JIS C 62368-1:2021 オーディオ・ビデオ,情報及び通信技術機器―第1部:安全性要求事項 | ページ 26

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C 62368-1 : 2021
単位 mm
図37−PISからの最小分離の要求事項
単位 mm
注記 この図は,次に対して適用することができる。
− プリント配線板上のトレース又は領域を含むアーク性PIS
− コンポーネントの抵抗性PISの領域。測定は,関連するコンポーネントの最
も電力を消費する部分から行う。測定する際,電力を消費している部分を容
易に特定できない場合は,コンポーネントのエンクロージャの外側を用いる。
図38−PISからの拡張した分離の要求事項
PISと可燃性材料との間の距離が該当する図37及び図38に規定する値よりも小さい場合,可燃性材料
は次のいずれかでなければならない。
− 材料の体積が1 750 mm3未満である。
− 材料の質量が4 g未満である。
− 材料が,次のいずれかに該当する。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 126] ―――――

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· 関連するJIS又はIEC規格のコンポーネント規格の燃焼性要求事項に適合する。
· V-1材,VTM-1材若しくはHF-1発泡材でできているか,又はS.2に規定する試験の厳しさで,JIS C
60695-11-5に適合する。
6.4.7.3 防火用バリアによる分離
可燃性材料は,6.4.8.2.1(図39参照)に規定する防火用バリアによって,アーク性PIS又は抵抗性PIS
から分離しなければならない。
プリント配線板は,同一配線板上にあるアーク性PISに対する防火用バリアとはみなさない。6.4.8に適
合するプリント配線板は,異なる配線板上にあるアーク性PISに対する防火用バリアとみなしてもよい。
プリント配線板は,次の全ての条件を満たす場合,抵抗性PISに対する防火用バリアとみなしてもよい。
− プリント配線板は,次のいずれかに該当する。
· 実際の使用状態を模擬して,S.1の燃焼性試験に合格する。
· V-1材,VTM-1材又はHF-1発泡材でできている。
− 制限領域の範囲内において,コンポーネントは関連する部品規格の燃焼性要求事項に適合し,かつ,
それ以外のV-1材よりも低いクラスの材料が,プリント配線板上の抵抗性PISと同じ面にない。
− 制限領域の範囲内において,プリント配線板が,PS2導体又はPS3導体を含んでいない(対象となる
回路へ電力を供給する導体を除く。)。これは,プリント配線板の内部層を含むプリント配線板のあら
ゆる層面に適用する。
a) 角度があるバリアの場合 b) 水平なバリアの場合
注記1 炎の領域は,ほぼ一定である。したがって,炎の形状はバリアの位置及び形に依存する。バリアの形状の違
いによって炎の形が異なる場合があり,その結果,制限領域及び分離の要求事項に差異が生じる場合がある。
注記2 寸法は,図37及び図38と同一であるが,6.4.8.4のPISからバリアの最小距離要求事項を除いて,その他の
距離は重要ではない。
図39−防火用バリアを用いる場合のPISからの曲折した分離の要求事項
6.4.7.4 適合性
適否は,検査,測定又はその両方によって判定する。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 127] ―――――

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6.4.8 防火用エンクロージャ及び防火用バリア
6.4.8.1 一般事項
防火用エンクロージャ及び防火用バリアのセーフガードの機能は,エンクロージャ又はバリアを通り抜
けることによって火が拡散することを妨ぐことである。
防火用エンクロージャは,全体的なエンクロージャでもよいし,全体的なエンクロージャの中にあって
もよい。防火用エンクロージャは,それ専用の機能だけである必要はなく,防火用エンクロージャの機能
に加えて他の機能を備えていてもよい。
6.4.8.2 防火用エンクロージャ及び防火用バリアの材料特性
6.4.8.2.1 防火用バリアの要求事項
防火用バリアは,S.1の燃焼性試験に合格しなければならない。
この要求事項は,次のいずれかの材料でできている場合には適用しない。
− 非可燃性材料(例えば,金属,ガラス,セラミックなど)
− V-1材又はVTM-1材
6.4.8.2.2 防火用エンクロージャの要求事項
4 000 W以下の利用可能電力の回路(6.4.1参照)に対する防火用エンクロージャは,次のいずれかでな
ければならない。
− S.1の燃焼性試験に合格するもの
− 非可燃性材料(例えば,金属,ガラス,セラミックなど)
− V-1材
4 000 Wを超える利用可能電力の回路に対する防火用エンクロージャは,次のいずれかでなければなら
ない。
− S.5の燃焼性試験に合格するもの
− 非可燃性材料(例えば,金属,ガラス,セラミックなど)
− 5VA材又は5VB材
防火用エンクロージャの開口を塞ぐコンポーネント,又はそのような開口に実装することを意図したコ
ンポーネントの材料は,次のいずれかでなければならない。
− 関連するJIS又はIEC規格のコンポーネント規格の燃焼性要求事項に適合するもの
− V-1材
− S.1の燃焼性試験に合格するもの
6.4.8.2.3 適合性
適否は,適切なデータシートの検査又は試験によって判定する。
材料の燃焼性分類は,用いる主要な部分の最も薄い厚さに対して判定する。
6.4.8.3 防火用エンクロージャ及び防火用バリアの構造的要求事項
6.4.8.3.1 防火用エンクロージャ及び防火用バリアの開口
防火用エンクロージャ又は防火用バリアの開口は,開口を通り抜けた炎及び燃焼物によって,防火用エ
ンクロージャの外部,又は防火用バリアを境にしてPISの反対側にある材料が発火する可能性がない寸法
でなければならない。
これらの特性を適用する開口は,PIS及び可燃性材料の場所及び位置に関連している。炎の特性に関連
する開口の位置は,図41及び図42による。
機器の向きにかかわらず,PISの炎は常に上向きとする。通常動作状態で二つ以上の設置方向がある場

――――― [JIS C 62368-1 pdf 128] ―――――

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合,開口の特性には可能性があるそれぞれの設置方向を考慮する。
リチウム二次電池用の防火用エンクロージャの要求事項は,M.4.3に規定する。
上面開口,側面開口及び底面開口は,使用状態でのあらゆる向きを考慮し,図40によって決定する(4.1.6
も参照)。
図40−上面開口,底面開口及び側面開口の決定
6.4.8.3.2 防火用バリアの寸法
防火用バリアの端は,制限領域を超えなければならない(図39参照)。
6.4.8.3.3 上面開口及び上面開口の特性
防火用エンクロージャの上面開口の特性は,図41に示すPS3回路内にあるPISの上部に位置する水平
面又は垂直面から5°を超える(図40参照)傾斜がある面の開口に適用する。
防火用バリアの上面開口の特性は,図41に示すPISの上部に位置する開口に適用する。
図41に規定する領域に入る上面開口は,S.2の燃焼性試験に合格しなければならない。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 129] ―――――

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単位 mm
注記 このコーンの寸法は,図37及び図38と同一である。
図41−上面開口
次のいずれかの大きさの開口は,試験を要求しない。
− いかなる方向に,5 mm以下
− 長さに関係なく,幅1 mm以下
6.4.8.3.4 底面開口及び底面開口の特性
防火用エンクロージャ及び防火用バリアの底面開口の特性は,図42に示すPS3回路内にあるPISの下
部に位置する水平面又は垂直面から5°を超える(図40参照)傾斜がある面の開口に適用する。
PISの下部のその他の面にある開口は,側面開口と判断して6.4.8.3.5を適用する。
底面開口は,PISの下方に位置し,PISの下方に無制限に延長した直径30 mmの円筒内にある開口とす
る。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 130] ―――――

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JIS C 62368-1:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62368-1:2018(MOD)

JIS C 62368-1:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 62368-1:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
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JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
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JISC3010:2019
電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
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JISC3216-5:2019
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JISC4526-1:2020
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JISC61558-2-16:2012
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JISC6802:2014
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JISC6804:2008
レーザ製品の安全―情報伝送のための光無線通信システムの安全
JISC6950-1:2016
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JISC6965:2007
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JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
JISC8201-1:2020
低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
JISC8201-5-5:2008
低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第5節:機械的ラッチング機能をもつ電気的非常停止機器
JISC8283-1:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8286:2013
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JISC8286:2021
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8300:2019
配線器具の安全性
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8702-1:2009
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JISC8702-2:2009
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JISC8704-2-1:2019
据置鉛蓄電池―第2-1部:制御弁式―試験方法
JISC8704-2-2:2019
据置鉛蓄電池―第2-2部:制御弁式―要求事項
JISC8712:2015
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JISC8713:2006
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JISC8715-2:2019
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JISC9730-1:2019
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JISK2265-2:2007
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JISK2265-3:2007
引火点の求め方―第3部:ペンスキーマルテンス密閉法
JISK6258:2016
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
JISK7111-1:2012
プラスチック―シャルピー衝撃特性の求め方―第1部:非計装化衝撃試験
JISK7171:2016
プラスチック―曲げ特性の求め方
JISK7193:2010
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JISK7206:2016
プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
JISK7241:2005
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JISK7341:2006
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JISK7350-1:1995
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法 第1部:通則
JISK7350-1:2020
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第1部:通則