行う。
a) 法 JIS A 5721の6.6(衝撃試験)によって落すい(錘)試験を行う。支持間隔は,WPRCデッキ材
――――― [JIS A 5742 pdf 18] ―――――
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の製造業者が定める施工要領に従う。
b) 法 JIS A 1450に準じて,砂袋による衝撃試験を行う。支持方法及び支持間隔はa) 法と同様とす
る。ただし,この場合はWPRCデッキ材単体について実施する。
A.4.7 耐薬品性試験
耐薬品性試験は,JIS A 1456の6.10(耐薬品性試験)によって,JIS A 1454の箇条15(耐汚染性試験)
に準じて行う。ただし,薬品は,2 %水酸化ナトリウム水溶液,5 %塩酸水溶液及び95 %エチルアルコール
とし,試験時間は24時間とする。
A.4.8 耐滑り性試験
耐滑り性試験は,JIS A 1454の箇条17(滑り性試験)によって行う。
なお,表面の状態は,JIS A 1454の17.4(試験手順)に規定された清掃・乾燥状態,水+ダスト散布状
態,又はその他のいずれかとする。
A.4.9 耐水性試験
耐水性試験は,JIS A 1456の6.6(耐水性試験及び耐温水性試験)によって行う。
なお,浸せき時間は受渡当事者間の協定によるが,30日とするのがよい。
A.4.10 耐摩耗性試験
耐摩耗性試験は,JIS K 7204によって行う。
なお,摩耗輪はCS-17とし,荷重は4.9 N,回転数は1 000回とするのがよい。
A.4.11 温冷繰返し性試験
温冷繰返し性試験は,JIS A 1456の6.5(温冷繰り返し試験)によって行う。
なお,測定項目は受渡当事者間の協定による。
A.4.12 耐候性試験
耐候性試験は,次のいずれかの方法によって行う。
a) 法 JIS A 1456の6.2(屋外暴露試験)によって行う。
b) 法 JIS A 1456の6.3(促進劣化試験)によって行う。
A.4.13 耐クリープ性試験
耐クリープ性試験は,JIS A 1456の6.12(曲げクリープ試験)によって行う。
なお,試験条件は,受渡当事者間の協定によるが,試験時間は1 000時間とするのがよい。
A.4.14 部分圧縮試験
部分圧縮試験は,JIS Z 2101の箇条12(部分圧縮試験)に準じて行う。試験条件は,受渡当事者間の協
定による。
A.4.15 温度依存性試験
温度依存性試験は,次のいずれかの方法によって行う。
a) 法(高温) 温度60±2 ℃の雰囲気状態において,JIS K 7171に規定する曲げ強さ試験を行う。試
験片及び試験条件は,JIS A 5741に準じる。
b) 法(低温) 温度−5±2 ℃の雰囲気状態に4時間静置し,取り出した後1分以内に,温度23±2 ℃
において,JIS K 7111-1に規定するシャルピー衝撃試験を行う。試験片及び試験条件は,JIS A 5741
に準じる。
――――― [JIS A 5742 pdf 19] ―――――
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参考文献
JIS Q 14021 環境ラベル及び宣言−自己宣言による環境主張(タイプII環境ラベル表示)
EN 15534-1,Composites made from cellulose-based materials and thermoplastics (usually called wood-polymer
composites (WPC) r natural fibre composites (NFC))−Part 1: Test methods for characterisation of
compounds and products
JIS A 5742:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 79 : 木材工業 > 79.040 : 木材,製材及び製材品
JIS A 5742:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1408:2017
- 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法
- JISA1414-2:2010
- 建築用パネルの性能試験方法―第2部:力学特性に関する試験
- JISA1450:2015
- フリーアクセスフロア試験方法
- JISA1454:2016
- 高分子系張り床材試験方法
- JISA1456:2010
- 木材・プラスチック再生複合材の耐久性試験方法
- JISA5549:2003
- 造作用接着剤
- JISA5721:2013
- プラスチックデッキ材
- JISA5741:2016
- 木材・プラスチック再生複合材
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3321:2019
- 溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3323:2019
- 溶融亜鉛―アルミニウム―マグネシウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3350:2017
- 一般構造用軽量形鋼
- JISG3350:2021
- 一般構造用軽量形鋼
- JISG3466:2015
- 一般構造用角形鋼管
- JISG3466:2021
- 一般構造用角形鋼管
- JISG3505:2017
- 軟鋼線材
- JISG3506:2017
- 硬鋼線材
- JISG3507-1:2010
- 冷間圧造用炭素鋼―第1部:線材
- JISG3507-1:2021
- 冷間圧造用炭素鋼―第1部:線材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISG4315:2013
- 冷間圧造用ステンレス鋼線
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4080:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISH8602:2010
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化塗装複合皮膜
- JISH8610:1999
- 電気亜鉛めっき
- JISH8625:1993
- 電気亜鉛めっき及び電気カドミウムめっき上のクロメート皮膜
- JISK6921-1:2018
- プラスチック―ポリプロピレン(PP)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6921-2:2018
- プラスチック―ポリプロピレン(PP)成形用及び押出用材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方
- JISK6923-1:1997
- プラスチック―ポリスチレン(PS)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6923-2:1997
- プラスチック―ポリスチレン(PS)成形用及び押出用材料―第2部:試験片の作り方及び諸性質の求め方
- JISK7111-1:2012
- プラスチック―シャルピー衝撃特性の求め方―第1部:非計装化衝撃試験
- JISK7171:2016
- プラスチック―曲げ特性の求め方
- JISK7204:1999
- プラスチック―摩耗輪による摩耗試験方法
- JISZ2101:2009
- 木材の試験方法