JIS B 8249:1999 多管円筒形熱交換器 | ページ 3

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図3 外形寸法及びノズルと支持脚の寸法許容差

――――― [JIS B 8249 pdf 11] ―――――

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図4 管板,仕切板,ふた及びフランジの寸法許容差

4.2 伝熱管

4.2.1 伝熱管の長さ

 伝熱管の長さは,2 500mm,3 000mm,3 500mm,5 000mm及び6 000mmを標準と
する。U字管の場合は,管の端から曲がりの始まる箇所までの長さとする。

4.2.2 伝熱管の外径及び厚さ

 伝熱管の外径及び厚さは,次による。
a) 使用材料の該当JISの寸法を標準とする。炭素鋼の場合の参考例を,表2に示す。
b) フィン付き伝熱管の厚さは,フィンの谷部での厚さを基準とする。

――――― [JIS B 8249 pdf 12] ―――――

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表2 炭素鋼伝熱管の標準外径及び厚さ
単位mm
伝熱管外径 標準厚さ
15.9 1.2/1.6/2.0
19.0 1.6/2.0/2.6
25.4 2.0/2.6
31.8 2.0/2.6
38.1 2.0/2.6
50.8 2.0/2.6

4.2.3 U字曲げ加工管

 U字曲げ加工管は,次による。
a) 曲げ部の厚さは,次による。
d0
t0≧t1 1
4R
ここに, t0 : 曲げ加工前の最小厚さ (mm)
t1 : 直管としての強度上必要な厚さ (mm)
d0 : 伝熱管の外径 (mm)
R : 管の中心の曲げ半径 (mm)
加工による厚さ減少率は,17%を超えてはならない。また,外径変化率は,10%以下とする。
b) 字曲げ加工管の直管部の間隔は,じゃま板に損傷なく挿入できること。
c) 曲げ部は,互いに接触してはならない。
d) 曲げ部の熱処理は,材料の特性又は腐食環境などを考慮し決定する。

4.2.4 伝熱管の配列

 伝熱管の配列は,図5の三角配列,三角錯列配列,四角配列及び四角錯列配列を標
準とする。
a) 三角配列及び三角錯列配列は,胴側の機械的清掃が必要なときはできるだけ使用しない。
b) 機械的清掃が必要なときは,四角配列及び四角錯列配列を採用し,管束が取外しできる構造とすると
ともに,管のすきまが一直線になるように管配列をする。
図5 伝熱管の配列

4.2.5 伝熱管の中心間の距離

 伝熱管の中心間の距離(以下,ピッチという。)は,表3を標準とする。
ただし,伝熱管の外径の1.25倍まで減ずることができる。

――――― [JIS B 8249 pdf 13] ―――――

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表3 伝熱管の標準ピッチ
単位mm
伝熱管外径 ピッチ
15.9 22
19.0 25
254 32
31.8 40
38.1 48
50.8 64

4.3 胴及び胴ふた

4.3.1 胴の径

 胴の径は,管胴の場合は呼び径,板巻胴の場合は内径で表示する。

4.3.2 胴径の許容差

 胴径の許容差は,次による。
a) 板巻で胴を製作する場合 円周測定から算定した胴内径と設計内径との差に対する許容差は,30
とする。
b) 管を胴に使用する場合 胴内径の許容差は,5.2 a)管材の規格の許容差による。

4.3.3 胴及び胴ふたの計算厚さ

 胴及び胴ふたの計算厚さは,JIS B 8271の規定に従い計算する。

4.3.4 胴の厚さ

 胴の厚さは,表4,表5及び表6に示す胴の最小呼び厚さ以上とする。クラッド鋼の場
合,呼び厚さ(合わせ材を含む)を炭素鋼及び低合金鋼の欄の厚さ以上とする。
また,計算厚さを下回ってはならない。

4.3.5 胴ふたの厚さ

 胴ふたの厚さは,成形前の厚さを表4,表5及び表6に示す胴の最小呼び厚さ以上
とする。
また,成形後の厚さは計算厚さを下回ってはならない。

4.3.6 伸縮継手

 固定管板式熱交換器などで,伝熱管と胴の温度差のために胴,伝熱管などに大きな応力
が作用する場合には,伸縮継手を設ける。伸縮継手の要否及び設計は,JIS B 8274及びJIS B 8277による。
固定管板式熱交換器の胴及び伝熱管に生じる長手方向応力は,4.7.2による。
表4 胴の最小呼び厚さ〈クラスI〉
単位mm
胴の呼び径 胴の最小呼び厚さ
管胴 板巻胴 炭素鋼及び低合金鋼 高合金鋼
管胴 板巻胴
6B以上12B以下 − スケジュール20 4 3
14B, 16B 350以上 600未満 スケジュール20 4 3
− 600以上 750未満 − 5 4
− 750以上1 000未満 − 6 5
− 1 000以上1 500以下 − 7 6

――――― [JIS B 8249 pdf 14] ―――――

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B 8249 : 1999
表5 胴の最小呼び厚さ〈クラスII〉
単位mm
胴の呼び径 胴の最小呼び厚さ
管胴 板巻胴 炭素鋼及び低合金鋼 高合金鋼
管胴 板巻胴
6B − スケジュール40 − 3
8B, 10B, 12B − スケジュール30 − 3
14B, 16B 350以上600未満 スケジュール20 8 3
− 600以上750未満 − 8 5
− 750以上1 000未満 − 9 6
− 1 000以上1 500以下 − 11 6
表6 胴の最小呼び厚さ〈クラスIII〉
単位mm
胴の呼び径 胴の最小呼び厚さ
管胴 板巻胴 炭素鋼及び低合金鋼 高合金鋼
管胴 板巻胴
6B − スケジュール40 − 3
8B, 10B, 12B − スケジュール30 − 3
14B, 16B 350以上750未満 スケジュール30 9 5
− 750以上1 000未満 − 11 6
− 1 000以上1 500以下 − 12 8

4.4 じゃま板又は支持板

4.4.1 じゃま板の形状

 じゃま板の形状は,図6に示す欠円形を標準とする。
a) じゃま板の切欠きは,胴内径に対する切欠き高さの割合又は面積の割合によって表すことを標準とす
る。
b) 切り欠く場所は,伝熱管の中心線又は中間の近傍とする。

――――― [JIS B 8249 pdf 15] ―――――

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JIS B 8249:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8249:1999の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB4630:1998
スパナ
JISB8270:1993
圧力容器(基盤規格)
JISB8271:1993
圧力容器の胴及び鏡板
JISB8273:1993
圧力容器のボルト締めフランジ
JISB8274:2008
圧力容器の管板
JISB8275:1993
圧力容器のふた板
JISB8277:2008
圧力容器の伸縮継手
JISB8283:1993
圧力容器の耐圧試験及び漏れ試験
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG3103:2019
ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板
JISG3106:2015
溶接構造用圧延鋼材
JISG3106:2020
溶接構造用圧延鋼材
JISG3115:2016
圧力容器用鋼板
JISG3118:2017
中・常温圧力容器用炭素鋼鋼板
JISG3118:2020
中・常温圧力容器用炭素鋼鋼板
JISG3119:2019
ボイラ及び圧力容器用マンガンモリブデン鋼及びマンガンモリブデンニッケル鋼鋼板
JISG3120:2018
圧力容器用調質型マンガンモリブデン鋼及びマンガンモリブデンニッケル鋼鋼板
JISG3126:2015
低温圧力容器用炭素鋼鋼板
JISG3126:2021
低温圧力容器用炭素鋼鋼板
JISG3201:1988
炭素鋼鍛鋼品
JISG3202:1988
圧力容器用炭素鋼鍛鋼品
JISG3203:1988
高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品
JISG3204:1988
圧力容器用調質型合金鋼鍛鋼品
JISG3205:1988
低温圧力容器用鍛鋼品
JISG3214:1991
圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品
JISG3452:2019
配管用炭素鋼鋼管
JISG3454:2017
圧力配管用炭素鋼鋼管
JISG3455:2016
高圧配管用炭素鋼鋼管
JISG3455:2020
高圧配管用炭素鋼鋼管
JISG3456:2019
高温配管用炭素鋼鋼管
JISG3457:2016
配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
JISG3457:2020
配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
JISG3458:2018
配管用合金鋼鋼管
JISG3458:2020
配管用合金鋼鋼管
JISG3459:2016
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG3459:2021
配管用ステンレス鋼鋼管
JISG3460:2018
低温配管用鋼管
JISG3461:2019
ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管
JISG3462:2019
ボイラ・熱交換器用合金鋼鋼管
JISG3463:2019
ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管
JISG3464:2018
低温熱交換器用鋼管
JISG3468:2016
配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管
JISG3468:2021
配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG4102:1979
ニッケルクロム鋼鋼材
JISG4103:1979
ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材
JISG4104:1979
クロム鋼鋼材
JISG4105:1979
クロムモリブデン鋼鋼材
JISG4106:1979
機械構造用マンガン鋼鋼材及びマンガンクロム鋼鋼材
JISG4107:2007
高温用合金鋼ボルト材
JISG4108:2007
特殊用途合金鋼ボルト用棒鋼
JISG4109:2019
ボイラ及び圧力容器用クロムモリブデン鋼鋼板
JISG4202:2005
アルミニウムクロムモリブデン鋼鋼材
JISG4303:2012
ステンレス鋼棒
JISG4303:2021
ステンレス鋼棒
JISG4304:2012
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4304:2021
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2012
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2021
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4901:1999
耐食耐熱超合金棒
JISG4902:2019
耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金―板及び帯
JISG4903:2017
配管用継目無ニッケルクロム鉄合金管
JISG4904:2017
熱交換器用継目無ニッケルクロム鉄合金管
JISH3100:2018
銅及び銅合金の板及び条
JISH3300:2018
銅及び銅合金の継目無管
JISH4000:2014
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JISH4080:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JISH4090:1990
アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管
JISH4551:2000
ニッケル及びニッケル合金板及び条
JISH4552:2000
ニッケル及びニッケル合金継目無管
JISH4600:2012
チタン及びチタン合金―板及び条
JISH4631:2018
チタン及びチタン合金―熱交換器用溶接管
JISH4636:1994
熱交換器用チタンパラジウム合金管
JISZ8304:1984
銘板の設計基準