この規格ページの目次
- 4.4.13 タイロッド及びスペーサ
- 4.5 遊動頭
- 4.5.1 遊動頭部の最小流路面積
- 4.5.2 遊動頭の仕切板の厚さ
- 4.5.3 遊動頭の支持板
- 4.5.4 遊動頭の溶接後熱処理
- 4.6 ガスケット及びパッキン
- 4.6.1 ガスケットの構造
- 4.6.2 ガスケット及びパッキンの種類と材料の選定
- 4.6.3 輪形ガスケットの幅
- 4.6.4 輪形ガスケット接触面の平面度
- 4.6.5 仕切板ガスケットの幅
- 4.6.6 フランジ継手のガスケット面の形状
- 4.7 管板
- 4.7.1 管板の厚さ
- 4.7.1.1 適用条件
- 4.7.1.2 管板の有効厚さ
- 4.7.1.3 管板の最小有効厚さ
- 4.7.1.4 管板の計算厚さ
- 4.7.2 固定管板式熱交換器の胴及び伝熱管に生じる長手方向応力
- 4.7.3 管板の伝熱管用の穴(管穴)
- JIS B 8249:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS B 8249:1999の関連規格と引用規格一覧
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B 8249 : 1999
図9 胴の流体入口又は出口面積−緩衝板なし
図10 管束部の流体入口又は出口面積 部分管配置−緩衝板が取り付く場合と取り付かない場合
――――― [JIS B 8249 pdf 21] ―――――
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B 8249 : 1999
図11 管束部の流体入口又は出口面積 全管配置−緩衝板が取り付かない場合
4.4.13 タイロッド及びスペーサ
タイロッド及びスペーサなどによって,じゃま板を正確な位置に固定す
る。各胴径に対するタイロッドの直径と数は,表12及び表13を標準とする。ただし,同じ総面積以上で
あれば次の条件内で他の組合せを使用してもよい。
a) 〈クラスI〉タイロッドの直径は6mm以上,数は4本以上とする。
b) 〈クラスII〉胴の呼び径が400mm以上の場合は,タイロッドの直径は10mm以上,数は4本以上と
する。
c) 〈クラスIII〉タイロッドの直径は10mm以上,数は4本以上とする。
また,各じゃま板は,少なくとも3か所で固定する。
表12 タイロッドの直径と数〈クラス1及びII〉
単位mm
胴の呼び径 タイロッドの直径 タイロッドの数
管胴 板巻胴
6B以上14B以下 150以上 400未満 6(M6) 4
16B 400以上 700未満 10(M10) 6
− 700以上 850未満 12(M12) 6
− 850以上1 250未満 12(M12) 8
− 1 250以上1 500以下 12 (M12) 10
備考 括弧内は,タイロッドにねじを切る場合のねじの呼びを示す。
表13 タイロッドの直径と数〈クラスIII〉
単位mm
胴の呼び径 タイロッドの直径 タイロッドの数
管胴 板巻胴
6B以上14B以下 150以上 400未満 10 (M10) 4
16B 400以上 700未満 10 (M10) 6
− 700以上 850未満 12 (M12) 6
− 850以上1 250未満 12 (M12) 8
− 1 250以上1 500以下 12 (M12) 10
備考 括弧内は,タイロッドにねじを切る場合のねじの呼びを示す。
――――― [JIS B 8249 pdf 22] ―――――
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B 8249 : 1999
4.5 遊動頭
4.5.1 遊動頭部の最小流路面積
遊動頭部の最小流路面積は,次による。
a) 管側が1パスの遊動頭内部の最小深さは,ノズル中心線においてノズル内径の31以上とする。
b) 管側が2パス以上の遊動頭内部の隣り合ったパス間を流す最小流路面積は,次による。
1) 〈クラスI及びII〉1パスの管内全流路面積以上とする。
2) 〈クラスIII〉1パスの管内全流路面積の1.3倍以上とする。
4.5.2 遊動頭の仕切板の厚さ
遊動頭の仕切板の厚さは,仕切室の仕切板の厚さと同じとする。
なお,仕切板が,ガスケット幅より厚い場合は,ガスケット当たり面でガスケット幅に等しい厚さにな
るまでテーパを付けてもよい。
4.5.3 遊動頭の支持板
管束の遊動頭端を支持するために,支持板又はその他適当な装置を設ける。ただ
し,支持板の最小呼び厚さは,表8,表9及び表10のじゃま板などで支持されない間隔の欄で1500を超
える欄の最小呼び厚さとする。
4.5.4 遊動頭の溶接後熱処理
遊動頭の溶接後熱処理を行う場合は,JIS B 8270の10.(熱処理)の規定
による。
4.6 ガスケット及びパッキン
4.6.1 ガスケットの構造
ガスケットの構造は,一体で作られていなければならない。ただし,溶接又は
その他の方法で連続接合したものを使用してもよい。
4.6.2 ガスケット及びパッキンの種類と材料の選定
ガスケット及びパッキンの種類と材料は,取り扱う
流体の設計圧力,温度,腐食性,及び取付部の大きさを十分考慮して選定する。次のa),b)を標準とする。
a) 遊動頭部など内部の継手には金属被覆ガスケット又は金属ガスケットを使用する。
b) 設計圧力が2.0MPaを超える継手,及び炭化水素に接触する部分の継手用ガスケットには,金属被覆
ガスケット,金属ガスケット又はうず巻形ガスケットを使用する。
4.6.3 輪形ガスケットの幅
外部継手の輪形ガスケットの最小幅は,胴内径550mm以下は9mm,胴内径
550mmを超えるものは12mmとする。
4.6.4 輪形ガスケット接触面の平面度
〈クラスIII〉 輪形ガスケット接触面の平面度公差は,任意の基準面からの最大偏差±0.8mmとしなけれ
ばならない。この最大偏差は20°未満の弧で生じてはならない。
4.6.5 仕切板ガスケットの幅
仕切室及び遊動頭部の仕切板のガスケットの最小幅は,胴内径550mm以
下は6mm,胴内径550mmを超えるものは9mmとする。
4.6.6 フランジ継手のガスケット面の形状
フランジ継手のガスケット面の形状は,図12に示すはめ込
み形継手又は平面継手とする。
――――― [JIS B 8249 pdf 23] ―――――
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〈クラスIII〉 はめ込み形継手を標準とする。
図12 フランジ継手のガスケット面の形状
4.7 管板
4.7.1 管板の厚さ
4.7.1.1 適用条件
管板の設計条件は,JIS B 8274の4.(管板の具備すべき条件)による。
4.7.1.2 管板の有効厚さ
a) 管板の有効厚さは,b)及びc)による場合を除き,その構造に応じ,実際厚さから管側仕切溝深さ又は
管側腐れ代の大きい方,及び胴側長手バッフル溝深さ又は胴側腐れ代の大きい方を差し引いた厚さと
する。
b) ライニングされた管板のライニング材の厚さは,管板の有効厚さに含めてはならない。
c) クラッド鋼を使用した管板又は肉盛溶接した管板における合わせ材の厚さ又は肉盛溶接厚さは,JIS B
8270の規定に従い,管板の有効厚さに含めることができる。
4.7.1.3 管板の最小有効厚さ
a) 熱交換器の形式にかかわらず,管板の最小有効厚さは,b),c)及び4.7.1.4の規定による。
b) 固定管板式熱交換器の両側の管板は,同じ厚さとしなければならない。
c) 拡管される管板の最小有効厚さは,次による。
1) 〈クラスI及びII〉熱交換器の管板の最小有効厚さは,JIS B 8274の5.1(拡管される管板の最小厚
さ)による。
2) 〈クラスIII〉熱交換器の管板の最小有効厚さは,伝熱管の外径以上とする。
4.7.1.4 管板の計算厚さ
a) 管板の計算は,b)及びc)による場合を除き,JIS B 8274の5.2(管板の計算厚さ)から5.7(遊動頭引
抜形熱交換器の遊動管板の設計圧力及び外周の固定円の径)による。
b) 管板の差圧設計は,その安全性が確保され,かつ使用者が認めた場合に限り適用することができ,JIS
B 8274の附属書1(差圧設計による管板)による。
c) IS B 8270の6.10.1(4)(多管円筒形熱交換器の管板)を満足する熱交換器の管板は,JIS B 8274の附
属書2(第3種容器の管板)の規定によって計算することができる。
4.7.2 固定管板式熱交換器の胴及び伝熱管に生じる長手方向応力
a) 固定管板式熱交換器の胴及び伝熱管に生じる長手方向応力及び管取付部の荷重の計算と,それらの値
に対する許容値の計算はb)及びc)による場合を除き,JIS B 8274の6.(固定管板式熱交換器の胴及び
――――― [JIS B 8249 pdf 24] ―――――
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伝熱管に生じる長手方向応力)による。
b) 4.7.1.4 b)において認められた場合は,JIS B 8274の附属書1(差圧設計による管板)の規定によって計
算することができる。
c) 4.7.1.4 c)において認められた場合は,JIS B 8274の附属書2(第3種容器の管板)の規定によって計算
することができる。
d) 水圧試験時の長手方向応力は,a)からc)で用いられた設計圧力や金属温度を水圧試験時の圧力及び温
度に置き換え計算する。
4.7.3 管板の伝熱管用の穴(管穴)
管板の伝熱管用の穴(管穴)は,次による。
a) 管板に設ける管穴直径とその許容差は,表14による。
表14 管穴の直径と許容差
単位mm
伝熱管外径 伝熱管穴直径及び(−)側許容差 (+)側許容差
管穴の総数の96%以上が3
1 2 欄の範囲であり,残りが4
欄の値以下であること。
穴径 (−)側許容差 穴径 (−)側許容差 3 4
15.9 16.12 0.10 16.07 0.05 0.05 0.25
19.0 19.25 0.10 19.20 0.05 0.05 0.25
21.7 21.95 0.10 21.90 0.05 0.05 0.25
25.4 25.70 0.10 25.65 0.05 0.05 0.25
31.8 32.15 0.15 32.05 0.08 0.08 0.25
38.1 38.55 0.18 38.45 0.08 0.08 0.25
50.8 51.35 0.18 51.25 0.08 0.08 0.25
備考 2欄は,オーステナイト系ステンレス鋼管のように加工硬化及び加工硬化による耐食性の低下の度合い
を最低にとどめるために使用する。
b) 管板の伝熱管の穴あけ片寄り許容差は,表15による。
表15 穴あけ片寄りの許容差
単位mm
伝熱管 管のピ p p−d0 管の 管穴 管穴壁 管穴許容壁間距離 管穴壁
外形 ッチ d0 最大 直径 間距離 (96%以上が下表の値でなければならない)間距離
d0 p 厚さ d p−d 管板の厚さ 最小値
20 40 60 80 100 120 140 160
15.9 22 1.38 6.1 2.3 16.12 5.88 5.02 4.92 4.82 4.72 4.62 4.52 4.42 4.32 2.95
19.0 25 1.31 6.0 2.6 19.25 5.75 4.914.83 4.75 4.65 4.57 4.49 4.40 4.32 2.90
21.7 28 1.29 6.3 2.9 21.95 6.05 5.215.14 5.07 5.00 4.92 4.85 4.77 4.70 2.90
25.4 32 1.26 6.6 3.2 25.70 6.30 − 5.42 5.36 5.30 5.24 5.16 5.10 5.04 3.15
31.8 40 1.26 8.2 3.5 32.15 7.85 − 6.99 6.94 6.89 6.84 6.79 6.74 6.69 3.95
38.1 48 1.26 9.9 4.0 38.55 9.45 − 8.61 8.57 8.53 8.49 8.45 8.40 8.37 4.75
50.8 64 1.26 13.2 5.0 51.35 12.65 − − 6.35
11.80 11.76 11.73 11.70 11.67 11.64
備考 管穴許容壁間距離は,次の式によって算出する。
管穴許容壁間距離=p−d−2 0.76 (mm)
ここに, 穴あけ片寄りの許容差で,次による。
t
.004
d0
ここに, t : 管板の厚さ (mm)
――――― [JIS B 8249 pdf 25] ―――――
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JIS B 8249:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.060 : バーナ.ボイラ > 27.060.30 : ボイラ及び熱交換器
JIS B 8249:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB4630:1998
- スパナ
- JISB8270:1993
- 圧力容器(基盤規格)
- JISB8271:1993
- 圧力容器の胴及び鏡板
- JISB8273:1993
- 圧力容器のボルト締めフランジ
- JISB8274:2008
- 圧力容器の管板
- JISB8275:1993
- 圧力容器のふた板
- JISB8277:2008
- 圧力容器の伸縮継手
- JISB8283:1993
- 圧力容器の耐圧試験及び漏れ試験
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3103:2019
- ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板
- JISG3106:2015
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3106:2020
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3115:2016
- 圧力容器用鋼板
- JISG3118:2017
- 中・常温圧力容器用炭素鋼鋼板
- JISG3118:2020
- 中・常温圧力容器用炭素鋼鋼板
- JISG3119:2019
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- JISG3120:2018
- 圧力容器用調質型マンガンモリブデン鋼及びマンガンモリブデンニッケル鋼鋼板
- JISG3126:2015
- 低温圧力容器用炭素鋼鋼板
- JISG3126:2021
- 低温圧力容器用炭素鋼鋼板
- JISG3201:1988
- 炭素鋼鍛鋼品
- JISG3202:1988
- 圧力容器用炭素鋼鍛鋼品
- JISG3203:1988
- 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品
- JISG3204:1988
- 圧力容器用調質型合金鋼鍛鋼品
- JISG3205:1988
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- JISG3214:1991
- 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品
- JISG3452:2019
- 配管用炭素鋼鋼管
- JISG3454:2017
- 圧力配管用炭素鋼鋼管
- JISG3455:2016
- 高圧配管用炭素鋼鋼管
- JISG3455:2020
- 高圧配管用炭素鋼鋼管
- JISG3456:2019
- 高温配管用炭素鋼鋼管
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- JISG3457:2020
- 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
- JISG3458:2018
- 配管用合金鋼鋼管
- JISG3458:2020
- 配管用合金鋼鋼管
- JISG3459:2016
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- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
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- 低温配管用鋼管
- JISG3461:2019
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- JISG3462:2019
- ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管
- JISG3463:2019
- ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管
- JISG3464:2018
- 低温熱交換器用鋼管
- JISG3468:2016
- 配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管
- JISG3468:2021
- 配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4102:1979
- ニッケルクロム鋼鋼材
- JISG4103:1979
- ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材
- JISG4104:1979
- クロム鋼鋼材
- JISG4105:1979
- クロムモリブデン鋼鋼材
- JISG4106:1979
- 機械構造用マンガン鋼鋼材及びマンガンクロム鋼鋼材
- JISG4107:2007
- 高温用合金鋼ボルト材
- JISG4108:2007
- 特殊用途合金鋼ボルト用棒鋼
- JISG4109:2019
- ボイラ及び圧力容器用クロムモリブデン鋼鋼板
- JISG4202:2005
- アルミニウムクロムモリブデン鋼鋼材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4901:1999
- 耐食耐熱超合金棒
- JISG4902:2019
- 耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金―板及び帯
- JISG4903:2017
- 配管用継目無ニッケルクロム鉄合金管
- JISG4904:2017
- 熱交換器用継目無ニッケルクロム鉄合金管
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4080:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
- JISH4090:1990
- アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管
- JISH4551:2000
- ニッケル及びニッケル合金板及び条
- JISH4552:2000
- ニッケル及びニッケル合金継目無管
- JISH4600:2012
- チタン及びチタン合金―板及び条
- JISH4631:2018
- チタン及びチタン合金―熱交換器用溶接管
- JISH4636:1994
- 熱交換器用チタンパラジウム合金管
- JISZ8304:1984
- 銘板の設計基準