JIS K 2301:2011 燃料ガス及び天然ガス―分析・試験方法 | ページ 26

                                                                                                                                         123
K 2301 : 2011
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異(V) JISと国際規格との技術的差異の理由及び
規格番号 の箇条ごとの評価及びその内容 今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
7.1 全硫黄の分析方 ISO 6326-1 − 追加 1) 法(一般法)を追 1) 法・C法よりも装置が簡易で,かつ,同
法 加した。 等の測定結果が得られるため,追加した。
ISOへの提案を検討する。
2) 7.1.2ジメチルスル 2) 沈殿滴定法よりも定量感度が良く,低濃度
ホナゾIII吸光光度 領域の測定に有効なため,追加した。ISO
法,7.1.3イオンク への提案を検討する。
ロマトグラフ法,
7.1.4微量電量滴定
式酸化法,7.1.5紫
外蛍光法を追加し
た。
7.2 硫化水素の分析 硫化水素の分 ISO 6326-1 5 電位差滴定法 変更 滴定法としては,ISO規 ガス事業法上では,燃料ガスに対しJIS K 2301
方法 析方法につい 格の電位差滴定法に対 の分析方法(旧JISの方法)による硫化水素の
て規定(よう素 し,JISではよう素滴定 測定が義務付けられているため,燃料ガスでも
滴定法,メチレ 法を規定している。加え実績のある旧JISの方法を採用した。
ンブルー吸光 て更に高感度な方法と 次回の改正では,ISO規格の方法の取り込みも
光度法,酢酸鉛 して,メチレンブルー吸検討する。
試験紙法)。 光光度法を規定してい
る。
JISでは簡便な方法とし
て,酢酸鉛試験紙法も規
定している。
硫化水素の分 ISO 19739 炎光光度検出 変更 ISO規格は,硫黄化合物 ISO規格の本文は,性能規定表現で,注意事項
析方法につい 付ガスクロマ 全般のガスクロ分析を を記載しており,測定の具体的な規定がない。
て規定(炎光光 トグラフ法 対象としている。附属書附属書(参考)では,カラムを限定しており,
度検出器付ガ (参考)では,炎光光度算出方法も実態と異なっている。
スクロマトグ 検出器付ガスクロマト ISO附属書参考の内容が本文として一般的な
K2
ラフ法)。 グラフを規定している。表現で規定された場合に一致させることを検
30
討する。
1 : 20
1
11
0

――――― [JIS K 2301 pdf 126] ―――――

    124
K 2301 : 2011
K2
1
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異(V) JISと国際規格との技術的差異の理由及び
0
3
規格番号 の箇条ごとの評価及びその内容 今後の対策
01 : 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
11
7.3 アンモニアの分 アンモニアの − 追加 ISO規格に規定なし。 ガス事業法上では,燃料ガスに対しJIS K 2301
析方法 分析方法につ の分析方法(旧JISの方法)によるアンモニア
いて規定。 の測定が義務付けられているため,燃料ガスで
も実績のある旧JISの方法を採用するととも
に,定量感度が良く,低濃度領域の測定に有効
なイオンクロマトグラフ法を追加した。
7.4 ナフタレンの分 ナフタレンの − 追加 ISO規格に規定なし。 現在も用いられている方法であり,国内の実
析方法(ガスクロマ 分析方法につ 態,JIS利用者の利便性を考慮して追加した。
トグラフ法) いて規定(ガス 今後,規定から外すことなどを検討する。
クロマトグラ
フ法)。
7.5 水分の分析方法 ISO 6327 − 追加 1) 操作の概要,並びに1) IS利用者の利便性を考慮して追加した。
露点及び圧力から
水分量を求める換
算表(表21)を規定
として追加した。
2) 吸収ひょう量法を 2) 現在も用いられている方法であり,国内の
規定として追加し, 実態,JIS利用者の利便性を考慮して追加
選択可能とした。 した。今後,規定から外すことなどを検討
する。
8.1 ユンカース式流 単位体積当た 追加 ISO規格に規定なし。 ガス事業法上では,熱量の測定をJIS K 2301
水形ガス熱量計法 りの熱量計算 の方法によることと義務付けられており,現在
方法を規定 も用いられている方法であること,国内の実
(ユンカース 態,JIS利用者の利便性を考慮して追加した。
式流水形ガス
熱量計法)。

――――― [JIS K 2301 pdf 127] ―――――

                                                                                                                                         125
K 2301 : 2011
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異(V) JISと国際規格との技術的差異の理由及び
規格番号 の箇条ごとの評価及びその内容 今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
8.2 計算によって求 ISO 6976 13, 単位体積当た 変更 8.2.2では単位モル当た 1) ガス事業法上の規定及びガスの取引にお
める方法(ガスクロ 57 りの熱量計算 りの熱量計算,単位質量 いては,単位体積当たりの熱量表示が一般
マトグラフ法) 方法を規定。 当たりの熱量計算方法 的であり,かつ,単位モル当たり,単位質
を削除。水素を含有した 量当たりの熱量計算は,単位体積当たりの
試料ガスの場合,JISと 結果から容易に算出することができるた
ISO規格とで計算式が め,単位体積当たりの熱量計算だけとし
若干異なる。 た。
ISO規格には,同計算式 JISは水素を多く含む燃料ガスも適用範
の記載がない。 囲であるが,ISO規格は適用範囲が天然ガ
圧縮係数を用いない計 スに限られているため。
算方法を規定として追 ISO規格の計算式を附属書(参考)とし
加。 て併記した。
次回の改正時に取り込みを検討する。
2) 天然ガスで,かつ,受渡当事者間で合意が
取れている場合は,ガス事業者で実績があ
る方法のため,利便性を考慮して追加し
た。
9.1 ブンゼン−シリ − 追加 ブンゼン−シリング法 ガス事業法上では,比重の測定をJIS K 2301
ング法(流出法) を規定として追加。 の方法によることと義務付けられており,現在
9.2 比重瓶法 追加 比重瓶法を規定として も用いられている方法であり,国内の実態,JIS
追加。 利用者の利便性を考慮して追加した。
9.3 計算によって求 ISO 6976 8 変更 水素を含有した試料ガ JISは水素を多く含む燃料ガスも適用範囲であ
める方法(ガスクロ スの場合,9.3.2とISO るが,ISO規格は適用範囲が天然ガスに限られ
マトグラフ法) 規格で計算式が若干異 ているため。
なる。 ISO規格の計算式を附属書(参考)として併記
した。次回の改正時に取り込みを検討する。
10 ウォッベ指数の計 ISO 6976 8 一致
K2
算方法
301 : 20
1
11
0

――――― [JIS K 2301 pdf 128] ―――――

    126
K 2301 : 2011
K2
1
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異(V) JISと国際規格との技術的差異の理由及び
0
3
規格番号 の箇条ごとの評価及びその内容 今後の対策
01 : 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
11
附属書A(参考)計算 ISO 6976 5 削除 JISでは削除し,参考と 8.2.2参照
によって熱量を求め 6 した。
る方法(ISO 6976:1995
の計算式)
附属書B(参考)計算 ISO 6976 8 削除 JISでは削除し,参考と 9.3.2参照
によって比重を求め した。
る方法(ISO 6976:1995
の計算式)
附属書JA(規定)ナ − 追加 7.4参照
フタレンの分析方法
(ガスクロマトグラ
フ法)
附属書JB(規定)水 − 追加 7.5.2参照
分の測定方法(吸収
ひょう量法)
附属書JC(規定)計 − 追加 8.2.4参照
算によって熱量を求
める方法(実在状態
における混合ガスの
発熱量を計算する方
法)
附属書JD(規定)計 − 追加 9.3.4参照
算によって比重を求
める方法(実在状態
における混合ガスの
比重を計算する方
法)

――――― [JIS K 2301 pdf 129] ―――――

                                                                                                                                         127
K 2301 : 2011
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 6326-1:2007,ISO 6327:1981,ISO 6974-1:2000,ISO 6974-2:2001,ISO 6974-3:2000,ISO 6974-4:2000,ISO 6974-5:2000,
ISO 6974-6:2002,ISO 6975:1997,ISO 6976:1995,ISO 19739:2004,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
− 選択 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
K2 301 : 20
1
11
0

JIS K 2301:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 19739:2004(MOD)
  • ISO 6326-1:2007(MOD)
  • ISO 6327:1981(MOD)
  • ISO 6974-1:2000(MOD)
  • ISO 6974-2:2001(MOD)
  • ISO 6974-3:2000(MOD)
  • ISO 6974-4:2000(MOD)
  • ISO 6974-5:2000(MOD)
  • ISO 6974-6:2002(MOD)
  • ISO 6975:1997(MOD)
  • ISO 6976:1995(MOD)

JIS K 2301:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2301:2011の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7410:1997
石油類試験用ガラス製温度計
JISC1302:2018
絶縁抵抗計
JISK0055:2002
ガス分析装置校正方法通則
JISK0088:1997
排ガス中のベンゼン分析方法
JISK0095:1999
排ガス試料採取方法
JISK0114:2012
ガスクロマトグラフィー通則
JISK0115:2004
吸光光度分析通則
JISK0115:2020
吸光光度分析通則
JISK0127:2013
イオンクロマトグラフィー通則
JISK0512:1995
水素
JISK0557:1998
用水・排水の試験に用いる水
JISK1101:2017
酸素
JISK1107:2005
窒素
JISK2839:1990
石油類試験用ガラス器具
JISK8032:2013
アセトニトリル(試薬)
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8051:2010
3-メチル-1-ブタノール(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8116:2006
塩化アンモニウム(試薬)
JISK8121:2007
塩化カリウム(試薬)
JISK8124:2018
塩化カルシウム(乾燥用)(試薬)
JISK8142:2018
塩化鉄(III)六水和物(試薬)
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8193:2020
N,N-ジメチル-p-フェニレンジアミン二塩酸塩(試薬)
JISK8228:2020
過塩素酸マグネシウム(試薬)
JISK8230:2016
過酸化水素(試薬)
JISK8295:2020
グリセリン(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8374:2007
酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JISK8500:2007
N,N-ジメチルホルムアミド(試薬)
JISK8519:2016
しゅう酸二水和物(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8568:1957
焼石コウ(試薬)
JISK8568:2011
硝酸マンガン(II)六水和物(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8622:2007
炭酸水素ナトリウム(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8638:2011
チオ硫酸ナトリウム(試薬)
JISK8659:2014
でんぷん(溶性)(試薬)
JISK8680:2006
トルエン(試薬)
JISK8722:2019
ペンタシアノニトロシル鉄(III)酸ナトリウム二水和物(試薬)
JISK8798:2012
フェノール(試薬)
JISK8840:2014
ブロモクレゾールグリーン(試薬)
JISK8844:2012
ブロモフェノールブルー(試薬)
JISK8848:2012
ヘキサン(試薬)
JISK8858:2007
ベンゼン(試薬)
JISK8863:2007
ほう酸(試薬)
JISK8866:2008
四ほう酸ナトリウム十水和物(試薬)
JISK8896:2012
メチルレッド(試薬)
JISK8897:2012
メチレンブルー(試薬)
JISK8913:2006
よう化カリウム(試薬)
JISK8920:2008
よう素(試薬)
JISK8922:2008
よう素酸カリウム(試薬)
JISK8949:2019
硫化ナトリウム九水和物(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8953:2008
硫酸亜鉛七水和物(試薬)
JISK8960:2008
硫酸アンモニウム(試薬)
JISK8962:2008
硫酸カリウム(試薬)
JISK9005:2006
りん酸(試薬)
JISK9501:2019
アジ化ナトリウム(試薬)
JISK9551:2020
過塩素酸バリウム(試薬)
JISK9703:2013
2,2,4-トリメチルペンタン(試薬)
JISK9704:1994
2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロパンジオール(試薬)
JISK9808:1996
生化学試薬―2-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロパンジオール(ビス-トリス)
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR3505:1994
ガラス製体積計
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8402-2:1999
測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第2部:標準測定方法の併行精度及び再現精度を求めるための基本的方法
JISZ8710:1993
温度測定方法通則