JIS C 62368-1:2021 オーディオ・ビデオ,情報及び通信技術機器―第1部:安全性要求事項 | ページ 47

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表G.13−コーティングを施したプリント配線板の最小分離距離
動作電圧のピーク値 基礎絶縁又は 強化絶縁
(次の値以下) 付加絶縁 mm
V mm
71 a) 0.025 0.05
89 a) 0.04 0.08
113 a) 0.063 0.125
141 a) 0.1 0.2
177 a) 0.16 0.32
227 a) 0.25 0.5
283 a) 0.4 0.8
354 a) 0.56 1.12
455 a) 0.75 1.5
570 1.0 2.0
710 1.3 2.6
895 1.8 3.6
1135 2.4 3.8
1450 2.8 4.0
1770 3.4 4.2
2260 4.1 4.6
2830 5.0 5.0
3540 6.3 6.3
4520 8.2 8.2
5660 10 10
7070 13 13
8910 16 16
11310 20 20
14140 26 26
17700 33 33
22600 43 43
28300 55 55
35400 70 70
45200 86 86
連続する二つの行の間で線形内挿法を用いてもよい。この場合,計算値は0.1
mm単位で切り上げる。
注a) .13.6の試験は,要求しない。
G.13.4 同一内部表面上の導体間の絶縁
多層プリント配線板の同一内層上の絶縁の要求事項は,次による。
多層プリント配線板の内部表面(図O.14参照)上において,あらゆる二つの導体間の経路は,5.4.4.5
の接着接合部の要求事項に適合しなければならない。
G.13.5 異なる表面上の導体間の絶縁
多層プリント配線板の異なる層上の絶縁の要求事項は,次による。
基礎絶縁については,厚さの要求事項はない。
両面単層プリント配線板,多層プリント配線板及びメタルコアプリント配線板内の異なる表面上の導電
部間の付加絶縁又は強化絶縁は,単層の厚さが0.4 mm以上であるか,又は表G.14の該当する仕様に適合
し,かつ,規定する試験に合格しなければならない。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 231] ―――――

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表G.14−プリント配線板内における絶縁
絶縁の仕様 形式試験a) 耐電圧
ルーチン試験c)
プリプレグb)を含む2層の薄板状絶縁材料 適用しない 適用する
プリプレグb)を含む3層以上の薄板状絶縁材料 適用しない 適用しない
500 ℃以上で処理済みの金属基材上にセラミック 適用しない 適用する
コーティングをした絶縁システム
500 ℃未満で処理済みの金属基材上にセラミック 適用する 適用する
以外で二つ以上コーティングした絶縁システム
注記1 プリプレグは,ガラスクロスを部分的に樹脂で処理した層をいう。
注記2 セラミックの定義は,IEC 60050-212:2010の212-15-25を参照。
注a) .13.6.2に規定する熱処理の後,5.4.9.1に規定する耐電圧試験を行う。
b) 層は,硬化処理の前に数える。
c) ルーチン試験の耐電圧試験は,完成したプリント配線板に対して行う。
G.13.6 コーティングを施したプリント配線板の試験
G.13.6.1 サンプルの準備及び予備検査
サンプルは,プリント配線板3枚をNo.1,No.2及びNo.3と識別したもの(又は,G.14のコーティング
を施したコンポーネントの場合は,コンポーネント2個及びプリント配線板1枚)を用意する。実際に用
いるプリント配線板,又はコーティング及び分離距離の最も小さい部分を代表できるように特別に製作し
たサンプルのいずれを用いてもよいが,各サンプルは,実使用時における最小分離距離を代表できるもの
であり,かつ,コーティングを施したものでなければならない。はんだ付け及び清掃を含む通常機器を組
み立てるときに行う製造工程の全てをサンプルに対して行う。
目視検査を行った結果,これらのサンプルには,そのコーティングにピンホール,又は気泡の痕跡がな
く,隅の部分に導電はくの突出があってはならない。
G.13.6.2 試験方法及び適合性
サンプルNo.1に対して,5.4.1.5.3の一連の熱サイクル処理を行う。
サンプルNo.2に対して,コーティングを施したプリント配線板の最大動作温度に対応する図G.3の温度
インデックスラインを用いて選択した温度及び持続時間で,全換気オーブン内でエージングする。オーブ
ンの温度は規定する温度に対して,±2 ℃に維持する。温度インデックスラインの決定に用いる温度は,
そのプリント配線板の安全性が関連する部分の最高温度とする。
図G.3を用いる場合,隣接した二つの温度インデックスライン間で内挿法を用いてもよい。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 232] ―――――

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図G.3−熱エージング時間
次に,サンプルNo.1及びNo.2に対して,5.4.8に規定する湿度処理を行い,その後,導体部相互間で5.4.9.1
に規定する耐電圧試験を行い,合格しなければならない。
サンプルNo.3に対して,次の耐離性試験を行う。
5組の導体部,及びその間に介在する分離部に対して,試験中に最大電位勾配が加わる箇所で,それら
の導体部と分離部分とを横断して引っかききずを付ける。
焼入れした鋼製のピンを用いて引っかきを行う。ピンの先端は,角度が40°の円すい(錐)形であって,
半径を0.25 mm±0.02 mmに丸め,角がないように研磨しておく。
図G.4に示したように,導体のエッジに垂直な面に沿って,20 mm/s±5 mm/sの速度でピンを引くこと
によって,引っかきを行う。ピンには,その軸方向に10 N±0.5 Nの力が加わるように負荷を加える。引
っかききずは5 mm以上の間隔を設け,また,試料の端から5 mm以上離して付ける。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 233] ―――――

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注記 ピンは,サンプルと垂直になる面ABCDに合わせる。
図G.4−コーティングに対する耐離性試験
この試験を行った結果,コーティング層は浮いたり,貫通したりしてはならない。また,コーティング
は導体部相互間で,5.4.9.1に規定する耐電圧試験を行い,合格しなければならない。メタルコアプリント
配線板の場合,基材は導体の一つとみなす。
機械的応力又は曲げがプリント配線板に加わる場合は,亀裂を識別するための追加試験が必要になるこ
とがある(JIS C 60664-3参照)。
G.14 コンポーネントの端子のコーティング
G.14.1 要求事項
ここでは,コーティングを空間距離及び沿面距離の減少のために用いる,コンポーネントの端子及びそ
の類似物のコーティングに対する要求事項を規定する。
有効な空間距離及び沿面距離を大きくするために,コンポーネントの外部接続端子上にコーティングを
施してもよい(図O.11参照)。コーティングを施す前のコンポーネントは,表G.13の最小分離距離を適用
し,コーティングは,G.13.3に規定する全ての要求事項に適合しなければならない。
端子部の機械的配置及び剛性は,機器の組立て,その後の使用及び通常の取扱いにおいて適正であり,
端子部はコーティングにひび割れが発生したり,導電部間の分離距離が表G.13の値未満になるような変形
を受けたりしないものでなければならない(G.13.3参照)。
G.14.2 試験方法及び適合性
適否は,図O.11を考慮した検査,及びG.13.6に規定する手順を適用することによって判定する。これ
らの試験は,コンポーネントを含めた完成組立品に対して行う。
G.13.6.1に規定する,特別に準備したプリント配線板のサンプルNo.3を用いて,G.13.6.2の耐離性試
験を行う。この場合のプリント配線板は,導電部相互間の間隔が組立品の中に用いる最小の分離距離及び
最大の電位勾配を代表するものとする。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 234] ―――――

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G.15 加圧した液体充コンポーネント(LFC)
G.15.1 要求事項
機器の内部で用いるLFCは,次の全ての要求事項に適合しなければならない。
− 可燃性又は導電性の液体は,容器に保持しなければならない。さらにLFCは,G.15.2.3,G.15.2.4,G.15.2.5
及びG.15.2.6の試験に合格しなければならない。
− 液体は,箇条7(有害物質)に規定する保護を行わなければならない。
− 容器システムの非金属部分は,G.15.2.1及びG.15.2.2の試験に合格しなければならない。
− LFCは,チューブが損傷する可能性がある鋭利な縁又は他の表面が,チューブに接触しないように機
器の内部に取り付けなければならない。さらに,LFCが破裂するか,又は圧力を放出することがある
場合,液体によってセーフガードが無効になってはならない。
試験の順番は,規定しない。試験は別々のサンプルで行ってもよい。ただし,G.15.2.1の試験は,G.15.2.2
の試験の後に同じサンプルで行う。
G.15.2 試験方法及び適合性
G.15.2.1 静水圧試験
適否は,利用可能なデータの評価,又は次の試験によって判定する。空気にさらされているLFC,又は
圧力が加わっていないLFC(例えば,インクカートリッジ)は,この試験を適用しない。
1個のLFCのサンプルに対して,室温において,2分間の静水圧試験を次のいずれか高い方の圧力が加
わるようにして行う。
− 通常動作状態の下で到達する最高温度において,製造業者が指定する最大動作圧力の3倍
− B.3の異常動作状態及びB.4の単一故障状態の下で到達する最高温度において,最大測定動作圧力の2

G.15.2.2 クリープ抵抗性試験
LFCの構成部分に非金属材料を含む場合,2個のLFCのサンプルを,全空気循環式オーブンにおいて,
87 ℃の温度で14日間の前処理を行う。この前処理の後,システムはG.15.2.1の試験に合格しなければな
らない。さらに,非金属部分は,ひび割れ及びぜい(脆)化のような劣化症状の徴候を示してはならない。
G.15.2.3 チューブ及び接続部の親和性試験
LFCの構成部分に非金属材料を含む場合,LFCのチューブ及び関連する接続部を構成する部分でできた
10個のサンプルに対して,ISO 527規格群に規定する引張強度試験を実施する。5個のサンプルは受け取
った状態のままで試験を行う。
残りの5個のサンプルは意図した液体を満たした槽の中で38 ℃に維持し,40日間の前処理を行った後
に試験を行う。組立品の内圧は,大気圧の環境に維持する。前処理した後の引張強さは,前処理する前の
引張強さの60 %未満であってはならない。
代替として,被試験部分が引張強度試験として適切である場合は,仕上がったLFCの組立品サンプル5
個で試験してもよい。内圧を大気圧の環境に維持した状態で,意図した液体を満たした仕上がった組立品
サンプルを,全空気循環式オーブンで,38 ℃の温度で40日間の前処理を行う。
G.15.2.4 振動試験
1個のLFCのサンプル又はLFCを組み込んだ機器を,JIS C 60068-2-6に規定するように,通常の使用位
置で,ねじ,クランプ又はストラップによって,振動発生器に固定する。振動の方向は,垂直とする。試
験の厳しさは,次による。
− 試験時間 : 30分

――――― [JIS C 62368-1 pdf 235] ―――――

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JIS C 62368-1:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62368-1:2018(MOD)

JIS C 62368-1:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 62368-1:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB9961:2008
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電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
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JISC2134:2007
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2814-1:2009
家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第1部:通則
JISC3010:2019
電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
JISC3216-3:2011
巻線試験方法―第3部:機械的特性
JISC3216-5:2019
巻線試験方法―第5部:電気的特性
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JISC3663-1:2010
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JISC4526-1:2020
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オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
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耐火性試験―電気・電子―第11-20部:試験炎―500W試験炎による燃焼試験方法
JISC60695-11-5:2018
耐火性試験―電気・電子―第11-5部:試験炎―ニードルフレーム(注射針バーナ)試験方法―装置,試験炎確認試験装置の配置及び指針
JISC60695-2-11:2016
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JISC61558-1:2019
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JISC61558-2-16:2012
入力電圧1 100V以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安全性―第2-16部:スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の個別要求事項及び試験
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JISC62133-2:2020
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JISC62368-3:2021
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温度ヒューズ―要求事項及び適用の指針
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISC6803:2013
レーザ製品の安全―光ファイバ通信システムの安全
JISC6804:2008
レーザ製品の安全―情報伝送のための光無線通信システムの安全
JISC6950-1:2016
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JISC6965:2007
ブラウン管の機械的安全性
JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
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低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
JISC8201-5-5:2008
低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第5節:機械的ラッチング機能をもつ電気的非常停止機器
JISC8283-1:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8286:2013
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8286:2021
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8300:2019
配線器具の安全性
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8702-1:2009
小形制御弁式鉛蓄電池―第1部:一般要求事項,機能特性及び試験方法
JISC8702-2:2009
小形制御弁式鉛蓄電池―第2部:寸法,端子及び表示
JISC8704-1:2006
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JISC8704-2-1:2019
据置鉛蓄電池―第2-1部:制御弁式―試験方法
JISC8704-2-2:2019
据置鉛蓄電池―第2-2部:制御弁式―要求事項
JISC8712:2015
ポータブル機器用二次電池(密閉型小型二次電池)の安全性
JISC8713:2006
密閉形小形二次電池の機械的試験
JISC8715-2:2019
産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム―第2部:安全性要求事項
JISC9730-1:2019
自動電気制御装置―第1部:一般要求事項
JISC9921-5:2009
テレビジョン受信機(ブラウン管のものに限る)の設計上の標準使用期間を設定するための標準使用条件
JISK2265-2:2007
引火点の求め方―第2部:迅速平衡密閉法
JISK2265-3:2007
引火点の求め方―第3部:ペンスキーマルテンス密閉法
JISK6258:2016
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
JISK7111-1:2012
プラスチック―シャルピー衝撃特性の求め方―第1部:非計装化衝撃試験
JISK7171:2016
プラスチック―曲げ特性の求め方
JISK7193:2010
プラスチック―高温空気炉を用いる着火温度の求め方
JISK7206:2016
プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
JISK7241:2005
発泡プラスチック―小火炎による小試験片の水平燃焼特性の求め方
JISK7341:2006
プラスチック―小火炎に接触する可とう性フィルムの垂直燃焼性試験方法
JISK7350-1:1995
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法 第1部:通則
JISK7350-1:2020
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第1部:通則