JIS C 62368-1:2021 オーディオ・ビデオ,情報及び通信技術機器―第1部:安全性要求事項 | ページ 9

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C 62368-1 : 2021
建造物の設備又は機器内にある,回路を保護する過電流保護デバイスの電流定格。
3.3.11 セーフガード
3.3.11.1
バックフィードセーフガード(backfeed safeguard)
バックフィードによる感電のリスクを低減する制御の仕組み。
3.3.11.2
基礎セーフガード(basic safeguard)
通常動作状態及び異常動作状態の下で,痛み又は傷害を引き起こす要因となる可能性がある,機器内の
エネルギー源に対する保護のためのセーフガード。
3.3.11.3
二重セーフガード(double safeguard)
基礎セーフガード及び付加セーフガードからなるセーフガード。
3.3.11.4
機器セーフガード(equipment safeguard)
機器の物理的なセーフガード。
3.3.11.5
設置セーフガード(installation safeguard)
設置設備の物理的なセーフガード。
3.3.11.6
指示セーフガード(instructional safeguard)
特定の行動を呼び起こす指示。
3.3.11.7
個人用セーフガード(personal safeguard)
人体に装着し,エネルギー源へのばく露を減らす個人用防護具。
注記 例として,シールド,ゴーグル,グローブ,エプロン,フェイスマスク又は呼吸器具がある。
3.3.11.8
予防セーフガード(precautionary safeguard)
熟練者の監督又は指導に基づく,クラス2エネルギー源との接触又はばく露を避けるための,教育を受
けた人の行動。
3.3.11.9
保護ボンディング導体(protective bonding conductor)
安全のために接地が必要な部分の保護等電位接続のために設けた機器内の保護導体。
注記 保護ボンディング導体は,機器内部にある。
3.3.11.10
保護導体(protective conductor)
安全性の提供(例えば,感電に対する保護)を目的とする導体。
注記 保護導体は,保護接地導体又は保護ボンディング導体のいずれかである。
(IEC 60050-195:1998,195-02-09を参照)
3.3.11.11
保護接地(protective earthing)

――――― [JIS C 62368-1 pdf 41] ―――――

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C 62368-1 : 2021
電気的安全の目的で,システム,設備又は機器の一点又は複数点を接地すること。
(IEC 60050-195:1998/Amendment 1:2001,195-01-11を参照)
3.3.11.12
保護接地導体(protective earthing conductor)
保護接地のために,建造物の設備に設けられた接地点に機器の主保護接地端子を接続する保護導体。
3.3.11.13
強化セーフガード(reinforced safeguard)
次の全ての状態において有効な単一のセーフガード。
− 通常動作状態
− 異常動作状態
− 単一故障状態
3.3.11.14
セーフガード(safeguard)
痛み若しくは傷害,又は(火災に関しては)発火若しくは炎の拡散の可能性を減少させるために,特別
に設けた物理的な部分,物理的なシステム,又は指示。
注記 セーフガードの更なる説明は,0.5を参照。
3.3.11.15
安全インタロック(safety interlock)
人体に高エネルギーが伝達する前に,自動的にエネルギー源をより低いクラスに変化させる手段。
注記 安全インタロックには,該当する場合,電気機械式デバイス,プリント配線板上の導体,配線
及びその終端部などの,セーフガードの機能に直接的に関与するコンポーネント及び回路のシ
ステムが含まれる。
3.3.11.16
スキルセーフガード(skill safeguard)
クラス2又はクラス3のエネルギー源への接触又はばく露を避けるための,知識及び経験に基づく熟練
者の行動。
3.3.11.17
付加セーフガード(supplementary safeguard)
基礎セーフガードに加えて適用される,基礎セーフガードが故障した場合に機能するセーフガード。
3.3.12 間隔
3.3.12.1
空間距離(clearance)
二つの導電部間の空間を介した最短距離。
(JIS C 60664-1:2009の3.2を参照)
3.3.12.2
沿面距離(creepage distance)
二つの導電部間の絶縁物表面に沿った最短距離。
(JIS C 60664-1:2009の3.3を参照し,一部を修正した。)

――――― [JIS C 62368-1 pdf 42] ―――――

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C 62368-1 : 2021
3.3.13 温度制御
3.3.13.1
温度制限器(temperature limiter)
直接的又は間接的にシステム内外の熱エネルギーの出入りを制御することによって,システムの温度を
特定の値よりも下又は上に制限するデバイス。
注記 温度制限器は,自動復帰形又は手動復帰形の場合がある。
3.3.13.2
サーマルカットオフ(thermal cut-off)
直接的又は間接的にシステム内外の熱エネルギーの出入りを制御することによって,単一故障状態の下
で,システムの温度を制限するデバイス。
3.3.13.3
サーモスタット(thermostat)
直接的又は間接的にシステム内外の熱エネルギーの出入りを制御することによって,システムの温度を
ある範囲内に維持するデバイス。
3.3.14 電圧及び電流
3.3.14.1
直流電圧(d.c. voltage)
ピーク対ピークのリップルが平均値の10 %以下の電圧。
注記 ピーク対ピークのリップルが平均値の10 %を超える場合には,ピーク電圧に関連する要求事項
が適用される。
3.3.14.2
主電源過渡電圧(mains transient voltage)
外部からの過渡的な現象によって生じる,機器の主電源入力部に予想される最大ピーク電圧。
3.3.14.3
予想接触電圧(prospective touch voltage)
導電部に触れていない状態で,同時にアクセス可能な導電部間又は一つのアクセス可能な導電部と大地
との間の電圧。
(IEC 60050-195:1998,195-05-09を参照し,一部を修正した。)
3.3.14.4
保護導体電流(protective conductor current)
通常動作状態の下で,保護接地導体を流れる電流。
注記 保護導体電流は,以前,“漏えい電流”に包含されていた。
3.3.14.5
要求耐電圧(required withstand voltage)
該当する絶縁が耐えることを要求されるピーク電圧。
3.3.14.6
実効値動作電圧(r.m.s. working voltage)
動作電圧の真の実効値。
注記1 動作電圧の真の実効値は,波形のあらゆる直流成分も含まれる。
注記2 交流実効値電圧A及び直流成分電圧Bをもつ波形の総実効値は,次の式で与えられる。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 43] ―――――

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C 62368-1 : 2021
(A2+B2)1/2
3.3.14.7
短時間過電圧(temporary overvoltage)
比較的持続時間が長い主電源周波数の過電圧。
3.3.14.8
動作電圧(working voltage)
通常動作状態の下で機器に定格電圧又は定格電圧範囲内の電圧を供給している間,あらゆる個々の絶縁
部に加わる電圧。
注記1 外部からの過渡電圧は,除外される。
注記2 反復ピーク電圧は,無視される。
3.3.15 感電に対する保護に関する機器のクラス
3.3.15.1
クラスI機器(class I equipment)
基礎セーフガードとして基礎絶縁を用い,付加セーフガードとして保護ボンディング及び保護接地を用
いる機器。
注記1 クラスI機器は,クラスII構造を備えている場合がある。
注記2 クラスI機器であっても,保護接地用口出線がある2ピン変換プラグ(クラスI機器用プラ
グを接地極なしの2ピンプラグに変換するアダプタ)若しくは保護接地用口出線がある2ピ
ンプラグをもつコードセットを附属品として同こん(梱)するか,又はその使用を使用者に
推奨する場合は,3.3.15.4Aを参照。
(IEC 60050-851:2008,851-15-10を参照し,一部を修正した。)
3.3.15.2
クラスII構造(class II construction)
感電に対する保護を二重絶縁又は強化絶縁に依存している機器の部分。
3.3.15.3
クラスII機器(class II equipment)
感電に対する保護を基礎絶縁だけに依存しているのではなく,付加セーフガードを備えている機器であ
って,保護接地のための手段がなく,設置条件に依存していない機器。
3.3.15.4
クラスIII機器(class III equipment)
感電に対する保護をES1からの電源供給に依存しており,ES3を発生させない機器。
3.3.15.4A
クラス0I機器(class 0I equipment)
感電に対する保護が基礎絶縁だけに依存しているのではなく,付加セーフガードとして,アクセス可能
な導電部を設備の固定配線の保護接地導体に接続するために,プラグの接地刃の代わりに保護接地用端子
又は口出線を備えているプラグ接続形機器。
保護接地用口出線がある2ピン変換プラグ(クラスI機器用プラグを接地極なしの2ピンプラグに変換
するアダプタ)若しくは保護接地用口出線がある2ピンプラグをもつコードセットを附属品として同こん
(梱)する,又はその使用を使用者に推奨する場合を含む。
注記 クラス0I機器は,クラスII構造を備えている場合がある。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 44] ―――――

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C 62368-1 : 2021
3.3.16 化学用語
3.3.16.1
消耗品(consumable material)
意図した機能を果たすために機器に用いられ,機器よりも短い耐用年数のあらゆる材料を含み,定期的
又はときどき,取り替えられるか又は補充されるもの。
注記 空気フィルタは,消耗品とは考えない。
3.3.16.2
爆発(explosion)
周囲の媒体に圧力を加える大量の高熱ガスを放出しながら,非常に急速に燃焼又は分解する,あらゆる
化学物質又は物理的混合物の化学反応。
注記 爆発は,圧力容器の容器破損によって起こる圧力及び内容物の突然の放出のような,機械的反
動でもある。爆発は,エネルギー放出の規模によって,爆燃,爆ごう(轟)又は圧力破裂とし
て分類できる。
3.3.16.3
爆発性(物質)(explosive)
一般的に高温ガスを伴って大量のエネルギーを発生し,外部酸素源の有無にかかわらず急速な化学変化
を引き起こす,物質若しくは混合物質,又はその状態。
3.3.16.4
有害物質(hazardous substance)
人間の健康に悪影響を与える可能性がある物質。
注記 ある物質が有害かどうかの判断基準は,通常,法律又は規制による。
3.3.17 電池
3.3.17.1
電池(battery)
電気エネルギー源として用いるために,単数又は複数のセルで組み立てられており,電圧,寸法,端子
配列,容量及び放電性能によって特徴付けられるもの。
注記 この規格では,電池パックは,電池に含まれる。
3.3.17.2
セル(cell)
電極,セパレータ,電解液,容器及び端子で構成されており,化学エネルギーを直接変換することによ
って,電気エネルギー源を供給する基本構成ユニット。
3.3.17.3
コイン(ボタン)電池(coin/button cell battery)
高さよりも直径の方が大きい,小形で単一セルの電池。
3.3.17.4
指定最高充電温度(highest specified charging temperature)
製造業者が指定する,二次電池の充電中の,電池を構成するそれぞれのセル上の部位における最高温度。
注記 通常,最終製造業者は,電池供給業者が指定する仕様を基に,電池の安全性を重視した温度,
電圧又は電流を指定する責務があるとみなされている。

――――― [JIS C 62368-1 pdf 45] ―――――

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JIS C 62368-1:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62368-1:2018(MOD)

JIS C 62368-1:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 62368-1:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB9961:2008
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電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
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JISC3216-5:2019
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耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
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変圧器,リアクトル,電源装置及びこれらの組合せの安全性―第1部:通則及び試験
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入力電圧1 100V以下の変圧器,リアクトル,電源装置及びこれに類する装置の安全性―第2-16部:スイッチモード電源装置及びスイッチモード電源装置用変圧器の個別要求事項及び試験
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電磁式エレメンタリ リレー―第1部:一般及び安全性要求事項
JISC62133-1:2020
ポータブル機器用二次電池の安全性―第1部:アルカリ蓄電池
JISC62133-2:2020
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JISC62368-3:2021
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温度ヒューズ―要求事項及び適用の指針
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISC6803:2013
レーザ製品の安全―光ファイバ通信システムの安全
JISC6804:2008
レーザ製品の安全―情報伝送のための光無線通信システムの安全
JISC6950-1:2016
情報技術機器―安全性―第1部:一般要求事項
JISC6965:2007
ブラウン管の機械的安全性
JISC7550:2011
ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
JISC8201-1:2020
低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
JISC8201-5-5:2008
低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第5節:機械的ラッチング機能をもつ電気的非常停止機器
JISC8283-1:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8286:2013
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8286:2021
電気アクセサリ―電源コードセット及び相互接続コードセット
JISC8300:2019
配線器具の安全性
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8702-1:2009
小形制御弁式鉛蓄電池―第1部:一般要求事項,機能特性及び試験方法
JISC8702-2:2009
小形制御弁式鉛蓄電池―第2部:寸法,端子及び表示
JISC8704-1:2006
据置鉛蓄電池―一般的要求事項及び試験方法―第1部:ベント形
JISC8704-2-1:2019
据置鉛蓄電池―第2-1部:制御弁式―試験方法
JISC8704-2-2:2019
据置鉛蓄電池―第2-2部:制御弁式―要求事項
JISC8712:2015
ポータブル機器用二次電池(密閉型小型二次電池)の安全性
JISC8713:2006
密閉形小形二次電池の機械的試験
JISC8715-2:2019
産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム―第2部:安全性要求事項
JISC9730-1:2019
自動電気制御装置―第1部:一般要求事項
JISC9921-5:2009
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JISK2265-2:2007
引火点の求め方―第2部:迅速平衡密閉法
JISK2265-3:2007
引火点の求め方―第3部:ペンスキーマルテンス密閉法
JISK6258:2016
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
JISK7111-1:2012
プラスチック―シャルピー衝撃特性の求め方―第1部:非計装化衝撃試験
JISK7171:2016
プラスチック―曲げ特性の求め方
JISK7193:2010
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JISK7206:2016
プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
JISK7241:2005
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JISK7341:2006
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JISK7350-1:1995
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JISK7350-1:2020
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第1部:通則