19
K 6351 : 2017
図12−曲げ流量試験装置の例
表12−試験流量
単位 m3/h
呼び径 試験流量
9.5(10) ) 1
13(14) ) 2
20 5
25 10
注a) 括弧内の呼び径は,LPガス用の呼称である。
8.1.8 耐閉塞試験
ホースの耐閉塞試験は,長さ約1 000 mmのホースを試験片として用いる。図13に示す試験装置によっ
て,試験片の一端から圧力1.0 kPa 6) の空気を表12に示す流量で流す。ホースの長手方向の中央100 mm
の間に,質量60 kgのおもりを均等に負荷するように載せてホースの一部を閉塞し,閉塞したまま1分間
後の流量を測定する。
なお,流量低下率を式(2)によって算出する。
q1 q2
QL 100 (2)
q1
ここに, QL : 流量低下率(%)
q1 : 閉塞試験前の流量(m3/h)
q2 : 閉塞試験後の流量(m3/h)
――――― [JIS K 6351 pdf 21] ―――――
20
K 6351 : 2017
図13−耐閉塞試験装置の例
8.1.9 ホースの引張試験
ホースの引張試験は,長さ約500 mmのホースを試験片として用いる。JIS B 7721の箇条7(試験機の等
級)に規定する1級以上の等級の引張試験機によって,破断強さを測定する。この場合,試験片のつかみ
間隔を200 mm以上とし,引張速さは500 mm/min±50 mm/minとする。
8.1.10 耐切断試験
ホースの耐切断試験は,長さ約500 mmのホースを試験片として用いる。図14に示す試験装置に図15
に示す新しいカッタナイフの刃を固定し,ヒンジから100 mmの位置に試験片を置く。ヒンジから500 mm
の位置に質量6 kgのおもりを5分間載せた後,8.1.2に規定する気密試験を行い,漏れなどの異常の有無
を調べる。
単位 mm
図14−耐切断試験装置の例
――――― [JIS K 6351 pdf 22] ―――――
21
K 6351 : 2017
図15−カッタナイフの刃
8.1.11 耐ガス透過試験
ホースの耐ガス透過試験は,長さ約900 mmのホースを試験片として用いる。試験片の内部にプロパン
ガス(プロパンの成分が体積分率98 %以上)を,圧力60 kPa±1 kPaで24時間加えた後,試験片を通過す
るガス量を6時間測定する。求める値は,1時間当たりのガス透過量とし,2個の試験片の平均値とする。
この場合,試験温度は,35.0 ℃±0.2 ℃とする。
なお,耐ガス透過試験の試験装置及び試験方法を,附属書Cに参考として示す。
8.1.12 柔軟試験
ホースの柔軟試験は,図16の試験条件に従って,図16に規定する長さに切断したホースを試験片とし
て用いる。試験片を円筒の上に置き,試験片の両端に図16に規定する質量のおもりを両端に静かに取り
付ける。1分間放置後に,円筒の円周と試験片との接触角度が110°以上あるかどうかを調べる。
呼び径 試験片の長さ 円筒の直径b) おもりの質量
mm mm kg
9.5(10) ) 400 140 1.0
13(14) ) 500 180 1.5
20 700 240 2.0
25 900 300 2.5
注a) 括弧内の呼び径は,LPガス用の呼称である。
b) 円筒の直径は,図10の最小曲げ半径の2倍とする。
図16−柔軟試験条件
――――― [JIS K 6351 pdf 23] ―――――
22
K 6351 : 2017
8.1.13 耐寒性試験
ホースの耐寒性試験は,ホースを−25 ℃±2 ℃の低温恒温槽に30分間放置した後,取り出し,表13
に規定する曲げ半径の円筒に沿って曲げた後,亀裂及びひび割れの有無を調べ,室温に戻した後,8.1.2の
気密試験を行う。
表13−曲げ半径
単位 mm
呼び径 曲げ半径
9.5(10) ) 70
13(14) ) 90
20 350
25 400
注a) 括弧内の呼び径は,LPガス用の呼称である。
8.1.14 内面ゴム層及び外面層の引張試験
内面ゴム層及び外面層の引張試験は,JIS K 6251に規定する方法によって行う。この場合,試験片はダ
ンベル状3号形とする。
なお,試験片をホースから採取できない場合には,JIS K 6250の8.5.1(平板状加硫ゴム試験片)及び8.5.3
(熱可塑性ゴム試験片)によって試験片を作製する。
8.1.15 内面ゴム層及び外面層の耐老化性試験
内面ゴム層及び外面層の耐老化性試験は,JIS K 6257の3.3(試験方法)に規定する促進老化試験A法
AtA-1によって行い,引張強さ変化率及び切断時伸び変化率を算出する。この場合,試験温度は70 ℃±1 ℃,
試験時間は240時間,試験片はダンベル状3号形とする。
なお,試験片をホースから採取できない場合には,JIS K 6250の8.5.1及び8.5.3によって試験片を作製
する。
8.1.16 外面層の浸せき試験
外面層の浸せき試験は,JIS K 6258の8.1(浸せき試験)に規定する方法によって行い,質量変化率を算
出する。ただし,試験片は,ホースの外面から幅20 mm,長さ50 mm及び厚さ2 mmを採取し,試験条件
は,表14による。
なお,試験片をホースから採取できない場合には,JIS K 6250の8.5.1及び8.5.3によって試験片を作製
する。
表14−浸せき試験条件
試験項目 試験条件
浸せき液 試験温度 試験時間
℃ h
耐食酢性 質量分率4 %の酢酸水溶液
耐食用油性 大豆油
耐しょうゆ性 しょうゆ
25±5 24
耐石けん液性 質量分率2 %のラウリル酸ナトリウム水溶液
耐中性洗剤性 質量分率2 %のn-ラウリル・ベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液
耐漂白剤性 質量分率10 %の次亜塩素酸ナトリウム水溶液
――――― [JIS K 6351 pdf 24] ―――――
23
K 6351 : 2017
8.1.17 内面ゴム層の耐ガス試験
内面ゴム層の耐ガス試験は,ホースの内面ゴムから幅20 mm,長さ50 mm及び厚さ2 mmの試験片を採
取し,図17に示す試験装置によって試験温度35 ℃±2 ℃,純度98 %以上のn-ペンタンで飽和させた気
相中に試験片を入れる。48時間保持した後,試験片を取り出し,直径約240 mmのデシケータに入れ,約
60分間室温に保持する。30分間以内に試験片の質量を測定し,質量変化率を式(3)によって算出する。試
験片をデシケータに保持する間は,図17に示す押さえ具を使用する。
なお,試験片をホースから採取できない場合には,JIS K 6250の8.5.1及び8.5.3によって試験片を作製
する。
m2 m1
Δm 100 (3)
m1
ここに, m : 質量変化率(%)
m1 : 耐ガス試験前の質量(g)
m2 : 耐ガス試験後の質量(g)
図17−耐ガス試験装置の例
8.2 継手の試験
8.2.1 継手
8.2.1.1 おねじ
おねじは,JIS B 0253に規定するねじゲージによって確認する。
8.2.1.2 めねじ
めねじは,次のいずれかによる。
a) ねじ継手は,JIS B 0253に規定するねじゲージによって確認する。
b) U継手は,図6の寸法に対応するねじゲージなどによって確認する。
8.2.1.3 締付けトルク試験
締付けトルク試験は,試料のねじ継手を試験用ねじに取り付け,呼び3/8では50 N・m,呼び1/2では60
N・m,呼び3/4では120 N・m,及び呼び1では140 N・mの締付けトルクまで締め付けて,破損,その他使
用上有害な変形などの有無を調べる。ただし,ホースアセンブリの一方又は両方の継手がねじになってい
るものだけについて行い,試験用ねじの材料は,JIS G 4051のS25C又は同等の性能をもつものとする。
なお,TU継手に用いる試験用ねじの先端部形状は,附属書Bに示す寸法とする。
――――― [JIS K 6351 pdf 25] ―――――
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JIS K 6351:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.40 : ホース
JIS K 6351:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB0253:1985
- 管用テーパねじゲージ
- JISB2401-1:2012
- Oリング―第1部:Oリング
- JISB4652:2008
- 手動式トルクツールの要求事項及び試験方法
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3314:2019
- 溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯
- JISG3446:2017
- 機械構造用ステンレス鋼鋼管
- JISG3454:2017
- 圧力配管用炭素鋼鋼管
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISG4309:2013
- ステンレス鋼線
- JISG4313:2011
- ばね用ステンレス鋼帯
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISG4318:2016
- 冷間仕上ステンレス鋼棒
- JISG4804:2008
- 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
- JISG4804:2021
- 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3260:2018
- 銅及び銅合金の線
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH3320:2006
- 銅及び銅合金の溶接管
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4040:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
- JISH4080:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
- JISH4090:1990
- アルミニウム及びアルミニウム合金溶接管
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
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- JISH5121:2016
- 銅合金連続鋳造鋳物
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- アルミニウム合金鋳物
- JISH5301:1990
- 亜鉛合金ダイカスト
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- アルミニウム合金ダイカスト
- JISH8610:1999
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- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
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- JISK6259-1:2015
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- JISK6330-6:2010
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- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
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- 数値の丸め方