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Q 1012 : 2019
B.2 原材料の管理
表B.2に掲げる原材料について,その品質,受入検査方法及び保管方法を社内規格で具体的に規定し,
その内容は表B.2に掲げる内容を満足し,かつ,これに基づいて適切に実施する。
表B.2−原材料名,原材料の品質,受入検査方法及び保管方法
原材料名 原材料の品質 受入検査方法 保管方法
(共通事項) (共通事項)
JIS A 5364の規定に基づき,次左記の品質項目について,次のと
の品質について規定する。 おり検査を行い,受け入れる。
(個別事項) (個別事項)
1 セメント 1 1 1 セメント倉庫又は
a) 次に示す規格に適合するも a) 品質についてはセメント製造 セメントサイロは十分
の,又は品質がこれらと同等 業者(1)が発行する試験成績表な防湿対策をとる。
以上のもの。 又は“公平であり妥当な試験の 袋詰めセメントは,
1) IS R 5210 データ及び結果を出す十分な 地上30 cm以上の床又
2) IS R 5211 はパレットなどの上に
能力をもつ第三者試験機関(以
3) IS R 5212 保管し,先入れ・先出
下,第三者試験機関という。)”
4) IS R 5213 (2)の試験成績表によって1回 しができる。
5) IS R 5214 以上/月,品質を確認する。
2 骨材 2 2 受入検査方法は,表B.2.1によ 2
a) る。 a) 種類別,サイズ別
− 次に示す規格に適合するも 電気炉酸化スラグ骨材については, に仕切りを設けて
骨材生産工場から直接納入されて
の,又は品質がこれらと同等 異物の混入がない
以上のもの。 いることを確認する。 ように管理する。
1) IS A 5002 b) 細骨材置場には,
なお,JISマーク品以外の砕石,
2) IS A 5005 砕砂,スラグ骨材(電気炉酸化スラ 上屋を設けるか,
3) IS A 5011-1 常設の覆いを掛け
グ骨材は除く。),人工軽量骨材,砂
4) IS A 5011-2 利及び砂,並びに再生骨材について る。
5) IS A 5011-3 は,次による。
6) IS A 5011-4 1) 新たな骨材製造業者(納入業
7) IS A 5308附属書A 者を含む。)と購入契約を行
− 次に示す規格に適合するも うとき及び産地変更する場
の。 合には,その品質を確認す
1) IS A 5021 る。
2) IS A 5022附属書A 2) 購入契約以後は,表B.2.1に
3) IS A 5023附属書A よって品質を確認する。
4) IS A 5031
b) 表B.2.1の品質項目について
具体的に規定する。
c) 上記骨材のうち粒度調整を
目的として使用する場合に
は,その粒度については自社
で規定してもよい。
3水 3 水質(油,酸,塩類,有機不3 1回以上/12か月,水質を確認
純物,懸濁物など品質に悪影響する。ただし,上水道水は除く。
を及ぼす物質の含有量の限度) なお,この試験は,第三者試験機
関(2)に依頼してもよい。
――――― [JIS Q 1012 pdf 11] ―――――
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Q 1012 : 2019
表B.2−原材料名,原材料の品質,受入検査方法及び保管方法(続き)
原材料名 原材料の品質 受入検査方法 保管方法
4 混和材料 4 4 4 変質,汚染などに
a),b)
a) フライアッシュ,膨張材,化 よって,コンクリート
学混和剤,防せい剤,高炉ス 1) 銘柄及び種類は入荷の都度,
に悪影響を与えないよ
ラグ微粉末,シリカフューム 確認する。 うに保管する。
及びコンクリート用砕石粉 2) 品質及び品質の均一性(3)は,
を使用する場合には,次の規 1回以上/月又は入荷の都
格に適合するもの,又はこれ 度,自工場での検査,製造業
と同等以上のもの。 者の試験成績表又は第三者
1) IS A 5041 試験機関(2)の試験成績表に
2) IS A 6201 よって品質を確認する。ただ
3) IS A 6202 し,JIS A 6202に適合する膨
4) IS A 6204 張材については,1回以上/
5) IS A 6205 3か月,JIS A 6204に適合す
6) IS A 6206 る化学混和剤については,1
7) IS A 6207 回以上/6か月の頻度で第三
b) その他の混和材料(混和材及 者試験機関(2)の試験成績表
び混和剤で石灰石微粉末,炭 によって品質を確認するか,
酸カルシウムなどを含む。) 又は製造業者の試験成績表
を使用する場合には,コンク によって品質を確認する。
リート及び鋼材に有害な影
響を及ぼすものでないもの。
なお,塩化物量及び全アル
カリ量を規定する。
5 レディーミク 5 5
ストコンクリー a) IS A 5364の4.1(フレッシa)
ト ュコンクリートの材料)及び 1) フレッシュコンクリートの
4.2.1(フレッシュコンクリー 使用材料は,1,2,3,4
トの品質)に規定する品質の で規定する頻度又は変更の
もの。 都度,品質を確認する。
2) フレッシュコンクリートの
品質は,配合の種類別に1回
以上/日,自工場での検査又
はレディーミクストコンク
リート製造工場の試験成績
表によって確認する。
b) 打込みまでの時間(練混ぜを
開始してから1時間以内に
打ち込む。)
――――― [JIS Q 1012 pdf 12] ―――――
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Q 1012 : 2019
表B.2−原材料名,原材料の品質,受入検査方法及び保管方法(続き)
原材料名 原材料の品質 受入検査方法 保管方法
6 鋼材(PC鋼材, 6 6 6 種類,寸法別に倉
鉄筋及び鋼管) a) 次の規格に適合するもの。 1) ISマーク品を購入している庫内に保管し,直接地
1) IS A 5525 場合は,入荷の都度,JISマ上に置かないような処
2) IS G 3101 ークを確認する。 置が講じられている。
3) IS G 3109 2) ISマーク品以外のものにつ
4) IS G 3112 いては,1回以上/月又は入
5) IS G 3117 荷の都度,自工場での検査,
6) IS G 3137 鋼材製造工場の試験成績表
7) IS G 3444 又は第三者試験機関(2)の試
8) IS G 3506 験成績表によって品質を確
9) IS G 3521 認する。
10) IS G 3532に規定する普
通鉄線又はコンクリート
用鉄線
11) IS G 3536
12) IS G 3538
13) IS G 3551
14) IS G 4322
15) IS G 5502
b) その他の鋼材
種類,品質,機械的性質
7 組み立てた鉄 7 形状,寸法(線径,鉄筋の間7 使用材料は,1回以上/月又は
筋の場合 入荷の都度,製造工場の試験成績表
隔など),鉄筋の本数,堅固さ及
(含む半組立鉄 び6で規定する品質の使用材料 で確認し,形状,寸法等は,入荷の
筋) 都度仕様書(例えば,配筋設計図又
は配筋設計図書に基づく限度見本)
によって組み立てられているかを
検査する。
8 その他の材料 8 種類,品質,形状,寸法及び8
材料 1) ISマーク品を購入している
a) 内張り材 a) 耐久性 場合には,入荷の都度,JIS
b) 接着剤 b) 接着性 マークを確認する。
c) シール材 c) 水密性,耐久性,水道用ゴム 2) ISマーク品以外のものにつ
を使用する場合には,JIS K いては,種類及び形状は,入
6353に規定するもの又はこ 荷の都度確認する。品質,寸
れと同等以上の品質のもの。 法及び材料は,1回以上/月
d) 着色材料 d) i) 製品の品質に有害な影 又は入荷の都度,自工場での
e) 石材 響を及ぼさない品質のもの。 検査,製造工場の試験成績表
f) スペーサ 又は第三者試験機関(2)の試
g) セグメント 験成績表によって確認する。
接合用部材
h) つり上げ具,
接合具,足掛
け金物等
i) 安全標識(反
射板など)
――――― [JIS Q 1012 pdf 13] ―――――
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Q 1012 : 2019
表B.2−原材料名,原材料の品質,受入検査方法及び保管方法(続き)
− 当該工場が製造する製品の種類,製造方法などに応じて,表中の原材料のうち使用する原材料について社内規
格で規定する。
− 受入頻度が規定する検査頻度の間隔より長い場合には,入荷の都度,受入検査を実施する。
注(1) セメント製造業者とは,購入者に対して,セメントの品質上の責を負う立場にある者を指す。
(2) “公平であり妥当な試験のデータ及び結果を出す十分な能力をもつ第三者試験機関”は,次をいう。
a) IS Q 17025に適合することを,認定機関によって,認定された試験機関
b) IS Q 17025のうち該当する部分に適合していることを自らが証明している試験機関であり,かつ,次の
いずれかとする。
1) 国公立の試験機関
2) 公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律に基づき認定された法人の試験機関,又は一般
社団法人及び一般財団法人に関する法律に基づいて設立された法人の試験機関
3) その他,これらと同等以上の能力のある機関
注記 “その他,これらと同等以上の能力のある機関”とは,例えば,全国生コンクリート工業組合
連合会が認定した共同試験場などがある。
(3) 品質及び品質の均一性は,使用する混和材料の当該JISが規定している場合に適用する。
――――― [JIS Q 1012 pdf 14] ―――――
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Q 1012 : 2019
表B.2.1−骨材の受入検査方法
品質項目 骨材の種類
JIS A 5005 天然骨材
砕石 砕砂 砂利 砂
JISマーク品 その他 JISマーク品 その他 − −
1 種類 入荷の都度−a
2 外観
3 JISマーク確認 入荷の都度 − 入荷の都度 − − −
−a −a
4 絶乾密度 1−b・c 1−a・b 1−b・c 1−a・b 1−a・b 1−a・b
5 吸水率
6 粒度 1−c 1−a・b 1−c 1−a・b 1−a・b 1−a・b
7 粗粒率 (粒度だけに適用)
8 隣接するふるいに留まる量 − − 1−c 1−a・b − −
9 粒形判定実積率 1−c 1−a・b 1−c 1−a・b − −
(1) (1)
10 微粒分量 1−c 1−a・b 1−c 1−a・b 1−a・b 1−a・b (2)
(2) W−a・b (2)
(微粒分量
の多い砂)
11 すりへり減量 12−b・c 12−a・b − − 12−a・b −
12 アルカリシリカ反応性(3)(安全と認めら
6−b・c 6−a・b 6−b・c 6−a・b 6−a・b 6−a・b
れる骨材を使用する場合に適用する)
13 安定性 12−b・c 12−a・b 12−b・c 12−a・b 12−a・b 12−a・b
14 塩化物量(NaClとして) − − − − − 12−a・b
W−a・b (4)
(塩化物量
の多い砂)
15 有機不純物 − − − − − 12−a・b
16 粘土塊量 − − − − 1−a・b 1−a・b
17 酸化カルシウム(CaOとして) − − − − − −
18 全硫黄(Sとして) − − − − − −
19 三酸化硫黄(SO3として) − − − − − −
20 全鉄(FeOとして) − − − − − −
21 金属鉄(Feとして) − − − − − −
22 酸化マグネシウム(MgOとして) − − − − − −
23 単位容積質量 − − − − − −
24 コンクリートとしての圧縮強度 − − − − − −
25 コンクリートとしての単位容積質量
26 強熱減量 − − − − − −
27 浮粒率 − − − − − −
28 塩基度(CaO/SiO2として) − − − − − −
29 膨張率 − − − − − −
30 不純物 − − − − − −
31 環境安全品質 − − − − − −
32 ポップアウト − − − − − −
凡例(試験頻度) W : 1回以上/週 2W : 1回以上/2週 1 : 1回以上/月
3 : 1回以上/3か月 6 : 1回以上/6か月 12 : 1回以上/12か月36 : 1回以上/36か月
(試験機関) a : 自工場
b : 自工場又は骨材製造業者が,第三者試験機関(5)へ依頼した試験成績表(3)
c : 骨材製造業者の試験成績表
――――― [JIS Q 1012 pdf 15] ―――――
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JIS Q 1012:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.120 : 品質 > 03.120.20 : 生産品及び生産者証明.適合性評価
JIS Q 1012:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1103:2014
- 骨材の微粒分量試験方法
- JISA1132:2020
- コンクリートの強度試験用供試体の作り方
- JISA1801:2009
- コンクリート生産工程管理用試験方法―コンクリート用細骨材の砂当量試験方法
- JISA5002:2003
- 構造用軽量コンクリート骨材
- JISA5005:2009
- コンクリート用砕石及び砕砂
- JISA5005:2020
- コンクリート用砕石及び砕砂
- JISA5011-1:2018
- コンクリート用スラグ骨材―第1部:高炉スラグ骨材
- JISA5011-2:2016
- コンクリート用スラグ骨材―第2部:フェロニッケルスラグ骨材
- JISA5011-3:2016
- コンクリート用スラグ骨材―第3部:銅スラグ骨材
- JISA5011-4:2018
- コンクリート用スラグ骨材―第4部:電気炉酸化スラグ骨材
- JISA5021:2018
- コンクリート用再生骨材H
- JISA5022:2018
- 再生骨材コンクリートM
- JISA5023:2018
- 再生骨材コンクリートL
- JISA5031:2016
- 一般廃棄物,下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融固化したコンクリート用溶融スラグ骨材
- JISA5041:2009
- コンクリート用砕石粉
- JISA5308:2019
- レディーミクストコンクリート
- JISA5361:2016
- プレキャストコンクリート製品―種類,製品の呼び方及び表示の通則
- JISA5364:2016
- プレキャストコンクリート製品―材料及び製造方法の通則
- JISA5371:2016
- プレキャスト無筋コンクリート製品
- JISA5372:2016
- プレキャスト鉄筋コンクリート製品
- JISA5373:2016
- プレキャストプレストレストコンクリート製品
- JISA5525:2019
- 鋼管ぐい
- JISA6201:2015
- コンクリート用フライアッシュ
- JISA6202:2017
- コンクリート用膨張材
- JISA6204:2011
- コンクリート用化学混和剤
- JISA6205:2003
- 鉄筋コンクリート用防せい剤
- JISA6206:2013
- コンクリート用高炉スラグ微粉末
- JISA6207:2016
- コンクリート用シリカフューム
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3109:2008
- PC鋼棒
- JISG3109:2020
- PC鋼棒
- JISG3112:2020
- 鉄筋コンクリート用棒鋼
- JISG3117:2017
- 鉄筋コンクリート用再生棒鋼
- JISG3137:2008
- 細径異形PC鋼棒
- JISG3137:2020
- 細径異形PC鋼棒
- JISG3444:2015
- 一般構造用炭素鋼鋼管
- JISG3444:2021
- 一般構造用炭素鋼鋼管
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- 硬鋼線材
- JISG3521:2018
- 硬鋼線
- JISG3532:2011
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- JISG3536:2014
- PC鋼線及びPC鋼より線
- JISG3538:1994
- PC硬鋼線
- JISG3551:2005
- 溶接金網及び鉄筋格子
- JISG3551:2021
- 溶接金網及び鉄筋格子
- JISG4322:2008
- 鉄筋コンクリート用ステンレス異形棒鋼
- JISG5502:2001
- 球状黒鉛鋳鉄品
- JISK6353:1997
- 水道用ゴム
- JISQ1001:2020
- 適合性評価―日本産業規格への適合性の認証―一般認証指針(鉱工業品及びその加工技術)
- JISQ17025:2018
- 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISR5211:2009
- 高炉セメント
- JISR5212:2009
- シリカセメント
- JISR5213:2009
- フライアッシュセメント
- JISR5214:2019
- エコセメント