JIS C 62368-1:2021 オーディオ・ビデオ,情報及び通信技術機器―第1部:安全性要求事項

JIS C 62368-1:2021 規格概要

この規格 C62368-1は、定格電圧が600 V以下の,オーディオ,ビデオ,情報通信技術及び事務機器の分野における電気電子機器の安全性について規定。

JISC62368-1 規格全文情報

規格番号
JIS C62368-1 
規格名称
オーディオ・ビデオ,情報及び通信技術機器―第1部 : 安全性要求事項
規格名称英語訳
Audio/video, information and communication technology equipment -- Part 1:Safety requirements
制定年月日
2018年1月22日
最新改正日
2021年5月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 62368-1:2018(MOD)
国際規格分類

ICS

33.160.01, 35.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2018-01-22 制定日, 2019-12-20 改正日, 2021-05-20 改正
ページ
JIS C 62368-1:2021 PDF [320]
                                                                                C 62368-1 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  0 この製品安全規格の原則・・・・[1]
  •  0.1 目的・・・・[1]
  •  0.2 この規格で扱う人の種類・・・・[1]
  •  0.3 痛み及び傷害のモデル・・・・[2]
  •  0.4 エネルギー源・・・・[3]
  •  0.5 セーフガード・・・・[3]
  •  0.6 電気的要因による痛み又は傷害(感電)・・・・[6]
  •  0.7 電気的要因による火災・・・・[8]
  •  0.8 有害物質に起因する傷害・・・・[9]
  •  0.9 機械的要因による傷害・・・・[9]
  •  0.10 熱的要因による傷害(皮膚の熱傷)・・・・[10]
  •  0.11 放射的要因による傷害・・・・[12]
  •  1 適用範囲・・・・[12]
  •  2 引用規格・・・・[14]
  •  3 用語,定義及び略語・・・・[23]
  •  3.1 エネルギー源の略語・・・・[23]
  •  3.2 その他の略語・・・・[23]
  •  3.3 用語及び定義・・・・[24]
  •  4 一般要求事項・・・・[43]
  •  4.1 一般事項・・・・[43]
  •  4.2 エネルギー源の分類・・・・[46]
  •  4.3 エネルギー源に対する保護・・・・[47]
  •  4.4 セーフガード・・・・[50]
  •  4.5 爆発・・・・[52]
  •  4.6 導体の固定・・・・[53]
  •  4.7 主電源コンセントに直接差し込む機器・・・・[53]
  •  4.8 コイン(ボタン)電池を含む機器・・・・[54]
  •  4.9 導電物が混入することによる火災又は感電の可能性・・・・[56]
  •  4.10 コンポーネントの要求事項・・・・[56]
  •  5 電気的要因による傷害・・・・[56]
  •  5.1 一般事項・・・・[56]
  •  5.2 電気エネルギー源の分類及び限度値・・・・[57]
  •  5.3 電気エネルギー源に対する保護・・・・[62]
  •  5.4 絶縁材料及び要求事項・・・・[64]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 62368-1 pdf 1] ―――――

           C 62368-1 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  5.5 セーフガードとしてのコンポーネント・・・・[96]
  •  5.6 保護導体・・・・[100]
  •  5.7 予想接触電圧,タッチカレント及び保護導体電流・・・・[107]
  •  5.8 電池バックアップ電源の中のバックフィードセーフガード・・・・[112]
  •  6 電気的要因による火災・・・・[112]
  •  6.1 一般事項・・・・[112]
  •  6.2 電力源(PS)及び潜在的発火源(PIS)の分類・・・・[112]
  •  6.3 通常動作状態及び異常動作状態における火災に対するセーフガード・・・・[117]
  •  6.4 単一故障状態における火災に対するセーフガード・・・・[118]
  •  6.5 内部及び外部の電線・・・・[129]
  •  6.6 追加接続する機器の火災に対するセーフガード・・・・[130]
  •  7 有害物質による傷害・・・・[130]
  •  7.1 一般事項・・・・[130]
  •  7.2 有害物質へのばく露の減少・・・・[131]
  •  7.3 オゾンへのばく露・・・・[131]
  •  7.4 個人用セーフガード又は個人用防護具(PPE)の使用・・・・[131]
  •  7.5 指示セーフガード及び説明文の使用・・・・[131]
  •  7.6 電池及びその保護回路・・・・[131]
  •  8 機械的要因による傷害・・・・[131]
  •  8.1 一般事項・・・・[131]
  •  8.2 機械的エネルギー源の分類・・・・[131]
  •  8.3 機械的エネルギー源に対するセーフガード・・・・[134]
  •  8.4 鋭利な縁及び角をもつ部分に対するセーフガード・・・・[134]
  •  8.5 運動部分に対するセーフガード・・・・[134]
  •  8.6 機器の安定性・・・・[142]
  •  8.7 壁,天井又は他の構造物に取り付ける機器・・・・[145]
  •  8.8 ハンドル強度・・・・[146]
  •  8.9 車輪又はキャスタ取付けの要求事項・・・・[147]
  •  8.10 カート,スタンド及び類似の運搬装置・・・・[147]
  •  8.11 スライドレール取付機器(SRME)の取付手段・・・・[149]
  •  8.12 伸縮式アンテナ又はロッドアンテナ・・・・[151]
  •  9 熱エネルギーによる熱傷・・・・[151]
  •  9.1 一般事項・・・・[151]
  •  9.2 熱エネルギー源の分類・・・・[151]
  •  9.3 接触温度限度値・・・・[152]
  •  9.4 熱エネルギー源に対するセーフガード・・・・[154]
  •  9.5 セーフガードの要求事項・・・・[154]
  •  9.6 ワイヤレス給電装置の要求事項・・・・[154]
  •  10 放射・・・・[158]

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                                                                           C 62368-1 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  10.1 一般事項・・・・[158]
  •  10.2 放射エネルギー源の分類・・・・[158]
  •  10.3 レーザ放射に対するセーフガード・・・・[160]
  •  10.4 ランプ及びランプシステム(LEDタイプを含む)からの光放射に対するセーフガード・・・・[160]
  •  10.5 X線に対するセーフガード・・・・[163]
  •  10.6 音響(acoustic)エネルギー源に対するセーフガード・・・・[164]
  •  附属書A(参考)この規格の適用範囲に含む機器の例・・・・[169]
  •  附属書B(規定)通常動作状態試験,異常動作状態試験及び単一故障状態試験・・・・[170]
  •  附属書C(規定)紫外放射・・・・[177]
  •  附属書D(規定)試験用発生器・・・・[179]
  •  附属書E(規定)オーディオ増幅器を含む機器の試験条件・・・・[181]
  •  附属書F(規定)機器の表示,説明書及び指示セーフガード・・・・[183]
  •  附属書G(規定)コンポーネント・・・・[193]
  •  附属書H(規定)呼出シグナルに関する判断基準・・・・[234]
  •  附属書I(参考)過電圧カテゴリ・・・・[238]
  •  附属書J(規定)介在絶縁物なしで用いる絶縁巻線・・・・[239]
  •  附属書K(規定)安全インタロック・・・・[242]
  •  附属書L(規定)遮断デバイス・・・・[246]
  •  附属書M(規定)電池を含んだ機器,及びその保護回路・・・・[248]
  •  附属書N(規定)電気化学的電位・・・・[261]
  •  附属書O(規定)空間距離及び沿面距離の測定・・・・[262]
  •  附属書P(規定)導電物に対するセーフガード・・・・[268]
  •  附属書Q(規定)建物配線との相互接続を意図した回路・・・・[274]
  •  附属書R(規定)制限回路短絡試験・・・・[276]
  •  附属書S(規定)耐熱性及び耐火性の試験・・・・[278]
  •  附属書T(規定)機械的強度試験・・・・[282]
  •  附属書U(規定)CRTの機械的強度及び爆縮の影響に対する保護・・・・[285]
  •  附属書V(規定)アクセス可能部分の決定・・・・[287]
  •  附属書W(参考)この規格で紹介されている用語の比較・・・・[292]
  •  附属書X(規定)ピーク値420 V(実効値300 V)以下の交流主電源に接続する回路の絶縁に対する空間距離を決定するための代替方法・・・・[293]
  •  附属書Y(規定)屋外エンクロージャの構造要求・・・・[295]
  •  参考文献・・・・[304]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[308]

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS C 62368-1 pdf 3] ―――――

           C 62368-1 : 2021

pdf 目次

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
ビジネス機械·情報システム産業協会(JBMIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準
原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大
臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C 62368-1:2019は改正され,この規格に置き換え
られた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
  JIS C 62368の規格群には,次に示す部編成がある。
    JIS C 62368-1 第1部 : 安全性要求事項
    JIS C 62368-3 第3部 : 通信ケーブル及び通信ポートを介する直流電力伝送の安全性要求事項

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――――― [JIS C 62368-1 pdf 4] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                         C 62368-1 : 2021

オーディオ·ビデオ,情報及び通信技術機器−第1部 : 安全性要求事項

Audio/video, information and communication technology equipment- Part 1: Safety requirements

序文

 この規格は,2018年に第3版として発行されたIEC 62368-1を基とし,国内の電源事情などを考慮し,
技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

0 この製品安全規格の原則

0.1 目的

  この規格は,エネルギー源を分類し,これらのエネルギー源に対するセーフガードを規定する製品安全
規格であり,さらに,これらのセーフガードの適用及び要求事項の指針を示している。
  この規格に規定するセーフガードは,痛み,傷害,及び火災における物損の可能性を軽減することを目
的としている。
  この箇条の目的は,設計者が機器の安全設計のために安全の基本原則を理解する手助けをすることであ
る。これらの原則は,参考事項であり,この規格の詳細な要求事項に置き換わるものではない。

0.2 この規格で扱う人の種類

0.2.1 一般事項
  この規格は,3種類の人,すなわち,一般人,教育を受けた人及び熟練者の保護のためのセーフガード
について記載する。別途規定しない限り,一般人の保護のための要求事項を適用する。この規格では,人
は,痛み又は傷害を引き起こす可能性がある状態又は状況を故意に起こさないものと仮定する。
    注記1 オーストラリアでは,教育を受けた人又は熟練者の作業は,規制当局からの正式な免許を必
            要とする場合がある。
    注記2 ドイツでは,ある一定の法的要件を満たしている場合だけ,教育を受けた人又は熟練者とし
            てみなすことができる。
0.2.2 一般人
  一般人とは,教育を受けた人及び熟練者以外の全ての人を指す用語である。一般人には,機器の使用者
だけではなく,機器にアクセスするか,又は機器の近傍にいる全ての人を含む。通常動作状態又は異常動
作状態の下で,一般人は,痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の部分にさらされないこ
とが望ましい。単一故障状態の下で,一般人は,傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の部分にさ
らされないことが望ましい。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 5] ―――――

           2
C 62368-1 : 2021
0.2.3 教育を受けた人
  教育を受けた人とは,痛みの要因となる可能性があるエネルギー源(表1参照)を特定し,これらのエ
ネルギー源への意図しない接触又はばく露を避けるための予防措置を講じるために,熟練者から教育及び
訓練を受けた人,又は熟練者の監督下にある人を指す用語である。通常動作状態,異常動作状態又は単一
故障状態の下で,教育を受けた人は,傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の部分にさらされない
ことが望ましい。
0.2.4 熟練者
  熟練者とは,機器の技術に関して訓練を受けたか,又は経験をもつ人で,特に機器で用いる様々なエネ
ルギー及びこれらのエネルギーの大きさの知識がある人を指す用語である。熟練者は,訓練及び経験を生
かして,痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギー源を認識し,傷害を防ぐための行動をとるも
のとみなす。熟練者であっても,傷害の要因となる可能性があるエネルギー源との意図しない接触又はば
く露から保護されることが望ましい。

0.3 痛み及び傷害のモデル

  エネルギー源は,何らかの形のエネルギーが人体部分から又は人体部分へ伝達することによって人体に
痛み又は傷害を引き起こす。
  この概念は,スリーブロックモデルによって表現できる(図1参照)。
      痛み又は傷害の要因となる
                                            エネルギー伝達                    人体
      可能性があるエネルギー源
                            図1−痛み及び傷害のスリーブロックモデル
  この安全規格においては,エネルギー源の三つのクラスを,それらの電気エネルギー源及び熱エネルギ
ー源への人体の反応に関連する,パラメータの大きさ及び持続時間によって分類して定義する(表1参照)。
可燃性材料,機械的エネルギー源及び放射エネルギー源に関連するパラメータは,経験及び基本安全規格
に基づいて規定される。
                                 表1−エネルギークラスへの対応
      エネルギー源           人体への影響                    可燃性材料への影響
        クラス1   痛みはないが,感じることがある。 発火しそうもない。
        クラス2   痛みはあるが,傷害には至らない。 発火する可能性はあるが,炎の拡大及び拡散
                                                     は限定的である。
        クラス3   傷害に至る。                     容易に発火する,又は急速な炎の拡大及び拡
                                                     散がある。
  痛み又は傷害に対するエネルギーのしきい(閾)値は,人によって異なり一定ではない。例えば,ある
エネルギー源に対して,しきい値は人の体重に依存する。すなわち,体重が軽い場合はしきい値も低くな
り,体重が重い場合はしきい値も高くなる。このほかにも,年齢,健康状態,感情,薬剤の影響,皮膚の
特性などの人体の要素にも依存する。さらに,外観が同じように見える場合でも,同じエネルギー源に対
する感受性のしきい値には個人差がある。
  エネルギー伝達の時間の影響は,特定のエネルギー形態に依存する。例えば,熱エネルギーによる痛み
又は傷害は,皮膚温度が高い場合は非常に短い時間(1秒程度)で起こり,皮膚温度が低い場合は非常に
長い時間(数時間)で起こる。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 6] ―――――

                                                                                             3
                                                                                C 62368-1 : 2021
  さらに,痛み又は傷害は,エネルギーが人体へ伝達した後,かなり時間が経ってから起こることがある。
例えば,ある化学的又は生理的反応による痛み又は傷害は,数日,数週,数箇月又は数年たたないと顕在
化しないこともある。

0.4 エネルギー源

  この規格では,エネルギーが人体へ伝達することによって生じる痛み若しくは傷害,又は機器から漏れ
出した炎による物損の可能性に関係するエネルギー源を取り扱う。
  電気製品は,電気エネルギー源(例えば,主電源),外部電源,又は電池に接続する。電気製品は,意図
する機能を実行するために電気エネルギーを用いる。
  電気エネルギーを用いる過程で,製品は電気エネルギーを他のエネルギー形態に変換する(例えば,熱
エネルギー,運動エネルギー,光エネルギー,音響エネルギー,電磁エネルギーなど)。あるエネルギー変
換は,製品機能の意図的な部分である場合がある(例えば,プリンタの運動している部分,表示装置の映
像,スピーカからの音など)。あるエネルギー変換は,製品機能の副次的結果である場合がある(例えば,
機能回路で消費した熱,CRTからのX線放射など)。
  ある製品は,運動している部分又は化学物質のような,非電気エネルギー源を用いる場合がある。この
ような他のエネルギー源からのエネルギーは,人体から伝達したり,人体へ伝達したり,他のエネルギー
形態に変換されたりする場合がある(例えば,化学エネルギーは電池を介して電気エネルギーに変換し,
又は人体の運動部分はその運動エネルギーを鋭利な縁に伝達する。)。
  この規格で取り扱うエネルギーの形態並びに関連する傷害及び物損の例を,表2に示す。
                        表2−エネルギー源に関連する人体反応又は物損の例
                  エネルギー形態                    人体反応又は物損の例          箇条
       電気エネルギー                      痛み,心室細動,心停止,呼吸停止,皮膚の 5
       (例えば,通電した導電部)          熱傷,又は臓器の熱傷
       熱エネルギー                        熱傷に関連した痛み若しくは傷害,又は物損 6
                                            に至る電気的要因による火災
       (例えば,電気による発火及び炎の拡散)
       化学反応                            皮膚の損傷,臓器の損傷,又は中毒        7
       (例えば,電解液,有害物質)
       運動エネルギー                                                               8
                                            手,足,目,耳などの裂傷,刺し傷,擦過傷,
                                            打撲,挫滅創,切断又は喪失
       (例えば,機器の運動している部分,機器の
       部分に対して運動している人体)
       熱エネルギー                        皮膚の熱傷                              9
       (例えば,アクセス可能な高温部)
       放射エネルギー                      視覚障害,皮膚の熱傷,又は聴力障害      10
       (例えば,電磁エネルギー,光エネルギー,
       音響エネルギー)

0.5 セーフガード

0.5.1 一般事項
  多くの製品は,痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギーを用いている。製品設計は,そのよ
うなエネルギーの使用を避けることができない。したがって,このような製品は,人体へのエネルギー伝
達の可能性を減少させる仕組みを採用することが望ましい。人体へのエネルギー伝達の可能性を減少させ
る仕組みがセーフガード(図2参照)である。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 7] ―――――

           4
C 62368-1 : 2021
      痛み又は傷害の要因となる
                                             セーフガード                     人体
      可能性があるエネルギー源
                                図2−安全のスリーブロックモデル
  セーフガードとは,次の二つを満たすデバイス,仕組み又はシステムのことである。
− 痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギー源と人体との間に挿入する。
− 人体への,痛み又は傷害の要因となるエネルギー伝達の可能性を減少させる。
    注記 痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギー伝達に対するセーフガードのメカニズムに
          は,次のようなものがある。
          − エネルギーを減衰させる(エネルギーの値を減らす)。
          − エネルギーを妨げる(エネルギー伝達率を悪くする)。
          − エネルギーをそらす(エネルギーの方向を変える)。
          − エネルギー源を切断,遮断又は無効にする。
          − エネルギー源を囲い込む(エネルギーが漏れる可能性を減らす)。
          − エネルギー源と人体との間にバリアを挿入する。
  セーフガードは,機器,設置及び人に適用することができる。また,痛み又は傷害の要因となるエネル
ギー伝達の可能性を減少させることを意図する場合は,学習又は指示による行動(例えば,指示セーフガ
ードの結果)でもよい。セーフガードは,単一の要素であるか,又は要素の組合せでもよい。
  一般的には,JIS Z 8051に規定する要求事項に基づいて,この規格で用いるセーフガードの優先順位は,
次の順番である。
− 機器セーフガード 機器に接する人の知識又は行動を必要としないため,常に有用である。
− 設置セーフガード 設置することによって,安全特性が備えられる場合に有用である(例えば,機器
    の安定性を提供するためには,床にボルトで固定する必要がある)。
− 行動的セーフガード エネルギー源をアクセス可能にする必要がある機器の場合に有用である。
  実際は,セーフガードの選択には,エネルギー源の特質,対象となる使用者,機器の機能上の要求事項
などを考慮する。
0.5.2 機器セーフガード
  機器セーフガードは,基礎セーフガード,付加セーフガード,二重セーフガード又は強化セーフガード
にもなる。
0.5.3 設置セーフガード
  設置セーフガードは,機器製造業者によって管理できないが,機器の設置指示書に記載する場合もある。
  一般的に,機器に対して,設置セーフガードは付加セーフガードである。
    注記 例えば,保護接地を用いる付加セーフガードは,一方は機器に,もう一方は設置設備に位置す
          る。機器を設置設備の保護接地に接続しない限り,保護接地を用いる付加セーフガードは,有
          効にならない。
  設置セーフガードの要求事項は,この規格では扱わない。ただし,この規格では保護接地のような幾つ
かの設置セーフガードが設備に備えられ,かつ,有効であるとみなしている。
0.5.4 個人用セーフガード
  個人用セーフガードは,基礎セーフガード,付加セーフガード又は強化セーフガードにもなる。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 8] ―――――

                                                                                             5
                                                                                C 62368-1 : 2021
  個人用セーフガードの要求事項は,この規格では扱わない。ただし,この規格では製造業者が指定する
方法で用いる場合,個人用セーフガードは有効であるとみなしている。
0.5.5 行動的セーフガード
0.5.5.1 行動的セーフガードの説明
  機器セーフガード,設置セーフガード又は個人用セーフガードが存在しない場合,人はエネルギー伝達
及びその結果としての傷害を避けるために,特有の行動をセーフガードとして用いることがある。行動的
セーフガードとは,人体へのエネルギー伝達の可能性を少なくするための,自発的又は指示による行動で
ある。
  この規格では,3種類の行動的セーフガードを規定している。それぞれの行動的セーフガードは,規定
する人の種類に関係する。指示セーフガードは通常,一般人を対象とするが,教育を受けた人又は熟練者
を対象とする場合もある。予防セーフガードは,教育を受けた人が用いる。スキルセーフガードは,熟練
者が用いる。
0.5.5.2 指示セーフガード
  指示セーフガードは,痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の存在及びその場所を記載
した情報として与え,人体へのエネルギー伝達の可能性を減少させるため,特定の行動を人に促すことを
意図したものである(附属書F参照)。
  指示セーフガードは,製品の予期した使用に応じて,視覚表示(記号若しくは言葉,又はその両方)又
は音によるメッセージでもよい。
  サービスを行うために,機器に通電することが必要な箇所にアクセスする場合,クラス2又はクラス3
のエネルギー源への接触を避ける方法を人に知らせるような指示セーフガードは,機器セーフガードをバ
イパスする際に許容可能な保護としてみなしてもよい。
  機器セーフガードを設けることで機器の機能を干渉又は阻害する場合,指示セーフガードを機器セーフ
ガードの代わりに用いてもよい。
  痛み又は傷害の要因となる可能性があるエネルギー源の露出が機器の正しい機能上,不可欠な場合,指
示セーフガードを他のセーフガードの代わりに人の保護を確実にするために用いてもよい。指示セーフガ
ードとして,個人用セーフガードの使用に関する指示をする必要があるか否かを検討することが望ましい。
  指示セーフガードを与えたことによって,一般人が教育を受けた人になることはない(0.5.5.3参照)。
0.5.5.3 予防セーフガード(教育を受けた人が使用)
  予防セーフガードとは,クラス2エネルギー源に対し,教育を受けた人を保護するために予防として行
う熟練者による教育を受けた人への訓練及びその経験,又は熟練者による監督のことである。予防セーフ
ガードは,この規格では特に規定していないが,教育を受けた人という用語を用いるときには有効である
とみなしている。
  機器のサービス中,教育を受けた人が機器セーフガードを取り除く,又は無効にすることが必要な場合
がある。このような場合には,教育を受けた人は,クラス2エネルギー源へのばく露を避けるために予防
セーフガードを用いることが見込まれる。
0.5.5.4 スキルセーフガード(熟練者が使用)
  スキルセーフガードとは,クラス2エネルギー源及びクラス3エネルギー源に対し,熟練者を保護する
ための熟練者の教育,訓練,知識及び経験である。スキルセーフガードは,この規格では特に規定してい
ないが,熟練者という用語を用いるときには有効であるとみなしている。
  機器のサービス中,熟練者が機器セーフガードを取り除く,又は無効にすることが必要な場合がある。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 9] ―――――

           6
C 62368-1 : 2021
このような場合には,熟練者は,傷害を避けるためにセーフガードとしてスキルを用いることが見込まれ
る。
0.5.6 一般人又は教育を受けた人のサービス中のセーフガード
  一般人又は教育を受けた人によるサービス中,そのような人に対するセーフガードが必要な場合がある。
このようなセーフガードは,機器セーフガード,個人用セーフガード又は指示セーフガードでもよい。
0.5.7 熟練者のサービス中の機器セーフガード
  熟練者のサービス中,熟練者の視野外にあるクラス3エネルギー源に意図しない接触を引き起こすよう
な人体の不随意の反応(例えば,驚き)に対して保護をするよう機器セーフガードを施すことが望ましい。
    注記 このセーフガードは,熟練者がサービス時に二つ以上のクラス3エネルギー源の間に人体の一
          部又は全身を入れることが必要な,主に大形機器に適用される。
0.5.8 セーフガード特性の例
  表3に,セーフガード特性の幾つかの例を示す。
                                   表3−セーフガード特性の例
     セーフガード        基礎セーフガード        付加セーフガード        強化セーフガード
機器セーフガード :   通常動作状態の下で有効  基礎セーフガードが故障の 通常動作状態の下及び機器
機器の物理的部分                             ときに有効              内の他の部分での単一故障
                                                                       状態のときに有効
                     例 基礎絶縁             例 付加絶縁             例 強化絶縁
                     例 発火温度を下回る通常 例 防火用エンクロージャ 該当なし
                        動作状態の温度
設置セーフガード :   通常動作状態の下で有効  機器の基礎セーフガードが 通常動作状態の下及び機器
設備の物理的部分                             故障のときに有効        内の他の部分での単一故障
                                                                       状態のときに有効
                     例 電線の寸法           例 過電流保護デバイス   例 コンセント
個人用セーフガード :  機器セーフガードがない場 機器の基礎セーフガードが 機器セーフガードがない場
人体に装着する物理的                         故障のときに有効
                     合,通常動作状態の下で有効                       合,通常動作状態の下及び機
なデバイス                                                            器内の他の部分での単一故
                                                                       障状態のときに有効
                     例 グローブ             例 絶縁床マット         例 活電導体取扱い用の電
                                                                          気的に絶縁されたグロ
                                                                          ーブ
指示セーフガード :   機器セーフガードがない場 機器の基礎セーフガードが 全ての適切なセーフガード
人体へのエネルギー伝                         故障のときに有効
                     合,通常動作状態の下で有効                       を備えることが機器の意図
達の可能性を減少させ                                                  する機能を妨げる場合だけ,
ることを意図した自発                                                  例外的な理由で有効
的又は指示による行動 例 カバーを開ける前に通 例 ドアを開けた後の高温 例 事務用コピー機内の高
                        信ケーブルを取り外す    部分に対する指示セー    温部分又は商用プリン
                        指示セーフガード        フガード                タの連続ロール紙カッ
                                                                          ターに対する指示セー
                                                                          フガード

0.6 電気的要因による痛み又は傷害(感電)

0.6.1 電気的要因による痛み又は傷害のモデル
  電気的要因による痛み又は傷害は,その要因となる可能性がある電気エネルギーが人体へ伝達したとき
に発生する(図3参照)。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 10] ―――――

                                                                                             7
                                                                                C 62368-1 : 2021
  電気エネルギーの伝達は,人体への2か所以上の電気的接触があるときに発生する。
− 最初の電気的接触は,人体と機器の導電部との間で起こる。
− 第二の電気的接触は,人体の別の部分と次のいずれかの部分との間で起こる。
  · 接地
  · 機器の別の導電部
                                             エネルギー伝達
                          エネルギー源                                 人体
                                               メカニズム
                   予想接触電圧
                又はタッチカレント    2か所の電気的接触       人体抵抗
                       図3−電気的要因による痛み又は傷害の図解及びモデル
  電流の大きさ,持続時間,波形及び周波数によって,人体への影響は,感じないものから,感じる,痛
みを伴う,傷害へと変化する。
0.6.2 電気的要因による痛み又は傷害に対する保護のモデル
  電気的要因による痛み又は傷害から保護するために,痛み又は傷害を引き起こす可能性がある電気エネ
ルギー源と人体との間に一つ以上のセーフガードを挿入する(図4参照)。
                             エネルギー源     セーフガード        人体
                     予想接触電圧及び
                      タッチカレント      電気絶縁         人体抵抗
                     図4−電気的要因による痛み又は傷害に対する保護のモデル
  電気的要因による痛みに対する保護は,通常動作状態及び異常動作状態の下で提供される。そのような

――――― [JIS C 62368-1 pdf 11] ―――――

           8
C 62368-1 : 2021
保護は,通常動作状態及び異常動作状態の下で,痛みの要因となる可能性がある電気エネルギー源と一般
人との間に基礎セーフガードを挿入する。
  痛みの要因となる可能性がある電気エネルギー源に対する最も一般的な基礎セーフガードは,エネルギ
ー源と人体との間に挿入する電気絶縁(基礎絶縁としても知られている。)である。
  電気的要因による傷害に対する保護は,通常動作状態,異常動作状態及び単一故障状態の下で提供され
る。そのような保護は,通常動作状態及び異常動作状態の下で,傷害の要因となる可能性がある電気エネ
ルギー源と一般人(4.3.2.4参照)又は教育を受けた人(4.3.3.3参照)との間に基礎セーフガード及び付加
セーフガードの両方を挿入する。いずれかのセーフガードが故障した場合に,もう一方のセーフガードが
有効になる。傷害の要因となる可能性がある電気エネルギー源に対する付加セーフガードは,基礎セーフ
ガードと人体との間に挿入する。付加セーフガードは,追加の電気絶縁(付加絶縁),保護接地した導電バ
リア,又は同じ機能を果たす他の構造でもよい。
  傷害の要因となる可能性がある電気エネルギー源に対するもう一つのセーフガードは,エネルギー源と
人体との間に挿入する電気絶縁(二重絶縁又は強化絶縁としても知られている。)である。
  同様に,傷害の要因となる可能性がある電気エネルギー源と人体との間に強化セーフガードを挿入して
もよい。

0.7 電気的要因による火災

0.7.1 電気的要因による火災のモデル
  電気的要因による火災は,熱エネルギーが燃料材を熱して発火及び燃焼に至るような,電気エネルギー
から熱エネルギーへの変換によるものである(図5参照)。
                                                エネルギー
                             エネルギー源         伝達             燃料材
                                source         メカニズム
                    電気エネルギーか
                    ら熱エネルギーへ      伝導,対流,      材料が発火温度
                        の変換                放射            を超える。
                               図5−電気的要因による火災のモデル
  電気エネルギーは,抵抗又はアークのいずれかで熱エネルギーに変換され,伝導,対流又は放射のいず
れかによって燃料材へ伝達する。燃料材は,加熱することによって気体,液体及び固体に化学的に分解す
る。気体は引火温度に達するとき,発火源によって引火する。気体は発火温度にあるとき自ら発火する。
いずれの場合においても,火災に至る。
0.7.2 電気的要因による火災に対する保護のモデル
  電気的要因による火災に対する基礎セーフガードは,通常動作状態及び異常動作状態の下で,材料の温
度によって,材料を発火させないことである(図6参照)。
  電気的要因による火災に対する付加セーフガードは,発火の可能性を減少させるか,又は発火した場合
の炎の拡散の可能性を減少させることである。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 12] ―――――

                                                                                             9
                                                                                C 62368-1 : 2021
                             エネルギー源    セーフガード        燃料材
                   電気エネルギーから                    材料が発火温
                                            熱抵抗
                  熱エネルギーへの変換                  度以下である。
                             エネルギー源       燃料材         セーフガード
                   電気エネルギーから                   火災を封じ込める
                                          燃料の発火
                  熱エネルギーへの変換                   エンクロージャ
                                 図6−火災に対する保護のモデル

0.8 有害物質に起因する傷害

  有害物質に起因する傷害は,人体との化学反応によって生じる。有害物質による傷害の程度は,ばく露
の規模及び持続時間の両方,並びにその物質に対する人体の影響の受けやすさに依存する。
  有害物質に起因する傷害に対する基礎セーフガードは,材料を封じ込めることである。
  有害物質に起因する傷害に対する付加セーフガードは,次のものを含めてもよい。
− 第二の容器又はこぼれ防止容器
− こぼれ防止受け皿
− 無許可のアクセスを防ぐための不正開封防止用ねじ
− 指示セーフガード
  機器内で用いる有害物質の使用及び有害物質へのばく露は,国家又は地域で規制される。これらの規制
において,有害物質の実際的な分類は,この規格で分類した他のエネルギー源と同様の方法を適用できな
い。したがって,箇条7では,エネルギー源を分類しない。

0.9 機械的要因による傷害

  機械的要因による傷害は,人体と機器の一部との間に衝突があった場合の,人体への運動エネルギーの
伝達によるものである。運動エネルギーは,機器から排出されて人体に衝突するものを含む,機器のアク
セス可能部分と人体との間の,相対的な動きによる作用である。
  運動エネルギー源の例を,次に示す。
− 鋭利な縁及び角に相対する人体の動き
− 挟み込みを含む,回転又は他の運動している部分の動き
− し(弛)緩,破裂,又は爆縮による部分の動き
− 安定性の喪失による機器の動き
− 壁,天井又はラックへの固定手段の故障による機器の動き
− ハンドルの故障による機器の動き

――――― [JIS C 62368-1 pdf 13] ―――――

           10
C 62368-1 : 2021
− 電池の破裂による部分の動き
− カート又はスタンドの,安定性の喪失又は故障による機器の動き
  機械的要因による傷害に対する基礎セーフガードは,特定のエネルギー源に対して機能する。基礎セー
フガードには,次のものを含めてもよい。
− 丸めた縁及び角
− 運動している部分がアクセス可能になることを防ぐエンクロージャ
− 運動している部分が飛び出すことを防ぐエンクロージャ
− 運動している部分へのアクセスを制御する安全インタロック
− 運動している部分の動きを停止する手段
− 機器の安定性を保つための手段
− 堅ろう(牢)なハンドル
− 堅ろうな固定手段
− 爆発又は爆縮で排出される部分を封じ込めるための手段
  機械的要因による傷害に対する付加セーフガードは,特定のエネルギー源に対して機能する。付加セー
フガードには,次のものを含めてもよい。
− 指示セーフガード
− 説明書及び訓練
− 追加のエンクロージャ又はバリア
− 安全インタロック
  機械的要因による傷害に対する強化セーフガードは,特定のエネルギー源に対して機能する。強化セー
フガードには,次のものを含めてもよい。
− CRT前面の特別に厚いガラス
− ラックのスライドレール及び支持手段
− 安全インタロック

0.10 熱的要因による傷害(皮膚の熱傷)

0.10.1 熱的要因による傷害のモデル
  熱的要因による傷害は,傷害の要因となる可能性がある熱エネルギーが人体へ伝達したときに発生する
(図7参照)。
  熱エネルギーの伝達は,人体が機器の熱い部分に接触するときに発生する。傷害の程度は,温度の差,
対象物の熱容量,熱エネルギーが皮膚へ伝達する度合い,及び接触時間に依存する。
  この規格の要求事項は,伝導による熱エネルギー伝達に対するセーフガードだけを扱う。この規格は,
対流又は放射による熱エネルギー伝達に対するセーフガードは扱わない。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 14] ―――――

                                                                                            11
                                                                                C 62368-1 : 2021
                                                              エネルギー伝達
              エネルギー源
                                                                            人体
                                              エネルギー伝達
                          エネルギー源                                人体
                                                メカニズム
                                                mechanism
                     温度,材料,     高温部分への         人体の
                       質量など       人体の接触           熱抵抗
                            図7−熱的要因による傷害の図解及びモデル
  温度,接触時間,材料の特性及び材料の質量によって,人体は,熱を暖かさから痛み又は傷害(熱傷)
を起こす熱さまで,様々に知覚する。
0.10.2 熱的要因による痛み又は傷害に対する保護のモデル
  熱的要因による痛み又は傷害から保護するために,痛み又は傷害を引き起こす可能性がある熱エネルギ
ー源と一般人との間に一つ以上のセーフガードを挿入する(図8参照)。
                              エネルギー源    セーフガード        人体
                      温度,材料,        熱的絶縁       人体の熱抵抗
                        質量など
                          図8−熱的要因による傷害に対する保護のモデル
  熱的要因による痛みに対する保護は,通常動作状態及び異常動作状態の下で提供される。そのような保
護は,痛みの要因となる可能性がある熱エネルギー源と一般人との間に基礎セーフガードを挿入する。
  熱的要因による傷害に対する保護は,通常動作状態,異常動作状態及び単一故障状態の下で提供される。
そのような保護は,傷害の要因となる可能性がある熱エネルギー源と一般人との間に基礎セーフガード及
び付加セーフガードを挿入する。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 15] ―――――

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JIS C 62368-1:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62368-1:2018(MOD)

JIS C 62368-1:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 62368-1:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB9961:2008
機械類の安全性―安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全
JISC0920:2003
電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JISC2110-1:2016
固体電気絶縁材料―絶縁破壊の強さの試験方法―第1部:商用周波数交流電圧印加による試験
JISC2134:2007
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2814-1:2009
家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第1部:通則
JISC3010:2019
電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
JISC3216-3:2011
巻線試験方法―第3部:機械的特性
JISC3216-5:2019
巻線試験方法―第5部:電気的特性
JISC3662-1:2009
定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第1部:通則
JISC3663-1:2010
定格電圧450/750V以下のゴム絶縁ケーブル―第1部:通則
JISC3665-1-2:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW混合ガス炎による方法
JISC3665-1-3:2007
電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-3部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―燃焼落下物(粒子)の測定方法
JISC4003:2010
電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
JISC4526-1:2013
機器用スイッチ―第1部:一般要求事項
JISC4526-1:2020
機器用スイッチ―第1部:通則
JISC5101-14:2014
電子機器用固定コンデンサ―第14部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コンデンサ
JISC5381-11:2014
低圧サージ防護デバイス―第11部:低圧配電システムに接続する低圧サージ防護デバイスの要求性能及び試験方法
JISC60068-2-11:1989
環境試験方法(電気・電子)塩水噴霧試験方法
JISC60068-2-6:2010
環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
JISC60068-2-78:2015
環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
JISC6011-1:2015
電子装置用きょう体の試験方法―第1部:屋内設置のキャビネット,ラック,サブラック及びシャシの耐環境性能の試験及び安全性の評価
JISC6065:2016
オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
JISC60664-3:2019
低圧系統内機器の絶縁協調―第3部:汚損保護のためのコーティング,ポッティング及びモールディングの使用
JISC60695-10-2:2018
耐火性試験―電気・電子―第10-2部:異常発生熱―ボールプレッシャー試験方法
JISC60695-10-3:2005
耐火性試験―電気・電子―第10-3部:異常発生熱―成形応力解放変形試験
JISC60695-11-10:2015
耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
JISC60695-11-20:2018
耐火性試験―電気・電子―第11-20部:試験炎―500W試験炎による燃焼試験方法
JISC60695-11-5:2018
耐火性試験―電気・電子―第11-5部:試験炎―ニードルフレーム(注射針バーナ)試験方法―装置,試験炎確認試験装置の配置及び指針
JISC60695-2-11:2016
耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
JISC61558-1:2019
変圧器,リアクトル,電源装置及びこれらの組合せの安全性―第1部:通則及び試験
JISC61558-2-16:2012
入力電圧1 100V以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安全性―第2-16部:スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の個別要求事項及び試験
JISC61810-1:2020
電磁式エレメンタリ リレー―第1部:一般及び安全性要求事項
JISC62133-1:2020
ポータブル機器用二次電池の安全性―第1部:アルカリ蓄電池
JISC62133-2:2020
ポータブル機器用二次電池の安全性―第2部:リチウム二次電池
JISC62368-3:2021
オーディオ・ビデオ,情報及び通信技術機器―第3部:通信ケーブル及び通信ポートを介する直流電力伝送の安全性要求事項
JISC6691:2019
温度ヒューズ―要求事項及び適用の指針
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISC6803:2013
レーザ製品の安全―光ファイバ通信システムの安全
JISC6804:2008
レーザ製品の安全―情報伝送のための光無線通信システムの安全
JISC6950-1:2016
情報技術機器―安全性―第1部:一般要求事項
JISC6965:2007
ブラウン管の機械的安全性
JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
JISC8201-1:2020
低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
JISC8201-5-5:2008
低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第5節:機械的ラッチング機能をもつ電気的非常停止機器
JISC8283-1:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8286:2013
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8286:2021
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8300:2019
配線器具の安全性
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8702-1:2009
小形制御弁式鉛蓄電池―第1部:一般要求事項,機能特性及び試験方法
JISC8702-2:2009
小形制御弁式鉛蓄電池―第2部:寸法,端子及び表示
JISC8704-1:2006
据置鉛蓄電池―一般的要求事項及び試験方法―第1部:ベント形
JISC8704-2-1:2019
据置鉛蓄電池―第2-1部:制御弁式―試験方法
JISC8704-2-2:2019
据置鉛蓄電池―第2-2部:制御弁式―要求事項
JISC8712:2015
ポータブル機器用二次電池(密閉型小型二次電池)の安全性
JISC8713:2006
密閉形小形二次電池の機械的試験
JISC8715-2:2019
産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム―第2部:安全性要求事項
JISC9730-1:2019
自動電気制御装置―第1部:一般要求事項
JISC9921-5:2009
テレビジョン受信機(ブラウン管のものに限る)の設計上の標準使用期間を設定するための標準使用条件
JISK2265-2:2007
引火点の求め方―第2部:迅速平衡密閉法
JISK2265-3:2007
引火点の求め方―第3部:ペンスキーマルテンス密閉法
JISK6258:2016
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
JISK7111-1:2012
プラスチック―シャルピー衝撃特性の求め方―第1部:非計装化衝撃試験
JISK7171:2016
プラスチック―曲げ特性の求め方
JISK7193:2010
プラスチック―高温空気炉を用いる着火温度の求め方
JISK7206:2016
プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
JISK7241:2005
発泡プラスチック―小火炎による小試験片の水平燃焼特性の求め方
JISK7341:2006
プラスチック―小火炎に接触する可とう性フィルムの垂直燃焼性試験方法
JISK7350-1:1995
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法 第1部:通則
JISK7350-1:2020
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第1部:通則

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