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S 2031 : 2009
3 種類
3.1 燃焼方式による種類
燃焼方式によるストーブの種類は,JIS S 3030の4.1(燃焼方式による機器の区分)による“ポット式”,
“圧力噴霧式”,“回転霧化式”,“ジェット噴霧式”及び“気化式”とする。
3.2 給排気方式による種類
給排気方式によるストーブの種類は,JIS S 3030の4.2(給排気方式による機器の区分)による屋内用の
密閉式の“強制給排気形”とする。
3.3 用途別方式による種類
用途別方式によるストーブの種類は,JIS S 3030の4.3(熱媒及び用途別方式による機器の区分)による
暖房用の“自然対流形”及び“強制対流形”とし,表1による(図1図7参照)。
表1−用途別方式による種類
種類 暖房形態 参考
自然対流形 ストーブの上方・前方に熱を放散するもの 図1及び図5
強制対流形 ストーブの前方に温風を吹き出すもの 図2及び図7
ストーブの前方に温風を吹き出し,熱を放散するもの 図3
図4及び図6
ストーブの上方・前方に温風を吹き出し,熱を放散するもの
4 性能
4.1 使用性能
ストーブの使用性能は,次による。
a) 点火が容易で,アルコールなど引火性の高い危険物を使用したり,危険な操作を必要としてはならな
い。
b) 各部の作動が円滑かつ確実で,使用上有害な欠点があってはならない。
c) つまみなどは,使用中に容易に変形を起こしたり,作動に異常が起こってはならない。
d) 異常燃焼などによって,異常に温度が上昇したとき,自動的にバーナの燃焼を停止しなければならな
い。
e) 操作が容易で,そのとき,危険を生じるおそれがあってはならない。
f) 消火の操作は,速やかに,確実に行えなければならない。
g) 正常な取扱いによる燃焼中,のぞき窓に油煙が付着し,燃焼状態が確認できないような状態になって
はならない。
h) 燃焼調節装置をもつストーブは,各燃焼量において,火炎が異常に大きくなったり,著しい煙を生じ
たり,又はその他の異常燃焼を起こすおそれがあってはならない。
i) 複数のバーナをもつもので同時燃焼できるストーブは,同時に燃焼しても機能に異常がなく,危険を
生じるおそれがあってはならない。
j) 通常の使用状態において,突沸又は過熱蒸気によって床暖房用熱交換器内の圧力の上昇による危険が
あってはならない。
k) 床パネルの温度上昇によるやけどの危険があってはならない。
4.2 品質性能
ストーブの品質性能は,箇条11によって試験したとき,表2の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS S 2031 pdf 6] ―――――
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S 2031 : 2009
表2−品質性能
項目 品質性能 JIS S 3031の
適用箇条番号
燃 a) つまみなど手をかける部分の表測定温度と室温との差が,金属及び陶磁器では 6.1及び6.2 a)
焼 面温度a) 25 ℃以下,プラスチックでは35 ℃以下
性 b) 手を触れるおそれがある部分の150 ℃以下 6.1及び6.2 b)
能 表面温度b)
c) 整流体の表面温度 セレン製のもの 75 ℃以下 6.1及び6.2 c)
ゲルマニウム製のもの 60 ℃以下
シリコン製のもの 135 ℃以下
d) ヒューズクリップの接触部の表90 ℃以下 6.1及び6.2 d)
面温度
e) 油タンクの表面温度 測定温度と室温との差が25 ℃以下 6.1及び6.2 e)
f) ストーブ下面の木台の表面温度 45 ℃以下 6.1及び6.2 f)
ただし,ストーブ下面と置台又は床面に30 mm以
上の間隔を設けたものにあっては,測定温度と室温
との差が65 ℃以下
g) ストーブ周辺の木台の表面温度 測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
h) ストーブ上面の木壁の表面温度 測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
i) 測定温度と室温との差が65 ℃以下
ストーブ側面(背面を含む。)の 6.1及び6.2 f)
木壁の表面温度
j) ストーブ前面の木壁の表面温度 測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
k) 給排気筒上面の木壁の表面温度 測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
l) 給排気筒トップ周辺の木壁の表測定温度と室温との差が65 ℃以下 6.1及び6.2 f)
面温度
(製造業者の指定する方法で取り付
けたとき,外壁から給排気筒トップ
先端までの長さが150 mm以下の給
排気筒トップを使用するものに限
る。)
m) 壁に接する部分の給排気筒の表90 ℃以下 6.1及び6.2 g)
面温度
n) 電動機及び電磁ポンプの巻線のA種絶縁のもの 100 ℃以下 6.1及び6.2 h)
温度 E種絶縁のもの 115 ℃以下
B種絶縁のもの 120 ℃以下
F種絶縁のもの 140 ℃以下
H種絶縁のもの 165 ℃以下
o) 油温 測定温度と室温との差が25 ℃以下 6.1及び6.2 i)
p) 燃焼状態及び使用性能 6.3及び31.1
燃焼中,火炎が大きくなったり,逆火したり,目に
見える煙が生じたり,油漏れ,破損などの異常がな
く,4.1の規定に適合しなければならない。
q) 温風温度 80 ℃以下 6.1及び6.4
(強制対流形に限る。)
r) 熱気温度 150 ℃以下 6.1及び6.5
(強制対流形で前方に熱を放散する
もの,上方・前方に熱を放散するも
の及び自然対流形に限る。)
――――― [JIS S 2031 pdf 7] ―――――
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S 2031 : 2009
表2−品質性能(続き)
項目 品質性能 JIS S 3031の
適用箇条番号
燃 s) 排気温度 260 ℃以下 6.6.1
焼 t) 燃焼排ガス 燃料消費量が 0.01以下 6.7
性 中の一酸化 12 kW以下のも
能 炭素の二酸 の
化炭素に対 燃料消費量が 0.02以下
する比 12 kWを超える
(CO/CO2) もの
u) ばい煙濃度 スモークスケール“5”以下 6.9
v) 暖房出力 定格表示(最大)の90 %以上 6.11.1
w) 床暖房出力 定格表示の90 %以上 11.2 c)
(床暖房の機能をもつストーブに限
る。)
x) ストーブ 入力に対して66 %以上 6.12.1
熱 定格表示の90 %以上
効 床暖房の機 バーナが単数 入力に対して70 %以上
率 能をもつス のもの
トーブ (床暖房・スト
ーブ同時運転 定格表示の90 %以上
時及びストー
ブ単独運転時)
バーナが複数 入力に対して66 %以上
のもの
(床暖房・スト
ーブ同時運転 定格表示の90 %以上
時及びストー
ブ単独運転時)
y) 床暖房効率 61 %以上 11.3 c)
(床暖房単独運転時に限る。)
z) 消火時間 ポット式 400秒以内 6.14
圧力噴霧式 10秒以内
回転霧化式 20秒以内
ジェット噴霧式 10秒以内
気化式 20秒以内
aa) 燃料消費量(最大) 定格表示と実測値との差が±10 %以内 6.15.1
過負荷燃焼 7
この表の燃焼性能[x) 熱効率及びaa) 燃料消費量は
(油量調節器d) をもつものに限る。)除く。]の規定による。また,外部から操作できる燃
焼用の風量調節装置があるものは,これを最大又は
最小にしても爆発,異常燃焼などが生じてはならな
い。
過剰燃料による燃 燃焼状態及び使用 10
各部品の位置に変化がなく,燃焼中ストーブの外に
焼性能 性能 出炎したり,油漏れ,破損などがなく,試験後も4.1
(油量調節器d) を の規定に適合しなければならない。
もつポット式に限 ストーブ側面の木 測定温度と室温との差が65 ℃以下
る。) 壁の表面温度
――――― [JIS S 2031 pdf 8] ―――――
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S 2031 : 2009
表2−品質性能(続き)
項目 品質性能 JIS S 3031の
適用箇条番号
傾斜燃焼 11.1
火炎が大きくなったり,著しい煙が生じてはならな
い。
(水平調節脚及び水平が確認できる装置
を設けないものに限る。)
加湿能力 定格暖房出力e) が70 g/h以上 14
(加湿器を内蔵し 2.3 kW以下のもの
ているものに限 定格暖房出力e) が100 g/h以上
る。) 2.3 kWを超えるも
の
過熱防止装置作動 燃料消費量が12 15.1
a) 過熱防止装置が作動し,20秒以内(ポット式に
(強制対流形に限 kW以下のもの あっては300秒以内)で消火しなければならな
る。) い。
b) ストーブ上面,側面(背面を含む。)及び前面の
表面温度(温風吹出口,温風用の吸気口及び熱
放射口の表面温度を除く。)は,150 ℃を超えて
はならない。
c) 壁に接する給排気筒の表面温度は,100 ℃を超
えてはならない。
燃料消費量が12 a) 過熱防止装置が支障なく作動しなければならな
kWを超えるもの い。
b) ストーブ上面,側面(背面を含む。)及び前面の
表面温度(温風吹出口,温風用の吸気口及び熱
放射口の表面温度を除く。)は,150 ℃を超えて
はならない。
c) 壁に接する給排気筒の表面温度は,100 ℃を超
えてはならない。
耐過熱性 過熱防止装置があ 支障なく作動しなければならない。 11.4 c)
(床暖房の機能を るもの
もつストーブの温 過熱防止装置がな 温水経路外への水のあふれ及び飛散がなく,また,
水系統に限る。) いもの 水が沸騰してはならない。
耐空だき性 空だき防止装置が 11.5 c)
点火しないか又は点火した場合は,速やかに燃焼を
(床暖房の機能を あるもの 停止するか又はストーブ単独運転に切り替わり,ま
もつストーブに限 た,自動復帰してはならない。さらに,再使用時に
る。) 機能上の支障を生じてはならない。
空だき防止装置が 危険な状態になったり,破損してはならない。また,
ないもの 再使用時に機能上の支障を生じてはならない。
耐半閉そく性 燃料消費量が12 16
過熱防止装置が作動し,20秒以内(ポット式にあっ
(強制対流形に限 kW以下のもの ては300秒以内)で消火しなければならない。ただ
る。) し,過熱防止装置が作動しないときは,温風温度(ガ
ーゼ表面)は180 ℃を超えてはならない。
なお,いずれの場合も,ガーゼに着火したり,ス
トーブの外に火炎が出たり,破損したりしてはなら
ない。
燃料消費量が12 過熱防止装置が作動し,かつ,ガーゼに着火したり,
kWを超えるもの ストーブの外に出炎したり,その他危険な状態にな
ってはならない。
なお,過熱防止装置が作動しないものは,温風温
度(ガーゼ表面)は 180 ℃を,ケーシング表面温度
は,150 ℃を超えてはならない。
――――― [JIS S 2031 pdf 9] ―――――
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S 2031 : 2009
表2−品質性能(続き)
項目 品質性能 JIS S 3031の
適用箇条番号
耐風速性 a) 風速5 m/s,10 m/s及び20 m/sのそれぞれの風21.1及び21.2
を当てている間及び風を止めてから5分間以内
に次の規定による。また,再点火したときも爆
発燃焼してはならない。
1) 生ガス又は排ガスが室内に出てはならない。
2) 燃焼室からストーブ内又はストーブ外に出炎
してはならない。
b) 風のために消火するものは,風を止めた後に,
燃焼室の保有熱エネルギーによって,爆発燃焼
してはならない。また,再点火したときも,爆
発燃焼してはならない。
耐風圧性 22
風圧60 Pa及び250 Paにおいて,次の規定による。
a) 着火しなければならない。
b) 消火してはならない。
c) 異常燃焼してはならない。
d) ばい煙濃度 スモークスケール“5”以下
e) O/CO2 0.02以下
f) 風圧60 Paのとき,暖房出力に変化があっては
ならない。また,風圧250 Paのとき,暖房出力
の変化が,加圧しないときの20 %以下とする。
気密性 漏れ量が燃料消費量1.16 kW当たり,0.5 m3/h以下
23
電気点火 円滑,確実に点火しなければならない。 24
消 定格消費電力が100 W以下のもの 定格表示に対して差が±15 %以内 25
費
電 定格消費電力が100 Wを超えるも 定格表示に対して差が±10 %以内
力 の
騒 定格暖房出力e) が6 kW以下のもの 最大燃焼 45 dB以下 26
音 最小燃焼 40 dB以下
定格暖房出力e) が6 kWを超え12 最大燃焼 50 dB以下
kW以下のもの 最小燃焼 45 dB以下
定格暖房出力e) が12 kWを超える 最大燃焼 55 dB以下
もの 最小燃焼 50 dB以下
耐停電性 危険を生じるおそれがあってはならない。 27
絶 絶縁抵抗 1 MΩ以上 28及び11.6 c)
縁 耐電圧 試験電圧に1分間耐えなければならない。
――――― [JIS S 2031 pdf 10] ―――――
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JIS S 2031:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.100 : 家庭用,商業用及び産業用暖房機具 > 97.100.40 : 液体燃料ヒータ
JIS S 2031:2009の関連規格と引用規格一覧
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