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K 2601:1998
16.7.2 精度 塩分試験(導電率法)の測定結果が10140質量ppmの場合,得られた試験結果の許容差
(確率0.95)は,次のとおりである。
備考 試験結果が許容差を外れた場合には,JIS Z 8402の規定によって処理する。
(1) 室内併行精度 同一試験室において,同一人が同一試験器で,引き続き短時間内に同一試料を2回試
験したときの試験結果の差の許容差を表9に示す。
(2) 室間再現精度 異なる試験室において,別人が別の試験器で,同一試料をそれぞれ1回ずつ試験した
ときの2個の試験結果の差の許容差を表9に示す。
表9 精度
単位 質量ppm
塩分 室内併行許容差 室間再現許容差
10以上140以下 3.0 A 6.1 A
備考 A : 測定結果の平均値
参考 精度をグラフ化して,参考図1に示す。
参考図1 精度
16.8 試験結果の報告 試験結果には,次の事項を記載する。
(1) 試料名,採取場所及び採取月日
(2) ISの規格番号 例 JIS K 2601
(3) 試験方法の名称・項番号及び16.7.1によって得られた結果
(4) 特記事項
17. 原油常圧法蒸留試験方法
17.1 試験の原理 試料300mLを精留管付き500mLの蒸留フラスコに採り,毎分45mLの留出速度で蒸
留を行い,留出油量5%ごとにその温度を記録する。温度計示度が270℃になるまで蒸留を続け,この留出
油量(容量%)を求める。
備考 自動常圧蒸留試験器を用いてもよい。ただし,この試験方法によって得られた結果との間に有
意差のないことを,JIS Z 8402の規定によって確認すること。
なお,自動試験器によって得られた結果に疑義が生じた場合には,この試験方法によって得
られた結果によって判定する。
――――― [JIS K 2601 pdf 31] ―――――
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参考1 この試験方法はASTM D 285-1962,Distillation of Crude Petroleum(1987年に廃止)を参考に
したものである。
2 ISO/DIS 8708-1984,Crude petroleum oil−Determination of distillation characteristics using 15
theoretical plates columnを翻訳した“原油−理論段数15段の精留塔を使用した蒸留試験方法”
を,参考に示す。
17.2 原油常圧法蒸留試験器 図14及び図15に示す構造のもので,(1)(10)からなる。
――――― [JIS K 2601 pdf 32] ―――――
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図14 原油常圧法蒸留試験器(一例)
――――― [JIS K 2601 pdf 33] ―――――
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図15 原油常圧法蒸留試験器(一例)
(1) 蒸留フラスコ 図16に示すもの。
参考 JIS K 2839に規定する図178が相当する。
(2) 精留部 図17及び図18に示す充てん用チェーン及びチェーン支持具からなる。
(a) 充てん用チェーン 図17に示す寸法のステンレス鋼線製8の字形リンクをつないだチェーンで,全
――――― [JIS K 2601 pdf 34] ―――――
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長約8mのものとする。
図16 蒸留フラスコ 図17 充てん用チェーン8の字形リンク
(b) チェーン支持具 図18に示すように,直径約1mmのステレンス鋼線の先端約150mmを外径約
24mmの渦状に曲げ,残りの部分を,渦巻き面に直角に曲げて約230mmの長さに切り,その先端約
5mmをフック状に曲げる。別に,厚さ0.4mm,長さ72mm,幅9mmのばね鋼板を直径約26mmの
環状に丸めたものの中央部に約1.2mmのあな(孔)をあけ,このあなにフックを通して図18のよ
うに組み立てる。ステンレス鋼線とばね鋼板との接続部は,図18の寸法になるようにスポット溶接
してもよい。これを(1)の蒸留フラスコの首部に入れたとき,環状ばね鋼板の弾力でチェーンを支持
できるものとする。
――――― [JIS K 2601 pdf 35] ―――――
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JIS K 2601:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3680:1983(MOD)
- ISO 9030:1990(MOD)
JIS K 2601:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 2601:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
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- 石油類試験用ガラス製温度計
- JISC2520:1999
- 電熱用合金線及び帯
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0113:2005
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- 吸光光度分析通則
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- JISK2251:2003
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- JISK2254:2018
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- JISK2258:1998
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- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8402:1991
- 分析・試験の許容差通則