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C 62368-1 : 2021
5.2 電気エネルギー源の分類及び限度値
5.2.1 電気エネルギー源の分類
5.2.1.1 ES1
ES1は,電圧レベル又は電流レベルのいずれかが次の両方を満たすクラス1の電気エネルギー源である。
− 次の全ての状態の下で,ES1限度値以下である。
· 通常動作状態
· 異常動作状態
· セーフガードとして用いていないコンポーネント,デバイス,又は絶縁の単一故障状態
− 基礎セーフガード又は付加セーフガードの単一故障状態の下で,ES2限度値以下である。
注記 アクセスの可能性についての要求事項は,5.3.1を参照。
5.2.1.2 ES2
ES2は,次の両方を満たすクラス2の電気エネルギー源である。
− 電圧及び電流の両方が,ES1限度値を超える。
− 次の全ての状態の下で,電圧又は電流のいずれかが,ES2限度値以下である。
· 通常動作状態
· 異常動作状態
· 単一故障状態
注記 アクセスの可能性についての要求事項は,5.3.1を参照。
5.2.1.3 ES3
ES3は,電圧及び電流の両方がES2限度値を超えるクラス3の電気エネルギー源である。
5.2.2 ES1及びES2の電気エネルギー源の限度値
5.2.2.1 一般事項
5.2.2に規定する限度値は,接地又はアクセス可能部分を考慮した数値である。
図21−電圧及び電流のES限度値を表した図
限度値電圧までの電圧に対して,電流の制限はない。同様に,限度値電流までの電流に対して,電圧の
制限はない。図21を参照。
5.2.2.2 定常状態における電圧及び電流の限度値
電気エネルギー源のクラスを,通常動作状態,異常動作状態及び単一故障状態の下での,電圧及び電流
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の両方から決定する(表4参照)。
この数値は,対象とするエネルギー源によって供給することができる最大値とする。定常状態とは,そ
の電圧又は電流の数値が2秒以上持続することである。定常状態でない場合は,5.2.2.3,5.2.2.4又は5.2.2.5
の限度値を適宜適用する。
注記 デンマークでは,タッチカレントが交流3.5 mA又は直流10 mAの限度値を超える場合,高タ
ッチカレントに関する警告(表示セーフガード)が要求される。
表4−定常状態におけるES1及びES2のための電気エネルギー源限度値
エネルギー ES1限度値 ES2限度値 ES3
源 電圧 電流a), c), d) 電圧 電流b), c), e)
V mA V mA
直流c) 60 2 120 25 ES2限度値
1 kHzまでの 30 0.5 50 5 を超える値
交流 (ピーク値の場合,(ピーク値の場合,(ピーク値の場合,(ピーク値の場合,
42.4) 0.707) 70.7) 7.07)
1 kHzを超え 30+0.4 f 50+0.9 f
100 kHz以下 (ピーク値の場合, (ピーク値の場合,
の交流 42.4+0.42 f) 70.7+0.92 f)
100 kHzを超 70 140
える交流 (ピーク値の場合, (ピーク値の場合,
99) 198)
直流及び交 UDC UAC ≦ IDC IAC ≦ 図23による。 図22による。
1 1
流の重畳 60 30 2 0.5
(ピーク値の場合,(ピーク値の場合,
UDC UAC ≦) IDC IAC≦)
1 1
60 42.4 2 0.707
エネルギー源の波形が完全な正弦波の場合,代替の方法として,電流は次の周波数別の限度値を用いてもよい。
エネルギー ES1限度値 ES2限度値 ES3
源 電流a), c) 電流b), c)
mA mA
1 kHzまでの 0.5 5 ES2限度値
交流 を超える値
1 kHzを超え 0.5×f d) 5+0.95 f e)
100 kHz以下
の交流
100 kHzを超 50 d) 100 e)
える交流
エネルギー源の周波数fの単位は,kHzである。
ピーク値は,非正弦波の電圧及び電流の場合には,ピーク値を用いる。実効値は,正弦波の電圧及び電流の場合に
限り用いてもよい。
予想接触電圧及びタッチカレントの測定については,5.7を参照。
注a) 電流は,IEC 60990:2016の図4に規定する回路網を用いて測定する。
b) 電流は,IEC 60990:2016の図5に規定する回路網を用いて測定する。
c) 正弦波及び直流の電流は,2 000 Ωの抵抗を用いて測定してもよい。
d) 22 kHzを超える場合,アクセス可能な面積は,1 cm2に制限する。
e) 36 kHzを超える場合,アクセス可能な面積は,1 cm2に制限する。
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図22−交流電流及び直流電流が重畳した最大値
図23−交流電圧及び直流電圧が重畳した最大値
5.2.2.3 静電容量の限度値
電気エネルギー源がコンデンサの場合には,エネルギー源は,充電電圧(Upeak)と静電容量(C)との
組合せで分類する。
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静電容量は,コンデンサの定格値に規定の許容差を加えたものである。
静電容量値に対するES1及びES2限度値は,表5による。
注記1 ES2の静電容量値は,IEC/TS 61201:2007の表A.2に由来する。
注記2 ES1の値は,IEC/TS 61201:2007の表A.2の値を2で割って計算している。
表5−充電したコンデンサに対する電気エネルギー源の限度値
C ES1 ES2 ES3
(Upeak) (Upeak) (Upeak)
nF V V V
300以上 60 120 ES2限度値を
170 75 150 超える値
91 100 200
61 125 250
41 150 300
28 200 400
18 250 500
12 350 700
8.0 500 1000
4.0 1000 2000
1.6 2500 5000
0.8 5000 10000
0.4 10000 20000
0.2 20000 40000
0.133以下 30000 60000
連続する二つの行の間にある場合,線形内挿法を用いてもよい。
5.2.2.4 単一パルスの限度値
電気エネルギー源が単一パルスの場合には,エネルギー源は,電圧(Upeak)と持続時間(パルス幅)と
の組合せ,又は電流(Ipeak)と持続時間(パルス幅)との組合せで分類する。限度値は,表6及び表7に
よる。電圧があるクラスの限度値を超えていても,電流がそのクラスの限度値以下の場合は,電流におけ
るクラスとする。電流があるクラスの限度値を超えていても,電圧がそのクラスの限度値以下の場合は,
電圧におけるクラスとする。電流は,5.7に従って測定する。反復的パルスについては,5.2.2.5を参照。
パルス幅が10 msまでの場合,10 msの電圧又は電流の限度値を適用する。
3秒間に複数のパルスを検知した場合,その電気エネルギー源は反復的パルスとして扱い5.2.2.5の限度
値を適用する。
注記1 パルス限度値は,IEC/TS 60479-1:2005の図22及び表10から算出している。
注記2 これらの単一パルスは,過渡電圧を含んでいない。
注記3 パルス幅は,電圧又は電流がES1の限度値を超えている時間と考える。
――――― [JIS C 62368-1 pdf 64] ―――――
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表6−単一パルスの電圧限度値
パルス幅 ES1 ES2 ES3
(次の値以下) (Upeak) (Upeak) (Upeak)
ms V V V
10 60 196 ES2限度値を
20 178 超える値
50 150
80 135
100 129
200及びそれ以上 120
パルス幅が連続する二つの行の間にある場合,ES2は低い方(下側)のUpeakの値を用いる。隣り合
う二つの行の間で線形内挿法を行い,小数点以下を切り捨てて計算したピーク電圧(V)を用いてもよ
い。
ES2のピーク電圧が連続する二つの行の間にある場合,パルス幅は短い方(上側)の値を用いる。隣
り合う二つの行の間で線形内挿法を行い,小数点以下を切り捨てて計算した時間(ms)を用いてもよ
い。
表7−単一パルスの電流限度値
パルス幅 ES1 ES2 ES3
(次の値以下) (Ipeak) (Ipeak) (Ipeak)
ms mA mA mA
10 2 200 ES2限度値を
20 153 超える値
50 107
100 81
200 62
500 43
1000 33
2000及びそれ以上 25
パルス幅が連続する二つの行の間にある場合,ES2は低い方(下側)のIpeakの値を用いる。隣り合う
二つの行の間で線形内挿法を行い,小数点以下を切り捨てて計算したピーク電流値(mA)を用いても
よい。
ES2のピーク電流が二つの行の間にある場合,パルス幅は短い方(上側)の値を用いる。隣り合う二
つの行の間で線形内挿法を行い,小数点以下を切り捨てて計算した時間(ms)を用いてもよい。
5.2.2.5 反復的パルスの限度値
反復的パルスの電気エネルギー源のクラスは,附属書Hが適用されるパルスを除き,次に規定する電圧
又は電流のいずれかによって決定する。電圧がある限度値を超えていても,電流がそのクラスの限度値以
下の場合は,電流におけるクラスとする。電流が限度値を超えていても,電圧がそのクラスの限度値以下
の場合は,電圧におけるクラスとする。電流は,5.7に従って測定する。
パルスオフの時間が3秒未満の場合,5.2.2.2のピーク値を適用する。3秒以上の場合は,5.2.2.4の値を
適用する。
5.2.2.6 呼出シグナル
電気エネルギー源が附属書Hに規定するアナログ電話回線の呼出シグナルの場合,エネルギー源のクラ
スは,ES2とみなす。
――――― [JIS C 62368-1 pdf 65] ―――――
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JIS C 62368-1:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 62368-1:2018(MOD)
JIS C 62368-1:2021の国際規格 ICS 分類一覧
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- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.160 : オーディオ,ビデオ及びAV技術 > 33.160.01 : オーディオ,ビデオ及びAV技術一般
JIS C 62368-1:2021の関連規格と引用規格一覧
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- JISC2134:2021
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